2012年04月08日

4・8 マリーンズ3回戦〜新生〜

※私事ですが、PC不具合発生のため更新が滞っております。今後もしばらくは不定期更新となると思われます。

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◆4/8 マリーンズ3回戦(QVCマリン)

F 002 000 100 3
M 000 100 000 1

投手:☆吉川(5)−谷元(2)−増井(1)−S武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡



5回 110球 3安打 5四球 4三振 自責点1
今日の吉川は、制球に苦しみ、ストライクを先行させて自分のリズムで投げることができず、四球は5イニングで合計5個、結果的に打ち取った打席もフルカウントまでもつれ込むケースが非常に多く、球数のかさむテンポの悪いピッチングになってしまいました。
それでも。
監督、コーチには「吉川に勝ちがつく」まで交代させる気はなかったと思います。
長い守備時間を強いられた野手たちも、前回登板で“見殺し”にしたこともあり、なんとかしてやりたい気持ちが小谷野の2ランホームランという援護点になったのだと思うし、毎回のように走者を置く守りにも集中力を切らさず臨んでくれました。
ダルビッシュが抜けた今年、そしてこれから先のファイターズを考えたとき、吉川が先発投手として独り立ちしてくれるかどうかは、決して大げさではなくチームの命運を左右する大きな問題です。
そのためにはまず遠ざかっている「勝利」を少しでも早く吉川が手にすること。
今日の試合の前半は、じっと我慢して吉川にマウンドを託し続けた首脳陣と、先制点をあげた野手たちが、彼に与えてくれたチャンスでした。
でも。いくらチャンスをもらっても、それを生かすことができるのは吉川自身でしかないし、自分の力でつかみとるしかありません。
けっしてかっこいいピッチングではなかったし、ある意味、グラウンドで起こっている現象だけ見れば、去年までの吉川と何の変化もないようにも見えます。
けれど。
いくらボール球になっても、四球を重ねても、そうして毎回のように走者を背負っても、かわそうとするのではなく、しっかり腕を振って、目の前の打者に向かっていく気持ちを吉川は失わなかったのだと思います。
あれだけ苦しい状況が続いても、結局ソロホームランによる1失点で済んだのは、ただのラッキーではないはずです。
よろよろしながらやっとの思いでつかんだ、「5回1点リード」という、ぎりぎりの勝利投手の権利。
ほんとにぎりぎりではありましたが、それは確かに吉川が彼の力でつかんだものでした。
そして。試合後半は、谷元・増井・武田久のリリーバー陣が、吉川が懸命につかんだ「勝利」への権利を、その手に確かに渡すために、懸命に投げてくれました。
本当に、首脳陣も野手もブルペンも、チームが一丸となって“吉川と”勝った、記念すべき一戦。
チームの命運を左右する投手が「新しく生まれる」過程にしては、ドラマティックでも美しくもありませんでしたし、まだまだ頼りない姿ではありますが、苦労して苦労して、周囲の人たちに大いに助けられた「1勝」からスタートする吉川光夫だからこそ、進んでいくその道のりがきっと実り豊かなものになっていくのだと信じています。
みんなにものすごく助けてもらったけれど、間違いなく吉川の力もチームの勝利に貢献した証の「1勝」。
勝利投手、本当におめでとう!
自分の力を信じて、仲間たちに感謝して。
ぐんぐん育て、光夫!!



好調マリーンズ相手にビジターで3連勝。
斎藤佑が2勝目を挙げ、エース武田勝が完封勝利、懸案の吉川が初勝利と、投手陣がよく頑張り、1番糸井・2番小谷野・3番田中賢・5番稲葉の新オーダーも効果的に機能するなど、チームが“乗っていく”には申し分のない3連戦でした。
次は福岡へ。
ケッペル、八木にそれぞれ勝利がつくカード勝ち越しを目指して。
進め!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

4/10 ホークス1回戦〜プライドとプレッシャー〜

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◆4/10 ホークス1回戦(ヤフー)

● F 1 − 3 H ○

F 010 000 000 1
H 100 200 00x 3

投手:ケッペル(1)−乾(3)−森内(2)−植村(2)
先発:1右糸井 2一岩舘 3二田中賢 4左中田 5三小谷野 6中陽 7指鵜久森 8金子誠 9捕鶴岡



稲葉とスレッジを休ませ、2番ファースト岩舘、7番DH鵜久森という斬新なオーダーを組みました。
今回のホークス3連戦では、山田・ピント・大隣(予想)と左腕投手3人との対戦。
特に、山田投手に対して昨季稲葉はひじょうに苦しんでおり、「確率」を考えた場合、右打者を代わって打線に加えることは理にかなった作戦とは言えます。
ただ、稲葉やスレッジのような主力選手には当然プライドがある。
まして現在打撃の状態が悪いわけでもない(稲葉はむしろ絶好調)のに、「打てない」と決めつけられて外されるのは悔しいに決まっているし、監督という人たちの多くは、相手投手によって“主力選手”を外したり、打順を変更したりはほとんどしません。
どんな時でも“信頼して”使い続ける…のが普通の采配だと思います。
栗山監督も、稲葉やスレッジには大きな信頼を寄せていますが、だからこそ逆に思い切って彼らを休ませることが出来たのではないか。
新監督のもと、新しく生まれ変わり、育っていくファイターズ。
「勝ちながら育つ」ためには、折に触れ、大切な試合でもベテランに代わって若い選手を起用する“覚悟”が必要だし、実際、開幕からそれほど試合数は消化していないものの、厳しい場面で若手に出番が与えられることが今年はひじょうに多いです。
そうしたことを理解してもらえる「信頼」があるから、数字的な確率を上げる可能性、ベテランの体力を温存する利点、若い選手にプレッシャーのかかる局面を与えて伸ばす“チャンス”を確保する、一石三鳥を狙った今日のようなオーダーが成立したように思います。
ベテランのプライドと若手のプレッシャー。
一歩間違えばチームはバラバラ(ベテランはやる気を失い、若手はつぶれる)にもなりかねませんが、みんながその意味を理解して一戦一戦に臨みつづけるならば、「チーム」が進化していく可能性は計り知れない。
「次」のファイターズがいつまでも楽しみなシーズンになりそうです。

ただ、残念ながらチャンスをもらった鵜久森は結果を出せませんでした。
先日、マリーンズ戦で金子誠に代わってスタメンフル出場を果たした中島もそうだと思いますが、たぶん監督は、彼らの“特徴”をフルに発揮してくれることを期待して起用しているはずです。
中島の場合は、金子誠最大の“売り”である守備力に迫れるように。
鵜久森ならば、実際DH起用だったように打撃でアピールしてくれるように。
“そのために”彼らは今一軍に残っているはずです。(中島の場合は足もある)
鵜久森にはただ「打ちたい、打たなくては」だけでなく、追い込まれるまでは思い切りよく、カウントが不利になったら粘り強く、ひとつひとつの「打席」を充実したものにする準備があったかどうか。
チャンスはもらえる。でも、それを生かすか殺すかはすべて自分の責任。
チャンスはある。でも、いつまでも与えられるわけではない。
次はもっと頑張ってほしいです。


若い投手たちにも思いがけない形でプレッシャーのかかるチャンスが巡ってきました。
先発ケッペルが1回投げ終わったところで肩の張りを訴えて降板。
(登録抹消になる模様。これは心配です…)
緊急登板した乾が、決勝点となるホームランは打たれましたが(決して悪いボールではありませんでした。打った松田選手がうまかった)、見事に3イニングを投げて試合を作り直してくれました。
ファームで先発の練習をしてきた経験がしっかり生かされたロングリリーフ成功だったと思います。
あとを継いだ森内もナイスピッチングでした。
本多選手が試みたセーフティーバントの処理など、投げ終わった後のフィールディングが素早く、「ありうる」と想定してしっかり準備ができていた様子などは、投げるだけではない「投手力」を総合的に備えた“大人の投手”の落ち着きがあり、安心してみていられる内容だったと思います。
最後に植村。石井の不調(めまい)によって一軍昇格のチャンスをつかんだ植村が、これまたケッペルのアクシデントによって上がることになったマウンドで、腕の振れた小気味の良い投球を披露。
ペナントレースを戦うチームにとって“計算できる”投手である石井やケッペルの不調・負傷離脱はひじょうに痛い事態ではありますが、一方でこうした状況を“幸運”の連鎖に変えて伸びてくる若い選手がいるものだし、また、そういう存在が出てくるようだとチーム力が上がります。
もしかしたら、今年は植村の年になるかもしれませんし、その気になって投げ続けてほしいです。
乾は斎藤佑と同期入団。植村は吉川と同期入団。そして4人は同じ24歳(を迎える世代)。
チーム内の競争力も彼らすべての力になるはず。
今日に関しては、味方打線がなかなか山田投手を攻略できない厳しい僅差の展開の中、プレッシャーを感じながら、それぞれに自分の持ち味、自分の実力をしっかりと発揮してくれた乾・森内・植村。
試合は負けましたが、収穫の多い一戦だったと思います。


◆4/11 予告先発投手
F 八木
H ピント


攻撃陣も、最終回にクローザー・ファルケンボーグ選手から2安打を放って、二死一二塁のチャンスを作り、簡単には負けない底力(のようなもの)を見せることは出来ました。
ただ。やはり8回森福、9回ファルケンボーグからたくさん点を取るのは難しいですから、先発投手を攻略・先制して、試合の主導権を握らないとホークスに勝つ確率は上がりません。
今日も、初回、まだ山田投手が調子の出ないうちに、一死三塁のチャンスで得点できなかったのが痛かったと思います。(賢介、だめじゃんw)
打順という作戦がはっきりその意図を示す最大のチャンスが初回。
いきなり「1点」が取れるように、最初に最大の力をまず発揮するべく、最高の準備をしてピント投手に襲いかかってほしいものです。
…初めて対戦する投手なのでなかなか難しいとは思いますが、今年もよく頑張ってくれている味方投手陣を楽にしてあげるためにも、スタートダッシュが肝心。
明日は取るぞ!先制点!!
頑張れ!ファイターズ!
頑張れ!八木ちゃん!!



