2012年06月02日

5/31 スワローズ2回戦〜悔しくて眠れない夜〜

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◆5/31 スワローズ2回戦(神宮)

● F 5 − 10 Ys ○

F 001 001 003 5
Ys 111 005 02x 10

投手:★斎藤佑(4)-植村(1.1)-乾(0.2)-榊原(2)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7遊金子誠 8捕鶴岡 9投斎藤佑

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>

(※試合翌日、録画観戦)


やはり野球は「見ないとわからない」ことが多いと改めて思います。
4回 被安打8 自責点3
先発斎藤佑のこの“数字”だけをみれば、「相当ダメだったな」と思いましたが、実際に見てみると、少なくても前回登板よりは内容的に良かったような気がします。
初回、アンラッキーなヒット(イレギュラーバウンドや、ポテンヒット)がらみで先制点を与えてしまったことで、“勝てていない”斎藤佑は、ペースをつかむことが出来ず、動きやすい心理状態のまま、試合は進んでいきました。
そして、2回には相手投手にタイムリー二塁打を浴び(打者が投手だったため浅く守っていた外野の頭を越された)、味方が1点を取り返してくれた直後の3回には、警戒していたはずの相手主砲に一発を浴びてまた1失点。
たしかに、「点の取られ方」はひじょうによろしくなかったです。
しかし、その他の打者の討ち取り方は、いつもの斎藤佑らしく“タイミングをはずした”、完全なスイングをさせない投球で、ボール自体は高めに行くことが多かったのは気になるところですが(ただ、低めの意識が強すぎると逆にボールが高く浮く、と吉井コーチは言っています)、前回のように慎重になりすぎて球数ばかりがかさんで自分を苦しくする(ならびに試合のテンポを悪くする)ことはありませんでした。
そして、とうとう4回はきっちり三者凡退。
ここまで球数は56球。試合展開は1−3と2点差。
ゲームも斎藤佑も「ここから」というところで、しかし、監督は斎藤佑を降ろしてしまいました(打席が回ってきたところで代打を送った)。
前回登板では、内容もテンポも悪く、投球数も5回で100球を越えていた(はず)斎藤佑を、同点の6回、「苦しいところで頑張ってこそ真のエース」との考えでマウンドへ送りだしたように、今回の少し早すぎる降板も監督の“先を見据えた”決断だったのだとは思います。
けれど。
「立ち上がり苦労しても、徐々に調子を取り戻していく」のも一流投手の条件のひとつだし、この試合の斎藤佑の内容は、4回に立ち直りの兆しを見せていたことも含めて、もう少し投げさせてみてもよかったような気がしました。
実際、打席に立つ準備をしている途中で、中嶋コーチから降板を知らされたあと、斎藤佑が見せた表情は、押し殺してはいたもののひじょうに悔しそうな強い感情をうかがわせるものでした。
その悔しさこそが明日への成長の糧なのかもしれませんが…。
次こそ。
どんな不運があっても負けない「強さ」でマウンドに立ち続けてほしいと願っています。



攻撃は、久しぶりに5点も取れたのはよかったのですが、ただスワローズも同じ13安打で10点を挙げているのに対して、いかにも効率が悪い。
特に4回表。
稲葉の二塁打と金子誠の内野安打で作った一死一三塁のチャンス。
ラッキーな内野安打で広げたチャンスには勢いがあり、また色々な“仕掛け”も出来る状況だっただけに、連敗中のスワローズは2点リードしていてもひじょうに嫌な局面だったと思います。
ところが、打者鶴岡が初球から強振してゲッツー。
次の打者が投手だとしても、試合はまだ中盤に差し掛かるところであり、まず「1点」を奪えば流れが呼び込める可能性がある場面で、何の揺さぶりも仕掛けもないまま、一瞬にしてチャンスは潰れ、流れはスワローズへ。
結果的に点になるかならないかは別として、もう少し意図の感じられる攻撃が見たいです。
ただ。
稲葉や糸井に当たりが戻ってきたことと、フォーム変えた中田翔が自分のスイングを取り戻しつつあることはチームにとって朗報。
仕掛けるところ、押すところ。
次は打線もいい「かみ合わせ」になっていけばと思います。




<6/2 予告先発投手>
F ウルフ
T 能見

守備も攻撃も、1回と6回がポイントになる試合が多いです。
どちらの投手も不安な立ち上がりの攻防。
そして、先発投手に疲労が出てくる一方で、そろそろ打者たちも3順目ぐらいになって目が慣れてくる中盤の攻防。
ディフェンスは、中盤なら継投も含めてスキなく。
攻撃は逆にスキを見逃さず。
最後に追い上げるのも大切ですが、最初から優位に立って、その優位を少しずつ広げていくような磐石の試合展開を求めて。
頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6/2 タイガース3回戦〜忘れてはいけないこと〜

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◆6/2 タイガース3回戦(札幌ドーム)

○ F 2x − 1 T ●

T 001 000 000 0 1
F 000 100 000 1x 2

投手:ウルフ(6)-宮西(1)-増井(1)-森内(1)-☆武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



「1点」が遠くなるような攻撃ばかりでした。
確かにタイガース先発・能見投手は素晴らしい投手で、連打で得点は難しかったと思います。
だから、数少ない出塁をとにかくチャンスへ、得点圏へと広げていきたいところだったのに、“作戦”はことごとく失敗。
1回裏。先頭糸井出塁を小谷野の送りバントで一死二塁と出来たのが唯一の成功例。
3回裏。9番大野が四球で出塁。しかし、糸井の打席、カウント2ボールから、おそらくヒットエンドランだと思いますが、相手バッテリーに外されて、結果的に大野は盗塁刺。
その後、糸井がまた四球で出塁するものの、小谷野は内野フライに倒れてただアウトカウントが増えただけ。さらに、田中賢の打席で今度は盗塁を仕掛けるも失敗。
エンドラン、強攻、盗塁。
ひとつのイニングで3度も、一塁走者を二塁へ進める“作戦”が失敗しました。
「なんだ、こりゃ」です(笑)。
4回裏。一死から中田がショートの失策(限りなく内野安打に近かったと思う)で出塁。稲葉の打席、2ストライクから稲葉が三振する間に中田の盗塁が成功しましたが、これもエンドラン失敗(稲葉空振り)を中田の走塁が救った、“結果オーライ”だった可能性があります。
ただ。経過はどうであれ、“出来た”二死二塁のチャンスを積極的な打撃で「1点」にしてくれたよう岱鋼のタイムリーは素晴らしかったです。
これで同点。試合は振り出しに戻りました。
8回裏。一死から糸井が内野安打で出塁。小谷野には特にサインは出ていなかったと思います。3ボールから空振り、次の投球をキャッチャーへのファールフライに倒れて二死一塁。
続く田中賢がライト前ヒットを放ち、二死一三塁のチャンスが生まれましたが、それだけに、小谷野の打席に“進める”工夫がなかったのが残念な気がします。
そして、9回裏。
「1点」取ればサヨナラ勝ちという局面です。
先頭打者の稲葉が四球を選んで出塁。サヨナラの走者ですから、是が非でも得点圏に進めたいところ。後ろには勝負強いベテランふたり、二岡と金子誠が並んで待っている。
打席の陽は送りバントの構え。誰もが当然の策だと思ったはずですが、構えから一転、バスターで打って出て、結果は最悪の併殺。
もちろん送りバントが100%決まった保証はありませんが、少なくても併殺になるリスクはずっと低かったはずだし、あえてこの局面でバスターを“仕掛ける”意味が全く理解できませんでした。(今もわからない)
サヨナラのチャンスを作るはずが、がっかりしたまま延長戦へ。
正直、嫌な流れにしかなりませんでした。