今日の賢介は?
posted by こなつ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

4/11 ホークス2回戦〜「試合を読む」集中力〜

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◆4/11 ホークス2回戦(北九州)

○ F 14 − 0 H ●

F 043 040 300 14
H 000 000 000 0

投手:☆八木(9)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡


<3回 4−0から。金子誠タイムリー談話>
「相手のミスから始まったイニングだから、それを生かさないといけない。それにこういう地方球場は何点取っても安心できないから、取れる時にとっておかないとね。」

<5回 7−0から。稲葉満塁ホームラン談話>
「打ったのはスライダーだね。こういう球場の試合は何点リードしてても足りないから、点差がないつもりで集中して打席に入った。一振りでいい結果が出たね。」


狭い地方球場。
時折強い風が吹き、日中降り続いた雨でコンディションが悪いグラウンド。
確かに、思いがけない一発や、不運なエラーなど、試合の「流れ」を変えるプレーが出やすい環境での試合でした。
(実際、稲葉の2本目は風の力に助けられたと思うし、陽の強いゴロが跳ね上がって内野安打になったりしました。)
金子誠や稲葉のようなベテラン選手は、経験上、そういうグラウンドではいつ、何が起きるかわからないから決して油断しないし、集中力を失いません。(結果はその時々に出たり出なかったりするにしても)
しかし。
4−0で迎えた3回表。
先頭打者稲葉がサードゴロエラーで出塁して無死一塁。
続く陽には送りバントのサインが出ました。
実は2回表にも全く同じ無死一塁の状況で、陽は送りバントを失敗し、ヒッティングに切り替えて三振。
一塁走者を先の塁へ進めることもできず、ただアウトカウントだけを重ねる結果に終わりました。
まだ0―0で、どちらのチームにも振れていない「流れ」を、先頭打者出塁でつかみかけながら、作戦の失敗によって逆に手放すような局面でしたが、二死から金子誠がヒットでつなぎ、鶴岡のタイムリーが飛び出して2点を先制、さらには糸井、小谷野の四球によって満塁になったところで、田中賢にも2点タイムリーが生まれて、4点を奪い、がっちり試合の主導権を握ることが出来ました。
誰かが失敗しても誰かが補う。
ファイターズらしい野球だったと思います。
それだけに、3回にもう一度めぐってきた同じ状況で、今度こそ陽にはベンチの作戦に応えて、打線の一員として機能してほしいと願って見ていましたが、2回と全く同じ失敗を繰り返してしまいました。(バントを2球失敗した後あっさり三振)。
同点と4点リード。
確かに得点状況は違い、通常ならば、昨日マルチヒットを放つなど打撃の状態の良い陽に自由に打たせるケースが多いかもしれません。
しかし、金子誠や稲葉が“感じていた”ように、今日はいくらでも得点が必要な試合だから、ベンチはまた送りバントの指示を出したのだろうし、陽自身にもそうしたことを感じ取ってほしいという思いがあった気がするだけに、ひじょうに残念な打席に映りました。
陽の魅力は、思い切りの良さとダイナミックなプレーであり、無駄に小さくまとまってほしくはありませんが、本当に主力としてチームをけん引していく選手になるには、「試合を読む力」と読み取った状況に応じて必要とされる役割を判断する能力(と実行する技術)は不可欠です。
派手さはなくても、求められた仕事をさりげなく完璧にこなす「かっこよさ」というものが野球には存在します。
真にかっこいい、「大人」のプレイヤーへと、陽には成長していってほしいです。
ふたつの三振のあと、4安打を放つなど打撃は絶好調。
その打撃をもっと輝かせるのは、打線の一員としての自覚と責任かもしれません。
もう一歩、階段を登ろう。
頑張れ!陽くん!!



八木ちゃん、素晴らしい投球でした。
確かに、序盤から大量リードをもらい、相手打線の攻撃も淡泊になって、実力を出しやすい状況をおぜん立てしてはもらいましたが、逆に、リードが大きすぎ、また味方打線の攻撃時間が非常に長かったことから、自分のペースとモチベーションを保つのが難しい状況でもあったと思います。
それでも、最後まで集中力を失わず、積極的にストライクを先行させるピッチングは、見ていて安心感と良いリズム感がありました。
たび重なる故障に苦しんできたことで、投球フォームのダイナミズムは新人王を獲ったころから比較すればおとなしいものになりましたが、気迫を押し出して打者に向かっていく攻めの姿勢から生まれるリズムは、あの頃の八木ちゃんと同じような躍動感を生み出していくようです。
完封勝利おめでとう!
これからも、どんどん攻めていきましょう。
頑張ろう!八木ちゃん!!


<4/12 予告先発投手>
F ウルフ
H 大隣

ホークス3連戦はこれで1勝1敗。
明日も勝ってカードの勝ち越しを決めたいです。
ケッペルの登録抹消によって、昨年活躍した3本柱の中でもウルフの存在はますます重要になってきました。
まだ長い連戦が続くので、出来れば長いイニングを投げてほしいところですが、ペース配分よりも自分らしく「打たせて取る」ピッチングを崩さないように、そして、足のあるホークス打線ですが、走者を出したときに必要以上にペースを乱さず冷静に。
打線の好調を信じて、先制点を与えないで踏ん張ってほしいと思います。
今日は大量点を奪いましたが調子に乗りすぎず(笑)。
きっちり決めるところはきっちり決めながら、明日は自分たちの力で、点を取れる状況を作って、プラン通りに点を取るような攻撃が見られたら嬉しいです。
全員で力を合わせて。
どんどん進もう!ファイターズ!!




今日の賢介は?
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2012年04月12日

4/12 ホークス3回戦〜E2>H3〜

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◆4/12 ホークス3回戦(ヤフー)

● F 0 − 4 H ○ 

F 000 000 000 0
H 000 200 11X 4

投手:★ウルフ(6.1)-宮西(0.2)-植村(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


打撃はそもそもみずものだし、相手投手の出来不出来で結果が大きく変わるものですから、昨日いくら猛打爆発であっても、今日の大隣投手の如きピッチングをされてしまえば、たったのヒット3本=「H3」は仕方のないことだったと思います。
ただ。繰り返し対戦するのがプロですから、今日の悔しい“データ”を選手も首脳陣もスコアラーも、チーム一丸となって分析し、対策を練り、次は絶対に楽に投げさせないことが最低限求められますし、それが出来て初めて今日押さえ込まれたことも「仕方なかった」と評価できるのだと思っています。
組し易しとなめられたら終わり。
今度対戦するときは、一味違うと思わせる工夫を見せてほしいです。

今日はスコアボードに刻まれた「E2」に尽きます。
両チーム無得点で迎えた4回裏の守り。
先頭打者本多選手にセーフティーバントを決められて無死一塁。
続く2番明石選手には送りバントを失敗させながら、ライト前にヒットを打たれて無死一三塁。
…と思ったら、ライト糸井がセカンドベース(金子誠が入っていた)へ山なりの返球をするのを見て、三塁走者本多選手が一気にホームベースを狙いました。
結果的に、金子誠から本塁へ素早く送球され、三本間に挟まれてアウトになりましたが(その間に一塁走者明石選手は二塁へ)、均衡した試合展開の中、「ひとつ先の塁」への意識が高かったのは本多選手であり、欠落していたのが糸井であったことは間違いありません。
記録上は失策にはならないし、逆にピンチの状況が小さくはなったものの、外野手としてやってほしくないボーンヘッドでした。
ただ。ここはひとつのターニングポイントで、意識の高い「紙一重」の走塁とはいっても、現実にチャンスを縮小させたホークスに対し、ファイターズがこの後をしっかり締めて乗り切れば逆に「流れ」を呼び込む可能性もあったところ。
一死二塁から、ウルフは持ち味を存分に発揮して内川選手をサードゴロに討ち取りましたが、この打球を小谷野が弾く「E1」。
せっかくの幸運を自ら手放すプレーになってしまいました。
二死二塁になるはずが一死一三塁。
4番松中選手の粘りに根負けするように、最後に甘くなったボールをライト前に持っていかれて1失点。
さらに、ライト糸井からの三塁への送球が大きく逸れる「E2」の間に、打者走者も二塁へ進塁して一死二三塁へと、失点しながらどんどんピンチが広がっていきました。
5番小久保選手の打球が強烈にショート金子誠を襲うと、これを弾く間に三塁走者が生還して1点追加。(こぼれたボールを拾いなおして、一塁で打者走者はアウトにとりました)
金子誠に関してはミスというには酷かもしれませんが、彼だからこそあえてミスとすれば、記録に残るもの残らないものを含めて1イニングに内外野合わせて4つも「E」が連鎖する野球では、どんなチームであっても勝利をつかむ権利はない。
まして、堅い守備で“打たせて取る”タイプの多い投手陣を支え、ディフェンスからリズムを作るファイターズにとっては、「E」に左右される敗戦は最も悔しく屈辱的なものです。
相手の出来次第でもある打撃と違って、守備は自分たちでどうにかできる問題。
「やるべきことは全部きちんとやる」ことが勝利への絶対条件。
今日の反省を教訓に、明日以降は引き締まったディフェンスで戦ってほしいと願います。
頑張れ!ファイターズ!!



ウルフはよく投げたと思います。
オープン戦から、シーズンに入っても、常に自分の持ち味(ゴロを打たせる)である投球を、一番安定して表現出来ているのがウルフです。
今日は守りにも足を引っ張られ、気の毒ではありましたが、バックを心配しないで(今度はきっと助けてくれます)今までと同じように、ウルフらしい投球を続けていってくれれば、今年は多くの貯金を作れる投手になってくれると信じています。
次は勝とう!




<4/13 予告先発投手>
F 斎藤佑
E 田中

去年の対戦は、8回完投負けでかろうじて“意地”は見せましたが、内容的にはプロの先輩である田中投手に完敗した斎藤佑。
2年目になり、開幕投手も経験したとはいっても、投手としての「格」はまだまだ田中投手がずっと上ではありますが、もうルーキーではありませんから、実績がどうであれ、同じ試合で投げ合う以上、ガチのタイマン勝負です。
絶対先に失点しないように、力強く、粘り強く、勝負してほしいと思います。
さぁ、いこう!
頑張れ!佑ちゃん!!