こうやって、重苦しい攻撃に終始する打線を、しかし、先発ウルフをはじめとした投手たちが、頑張って頑張って、よく最後まで支え続けてくれたと思います。
ディフェンスもミスなく、アウトにするべき打球をきっちりアウトに出来ていましたし、特に、10回表、二死二三塁のピンチで、最後のアウトになったショートゴロなど、金子誠は簡単にアウトにしてみせましたが、実際は深い位置で捕球しており、決して簡単な処理ではなかったと思います。

そして。もうこれ以上の延長がない10回裏の攻撃。
マウンドにはタイガースの守護神・藤川球児投手。
一死から代打・ホフパワーがフォールボールを上手く拾って技ありの二塁打を放って、“一人で”得点圏のチャンスを作ると、糸井は敬遠、小谷野が四球を選んで一死満塁。
田中賢が初球のストレートをしっかり外野へ弾き返してサヨナラ勝ち。
重苦しい空気を一掃し、チーム全体が大いに盛り上がる、ドラマティックで幸福な結末を迎えることが出来ました。


けれど。
「終わりよければ全て良し」というわけにはいきません。
失敗ばかりだった“作戦”を忘れてはいけない。
最後の最後に勝ち越す「前」に、もっと早い段階で優位に立って進める試合が出来なければ、投手たちに負担ばかりがかかり、厳しい夏から秋にかけて、昨年の二の舞になりかねません。
サヨナラ勝ちの勢いと明るいムードはそのままに。
反省すべきところは反省を忘れず、もっと理にかなった野球を展開できるように。
明日から、また始まりです。
頑張れ!ファイターズ!!


<6/3 予告先発投手>
F 武田勝
T メッセンジャー

勝さんで勝つ!
それだけです。
今日は勝ちましたがウルフには勝ちがつかず(武田久が勝利投手)、最近、先発投手で勝ちがついているのは吉川だけです。
先発4本柱(武田勝・斎藤佑・吉川・ウルフ)にはしっかり勝ち星を重ねてもらいたい。
そのためには、まず勝さん自身が「先に点をやらない」ことが大切ですが、打線も早い段階から得点しなければ、先発投手の勝ち星に間に合いません。
序盤から、最大の集中力で「1点」を奪いに行ってほしいです、ほんとに。
明日も勝つぞ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

6/3 タイガース4回戦〜「エース」も修行中〜

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◆6/3 タイガース4回戦(札幌ドーム)

○ F 7 − 3 T ●

T 000 030 000 3
F 200 010 04x 7

投手:武田勝(7)-☆増井(1)-武田久
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



8回裏の攻撃は「詰め将棋」のような気がしました。
先頭打者の稲葉が、このイニングから登板した左腕リリーバー・筒井投手を相手にヒットで出塁。
左打者・稲葉封じが最大の“仕事”であったはずの、左腕リリーバー投入のもくろみを打ち砕いたのがまずは「王手」への第一歩。
前日の試合、9回裏に全く同じ局面(試合は同点。先頭打者稲葉出塁)があり、陽の打席でバスターエンドランを敢行して併殺に終わった経緯もありましたが、ここは“手堅く”送りバントを成功させて一死二塁。
“手堅く”とは表現したものの、実のところ、この局面から「詰ます」ためには犠打が最善手であり、最も強い一手だと個人的には思っています。
なぜなら。
前日はDHとして先発していた、そして今日は代打の出番を待ってベンチに控えていた二岡が次の打席に立ち、その後ろには昨日も今日もやっぱり金子誠がいる。
一振りにかける集中力がどんどん研ぎ澄まされている二岡は、チャンスでファイターズが打てる最強の一手。
一方、金子誠は、トータルの確率が高い打者ではありませんが、試合展開の「ここぞ!」というターニングポイントを感じ取るセンスと、勝負どころであればあるほど“冷静に燃える”異能の打者。
大駒・二岡と力勝負するか、桂馬のごとく思いがけない奇襲を喰らう可能性のある金子誠と勝負するか。
相手バッテリーはどちらか一方とは必ず勝負をしなくてはならず、ファイターズとしてはどちらと勝負してもらっても構わない、まさに「王手」と言える打線の並びです。
もちろん、本当の将棋とは違って「詰めろ」の形になっても絶対に詰むわけではありませんが、この試合では、とりあえず大駒・二岡を避けた相手玉を、金子誠が跳ねて襲って粉砕。
無駄なく美しい詰め筋で、勝負ありました。



先発武田勝は、毎回走者を背負う、苦労の投球でした。
珍しく初球からでも積極的に打ってきたタイガース打線の“作戦”と、バッテリーが「決まった」と感じるコースになかなか手が上がらないアンパイアのストライクゾーンへの戸惑いで、ペースをつかめないまま試合が進んでしまった気がします。
けれど。
毎回苦しみながらも、キレることなく、投げ出すことなく、どこまでも粘り強く自分のピッチングを、最後まで続けてくれたと思いました。
確かに、味方が2点先制してくれたリードを守りきれず、5回表に3失点してしまったのは大きな反省点ですが、それ以上に、またすぐに味方打線が1点を取り返して同点となった後、6回、7回とスコアボードに刻んだ「0」が、真に「エース」と呼ばれる投手へのまた一歩の前進です。
長いシーズン、実力のある投手だって、いいときばかりではありません。
多少内容が押されていても、簡単に失点しないこと。
打たれることがあっても、試合を壊さず、チームに勝利の可能性を少しでも多く残すために、最低限の被害で食い止めること。
ダメージを引きずらず、不利な状況からでも建て直していけること。
マウンドをやすやすとは明け渡さないこと。
こうした力は、実際に苦しいときでも投げ続ける経験によって身につくものだと思います。
吉井コーチこそ何度かマウンドへ激励にやってきましたが、接戦の展開の中、毎回のようにピンチを招いても、交代させることなく7回を投げきらせてくれた指揮官。
若い選手たちに期待を抱いているのと同じように、武田勝に対して「もっとやれる」と信じているのだと思いました。
その信頼に応え、試合を守り、投げぬいた115球の経験は、必ずや次回以降の登板に生きてくるはずです。
森内や乾など、厳しくも“おいしい”場面で投げさせてもらえる若い投手たちだけでなく、投手陣ではちょっとおじさんの武田勝だって「修行中」。
エースの中のエースへと。
頑張れ!勝!!



<6/5 予告先発投手>
F 吉川
C 大竹

自分の「いい球」でぐいぐい押していっていいのではないかと思います。
慎重になりすぎず、先のことを考えすぎず。
吉川光夫の実力を、札幌ドームのマウンドで出し切ってほしいです。
キミのストレートは簡単には前に飛ばない。
自信を持って、頑張れ!光夫!

マツダスタジアムでのまさかの大逆転勝利は、カープにとっては忘れられない悪夢だったはずです。
それだけに、今回は並々ならぬ気迫で向かってくると覚悟した方がいい。
まずは初戦。
負けない気迫で立ち向かってほしいと思います。
戦え!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

6/5 カープ3回戦〜カオスの海から〜

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◆6/5 カープ3回戦(札幌ドーム)

● F 3 − 12 C ○

C 007 100 040 12
F 100 000 200 3

投手:吉川(2.1)-★土屋(0.0)-榊原(2.2)-乾(2)-森内(1)-宮西(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



まず何よりも、吉川から頭部死球を受けた東出選手に大事がなくて本当に良かったです。
あの状況で、ぎりぎり最小限のダメージで済むように上手に避けてくれた東出選手に心から感謝します。
自分自身の身を救い、そして、吉川のことも救ってもらいました。
(本当に救われたかどうかは次の登板で証明してくれるはずです。)
申し訳ありませんでした。
ほんとうにありがとうございました。




3回表、一死から吉川が危険球により退場処分を下され、マウンドから去ったとき。
試合は、先が全く見えないカオス状態に陥りました。
だから。
ここから先、“絶対に普通じゃないものが何か見られる”
それだけは確信できました。
カオスの海から生まれ出るものには無限の可能性がありましたが、結果的に育ってしまったのはファイターズを食いつぶすモンスター。
今日昇格したばかりだった土屋の緊急登板の代わり端、小柄な赤松選手にいきなりレフトスタンドへいとも簡単に放り込まれた瞬間、進む道筋は決まってしまったような気がします。
土屋はわずか12球を投じる間に、ひとつ四球を与え、4本のヒットを打たれ、アウトをひとつも取れないまま降板(結果として5失点)。
ロングリリーバーとして経験と実績のある榊原でも、一度転がりだした「流れ」を止めることはできず、さらに失点を重ねて、このイニングだけで合計7失点。
確かに“普通じゃないもの”はたっぷりみることができました(嬉しくはないw)。
ただ。やっぱりもったいなかったとは思います。
状態がいいから一軍に昇格してきた土屋にとって、緊急登板のマウンドは、大変ではあっても、同時に、ある意味願ってもないチャンスの舞台だったはず。
野球に「たら」も「れば」もないのは重々承知していても。
最初にアウトがひとつポンと取れていたら…?
ネガとポジのように反転した楽しい世界が、あのカオスの海から生まれていたかもしれません。
森内(今日は炎上しましたが)や乾のように、若い選手たちが「いい場面」に起用されて、厳しいところでもチャンスをものにする姿を見てきただけに、正直、あの場面での土屋には大きな期待がありました。
けれど。やっぱり実績のない若者が、一軍の舞台、ましてチームのピンチであり、自分にとっては大きなチャンスという場面で、平常心を保って、自分が持っている実力をそのまま出し切ることがどれほど難しいことか。
それでも。何度跳ね返されても、諦めずに前を向いて進もうとする選手だけが、いつかは成功をつかめます。
吉川だって、ここまでたどり着くのに5年かかった。
「今日の失敗があったから」といずれ振り返って言えるように、今日の自分から逃げず、正面から向き合って、次のチャンスに必ずや生かせる反省と対策をしてほしいと思います。


チームとしては、年にいくつかはこういう試合もあります。
大切なのは「次」。



<6/6 予告先発投手>
F 斎藤佑
C 野村

マツダスタジアムで同じマッチアップがあった“再戦”となります。
前回は0-1で敗戦。
斎藤佑は1点に泣き、打線はルーキー相手に無得点。
悔しい思いをしましたが、リベンジの機会をいただいたのを幸い、きっちりやり返してもらいたいです。
今日の試合が完全に「投壊」状態になってしまったことと、相手打線に火と勢いがついたままであることを考えれば、先発する斎藤佑の役割はきわめて重要になります。
勝てていないとか、内容が良くないとか言ってる場合じゃありません。
ファイターズがファイターズらしい野球を取り戻した上で、絶対に勝つために。
チームの最前線に立って、守るのではなく、どんどん攻め込むようなピッチングをしてもらいたい。
まずは先手必勝。
1回表の守りからペースを握れるように、気合入れてGO!です。
頑張れ!勇気の佑樹!!

打線も野村投手と2度目の対戦である以上、無策で終わることは許されません。
ルーキー投手を苦しめるような攻撃で、じわじわと追い込み、追い詰め、マウンドから引きずりおろせるように、しっかり「傾向と対策」がなされていることに期待します。

嫌な負け方をした後だから、明日は絶対に負けられません。
「流れ」を食い止める勝利を!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月07日

6/6 カープ4回戦〜Heaven helps those who help themselves〜

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◆6/6 カープ4回戦(札幌ドーム)

○ F 2 − 1 C ●

C 100 000 000 1
F 100 000 01x 2

投手:☆斎藤佑(8)-S武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



「天は自ら助くる者を助ける」
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味。
怠惰な者には、決して幸福は訪れないということ。


初回、失策をきっかけに失点し、中盤まで毎回走者を背負いながら、打線の援護もないまま、それでも辛抱強く“攻めて”試合を守り続けた斎藤佑。
その努力は、初めてのバースデー勝利となって報われた。

自らの失策が、初回の失点につながってしまった田中賢。
その裏の攻撃では、無死一三塁という絶好機に見逃しの三振。
けれど。もう一度巡ってきた8回裏のチャンス。
二死一三塁の状況で、鋭く振りぬいた一打は、詰まりながらも早い打球となって一二塁間を抜けていった。
「ここぞ」という場面での一振りで、一度はチームを苦境に陥れた田中賢が、迷惑をかけた斎藤佑に、そしてチームに、勝利をもたらしたのだった。

勝ち投手の権利がもらえるかどうかギリギリのところで、信じ続けた味方打線からわずかとはいえ援護点をプレゼントしてもらえた斎藤佑。
「取り戻したい」想いを叶える可能性のある場面をつないでもらえた田中賢。
“天の助け”を、しかし、思い描いた“幸福”の形にしたのは、彼ら自身の勤勉なる努力の賜物。

Heaven helps those who help themselves.
彼らだけではない。
チーム全員が、それぞれの“持ち場”で自分がやるべきこと・やれることに全力を尽くし続けたから、昨日の大敗から一転、締まったゲームを展開し、なおかつ最高の勝利を得ることができたのだと思います。
これからも。
偶然を当てにしない。“皮算用”をしない。苦境に背を向けない。
不確かなものに頼らず、自分たちの力を信じて進み続けるチームであってほしいです。