今日の賢介は?
posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月14日

4/14 イーグルス2回戦〜ひとつ先の塁へ〜

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◆4/14 イーグルス2回戦(札幌ドーム)

○ F 2 − 1 E ●

E 000 010 000 1
F 000 020 00x 2

投手:☆武田勝(5.1)-谷元(0.2)-宮西(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6指スレッジ 7中陽 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>



1点を失った後の5回裏。
先頭打者のスレッジが、ライトスタンドへと大きな虹をかけました。
滞空時間の長い一撃が、重かった空気を、そして試合の流れを変える一打になったと思います。
続く陽の打球は完全に討ち取られた内野ゴロでしたが、これが内野安打となって無死一塁。
金子誠への“指令”は、通常ならば手堅く送りバントのところ、バントの構えからのバスターエンドラン。
ところが。外角に流れるボールに対して懸命にバットを投げ出した(比喩ではなく文字通りw)ものの当たらず、「失敗」してしまいましたが、一塁走者陽の走塁で結果的に二塁盗塁成功(タイミング的にセーフだったと思う)となったことに加え、捕手の送球エラーを誘発し、一気に三塁まで進塁する形で、失敗転じて無死三塁の大チャンスになりました。
この局面ですかさず金子誠がセンターへ飛球を上げることに成功すると、やや浅い位置ではありましたが、再び三塁走者陽が好走塁でタッチアップから生還。
貴重な勝ち越し点をもぎとり、この1点がチームを勝利へと導く結果になりました。


イーグルス先発のヒメネス投手は、150キロ前後のストレートをおそらく動かして、丁寧に低目をついてくる投球で、例えばケッペルやウルフのようなタイプだったと思われ、ファイターズ打撃陣は内野ゴロの山を築かされ苦労しました。(今後も要注意の投手だと思います)
ヒット数はイーグルスの10本に対してわずかに6本。
それでもイーグルスが1得点、ファイターズは2得点。
スレッジの一発の威力も大きかったのですが、なかなか得点にならなくても「次の塁へ」意識を高く、様々な方法を使って走者を得点圏に送り続けたことが、5回の“もう1点”で実ったように思います。
3回裏。先頭打者陽が内野安打で出塁。金子誠の送りバント成功。
4回裏。先頭打者小谷野が四球を選ぶと、ヒットエンドランのサインで糸井が高く弾むショートへのゴロを転がして一死二塁。
5回裏は、上記のようにバスターエンドランの“失敗”を、走塁でカバーしながらチャンス拡大。
7回裏。先頭打者スレッジが二塁打で出塁すると、代走に中島を送る。続く陽がきっちりと送りバントを決めて一死三塁。
「ここ1本」のタイムリーは全然出なくて、得点には結びつかないチャンスばかりだったけど、こういう野球をきちんと続けていくことが、攻撃の面から“勝てる試合”を創っていく唯一の道。
打撃の調子が上がらない選手が多めで、しばらくは苦しい展開が続くかもしれませんが、辛抱強く「やれること」をやりきりながら戦ってほしいです。


投手陣は今日もよく頑張ってくれました。
先発した武田勝は、狙い球を絞って“当ててくる”イーグルス打線に毎回ヒットを浴びながら、終始冷静さを失わず、味方ディフェンスの好守にも助けられながら、本当に粘り強く踏ん張り続けました。
2回表の陽や3回表の小谷野など、ディフェンスに「助けられた」と書きましたが、昨日の試合とはネガとポジのように、投手の作るリズムの良し悪しがディフェンスの良し悪しに与える影響の大きさを、再び考えさせるような武田勝とディフェンス陣だったと思います。
打たれても、走者を背負っても、自分をしっかりコントロールしながら打者に向かっていく武田勝が刻む“リズム”は、少しもテンポの悪さを感じさせません。
グラウンドに立つ全員がつまづくことなくひとつの同じリズムに乗ってプレー出来れば、必然的にみんなの動きが良くなっていく。
「守りからリズムを作る」
ファイターズが本来やりたい野球をするためには、守りの主力である投手の責任は重大です。
5回1/3と投げたイニングは物足りない長さでしたが、連敗の後の大事な一戦で武田勝が見せてくれた投球は、チームをひとつにする“エースの投球”でした。
そして、リリーバーたち。
6回途中。一死一二塁のピンチでマウンドに上がり、わずか2球で抑え、イーグルスに行きかけた「流れ」と、終始走者を背負う押され気味の展開を断ち切った谷元の仕事は実に素晴らしいものでした。
7回は3連投の宮西。
8回も連投の増井。
しかし、疲れのようなものは一切感じさせない、腕を振った小気味の良い投球で、わずか1点リードの試合に安心感を与えてくれるピッチングだったと思います。
最後は守護神・武田久。
今シーズン初の「1点リード」という局面で、しかも先頭打者を味方失策で出してしまう嫌な展開となり、得点圏に走者を置く形は許したもののものともせず。
空振り三振を奪ってきっちりクローズ。
みんなでもぎ取った1点を、みんなが力を合わせて守りきる。
ナイスゲームでした。



<4/15 予告先発投手>
F 吉川
E 下柳

前回登板でよろよろしながらも上げた「1勝」。
すぐさま「2勝目」を上げることが出来れば、あとは芋づる式に勝ち星を重ねる投球が続けていけそうな気がする吉川。
自分と戦わず、自信を持って「対打者」に投げ込んでいければ、絶対に結果はついてきます。
前の試合がぎりぎり5イニングだったことや、長い連戦の最中なので、長いイニングを投げたい(投げてほしい)ところではありますが、先のことより1イニング、目の前のひとつのアウトに全力で、飛ばしていっていいと思います。
自分の投球をすること、それだけで充分チームに貢献できる。
色々考えすぎずにシンプルに。
頑張れ!光夫!!


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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

4/15 イーグルス3回戦〜禍転じて福となせ〜

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◆4/15 イーグルス3回戦(札幌ドーム)

○ F 4 − 3 E ●

E 100 000 002 3
F 110 010 001x 4

投手:吉川(8)-☆武田久(1)
先発:1右糸井 2三岩舘 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6指スレッジ 7中陽 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


9回表。
守護神が浴びた一撃が全てを暗転させました。
先発吉川が8回1失点(自責0)と好投し、先発投手として「勝てる試合」をきっちり作り。
彼の作ったリズムに乗って、初回こそ失策から失点する嫌な形はあったものの、その後は内野外野ともに締まった守備を続け。
攻撃では、確かにもっと得点になってもおかしくないチャンスはいくつも潰したけれど、足を絡めた攻めやスクイズなど、「取ろう」と意図して動いた場面ではきっちり得点を挙げ。
あとは武田久がいつも通りのクローズをしてくれたなら、ファイターズらしい、最高の勝ちゲームになる「予定」でした。
しかし。
守護神と呼ばれていても、神ならぬ人の身なれば。
“こういうこともある”
わかっていても、ガルシア選手の2ランホームランがスタンドに飛び込んだ瞬間、私の魂は大部分がどこかへ逃げ出してしまったようで、声を失い、悔しいとか悲しいとか、あるいは怒りとか、そういった感情すら半ば抜け落ちてしまいました。
それを取り戻してくれたのが中田翔のサヨナラホームランです。
チームに勝利をもたらす一撃は、武田久を救い、吉川に報い、ファンにはより大きな歓喜を恵む。
今日に限っては、中田翔がファイターズを最後に守る神様の働きをしてくれたのだと思います。


開幕してから今日で15試合目。
中田翔が放ったヒットは今日のホームランを含めてわずかに6本。
打点は2本のソロホームランによる2点のみ。
「4番打者」としての貢献はまったく出来ていないと言われても仕方のない成績です。
レフトスタンドでも、正直、中田の4番からの降格を提案するファンの声はよく聞こえてきます。
けれど。
個人的に、絶対中田を4番から外してはいけないし、外しては何の意味もないと考えています。
誰よりも本人が苦しいと思うし、彼を開幕から4番に据えた栗山監督も苦しいはずです。
でも。
“いったん下位において、楽に打たせる”ような優しさはいらない。
チームに貢献できない申し訳なさも、ふがいない自分に対する苛立ちも、ファンの落胆のため息も、全てを感じながら、それでも自分の力で結果を出して道を切り開いていくまで待ち続ける。
あるいは、自分から「だめだ」と投げ出すかしか、中田翔が「4番の呪縛」から自由になる方法はあり得ません。
栗山監督も、開幕投手に指名した斎藤佑とともに、中田翔とも心中する覚悟で4番に据えたはず。
簡単には楽にしてもらえんぞ〜(笑)。
いったんは最悪のシナリオをたどりかけた今日の試合を、もう一度最高のシナリオへと書き換えたホームランが、中田翔自身の行く先をどんどん良い物語へと導いていく一撃になるように。
それは同時に、チーム状況のさらなる進化と同じ意味。
禍転じて福となせ。
頑張れ!中田!!



吉川は、本人的にもベンチ的にも「普通の調子」でマウンドに上がり、普通に8回1失点(自責0)。
それだけの実力があり、その力を試合でもそのまま発揮できるようになった、ということだと思います。
今日は、試合前に監督から「リリーフはつぎ込めない」とプレッシャーをかけられたせいかどうか、いつものようなストレート主体の力投ではなく、スライダーを中心に打たせて取るような、ややおとなしく見える投球でしたが、ただ一生懸命投げるだけだった頃から比べれば、それは確かに成長なのかもしれません。
目前だった2勝目が失われたのは残念でしたが、今の吉川ならば、「大丈夫、これからいくつでもまた勝てるから」と言ってあげたいです。
“期待の若手”から“計算できるローテーション投手”へ。
もう心配する必要のない、確かな足取りで、吉川は着実に階段を上っている。
次も頼むぞ!光夫!!


イーグルス戦は、最初を落としましたが連勝してカード勝ち越し。
この調子で、ふた周り目もこつこつと勝ち越しを続けていきたいです。


<4/16 予告先発投手>
F 多田野
L 西口

鬼のような連戦が続きます。
明日は登録抹消されたケッペルに代わって多田野が今季初先発。
気の強い選手なので、気合が空回りしないことだけお願いしたいと思います(笑)。
吉川が長いイニングを投げてくれたので、リリーバーたちも少し休めました。
ブルペンも、攻撃と守備を担当する野手たちも、みんなで力を合わせて勝てればいい。
ひとりひとりが、自分が出来ることをきっちりやる。
そうやって、明日も戦いましょう。
頑張ろう!ファイターズ!!