8回の攻撃は、打席に立った全員が、持ち味を発揮し、“役割のバトン”が見事につながりました。
まずは金子誠。
いわゆる“美味しい場面”ではなくても、ゲームのターニングポイントをかぎつける嗅覚に人一倍優れた打者が、攻略困難を極めた野村投手からの継投に入った瞬間を見逃しませんでした。
ヒットで出塁すると、次は鶴岡。
下位打線の“送りバントの名手”が、プレッシャーのかかる場面でファーストストライクをきっちり転がす。
一死二塁。
金子誠のヒットも、鶴岡のバントで作った得点圏も、1点を挙げた初回以来。ほんとうに辛抱強く耐え抜いてきて、やっと再び掴んだ、貴重なチャンス。
打順は1番に戻って糸井。
「ここで絶対に1点を取る」
試合時間の消費が少なく、同点のまま複数イニングの延長も視野に入れなければならない状況の1点勝負で、絶対的に守備で頼りになる金子誠に代走・中島を送り込んだ采配に、指揮官の強い意志と、果敢な勝負師魂を感じました。
“決めたい”ところでしたが、糸井はよく粘ったものの、結果はセカンドゴロ。
ただし、走者は三塁まで進める進塁打にはなっていました。
タイムリーというベストではなくても、何かしらひとつチームのために。
糸井もこのイニングのつながりの輪の中に確実に存在感を残しています。
そして、2番小谷野。
正直、それがいいことなのか悪いことなのかわかりませんが、今の小谷野には「我」がありません。
一打出ればヒーローになれる“美味しい場面”でも、打ちたい気持ちに心乱されることなく、冷静にボールを見極めて四球を選びました。
先日の、タイガース戦でのサヨナラ勝利も同様、“決めるよりつなぐ”小谷野の我欲のなさが選ばせた四球が、結果として相手を逃げ場のない局面へと追い込む最強の“一手”になっています。
ゆっくりと打席に入るのは、誰よりもチームの勝利のために「打ちたい」、打たなければいけない理由を持った田中賢。
みんなが役割を果たしながらつないでくれたチャンスに、“決めるべき”人間が決勝タイムリーを放つ。
リアルタイムではみな、ただただ必死で。
応援する方も、ただただ祈るように必死で。
けれど。こうして振り返ってみると、とても美しく完成された「1点」。
斎藤佑の投球を含めて、シーズンが終わった後に、「あのときの勝利が…」と思い出される試合になるかもしれません。



大敗のあとを引きずらず、“らしい”野球で接戦を制する。
悪い流れはすぐにリセットして、いい形で次の戦いに臨める勝利になりました。
カープ戦を五分で終えて、厳しいセ・リーグ主催試合の遠征へと向かいます。
進め!ファイターズ!!



<6/8 予告先発投手>
F ウルフ
YB ブランドン

DH制がありませんから、どうしても得点力は下がります。
ので。「1点」を取れる確率を少しでも高める堅実な作戦と、簡単に「1点」を失わないために、投手を中心とした確実なディフェンスが出来るかどうかが勝敗のカギになると思います。
特に、内野ゴロを打たせてとるタイプのウルフが先発であり、慣れない球場で守る内野手たちの頑張りは必須です。
もちろん、エラーしないのが何よりですが、ただ、ミスはどうしてもなくならないのが野球でもある。
タイムリーエラーはどうしようもなくても、ミスが出たからといって、律儀に失点する必要はありません。
一番大事なのは、ミスが出た「次」。
ミスのないチームはもちろん最強ですが、例え失敗しても、落ち込みすぎず、気合を入れすぎず、平常心でプレーを続けられるタフネスを持ったチームも強い。
どんな試合展開になっても「強い」チームへと成長していけるように。
頑張ろう!ファイターズ!!

そろそろウルフにも「勝ち」を付けてあげたいです。



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posted by こなつ at 22:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月09日

6/8 ベイスターズ3回戦〜理想的な野球〜

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◆6/8 ベイスターズ3回戦(横浜スタジアム)

○ F 4 − 1 YB ●

F  000 201 100 4
YB 000 000 001 1

投手:☆ウルフ(6)-宮西(1)-谷元(1)-増井(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一ホフパワー 6中陽 7遊金子誠 8捕大野 9投ウルフ

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



3点リードで迎えた6回裏の守り。
1番打者がヒットで出塁して無死一塁。
2番打者はサードゴロ。
打者走者は俊足だったが、サード小谷野が落ち着いて“計算された”ワンバウンドスローで一塁アウト。
ただ。一塁走者はひとつ先の塁へと進んで一死二塁。
続く3番打者の打球は、一二塁間を抜けていきそうなゴロ。
しかし、セカンド田中賢が“捕球するべきポイント”が最初からわかっていたかのように、無駄のない動きで追いついて捕球すると、しっかりと体勢を整えて一塁へ送球、アウト。
走者はまたひとつ塁を進んで二死三塁。
そして、迎える4番打者。
強い打球がショートを襲うが、金子誠がなんなく捕球すると、深い位置から正確なノーバウンドスローを決めて、悠々一塁アウト。
自分の持ち味通り、丁寧に低めでボールを動かして内野ゴロを打たせたウルフと、堅実な守備で応えた内野陣。
投手と野手が一体となって、先の塁はひとつずつ与えてもホームベースは守り抜く。
信頼感に裏打ちされ、なおも深まっていくような守りだったと思う。
これが「投手を中心に守り勝つ」ファイターズの理想の守り。

7回裏のマウンドは、先発ウルフの後を託された宮西。
中継ぎ投手と言えば、最後を任されるクローザーやセットアッパーの存在が注目を浴びるけれど、先発からすぐ次の、「最初のリリーバー」の役割もひじょうに重要だと思う。
先発投手が好投してきた場合は特に、投手の「つなぎ目」にはスキが出来やすいところだが、宮西はストライク先行のテンポのよいピッチングで、わずか10球で三者凡退。
一切のスキを見せず、試合の流れを、ファイターズ有利のままスムーズにつなぐ継投は、8回の谷元へも綺麗につながった。
チームが作った良い流れをさりげなく“そのまま”渡していく、これが一丸となったファイターズ・ブルペンの理想の継投。