今日の賢介は?
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2012年04月16日

4/16 ライオンズ4回戦〜代役が主役〜

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◆4/16 ライオンズ4回戦(西武ドーム)

○ F 13 − 0 L ●

F 200 020 621 13
L 000 000 000 0

投手:☆多田野(6)-乾(2)-森内(1)
先発:1右糸井 2遊金子誠 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6指スレッジ 7中陽 8三岩舘 9捕大野

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


6回 80球 被安打4 三振3 四球1 失点0
ケッペルの「代役」として上がった先発のマウンドで、多田野は堂々たる「主役」になりました。
ファイターズの開幕先発ローテーションは、それぞれがすでに勝利を記録し、内容的にも大崩れのない安定した投球を続けています。
チームにとっては大変に嬉しい状況ではあっても、ファームでコンディションを作りながらいつあるとも知れない出番を待つ投手たちにとっては、“チャンスがない”厳しい現実の中、ケッペルの負傷による登録抹消によって最初のチャンスをもらったのが多田野でした。
キャンプでは好投を続け、ローテーションの一角を競っていたものの、将来のために若い選手に期待したいとか左右のバランスなど、様々なチーム事情から涙を呑む形で開幕ローテからは外れました。
一度戦力外通告という屈辱を味わい、再契約した昨年は一軍で投げましたが、主にロングリリーフや敗戦処理的な役割が多く、それはもちろんチームにとって大切な仕事ではあっても、監督も代わった今年、もう一度先発投手として輝きたい思いは人一倍強かったのではないかと思います。
それが叶わなかった悔しさ、もう次はいつになるかわからない数少ないチャンス。
もともとひじょうに負けず嫌いな多田野なだけに、気持ちが入りすぎて力んだ投球になることだけを心配していましたが、大きなお世話だったようで(笑)、実に冷静なマウンドさばきで強打のライオンズ打線を翻弄しました。
野球はある意味では“プレッシャー・ゲーム”です。
投手vs打者にしても、チーム同士のベンチワークにしても、相手により強いプレッシャーを与える方が優位に立ちます。
逆に言えば、強くプレッシャーを感じてしまったほうが負けです。
マウンドに上がる前の多田野は、もしかしたら「勝ちたい」とか「結果を残したい」とか、相手と闘う以前に、自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていたかもしれませんが、だったとしても、1回表に味方打線が挙げた先制点(しかも2点)が、無用で無意味で有害なプレッシャーから多田野を解放しました。
守りに入らずしっかり打者に向かっていけたことが、逆に、打撃不振に苦しみ、いきなりの2点ビハインドが大きな負担となったはずのライオンズ打線に対して、常に優位な立場をキープできた要因だと思います。
とはいえ。「先制点で楽になった」とは言っても、本当にマウンドで自分の実力を遺憾なく発揮できたのは、多田野自身がやはり強い気持ちを持ち続けていたから。
そして、重ねてきた努力があればこその結果。
代役から主役へ。
遠慮はいらない。強気な瞳で狙う獲物をがっちり奪い取ったらいいんです。
今日は、試合展開(7回の攻撃が打者一巡以上で長引いたこと、大量得点差になったこと、しばらく投げていない若いリリーバーがいたこと)のために6イニングでマウンドを譲ることになりましたが、「次」は最後まで堂々と“自分の居場所”にい続けてほしいと思います。
頑張れ!多田野!!


多田野のためにも、また、昨日の劇的サヨナラ勝ちの「流れ」をつなぐためにも、さらに、調子の上がらない相手チームにプレッシャーを与える意味でも、13得点のうち初回の先制点は特に大きな意味がある得点でした。
ただ、振り返って見て個人的に「いい得点だなぁ」と思うのは5回表の2点です。
状況としては初回に2点は奪ったものの、その後チャンスはありながら追加点が挙げられずに迎えた中盤であり、そろそろ得点しないと「流れ」が変わる気配も漂いだすあたり。
今日のキーマンだった2番金子誠(本日4出塁。3回がイニングの先頭だった)が先頭打者として四球で出塁。
願ってもないチャンスかと思われましたが、特に作戦の気配もなく3番田中賢はサードファールフライに倒れ、「先の塁へ」進めることも出来ずアウトカウントだけが増える。
しかし、続く4番中田がよくボールを見極めて四球を選び、一死一二塁へとチャンスを広げてくれました。
5番は絶好調かつ勝負強い稲葉。
その打撃に大きな期待がかかりましたが、西口投手渾身の投球の前になんと三球三振。
「流れ」が逆にライオンズへと行きかかったかと思いましたが、6番スレッジは、わずかにほっとしたのか、西口投手がすっと投げてきた甘いボールを見逃しませんでした。
初球を思い切り引っ張った打球は、一塁手が飛び込んだグラブの先を抜けてライト前へ。
二塁走者金子誠が激走し、右翼手がボールをハンブルする間に一塁走者の中田も一気にホームイン。
貴重な追加点を奪うことが出来ました。
チャンスを広げるべきところでは、田中賢の失敗を中田の四球が補い、決めるべきところでは、稲葉が倒れてもスレッジがカバーする。
みんながみんな、どの打席でも求められる結果を出せるわけではなく、それでも誰かが出来なかったことを次の誰かが代わりに出来れば「打線」は文字通り線になってつながっていく。
7回表の、7人連続“アウトにならない”攻撃も凄かったけれど、ああいうことはメッタにあるものでもないし期待するようなものでもないと思います。
アウトをはさみながらも、互いに補いあいながら粘り強くつないでいく、5回表のような攻撃を、いつも諦めないで続けてほしいです。
頑張れ!ファイターズ!!


<4/17 予告先発投手>
F 八木
L 牧田

「大勝の後は打てない」
不思議と野球ではよくあることだし、実際、先日北九州で14得点を挙げた翌日は零敗を喫しているファイターズ。
とは言っても、そこのところを気にしすぎても、それはそれで無駄なプレッシャーを自らにかけることになります。
当然、相手先発の牧田投手のデータから、攻略する方法は練らなくてはいけませんが、シンプルに「やれることをやる」のが一番。
大量得点で“勘違い”するような選手はいないでしょうが、いつもと同じく、ファイターズらしい野球をきちんとやって出てくる結果ならばそれでよし。
どんな時も「自分たちの野球」を追及し、チームとして成長、そして成熟していけるように。
連勝の勢いで明るい雰囲気は大切にしながら、明日は明日の目の前の一戦に、全力で向かっていきましょう。
進め!ファイターズ!
頑張れ!八木ちゃん!



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2012年04月17日

4/17 ライオンズ5回戦〜一所懸命〜

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◆4/17 ライオンズ5回戦(西武ドーム)

● F 2 − 3 L ○

F 100 000 001 2
L 001 020 00X 3

投手:★八木(5)-森内(2)-乾(1)
先発:1右糸井 2遊金子誠 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6指スレッジ 7右陽 8捕鶴岡 9三中島

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>



9回表。2点を追っての最後の攻撃。
先頭打者中田がヒットで出塁するも、稲葉・スレッジが倒れて二死。
しかし、陽が望みをつなぐライト前ヒットを放って二死一三塁。
打席には代打・二岡。

二岡が立つ打席は、そのほとんどが、チームの勝利のために「どうしてもつないでほしい」とみんなが願う場面だ。
勝ち越すために。
追いつくために。
ベンチの期待を背にして二岡は打席に向かう。
そして、そのためのチャンスはいつもたったの一度きり。

究極の“一所”で働くために。
ただ一撃のために。
最高の準備をして“懸命”に戦う。
「11打席10打数5安打2打点1四球」
ファイターズのために“一所懸命”な二岡智宏の全てがここにあるのだと思う。

駆け込んだファーストベース上で。
みんなに迎えられるベンチで。
二岡が見せる笑顔は輝いているけれど。
だからこそ、その笑顔が最後には勝利の歓喜でもう一度、もっと大きく弾けてほしい。
次はきっと。
二岡の“懸命”な一撃が勝利への架け橋となるように。
チーム一丸、みんなで「一緒懸命」に戦っていってほしいと願っています。
頑張ろう!ファイターズ!!




“一所”で“懸命”に働いているのはリリーバーたちも同じ。
みんなそれぞれに素晴らしい仕事をしてくれていますが、今日も登板した森内は、ルーキーながら実にプロフェッショナルな働きを見せていると思います。
正直、「これはすごい」という球種やスピードがあるわけではありませんし、完璧に三者凡退で抑え続けているわけでもないのですが、速いタイミングでポンポン投げ込んでは、何の不安も抱かせないうちに3つアウトを取って戻ってくる。
相手の攻撃回の気配を消す、追う立場にあるチームにとっては、自分たちの攻撃に集中できる、守りから攻撃への最高の「つなぎ」です。
己の存在を派手に主張しようとせず、ただ結果で存在感を増す。
今はまだ敗戦の場面での起用が主ではありますが、与えられた“一所”での“懸命”の働きは、きっと次のステップへと森内を導いてくれるはず。
黙々と、けれど力強く。
進め!森内!!




やれやれ。やっと長かった8連戦が終了。
とにもかくにも一休み…と言いたいところですが、変則3連戦最後の1試合のために滋賀県へ移動です。
厳しい日程だなぁ…。
チーム状況は悪くないので、一番怖いのは怪我や故障。
休めるときにはしっかり休むのも、身体を存分にケアするのも「仕事」のうち。
くつろげ!ファイターズ!(笑)。
お疲れ様でした。




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2012年04月19日

4/19 ライオンズ6回戦〜またひとり‘88〜

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◆4/19 ライオンズ6回戦(皇子山・滋賀)

○ F 3 − 2 L ●

F 000 002 001 3
L 001 000 001 2

投手:ウルフ(3.0)-☆植村(2)-谷元(1)-宮西(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3中糸井 4左中田 5一稲葉 6指スレッジ 7右陽 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>



勝ってよかった…。
今日はそれだけです。
もしも負けていたら、何も残らないどころか、「流れ」が悪い方へ大きく傾いていく、“負のターニングポイント”になるような試合内容でした。
先発ウルフの、故障と“職場放棄”のようなマウンドの降り方。
内野の要、チーム・キャプテン田中賢のおかした3失策。
守護神武田久の不安定な投球内容。
そのままずるずると負けていたら。
チームの戦い方の「計算」が立たなくなるような、士気が著しく低下しても仕方のない試合だったと思います。
けれど。
味方失策に足を引っ張られながら、崩れなかった投手陣。
相変わらず攻めあぐねていた岸投手に対して、6回のワンチャンスをきっちりものにしてくれた稲葉の打撃。
捕手大野の献身的な捕球と、最後は気合で踏ん張りきった武田久。
「ミスが出たら負け」とか。
「先発投手が早くから降りたら負け」とか。
「守護神が乱調だと負け」とか。
どれも確かに野球の“真理”であって、出来るならばそういう事態を招かない野球が「勝てる野球」だけれど、やってはいけないことをやってしまっても、どうにかカバーしていくのが「負けない野球」。
勝てる形を作って勝ちきるのが強い野球ならば、長いシーズンに必ずある、嫌な展開でも粘り抜くのも大切なこと。
勝つことによって今日の試合は、最悪の内容から意味のある勝利へと生まれ変わりました。


そして。
プロ6年目、斎藤佑や吉川と同学年の植村が、初めての勝利をつかみました。
おめでとう!ほんとうにおめでとう!
ウルフの緊急降板を受けて、急遽マウンドに立ちましたが、堂々たる攻めの投球でグダグダになりかけていた「流れ」をぴしりと引き締めるような、素晴らしいピッチングだったと思います。
6回表、岸投手がわずか1点のリードを「守ろう」としてリズムを崩した一因には、きっと投げ合っていた植村の好投もプレッシャーを与えた気がします。
悪い流れを断ち切り、良い流れを引き寄せる投球。
投げたのは2イニングだけでも、堂々と「勝利投手」だと胸を張れる内容でした。
でも。ひとつ勝って初めて「プロ野球の投手」としての一歩目。
今までのマウンドさばきを変えることなく、このままどこまでも。
前へ進んでいこう!
頑張れ!植村!!


<4/20 予告先発投手>
F 斎藤佑
B マクレーン

植村と同い年の斎藤佑が先発。
前回登板は、やはり同い年のイーグルス・田中投手との投げ合いで、お互いぴりっとしない内容のまま、特にコントロールの修正がきかなかった斎藤佑は、持ち前の粘り強さ、勝負へのあくなきこだわりだけを武器に戦い抜きました。
それはそれで、彼ならではの資質であり、どんな状態でも試合を、勝負を捨てない根性は素晴らしいものですが、チームを勝利に導くには、先発投手としてもっと野手たちにもリズムを生み出すようなピッチングが必要です。
信頼される投手へ。
同じ轍を踏まないように期待しています。

チームの得点力は、10点以上をあげた試合がふたつもあるために、総得点ではリーグトップクラスの「数字」が残っていますが、ここまで18試合を終わって4点以内の試合が14試合。
内訳は、4点:4試合、3点:3試合、2点:3試合、1点:2試合、0点:2試合。
もうちょっとどうにかしないと、今年もまた投手陣に過大な負担を強い続けることになります。
まして、これから大型連休の長期連戦が近づいているのに、ケッペルに続きウルフも離脱となれば、投手事情は厳しくなるのが必至。
投手たちが少しでも楽に投げられるように、もっと点を!
頑張れ!ファイターズ!!




今日の賢介は?
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2012年04月21日

4/20 バファローズ4回戦〜大河のごとく〜

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◆4/20 バファローズ4回戦(ほっともっと神戸)

○ F 5 − 0 Bs ●

F 000 000 140 5
B 000 000 000 0

投手:☆斎藤佑(9) ※プロ初完封
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


先発した斎藤佑は、前回からわずか一週間でものの見事に修正してきました。
バラバラだったコントロールが安定し、テンポよく投げ込む投球がよいリズムを生み出していたと思います。
打線が相手先発・マクレーン投手を攻めあぐね、5回までお互いに「0」が続く投手戦。
記録を見れば、斎藤佑が9イニングのうち三者凡退で終わらせたイニングは3つだけ。
試合の2/3は走者を背負う、さらにそのうちの2/3は複数の走者を置く展開でしたが、それでもあまり“苦しい”感じは受けない、常に落ちついたマウンド姿でした。
投手がどっしりと構えていれば、バックも余計な神経を使うことなく、守りに集中し、またそのままの勢いで攻撃に移れます。
チームは終盤一気に「流れ」をつかんで試合を決めましたが、序盤から中盤、どちらに傾くかわからない「流れ」を絶対に相手に渡さなかった斎藤佑の“下支え”があってこその加速。
9回 131球 被安打8 四死球2 三振4
誰が見ても「すごい!」と驚くようなボールを投げるわけでもなく、打たれないわけでも、四死球を与えないわけでもない。
けれど。
広く長い河の流れのように。
一見穏やかに見えながら、その陰に圧倒的な水量を湛えて、ゆっくりと着実に、全てを自分のペースに飲み込みながら、たゆまずに進んでいく。
斎藤佑のピッチングとはそういうものなのかもしれないと思いました。

中6日のローテーションをきっちり守っての起用ですから、131球の完投は大いにけっこう。
まだ若い斎藤佑ならば回復力もあるだろうし、むしろ今投げられるときにはたくさん投げることで、ついていく“スタミナ”(体力的にも精神的にも)があると思います。
同じ日、38歳になるライオンズの石井一久投手が126球を投げ、完封直前という素晴らしいピッチングをしていたようです。
また、下柳投手や山本昌投手など、40歳を過ぎても先発投手としてチームの戦力になっている投手はたくさんいます。
ちょっと気が早いですが(笑)、斎藤佑自身にも、大河のごとく悠々と、どこまでも長く続く投手になっていってほしいし、そういう資質のある選手だと信じています。
プロ初完封、おめでとう!
これからも着々と成長して、じわじわと他球団打者を侵食し、味方を良い流れに乗せる投球を続けてください。
頑張れ!佑ちゃん!


攻撃は、積極的に動き、わずかな運や相手の隙を見逃さなかったことで、苦手感が生じかけていたマクレーン投手を相手に突破口を切り開いて行きました。
6回表。
一死から糸井がヒットで出塁すると、中田の打席でヒットエンドランをしかけます。
糸井がスタートし、中田が三遊間に転がしたゴロが、飛び込んできた三塁手のグラブの先に当たって勢いを殺しながら、誰もいない外野へ転がっていきました。
時おり雨の落ちている中で水を含んだ外野の天然芝はさらに打球の勢いを消し、ゆっくりと転がっている間に、糸井が快足を飛ばして一気にホームイン。
思い切って動いたこと、その作戦に忠実に応えた糸井の走塁、中田の打撃。
「取ろう」と意図して取れた、大きな1点だったと思います。
7回表。
先頭打者の陽岱鋼に見事な一発が飛び出しました。
甘い球を見逃さずに強振した彼らしい打撃は、味方には貴重な追加点を、相手バッテリーにはハートを直撃する“打撃”を与えたのではないかと思います。
続くスレッジは冷静に四球を選んで出塁。
「一発の後は切り替える」
投手にとっては鉄則ですが、それが出来なくなってきたここはチャンスでした。
金子誠が確実に送りバントを決めて一死二塁。
得点圏を作ったところで、鶴岡がストレートの四球をもらって一死一二塁。
「ここで1本」出るかどうかが傾きかけてきた流れをがっちり引き寄せるかどうかの分かれ目でしたが、前進守備の外野を見て、左翼深くまで田中賢が飛ばした打球は、正直、左翼手の守備力にも助けられた結果、タイムリー二塁打となって大きな「1点」を追加。
なおも一死二三塁から、小谷野に久々、嬉しいタイムリーが飛び出し、ダメ押しとなる2点を加え、試合は決まりました。
マクレーン投手を真っ向から打撃で攻略できたわけではないと思います。
けれど。タイミングが合っていた陽の一発を“突破口”にして、調子の上がらないスレッジがしっかり四球を選んでチャンスを作ると、確実な犠打で得点圏を作って揺さぶり、「ここ」という場面で仕留め、さらに止めを刺す。
野球はたくさんヒットを打っても勝てるわけではなく、得点をたくさん取れたチームが勝ちです。
どんな投手でも打ち崩すような打線は組めないけれど、誰かが突破口となり、少しずつその穴を広げるような野球が出来れば、「勝つ」チャンスはきっと生まれる。
ナイスゲームでした。



<4/21 予告先発投手>
F 武田勝
B 近藤

チームは良い流れできています。
続いていきましょう、勝さん。
前回の3連戦(しかも札幌ドーム)では負け越したバファローズが相手ですから、ここは一気に勝ち越しを狙って。
頑張れ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

4/21 バファローズ5回戦〜活き活きと伸び盛り〜

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◆4/21 バファローズ5回戦(ほっともっと神戸)

○ F 8 − 1 Bs ●

F 004 000 202 8
B 000 100 000 1

投手:☆武田勝(8)-森内(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8捕大野 9遊中島

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


「いつもこういう試合だったらいいなぁ」と思うような、見ていて安心できる試合展開での完勝でした。
先発・武田勝は、1回裏、先頭打者にいきなりヒットを打たれたものの、後続を併殺に討ち取ってピンチを切り抜けた…と思った後から連打を浴びる、やや不安な立ち上がりでしたが、2回以降は緩いカーブを織り交ぜる巧みな配球で打者たちのタイミングを完全に狂わせ、本塁打1本を浴びた以外は、許したヒットは内野安打1本のみ。
“危なげない”とはまさにこれ。
前回登板のイーグルス戦では、狙い球を絞られ軽打され、被安打を重ねながらの粘りの投球でしたが、その反省と“対策”をバッテリーでしっかり準備してきた「結果」が、今回のマウンドだったと思います。
“まだ引き出しありますから”
と言わんばかりの技巧派・ベテラン左腕の投球術。
素晴らしいピッチングでした。

攻撃は、序盤3回に怒涛の連打でビッグイニングを作って4点リードを奪うと、終盤の差し掛かり7回には、四球3つで“もらった”満塁のチャンスから、陽の見事なセンター返しで2点を追加。
試合展開の中では、これが“ダメ押し”点になったと思いますが、9回にはなおも攻撃の手を緩めず、この日2本目となる稲葉のヒットがタイムリーとなり、“復活”スレッジの4本目のヒットがまたまたタイムリーで、ダメのダメを押す2点を追加。
先制、中押し、ダメ押し。
連打あり、好走塁あり、辛抱強く四球でのつなぎあり。
着実に点を重ね、投手を楽に、常にファイターズ優位のまま試合を進めることが出来ました。
おかしなミスもなく、投打ががっちりかみ合い3連勝。
ナイスゲームでした。


中でもひときわ活き活きと野球をしている姿が印象的なのが陽岱鋼です。
昨日は試合の流れを変えた今季1号ホームランを放った陽ですが、その余韻を追い求めるのではなく、3回のチャンスでは反対方向へのヒットできっちりつなぎ、スレッジのタイムリーでは、相手守備の乱れを見逃さずホームを陥れる好走塁。
また、追加点がほしかった7回二死満塁のチャンスでも、無駄に力まず追い込まれても強振せず、“基本”のセンター返しを実行して2点タイムリー。
センターへ配置転換になった守備では陽ならではの守備範囲の広さで投手を助け、積極的かつ判断のいい走塁は攻撃の大きな武器。
打撃に関しては、まだ三振が多いきらいはありますが、試合の中におけるひとつの打席の意味などをよく考えてくれているように思います。
走・攻・守の全てにおいて、いまや欠かせない戦力であり、チームが“計算”し、頼りにしていることが、彼のやりがいになっているはず。
誰だって、一生懸命なプレーがみんなの喜ぶ結果に結びつき、「おまえのおかげだよ」と誉められれば、もっと頑張ろうと張り切らないわけがありません。
不安なく、前向きな気持ちで取り組むから自分本来の能力もますます発揮しやすい。
たぶん、野球をするのが、試合に出るのが楽しくてたまらない状態の今の陽岱鋼。
大きな“伸びどころ”だと思います。
今でも充分な戦力ですが、彼の持っている潜在能力を思えば、まだまだすごい選手へと成長する過程にすぎない。
活き活きと。のびのびと。
グラウンド狭しと躍動しながら進化していく陽岱鋼が楽しみです。
まだまだ進め!陽岱鋼!!