4回表の攻撃。
一死から中田がフェンス直撃の三塁打で出塁。
その打球よりもなお素晴らしかったのは、最初から貪欲に先の塁を求めての全力疾走。
「ひとつ先の塁へ」
ファイターズが継承し続けていきたい理想の走塁が、次世代の中田翔にもちゃんと伝わっていた。
一死三塁。
稲葉の“休養日”に5番・ファーストを任されたホフパワーは、久しぶりのスタメンというチャンスにも関わらず、「自分が」ではなく、落ち着いてボール球を見極めて四球を選び、「次」へとつなげてくれた。
そして、一死一三塁のチャンスで6番陽岱鋼。
腕を上手く畳むようにして、コンパクトに、でも力強く、基本のセンター返しがタイムリー二塁打となって1点先制。
なおも一死二三塁のチャンスで打席には金子誠。
“なんでも出来る”局面だったが、仕掛けたスクイズは完璧に外されてしまい、二死三塁へとチャンスは縮小してしまった。
押せ押せで、もう1点が入れば完全に流れを持ってこられるはずが、逆に相手の作戦的ファインプレーによって、もう一度流れが変わりかねない瀬戸際へと状況は変わる。
これが野球の面白いところでもあり、怖いところでもある。
けれど。まだ変わってしまったわけではないし、それだけに、ここが大事だと知っている金子誠は、しぶとく粘り強く食らいついて離れない。
とうとうレフト前ヒットを放ち、スクイズで取りそこなった1点を、今度はがっちり取り直すことに成功。
状況判断よく果敢な走塁、フォア・ザ・チームの精神、「ここぞ」の思い切り、失敗しても取り返そうとする諦めない気持ち。
全員の素晴らしい集中力でもぎとった価値ある2得点。
理想の攻撃で奪った得点には、「2点」以上の値打ちがあった。

理想の守り。
理想の継投。
理想の攻撃。
そして、先発投手ウルフに「勝ち」がつく理想の勝利。
何も言うことはない。
こういう試合がもっともっと増えていけばいい。
いいぞ!いいぞ!ファイターズ!!



<番外編>
◆6/9 “幻の”ベイスターズ4回戦
F  2
YB
※1回表終了後、降雨のためノーゲーム

投手:多田野
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7遊金子誠 8捕鶴岡 9投多田野

まず有権者の皆様に訴えたいのは、横浜周辺は朝からずっと雨が降り続いていたということ。
試合が開始した時点でも当然雨は、それも結構な量が降っており、1回表のファイターズの攻撃中にすでに1度、マウンドに土が入れられるほどコンディションは悪かったのであります。
“幻の”タイムリーヒットを放った陽岱鋼は、一塁へと走りかけて足を滑らせ、三塁からゆっくりと生還した田中賢は本塁付近の水溜りを避けながらの走塁。
これが野球をするコンディションなのでしょうか?
そして、ファイターズの1回表の攻撃が終了した時点で、すぐさま試合は中断。
30分以上待ちましたが、雨脚は少しも弱まることなく結局ノーゲームとなったのであります。
自然には勝てない…とかなんとか言う前に。
どう考えても、試合を始めてしまった判断に無理があった、これは明らかに「人災」なのであります。
プロ野球を行うには劣悪な環境で無理に試合を強行し、結局わずか1回表だけしか出来ないでノーゲームとなってしまい、両チームにもファンにも、何一つとして良いことなどなかった。
故障者が発生しなかったのは単なる幸運に過ぎず、選手には危険な状況でプレーすることを強要し、ファンを濡れたまま長時間スタンドに座らせた挙句、「野球を見せる」義務を果たせなかった主催者サイドの誤った判断は、まさに“訴えてやる!”的なレベルなのであります。
日程の関係上、確かにファイターズもベイスターズも試合はやりたかったには違いありませんが、いくらやりたくてもやれないものはやれないという当たり前をないがしろにした結果がこの有様です。
がっかりの中のがっかりなのであります。
以上、でたらめ“怒り新党”でした(笑)。


雨でかわいそうだったのは多田野です。
貴重な先発登板機会だったのになぁ…。



<6/10 予告先発投手>
F 武田勝
D 小笠原

ナゴヤドームは屋根があるから安心!
明日はちゃんと良好な環境で試合ができます。

さて。本拠地では1つも勝てなかったドラゴンズとのリターンマッチ。
ぜひとも勝ちたいです。
前回強さを見せ付けられただけに、今度はファイターズが「理想の野球」で勝ちたい。
まずは先発の勝さん。
今度は立ち上がりから自分のペースをがっちりとつかむため、「大胆な真っ直ぐ」と「低めに集める緩い球」のバランスが偏らないように、堂々と自分のピッチングを展開してほしいと思います。
そして、前回の課題として残った勝負どころでの粘り。
こちらがピンチのときは、相手も「打ちたい」気持ちで平常心を失いかけているときもある。
投げ急がず、「相手も苦しい」ことを忘れず。
“攻める”ことによって踏ん張りましょう。
そして、勝つ!
頑張れ!勝さん!

攻撃は、中田に多少当たりが出てきたことと、金子誠が下位打線を締めていることで、かなりつながりが良くなってきました。
きっちりいくところ、思い切りいくところ、粘り強くいくところ。
メリハリをつけて、相手が嫌がるような野球が出来たらいいと思います。
前回は本当に悔しかったから。
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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2012年06月10日

6/10 ドラゴンズ3回戦〜“勝たせてもらう”投手じゃない〜

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◆6/10 ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)

△ F 1 − 1 D △

F 000 000 100 1
D 000 000 001 1

投手:武田勝(6.1)-森内(0.0)-宮西(0.2)-増井(1)-武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7遊金子誠 8捕大野 9投武田勝

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



6回表。
一死走者なしの局面で打席に立った武田勝は、積極的にバットを出し、結果ショートゴロではあったが、一塁まで全力で走った。
その姿を見て。
武田勝は心から勝ちたいのだと感じた。

4月29日以来「勝ち星」に恵まれていない武田勝だ。
もちろん「勝ちたい」に決まっている。
けれど。「勝たせてほしい」わけじゃない。

7回表にやっと味方打線が「1点」を取ってくれた直後の7回裏。
先頭打者に、今日通算3本目のヒットを打たれると、送りバントで走者を得点圏へと進められて一死二塁。
わずか「1点」ではあってもこのまま守ればチームも武田勝も“勝てる”。
そのための正念場であり、最大の踏ん張りどころ。
けれど。「勝つ」ために乗り越えなければならない壁に立ち向かう機会は、武田勝には与えられなかった。
『勝に勝ちをつけてあげたい一心で早めに(継投の)勝負をかけた』と栗山監督は試合後コメントしているけれど、武田勝を「エース」と信頼するならば、また、今日の投球内容を評価するなら、継投で“勝ちをつけてあげる”のではなく、自分で“勝ちをつかむ”勝負をさせてあげてほしかった。
もちろん、続投した結果、同点、逆転の可能性だってあったけれど、それならそれでしかたがなかったと納得できる。
けれど。ピンチの場面を残して、まだ投げられたはずなのに、“勝ちをつけてもらうために”武田勝がマウンドを降りたことで、チームの勝利だけでなく、勝の“勝ち星を消さない”プレッシャーが、リリーバーたちの、唯でさえ常に重荷を背負う肩にのしかかることになったし、決して失点することなく逃げ切る厳しい制約は、投手だけでなく野手たちをも重たい空気で包み込んでしまったように感じた。