<4/22 予告先発投手>
F 吉川
B 木佐貫

雨模様の中での試合になると思われます。
序盤での攻防が勝敗に直結する可能性があるので、投げる吉川は立ち上がりに全力を、打線もまた早い段階で先制できるように。
いつも以上に集中していきましょう。
またグラウンド・コンディションが悪いので、怪我には注意。
気をつけながら、頑張れ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4/22 バファローズ6回戦〜“持ってない”男が持っているもの〜

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◆4/22 バファローズ6回戦(ほっともっと神戸)

○ F 1 − 0 Bs ●

F 000 000 010 1
B 000 000 000 0

投手:☆吉川(7)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8捕鶴岡 9遊中島

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>


斎藤佑が「持っている男」ならば、吉川光夫は「持ってない男」かもしれない。
とにかく味方の“援護”がない。
ここまで吉川が先発した3試合を振り返ると、
4/1 F得点1 (吉川成績:8回1失点) ★
4/8 F得点3 (5回1失点) ☆
4/15 F得点3 (8回1失点) 勝ち負けなし

参考までに、斎藤佑の“援護”を見てみると、
3/30 F得点9 (斉藤佑成績:9回1失点) ☆
4/6  F得点6 (7回0失点) ☆
4/13 F得点1 (6回2失点) ★
4/20 F得点5 (9回0失点) ☆

少ない失点に抑えている斎藤佑の投球がもちろん素晴らしいのですが、打線がくれた“援護”点の大きさも、好投へのひとつの支えであったことも事実だと思います。
一方、吉川の場合は、吉井コーチ曰く「スットコドッコイ」な投球内容だった4/8に不思議にも勝ち投手になりながら、好投するときは相手投手も好投するめぐり合わせで楽に投げられるほどの援護点には恵まれず、勝てる展開に持ち込んだものの、めったにない守護神の失敗に当たり、リーグトップクラスの防御率(0.86)を残しながら勝ち星はひとつきり。
今日もまた、好調な木佐貫投手との投げ合いで、結局互いに3安打ずつしかヒットが生まれなかった投手戦を戦い抜くことになりました。
しかし。
4/22 F得点1 (吉川成績:7回0失点) ☆

先に失点することなく、7回まで我慢し続けたことで、8回表に味方打線がどうにかもぎとった虎の子の「1点」を、勝利の方程式・増井→武田久のリレーが守り抜いてくれ、今シーズン二つ目の勝ち星が吉川のものとなりました。
巡り合わせから言えば、吉川はいまだに「持ってない男」かもしれませんが、不思議な力はなくても、自分の左腕が確かに持っている実力でチームの勝利も、自分自身の勝ち星もつかみ取ることは出来ます。
息詰まる投手戦は、往々にして「一発かミス」で試合が決するものですから、7回裏、先頭打者・長打力のあるイ・デホ選手に対して慎重になり、2ストライクと追い込んでから四球を与えてしまった後、次の北川選手にも2球ボールが続き、“悪い吉川”が顔をのぞかせかけましたが、タイミングよくタイムを取って声をかけてくれた鶴岡のおかげもあり、そこから落ち着いて、いずれも長打力のある打者たちを相手に、二飛・二飛・右飛と、出してしまった四球の走者を先の塁へと進めることもなく、しっかり切り抜けていきました。
いつも楽ではない状況で投げ続けていることは、「結果」を考えれば“持ってない”わけですが、まだまだ伸びていかなくてはならない吉川にとっては、厳しい環境こそがある意味では大きく成長する糧。
今年に臨むに当たって吉川を変えた「後がない」という緊張感を、否応なく保ち続けなくてはならない試合展開ばかりが続くのは、逆に言えば“持っている”と言えるのかもしれません。
今日のCS解説をされていた野田さんが「二桁勝てますよ!」と何度もおっしゃってくださいましたが、まさしくチームが期待するのも、当然出来ると考えているのも、それぐらいのレベルです。
どんな状況でも、チームを勝利に導く投球ができる投手へと。
どんどん伸びろ!光夫!!
みんなで勝った2勝目、おめでとう!



8回表。
先頭打者陽がもうちょっとでホームランになりそうだった二塁打で出塁。
スレッジが粘ったあげく転がした一塁ゴロが進塁打となって一死三塁。
鶴岡がうまくセンターまで打球を打ち上げると、距離は微妙でしたが三塁走者陽がタッチアップから本塁を狙い、戻ってきた送球も見事なものでしたが足が勝って「1点」。
先頭打者の長打での出塁。
最低限必要だった進塁打での三塁進塁。
充分な飛球の打ち上げと、還ってくるための走力。
それぞれの選手が持つ能力と、必要とされる技術が、全て何一つ無駄なく、何一つ欠けることなく、ぴったりと嵌った「1点」。
美しい「1点」だったと思います。
そして、そういう「1点」の意味を大切に守りきったセットアッパーと守護神。
昨日のように安心してみていられるような展開ではなかったけれど、今日もまた、良い勝利を得て、チームは4連勝。
この勢いが途切れないような、いい野球を続けてほしいです。
進め!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 19:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

4/24 マリーンズ4回戦〜綱引き〜

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◆4/24 マリーンズ4回戦(東京ドーム)

● F 1 − 2 M ○

M 000 001 010 2
F 100 000 000 1

投手:多田野(7)-★宮西(1)-森内(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はニッカン式スコアでご確認下さい>



多田野もグライシンガー投手も素晴らしく、今日もまた緊迫の投手戦。
お互い1点ずつは失いましたが、ボールのコントロールがいいので四球から崩れるタイプでもなく、多少のピンチでも向かっていく“気持ちのコントロール”が切れることもなく、一歩も引かない投げ合いは、まさしく拮抗した力同士が引き合う綱引きのように、ピンと張り詰め、動きませんでした。
が。動きかけたのは7回裏。
先頭打者稲葉のスリーベースが飛び出して、ファイターズが無死三塁の大チャンスをつかみました。
結果から言うと、6番陽以下、全て強攻策で、陽:ショートゴロ、スレッジ:三振、金子誠:サードゴロにより無得点。
「1点」を取るために、様々なケースが考えられる場面で、ベンチが“動く”としたら陽の打席だったと思います。
ただ、強攻してもゲッツーなど最悪の状態がない局面ですから、最近打撃状態が良く、若々しい勢いのある陽の打撃に期待するのも「作戦」としてアリだし、そういう「選択」の背景には、もしも陽が倒れても、次は遠くまで球を飛ばす能力に優れたスレッジが控えていて最低限の犠飛が期待できることや、それもダメでも独特の勝負強さを備えた金子誠が二の矢になりうる…“保険”がかかっているという判断があったと思います。
確率論として特に大きな誤謬があったわけではなくても、「結果」にいつもつながるとは限らないのが野球。
それぞれ難易度は違っていても、3人ともここで期待に応えられなかったため、大チャンスは一転、無得点に終わってしまいました。

それでも、スコアは1-1のまま。
一見、綱の引き合いは拮抗状態を同じように保っているかに見えますが、実のところ、力の向かうベクトルは大きく変化したと思います。
いったんファイターズ・サイドがぐっと引き寄せた綱を、無得点という結果で“緩めた”ために元に戻してしまったということは、綱の真ん中は以前と同じ場所にあっても、引く力は逆にマリーンズ・サイドに向かっているということ。
ファイターズのミスだったり、マリーンズのチャンスメイクだったり、わずかな力が加われば、今度はマリーンズが「流れ」をぐっと引き寄せかねない、試合のターニング・ポイントを迎えました。
そこで、ファイターズは投手交代。
好投していた多田野を下げて、宮西を8回表の大事なマウンドに送りました。
その宮西が失点して負けたわけですから、結果的にはいわゆる「継投が裏目」ということになるわけですが、個人的には、継投の判断は賛成できる作戦です。
「流れ」が変わりそうな局面だからこそ、好投していたとは言え、“同じ試合の流れの中”にいる多田野ではなく、今日の試合的にはフレッシュな、かつ、投球の特徴として勢いのあるボールを放れる宮西を投入し、すぐさま流れを引き戻したい。
ただ、今日は残念ながら、一死から与えてしまった死球が、ファイターズの思惑を裏切る結果に導いてしまいました。

しかし、それで終わらないのがやはり今のファイターズ。
8回裏。
一死から本日大当たりの1番田中賢が4本目となるヒットを放って出塁。
2番小谷野の打席。エンドラン(ヒット&ランかラン&ヒットかはよくわからない)がものの見事に成功して、一死一三塁とチャンスを作ります。
3番糸井はフルカウントまでもつれ込んだ結果、死球を当てられてしまい、ひじょうに焦りましたが(大事には至っていなさそうです)、チームとしては一死満塁。
最低限犠牲フライがほしい場面で、しかし、4番中田がキャッチャーファールフライに倒れて二死満塁。
頼みの5番稲葉のバットからも快音響かず、この回も無得点。
「流れ」を引き戻すことも、勝利を引き寄せることも出来ませんでした…。
投手とのタイマン勝負、ここぞ!の場面で最低限の「仕事」が出来ない4番の力不足だったわけですが、同時に、そういう中田を4番に据えているチームの責任ですから、致し方ありません。

大事な場面で、「自分の力」にチームの勝敗を託され、応えられなかった陽と中田については、そうした経験が次につながってくれれば、ひとつの敗戦も意義のあるものになります。
ただ。今シーズンを戦っていく上で、取れる確率の高い場面で「1点」を必ず取れるような野球は確立しなくてはいけないと思います。
まだわずか20試合ほどしか消化していませんが、プロ野球界全体の傾向として、昨年同様極端な「投高打低」が続いており、連打で得点を重ねるような攻撃はなかなか決まらないと覚悟したほうが良さそうです。
1点、2点を争う試合が多くなれば、強いのは、もちろん投手力に優れたチームであり、攻撃では「打つ」以外に得点能力を上げるオプション(走塁とか小技とか)をたくさんもっているチームだと思います。
ほんとうにほしい「1点」のために、何が最善手か。
託すところ、命じるところの「判断」が勝敗を分けるような試合も多くなりそうです。
監督、頑張れ!(笑)


<4/25 予告先発投手>
F 八木
M ペン

競り合いを制したマリーンズに勢いがあります。
打線も好調のようですし、中継ぎのルーキーたちを中心にディフェンスも気合充分。
気持ちで負けないように、八木ちゃんも打線も、相手にしっかり向かっていってほしいと思います。
今日は結果として負けてしまいましたが、野球の内容に悪いところも、間違ったところもありません。
まっすぐ、前を向いて戦おう!
頑張れ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月26日

4/26 マリーンズ6回戦〜備えあり〜

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◆4/26 マリーンズ6回戦(東京ドーム)

○ F 2 − 1 M ●

M 100 000 000 1
F 000 101 00x 2

投手:☆ウルフ(6)-谷元(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


立ち上がりに4安打を集められながら1失点で切り抜けた先発ウルフは、その後も毎回走者を背負う展開になりながら、イライラせず冷静に要所を締めつつ、2〜6回まで無失点で粘りの投球を見せてくれました。
開幕から8カード24試合。
思えば先発投手陣が崩れて“壊れた”試合は一度もありません。
もちろん、投手たちそれぞれが頑張って実力を発揮しているからではありますが、これまでの試合で打者たちが表現してきた“攻める”姿勢と、実際になんとかして得点を奪ってきたという結果も、苦しいときに「最小失点で頑張ればなんとかしてくれる」という気持ちの張りを支えているのではないかと思います。
昨シーズン終盤のような、極端に点の取れない状態が続いたり、特に試合が進むにつれて淡白になる攻撃を目の当たりにし続ければ、投手たちも1点を失うことへの恐れが大きく、失点した場合のダメージは気持ちの切り替えが難しいほど重たいものだった気がします。
しかし、今シーズンのここまでの戦いぶりは、上手く行かないことも数々あれど、とにかくあらゆる手を尽くして最後まで“攻める”、余力を残さず戦い抜こうという姿勢が鮮明に打ち出されており、それが投手たちを勇気づけ、また、投手たちの頑張りが野手たちを鼓舞する…信頼関係に結ばれた良い循環が生まれつつあるようです。

好投する渡辺俊投手に苦しみながら、今日も打線は粘るウルフに応えました。
4回裏。初スタメンのホフパワーが放った同点ホームラン。
6回裏。稲葉1999本目のヒットでもある勝ち越しホームラン。
ファイターズ“らしくない”一発攻勢ではありますが、連打が難しい好投手相手には「これしかない」得点の取り方だったし、投手の粘り強さと打者の集中力がかみ合った勝利は、今年のファイターズ“らしい”、意味のある勝ちでした。


試合後のお立ち台では、2000本安打へ王手をかけた稲葉の影に、その大きな体が隠れ気味だったホフパワーですが、今日の試合のキーマンは彼だったと思います。
不調のスレッジに代わり、渡辺俊投手に「合っている」というコーチの進言でスタメンに名を連ねたホフパワーは、正しく寄せられた期待通りに、パワーあふれる一発で渡辺俊投手の失投を見事に仕留めてみせました。
キャンプ中に故障して帰国。
戻ってからも開幕には間に合わず、ファームで調整を続けてきての一軍昇格。
しかし、「左の大砲」の座は新加入のスレッジの定位置であり、左の代打としての数少ない出番にも結果を出せず、昨年までの成績を考えても「後がない」ホフパワーにとっては、チーム状態は良くても辛い気持ちで過ごすことも多かったのではないかと思います。
チームが勝っているだけに、自分もその輪の中に入りたい、勝利に貢献したい気持ちはより強いものだったかもしれません。
今は、ほぼ固定されたスタメンだけで充分に戦えているので、控えのメンバーの動向や調子は、ファンの目には留まりません。
実際、代打にしろ守備固めにしろ、控えの選手がほとんど出場しないまま終わる試合のほうが多いのは、それだけチーム状況が充実・安定しているわけで、喜ばしいことです。
けれど。このままずっと主力選手たちが元気に調子よく残り120試合を戦い続けることはまずあり得ません。
そんなとき、ベンチに控える、あるいはファームにいる誰をどのように起用していくのか。
今日のホフパワーの起用と活躍は、例え出番が少なくても、ベンチメンバーもちゃんと準備が出来ていること、首脳陣が主力以外の戦力もきちんと把握していることのひとつの証明でもあります。
何も起こらないにこしたことはありませんが(ほんとに)、何かあっても備えはある。
チームにいらない戦力はない。
これからも全員で戦い続けてほしいです。
何よりも、チームのために打った一発に輝くホフパワーの笑顔は、最高にチャーミングでしたし、人を幸せな気持ちにする力がありました。
誰の顔にもたくさんの笑顔を。
頑張れ!ファイターズ!!


内容の濃い試合が続いたマリーンズ3連戦。
最初に悔しい競り負けを喫しましたが、勢いを反転させた第2戦の勝利に引き続き、初戦の借りを返す今日の競り勝ちで、終わってみれば2勝1敗の勝ち越し。
内容の良い野球に結果もついてくる最高のチーム状態と、稲葉さんの大記録への期待を追い風に。
元気よく仙台に乗り込みましょう。
進め!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

4/28 イーグルス4回戦〜喜びも悔しさも幾年月〜

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◆4/28 イーグルス4回戦(Kスタ)

△ F 3 − 3 E △

F 100 002 000 0 3
E 000 030 000 0 3
(延長10回 規定により引分)

投手:斎藤佑(6)-谷元(1)-宮西(1)-増井(1)-武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



それは、様々な意味で実に「稲葉らしい」記念の一打だったと思う。
1回表。
先頭打者田中賢が四球を選んで出塁すると、2番小谷野がきっちりと送りバントを決め、3番糸井もまた四球を選び、みんながつないだ一死一二塁の得点機。
しかし、若き4番中田がライトフライに倒れ、二死一二塁。
試合の立ち上がり、主導権を握る先制点が入るかどうかの分かれ道。
大歓声に迎えられて稲葉が打席に立った。
ヒメネス投手の投球はボールが3つ続いた。
“状況”を考えれば「勝負しないのか…」という疑念で集中力がややもすると失われかねないところだが、稲葉はあくまでも「勝負してくる。そして勝つ」気持ちを失わずにバットを振る。
そして、フルカウント。勝負の一球。
上手く腕を畳んで振りぬいたバットから稲葉らしい鋭いライナーがライト前へ!
二塁走者田中賢が躊躇なくサードベースを蹴り、懸命に本塁を目指す。
本塁上でクロスプレーとなったが、果敢にスライディングした足先がベースに入り、アンパイアの判定は「セーフ!」
先制タイムリーヒット。
いつもいつも、チームの勝利を何よりも優先するプレーを続けてきた稲葉にふさわしい2000本目のヒットだったと思う。
こころから、おめでとうと、そしてありがとうと言いたい。

けれど。
1-0で迎えた第2打席。
連打と死球で作ってくれた一死満塁の大チャンス。
稲葉はセカンドゴロ併殺に倒れ、ほしかった追加点のチャンスは一瞬にして無に帰した。
さらに、5回の第3打席。
先頭打者鶴岡が選んだ四球をきっかけに、相手の守備の乱れと四球連発で再び満塁のチャンス。
中田が倒れて二死満塁。
今度こその期待がかかったが、稲葉のバットからも快音は響かず、2度の大きなチャンスを潰したファイターズから「流れ」は去っていくことになってしまった…。

6882打数 2000安打 打率.291
稲葉篤紀の今日(4/28)時点での生涯通算成績である。
つまり。
栄光に輝く2000本の安打の影には、約2.5倍もの4882本の“凡打”が横たわっているのだ。
偉大な記録を作ってきたのは、ヒットを打ってチームに貢献できた喜びだけではない。
その何倍もの悔しさを稲葉は味わってきたのだと思う。
「あの時打っていたら…」という後悔で眠れない夜もあったかもしれない。
打てない打席が続いて、スタンドから降り注ぐ落胆のため息が重くのしかかるばかりの日々もあっただろう。
それでも、逃げず、恐れず、やるべきことをやりぬいてきたからこそ、今日の日がある。
本当に素晴らしいのはそこなのだと思う。

中田や陽など、若い選手たちは、尊敬する先輩の偉業達成の瞬間と、チームメートは当然、敵地でありながら全てのファンと、そして相手チームからも祝福に包まれる姿を目の当たりにして、感動し、「いつか自分もあんな風に…」という夢を描いたかもしれない。
その夢を叶えるためには。
華やかなヒットという「結果」だけでなく、その何倍もある“凡打”に終わったときに稲葉が打席でどういうトライをしているか、そもそも試合に臨むにあたってどのような取り組みを続けているのか、しっかりと見つめて、お手本にしてもらいたいと思う。

喜びと悔しさを繰り返す、稲葉の旅はまだ続く。
いつまでもいつまでも、続いてほしいと願っている。
頑張れ!稲葉!!



<4/29 予告先発投手>
F 武田勝
E 戸村

今日から始まった9連戦。
先発投手が6イニングで交代し、勝ちパターンの中継ぎ投手(谷元・宮西・増井・武田久)を全部つぎ込んでも「勝ち」をつかめない、厳しいスタートになりました。
当然、武田勝には長いイニングを投げてもらいたい期待がありますが、最初からペース配分を考えて“加減”しようとせず、いつも通り、ひとりひとり、1イニングずつ、勝さんらしいテンポで投げていけば、自ずとイニングは伸びていくと思います。
前回のイーグルス戦では勝利投手になったものの、緩い球を軽打で狙い撃ちされ9安打を浴びる苦しい投球でしたので、大野とふたり、しっかり作戦を練ってリベンジしてほしいです。
打線は、再三好機を作りながら生かせなかったことで、相手に流れを渡す結果になってしまいました。
それでも、完全に負けにつながる「流れ」から同点まではもっていける力があるのですから、状況が苦しくなる前に「1点」を重ねていけるよう、知恵と勇気を振り絞って戦ってほしいと思います。
特に中田くん。
君が手にしているバットは、重圧を振り払うために闇雲に振り回す魔よけかなんかじゃありません。
相手投手を倒すために振りぬく武器です。
技術的なことはわかりませんが、投手と打者は“勝負”ですから、戦う気持ちがない限り結果は出ないと思います。
これと決めた球だけ狙って、思い切りシバキにいったらええやん?
戦え!翔!!