8回表。
一死三塁から1番・2番の打順に回っても無得点。
9回表。
一死二塁で5番・6番に「ここ1本」が出ない。
チャンスを潰し続けて迎えた最終回の守り。
守護神が一死満塁のピンチを招くと、ショートゴロ併殺崩れの間に失ってはいけない「1点」が失われて引分。
決してドラゴンズに負けたわけじゃないけれど。
戦わなくてもいいものと戦って敗れた…そんな後悔ばかりが残る結末だった気がする。
シンプルに、「チームの勝利」だけを目指して戦うことが、逆に、ひとりひとりの選手の頑張りに報いる唯一の道なのではないかと思う。




勝さん、ナイスピッチングでした。
大胆な真っ直ぐと、低めにコントロールされた変化球をテンポよく投げ込みドラゴンズ打線を翻弄。
打者のタイミングを外す、勝さんらしい投球を、大野の盗塁刺や稲葉さんの上手いバント処理なども盛り立て、危なげなくイニングを消化してくれました。
今日は相手先発の小笠原投手も素晴らしい内容で、なかなか援護点がもらえなかったけれど、今日のようなピッチングを取り戻せたからには、次はきっと勝てるはずです。
いや、勝とう!絶対に勝とう!
誰に謝ってもらう必要もない勝利を、自分でつかもう。
勝さんには出来るはずなんだから。
頑張れ!勝!!


8回表。
先頭打者大野が二塁打で出塁した大チャンスで、送りバントをするために代打として送られた岩舘(投手・宮西の打順)。
本当に難しい「役割」だったと思うし、実際、ふたつファールにして追い込まれてしまったけれど、そこからヒッティングに切り替えて、見事進塁打になるピッチャーゴロを転がしてくれました。
数少ない出番に残してくれた結果だから、なんとかして得点になればと願っていたけれど…今日は残念でした。
出場機会は少なく、与えられる役割は地味な割りに難しいものばかりだけど、“岩舘だから”任される仕事がある。
準備を怠らず、今度は果たしてくれた役割がチームの勝利へつながることを信じて。
頑張れ!岩舘!!



<6/11 予告先発投手>
F 多田野
D 岩田

幻に終わったベイスターズ4回戦に先発予定だった多田野が変則のスライド登板になります。
多田野こそ、「勝たせてあげたい」先発投手。
交流戦期間は登録と抹消を繰り返しながら、難しい調整をこなしてくれて、なおかつきっちり試合を作ってくれる、なくてはならない戦力です。
雨で登板予定試合は流れたけれど、登板機会自体はもう一度やってきましたから、禍転じて福となせ。
ぬかるんだマウンドで投げるより、コンディションの良いドーム球場で投げられることを幸いに、多田野らしい“江戸っ子”ピッチングで、名古屋っ子をやっつけてください(笑)。

打線は、今日も好機で2度三振に倒れるなど、稲葉さんの状態があまりよくありません。
その代わり、3番賢介が絶好調なので、1&2番がいかにチャンスを作れるか、また、今日のように賢介がチャンスメーカーとなったときに4〜6番がどう得点に出来るか。
何番打者だから、誰だから、ではなく、波のある打撃に関しては個々の状態に応じた“作戦”で対応していかなくてはなかなか得点にはなりません。
開幕からずっと打線を引っ張ってきた稲葉さんが復調するまでは、少し状態の上がってきた中田くんや、3割打者へと復帰してきた陽くんの奮闘に期待します。

ドラゴンズ戦は、今年0勝1敗2分。
明日こそ勝って、せめて五割の星勘定で今年の対戦を終えられるように。
頑張ろう!ファイターズ!!




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2012年06月11日

6/11 ドラゴンズ4回戦〜もう一度「全員野球」〜

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◆6/11 ドラゴンズ4回戦(ナゴヤドーム)

● F 0 − 1 D ○

F 000 000 000 00 0
D 000 000 000 01x 1

投手:多田野(6)-宮西(1)-森内(1)-増井(1)-★武田久(1.1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7遊加藤 8捕鶴岡 9投多田野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



確かに。
連日救援に失敗したのは事実であって、武田久自身に問題がないとは言えない。
けれど。
二日続けて勝てなかった「責任」は彼ひとりが負うべきものでは断固としてない。
守護神が“守る力”の源はどこにあるのか。
打者たちみんなが一生懸命力を合わせて積み重ねた得点だから。
中継ぎ投手たちみんなが力を合わせて一生懸命守ってきたリードだから。
投手と野手が力を合わせて重ねてきた「アウト」があるから。
守護神もまた、みんなと力を合わせて残り3つのアウトを全力で奪いに行く力が沸くのだと思う。

昨日も今日も、先発投手も中継ぎ投手たちも本当によく頑張ってくれた。
ディフェンスも「アウトにするべき打球」をきちんとアウトにして積み重ねていた。
ただ。打線はどうだったか。
今日もチャンスは決して少なくなかった。
3回表。
先頭打者鶴岡が二塁打で出塁。多田野が送りバント失敗(打球が強すぎたために塁走者鶴岡が自重←好判断)して一死二塁。糸井、小谷野凡退。
6回表。
先頭打者糸井がヒットで出塁。小谷野に代わって途中出場の飯山が送りバントを決めて一死二塁。田中賢凡退。中田が四球を選んで一死一二塁とつなぐが、稲葉凡退。
7回表。
先頭打者陽岱鋼が二塁打で出塁して無死二塁。加藤がきっちり送って一死三塁。
鶴岡の打席、初球にスクイズを敢行するが、投前に強く転がり、三走陽が本塁憤死。
9回表。
一死から、稲葉四球、陽ヒット、加藤四球で満塁のチャンス。代打スレッジはカウント1-3から併殺打。
11回表。
先頭打者中田がヒットで出塁。稲葉が打ったファーストゴロでかろうじて併殺は免れたものの一死一塁。陽も強行。併殺に倒れて終了。
これだけチャンスがありながら「1点」も取れない打線が招いた苦しい試合展開の、最後のツケと責任を引き受けるのが守護神の役目ではない。

投手も野手も。
守りも攻撃も。
全員が全力を尽くしてつないできた試合の輪の中に、「勝ちきる」力を最後にもう一押し加えてくれるのが守護神の力。
人事を尽くさなければ天命はやってこない。
みんなで良い流れを作って招かない限り、守護神に本当の力は戻らない。
そんな気がします。




ドラゴンズ戦は全部の試合がひじょうに重たかったです。
その重さに最後まで耐えられたのがドラゴンズであり、押しつぶされたのがファイターズ。
投手力を中心に、数少ないチャンスをものにする野球スタイルは似たもの同士だっただけに、ミス出来ない、チャンスもあまりないだろうという意識が強すぎて、自分たちの野球を窮屈にしてしまったように思いました。
似ていても、ファイターズにはファイターズの野球がある。
気持ちのびのび、プレーきっちり。
強い相手だからこそ、ワクワクしながらチャレンジしていたら。
もっと違った試合になったような気がします。



でも。全ては終わったこと。
札幌ドームに戻り、相手チームも変わる。
気持ちもしっかり切り替えて、次も強いジャイアンツが相手ですが、今度こそファイターズはファイターズの野球を。
そして、いい試合展開で守護神を「輪」の中に迎えられるように。
顔を上げて進め!ファイターズ!!