◆トレードのお知らせ
本日4月28日(土)、北海道日本ハムファイターズの今成亮太捕手(24)と阪神タイガースの若竹竜士投手(24)のトレードが、球団間で合意に達しましたので、お知らせいたします。

<今成選手コメント>
「7年間、お世話になりました。1軍に定着してもっと勝利に貢献したかったという思いはありますが、北海道や鎌ケ谷をはじめ全国各地で大きな声援を送っていただいたことに感謝いたします。タイガースで活躍することが恩返しになると思いますので、これからも温かく見守ってください。本当に有難う御座いました」

いつも明るく元気な亮太がいなくなるのは、本当に淋しい思いでいっぱいです。
けれど。
プロ野球選手今成亮太にとって、このトレードはものすごいチャンスだし、愛着を抜きにして考えれば、球団は「正しい」決断をしてくれたと思います。
ファイターズには鶴岡30歳、大野25歳という、まだまだ先の長い“正捕手”がふたりもいる。
そして、将来を期待される近藤18歳の入団。
亮太は打力を含めて実力を備えた捕手だけど、いかんせん今のファイターズのチーム事情の中では、その実力を発揮する機会を見つけるのは難しく、常々もったいないと考えていました。
タイガースは、城島選手が膝に故障を抱えてファーストへコンバート、元イーグルスの藤井捕手(現在故障中ですが近々復帰する模様)は35歳のベテラン。
若い捕手たちが次の正捕手を目指して競争している中に亮太は飛び込んでいくことになる。
絶対に!勝ち抜いてほしいです。
タイガースファンは厳しいけれど(笑)、認めてもらえる選手になれ!
頑張れ!亮太!
つかみとれ!亮太!
応援してるから!



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月29日

4/29 イーグルス5回戦〜エースは魔法使い〜

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◆4/29 イーグルス5回戦(Kスタ)

○ F 4 − 0 E ●

F 000 102 001 4
E 000 000 000 0

投手:☆武田勝(9)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


何が起きるかわからないのが野球なのに、武田勝は、チームが「こうしてくれたら嬉しいなぁ…」と望む結果と内容を“理想通り”に実現してくれました。
1、2回こそ四死球3と多少のもたつき感はありましたが、3回以降は無四球・被安打たったの2本とテンポよく、危なげなく、それでいて野手たちをほどほどに動かしながら、攻撃へのリズムを生み出す投球。
また、長い連戦が始まったばかりで、出来ればリリーバーたちを酷使したくないチーム事情を考えれば、失点しそうな気配もなく、次回登板への影響を考慮しなければならないような球数を費やすこともない(9回96球)投球内容は、迷いなく最後まで試合を任せられたという点でも素晴らしいものでした。
ひとつの試合においてはチームを勝利へ導き。
投手陣全体の稼動プランを助ける。
まさしく「エース」の仕事。
すごいよ、勝さん!(笑)

あまりにも安定感たっぷりで、途中から守りのイニングは完全に油断して観戦していたのですが、びっくりしたのは4回裏の守り。
3人の打者(クリーンアップ)が全員初球を打って凡退。
つまり、たった3球で3つのアウトを取りました。
たぶん、初めて見たと思います。
投手にとって「究極のピッチング」とはどのようなものかと考えたとき、例えば、全部のアウトを三振で奪取するなどはひじょうにカッコイイし派手です。
でも。やっぱり“究極”は、ひとり1球、27球で27個のアウトを取ること。
打者が「打てる」と思ってバットを振り、確かに当たるのだけど、絶対にヒットにはならない。
魔法のようなピッチング。
実際には27球というのは不可能でしょうが、三振が少なく、さっさと“打たせて”アウトを重ねていく武田勝の投球は、それに近い感覚があるように思います。
バットに空を切らせる速球も、バットをへし折るような剛球もないけれど。
小柄な左腕は、思う以上に怖ろしい“魔法使い”なのかもしれません。


打線ではスレッジがタイムリー二塁打とツーランホームランで合計3打点。
スレッジに当たりが出だすと、得点力はまだ上がるはずです。
当初、打順は「6番スレッジ・7番陽」でしたが、調子のいい陽を6番に上げた現在の打順のほうが、むしろ得点につながりやすい気がします。
今日のように、二死からでも陽が出塁して、盗塁で得点圏を作って、勝負強いスレッジが返す形。
盗塁できなくても、陽の俊足とスレッジの長打力があれば、ふたりで1点というケースはありえます。
逆の打順だと、スレッジが出塁しても“仕掛け”ようがなく、彼をホームに還すためには、アウトひとつ(犠打など)とヒットとか、ヒット2本とかが必要であり、二死からでは得点に結びつく可能性は低くなります。
もちろん、常にイニングの先頭打者が出塁してチャンスメークしていくのが得点への可能性を広げる一番の方法ではありますが、当然いつも理想通りにはいきません。
一死からでも、二死からでも、どの打順から始まっても。
なるべく多くの得点獲得オプションを準備し、しつこく「1点」を狙っていかなくては、現在の投高打低のプロ野球界で勝ち星を重ねていくのは難しい。
それはさておき。
スレッジの“大当たり”はチームにとって待っていた朗報。
このまま上がり続けてほしいです。
頼りにしてるよ!スレッジ!!


<4/30 予告先発投手>
F 吉川
E 塩見

吉川は「魔法使い」ではありません(笑)。
けれど。「27個三振」を狙えるような強いボールを投げることができます。
自信を持って投げ込んでいけばいいと思います。
3勝目へ!
頑張れ!吉川!!

スレッジのような「結果」は出ませんでしたが、中田の“打席”での姿や打球は昨日より断然良くなっていました。
今日のようなバッティングをしていれば必ず「結果」はついてくるし、「結果」ひとつがきっかけになるはず。
迷わず、振れ!


これでイーグルス戦は1勝1分。
明日も勝って勝ち越して、札幌ドームでの残り6試合の連戦に向かう活力にしよう。
進め!ファイターズ!!



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2012年04月30日

4/30 イーグルス6回戦〜投手が強くなる環境〜

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◆4/30 イーグルス6回戦(Kスタ)

● F 1 − 2 E ○

F 000 001 000 1
E 000 000 20x 2

投手:★吉川(7)-森内(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


先発投手の仕事は「チームに勝つチャンスをもたらす試合を作る」ことだと思う。
MLBではその条件を具体的に「6回自責点3」(クオリティ・スタート=QS)とし、QS率(先発回数におけるQSの比率)を、先発投手の能力を評価するひとつの基準としている。
QS率は、ある投手が総合的に信頼できる先発投手であるかどうかを測るには有効な指標であると思われる。
しかし、当たり前のことだが、実際の試合ひとつひとつで、“勝つチャンスをもたらすために必要な条件”はいつも同じとは限らない。
今日のように、味方打線から全くと言っていいほど「得点の匂いがしない」場合(わずか4安打に抑えられた)、勝つためには無失点で抑え続けることが要求される。
味方からどうにか1点を先にもらった以上、先発吉川に求められたミッションは、あくまでも「失点0」であり、「7回自責点1」としっかりQSはクリアしていても、先発投手の仕事を果たせなかった責任は吉川自身にもあるのだ。
だからと言って、吉川を責めるつもりは少しもない(投球内容は決して悪くなかった)。
むしろ、彼自身がこれだけの難しい条件でありながら、クリアできなかった責任を感じて悔しがっていることを嬉しいと思う。
先発投手の責任は「勝てる試合を作ること」だけれど、エースの責任は「“どんな場合でも”勝てる試合を作ること」。
高い目標に向かって、吉川はきっと伸びていってくれる。


ちなみに、今年5試合登板した吉川の成績は以下の通り。
4/1 vsライオンズ 8回 自責点1 QS ●
4/8 vsマリーンズ 5回 自責点1 ○
4/15 vsイーグルス 8回 自責点0 QS –
4/22 vsバファローズ 7回 自責点0 QS ○
4/30 vsイーグルス 7回 自責点1 QS ●

QS率80%(5回登板 QSクリア4回)ながら、2勝2敗。
唯一QS未達成だった試合(イニングが足りなかった)で勝利したケースもあるが、QSクリアした4試合のうち2つで敗戦(どちらも自責点はたったの1点)。
先発投手が担う責任は大きいが、いくら投手が頑張っても、やはり、野手たちが攻撃・守備で力を合わせなければ、チームとして勝利を得ることは出来ないのだ。
ただ。昨年から導入された統一球の影響で、ファイターズに限らず得点力が落ちているのは確かなことである。
“飛ばないボール”は、投手にとって、相手打線に向かっていくには有利な条件になっていると思うが、一方で、味方打線も同様に得点力が低く、多くの援護点が望めず、自ずと接戦が多くなる傾向は、マウンドでのプレッシャーを大きくしているのではないかと推測される。
そんな環境の中で、結果を出して生き残っていくのは本当に強い投手だけ。
吉川にしろ、斎藤佑にしろ、一年間ローテを守り続けたなら、相当の経験値が得られる。
厳しいだろうけど、戦い抜いてたくましく成長してほしいと思う。



競り合いを失策がらみで落とす、後味の悪い敗戦になりましたが、明日からは月も変わり、カードも変わり、ホームに戻っての戦いになります。
気持ちを切り替えて、またスタート!
投手も野手も、やるべきときに、やるべきことを、ひとつひとつ集中して戦ってほしいと思います。


<5/1 予告先発投手>
F 多田野
H 山田

当初軽症と思われていたケッペルが検査のために帰国し、長期離脱の可能性も出てきたようですから、多田野の役割もチームにとってさらに大きなものになっています。
明日は、ファイターズがひじょうに苦手としている山田投手とのマッチアップなので、「勝てるチャンスのある試合を作る」仕事のハードルは高いものになるはずです。
絶対先に失点しないこと。
厳しい条件ですが、多田野だから期待します。
しかし、投手よりも奮起してほしいのは打線。
特に山田投手にはやられてばかりですから、同じことの繰り返しにならないよう、「準備」していることが伝わってくる攻撃が見たいですし、結果も求めたいです。
前回対戦では負け越したホークスを“苦手”にしないためにも今回は絶対勝ち越したいところ。
まずは初戦。山田投手から勝って、勢いをつけましょう。
頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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