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2012年06月12日

夢の舞台へ


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ファイターズニュース.gif
オールスター・ファン投票は6月17日が締め切り。
今日(6/12)現在、ファイターズ所属選手の得票状況は。
<先発投手> 1位 斎藤佑樹  3位 吉川光夫  5位 武田勝
<中継ぎ>  2位 増井浩俊
<抑え>   1位 武田久
<捕手>   1位 鶴岡慎也
<一塁手>  1位 稲葉篤紀
<二塁手>  1位 田中賢介
<三塁手>  2位 小谷野栄一
<遊撃手>  2位 金子誠
<外野手>  1位 糸井嘉男  2位 中田翔  3位 陽岱鋼
<指名打者> 1位 T.スレッジ

実に7ポジションで1位を占め、それ以外でも上位の得票を獲得しており、ファイターズ・ファンは自分たちのチームに優しく、また、投票行動に熱心であることがうかがえます。
最終発表は6月25日。
何人のファイターズ戦士が栄えあるファン投票での出場を勝ち取ることが出来るのか、楽しみです。

ですが。もっと楽しみというかドキドキなのが、監督推薦を含む全てのメンバー発表が行われる7月2日。
吉川光夫と陽岱鋼。
このふたりには是非「夢の球宴」の舞台に上がってほしい。
陽に関しては、あるいはファン投票で選出される可能性もありますが、吉川も、今の状態を維持できれば、秋山監督に選んでもらえる期待が持てます。
大きな成長を果たしつつあり、ファイターズというチームでは欠かせない戦力であるふたりが、もっともっと伸びていくための、特別な“栄養”としての夢舞台。
超一流の選手たちに混ざって受ける刺激も良し、対戦して感じるものも良し、そして、自分たちが紛れもなくその中の一員であることへの自信と自覚。
得られるものばかりです。
どうか。どうか。
ふたりが選ばれますように…。

さぁ。今日も投票だ!(笑)


でも。
一番オールスターを楽しみにしているのはコーチとしてベンチに入る栗山監督かもしれません。
きっと、誰よりもわくわく・そわそわ・ドキドキしながら、オールスターを満喫するんだろうなぁ。
ペナントレースの厳しさを忘れて、監督にも純粋に野球を楽しむ期間になればいいと願います。



<6/13 予告先発投手>
F 斎藤佑
G 内海

ジャイアンツは強敵ですが、強敵を倒せばチームには勢いがつきます。
ファイターズは強者ではないけど、弱者でもなく、これからもっと成長していく過程にある挑戦者。
強力打線を向こうに回す先発・斎藤佑も。
生え抜きエース・内海投手と対峙する打線も。
恐れず、どんどん“攻める”姿勢で向かっていってほしいです。
伸びやかに、しなやかに。
躍動せよ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Fニュース2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

6/13 ジャイアンツ3回戦〜ひとつのプレーの大切さ〜

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◆6/13 ジャイアンツ3回戦(札幌ドーム)

● F 6 − 8 G ○

G 000 031 220 8
F 000 000 150 6

投手:★斎藤佑(5.2)-谷元(1.1)-乾(1)-森内(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕鶴岡


<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



ヒットを打たれながら抑えるのが斎藤佑。
そういう意味では1〜4回まで“5安打1四球”と毎回走者を背負いながらも“失点0”を刻んでいったのは、持ち味を出した投球だったと言えます。
ただ。いかんせん、常にボール先行のピッチングは、投げれば投げるほど投球の幅が狭くなる苦しい状況を招いてしまいました。
いくら粘り強い斎藤佑でも、粘りにも限界があります。
5回表、一死一塁から長野選手に一発を浴びて2点の先制を許したあとは、ますます慎重になることで、どんどん自分で自分を苦しくしてしまった気がします。
確かにジャイアンツ打線は強力で、どこからでも長打の危険のある“気の抜けない打線”ではありますが、だからといって、ひとりの打者への全てのボールを“いいところ”へ投げ続けるのはどんな投手にも無理です。
際どいところを狙ってカウントを悪くしてから勝負するのではなく、最初からある程度大胆に攻めるところは攻めて、自分有利のカウントを作ってから際どいところで勝負する形でなければ、特に斎藤佑のように球威で抑えるタイプではない投手には難しくなります。
斎藤佑よりもなお球威もスピードもない武田勝は、それでもまっすぐを大胆に使い、ストライク先行の自分有利の投球で相手打線を翻弄している。
投げ合った内海投手もテンポ良くストライクを先行させることで、ファイターズ打線を追い込み、優位な投球を展開していたと思います。
斎藤佑に何故それが出来ないのか。
「足りない実力」の具体的な内容を、コーチなどとよく話し合って、次の投球に生かしてほしいと思います。


5回以降毎回、3点、1点(斎藤佑)、2点(谷元)、2点(乾)と取られて合計8失点。
最後にはよく打線が追い上げましたが、あまりにも大きな失点は追いきれませんでした。
けれど。
この中には、防げたのではないか、防がなくてはならなかったのではないかと思われる失点がいくつもあります。
5回表。長野選手のホームランのあと、斎藤佑が四球を与えて一死一塁。この四球自体も出してはいけないものでしたが、次の打者を併殺にはおあつらえ向きのセカンドゴロに討ち取ったのに、田中賢が捕球しそこなってアウトをひとつしかとれなかったこと。
きっちり併殺に仕留めていれば、このイニングは2失点で済みました。
6回表。連続三振で二死走者なしから、9番打者を追い込みながら結局ヒットを打たれて二死一塁。盗塁をしかけられたところで鶴岡が二塁へ悪送球し、二死三塁。
その後、上位打線に四球、ヒットで1失点。
悪送球で余分な塁を与えていなければ、あるいはもうひと粘りできたかもしれません。
試合展開の悪さが招いたミスとも言えますが、流れが悪いときこそ、ひとつひとつのプレーを大切に、きっちりと抑えていくことによって、少しずつでも流れを取り戻すことも出来ます。
どんな試合になろうとも、やれること、やるべきことは変わらないはず。
勝敗はなるようにしかならないけれど、ファイターズの野球を成長させていくためには、「やるべきことは常に全力でやりきる」姿勢を貫き続けてほしいです。


<6/14 予告先発投手>
F 吉川
G 澤村

左右の違いはあれど、“同級生”剛腕投手同士の投げ合いが楽しみです。
吉川は、今日の試合を見て、ジャイアンツ打線の強力さを強く感じたとは思いますが、臆することなく、慎重になりすぎることなく、自分のボールを力いっぱい投げ込んでほしいと思います。
斎藤佑のように自分不利から粘り続けるのは難しい投手ではありますが、反対に力でねじ伏せることの出来る球威とスピードが吉川にはある。
最初からぐいぐいと“実力”を相手打線に見せつけ、吉川が優位に立つ展開を作れるよう、鶴岡にも良いリードを期待します。
前回登板では、危険球退場によりわずかなイニングしか投げられず、なおかつ、リリーバーたちが大崩しての大敗になったため、長いイニングを投げてしっかり試合を作りたい想いが強いはずですが、どれだけ投げられるか“計算して”投球できるものでもありません。
1イニング、ひとりの打者をきちんと抑えていく“先”に長いイニングがある。
アウトひとつひとつを吉川らしく全力で。
頑張れ!光夫!!

打線は、稲葉が猛打賞と復調気配を見せていることと、やはり「4番」が打てばつながる。
8回の猛烈な追い上げの勢いを明日のゲームの序盤につなげ、早い段階で先制点を奪えるように、集中力を高めて試合に入ってほしいです。
打たれながら粘るとか。
最後まで諦めないで追い上げるとか。
それはとても大切なことですが、勝利の確率を高くするには、とにかく自分たちにとって有利な形を作り、保ち続けることです。
投手は先制点を与えない。リードしたら追いつかせない。
打線は先制、中押し、ダメ押しと、攻撃を継続させていく。
全員で「勝ちやすい」形を作っていけるように。
頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!




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2012年06月15日

6/14 ジャイアンツ4回戦〜リベンジがいっぱい〜

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◆6/14 ジャイアンツ4回戦(札幌ドーム)

○ F 5 − 1 G ●

G 100 000 000 1
F 000 020 03x 5

投手:☆吉川(7)-増井(1)-武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8遊加藤 9捕鶴岡


<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



嬉しくて、でも、ほんのちょっぴり淋しい…。
そんな吉川の素晴らしい快投でした。
前回登板で頭部死球を与えたことによるメンタル・コンディションの問題や、結果的に試合を壊すきっかけになったことへの罪悪感。
対するジャイアンツ打線が、もともと強力なタレント揃いである上に、前日の“猛打ショー”によって勢いを増していること。
正直、試合前は心配ばかりが先に立ちました。
振り返ってみれば、ただ思い切り投げてくれればいいだけだったルーキーイヤーを除けば、毎年のように吉川のことは心配してばかりだったと思います。
あの素晴らしいストレートがあれば、いずれ背番号34左腕の大先輩・金田正一さんのようなすごい投手になって、ファイターズではダルビッシュとともに左右のエースとして並び立てるはずなのに…。
一軍登板の機会は毎シーズン与えられるものの、繰り返される同じような内容と、その内容にはふさわしい、期待を裏切る結果。
そのたびに、裏切られたという失望や怒りではなく、あまりのもったいなさに地団太を踏みたくなるような悔しさと、もしこのまま吉川本来の実力が発揮されないまま終わったらどうしようという焦燥感が、シーズンを重ねれば重ねるほど募り、吉川が登板するときには、楽しみよりも心配でドキドキして…そして、最後にはため息…。
そんな繰り返しだった気がします。
でも。もう吉川は、心配の必要ない投手になったのだと思いました。
もちろん、まだ学ばなくてはいけないこともたくさんあるだろうし、調子が悪くて打たれることも、スットコドッコイなピッチングをやらかすこともあるはずです。
そんなときは、きっと怒ったり心配したりもするけれど、根本的な部分である「吉川光夫の才能の埋没」は心配しなくても大丈夫。
…と。シーズンが終わって振り返ったときに“目印”として残る試合に、このジャイアンツ戦がなるのではないかと思います(笑)。
初回につまづきながら(1失点)、少しも怯まず、自分のボールをしっかり投げ続け、7イニングでわずか3安打と、強力打線をねじ伏せた吉川。
堂々たるピッチングぶりではありましたが、まだまだこんなものじゃないはずです。
いきなり心配しなくなっちゃうのもちょっと淋しいので、これからもやっぱりドキドキしながら、「エース」への道のりを進んでいく吉川を応援していきたいです。
いいぞ!いいぞ!吉川!
頑張れ!頑張れ!光夫!!



8回裏の攻撃。
中田ヒット、稲葉二塁打で作った無死二三塁のチャンスで、陽岱鋼がすかさず2点タイムリーを放って貴重な追加点をあげ、3点リードを奪ったあと。
ホフパワーがしっかり四球を選んでつなげると、飯山が送りバントを決めて一死二三塁。
打席には、5回無死満塁のチャンスでタイムリーを放っている鶴岡。
しかし。「ここはスクイズ」だと思いました。
もちろん、チームの勝利のために点は何点あってもいい。
ただ、それだけではなく。
3回に送りバントを失敗して併殺に倒れた今日の鶴岡と、先日のドラゴンズ戦、大切な局面でスクイズバントを決め切れなかった鶴岡が、栗山監督の心の中には“いた”はずでした。
失敗の“傷”は、自分自身で取り返さない限り、いつまでもうずき続ける。
この場面で今度はしっかりスクイズを決めた鶴岡ならば、次はまた厳しい局面で同じサインが出せるし、きっと応えてくれるはず。
今日の勝敗だけでなく、これからのファイターズにとって、鶴岡にとって、大きな「1点」になったと思います。
ツルちゃん、頑張りました。


9回表。
4点リードでセーブのつかないマウンドでしたが、武田久が登板。
ドラゴンズ戦で2試合連続救援失敗した、傷だらけの守護神。
先発吉川の好投と、セットアッパー増井の力投。
そして、直前8回に見事なつながりを見せた打線の勢い。
いい流れの中で、武田久を試合の中に招くことが出来たと思います。
先頭打者を三振に斬って取ると、二死から単打一本は許しましたが、最後も三振で締めてゲームセット。
みんなが作ってきたナイスゲームを、そのまま気持ちよく終わらせる、クローザーとして堅実な仕事ぶりでした。
痛めたひざの状態が万全ではないために、「100%の武田久」として投げられないことが、久本来の“向かっていく強さ”を多少削いでいるのかもしれませんが、チームメートたちの“戦う気持ち”を味方につけ、自分自身のコンディションと折り合いをつけつつ、目の前のひとつのアウトを着実に。
頑張れ!久!!


「負けたらそこで終わり」のアマチュア野球には、独特の厳しさと切なさがあります。
一方、負けても次がある、失敗してもまた試合があるプロの世界は、取り返すチャンスもある代わりに、傷の癒えないまま戦い続ける苦しさと、さらに失敗を重ね、どこまでもダメージを蓄積してしまう恐ろしさが付きまとう。
負けや失敗に慣れるのではなく、反省するべき点から目を逸らさず、でも悔しさを引きずらず、失敗もやがては成功にして取り戻していけるように。
ひとりひとりの選手もチームももっとたくましく。
進め!ファイターズ!!


<6/16 予告先発投手>
F ウルフ
Ys 村中

交流戦もいよいよ残り3試合。
優勝の可能性もまだあるようですが、それよりも大切なのは良い状態でリーグ戦に戻ること。
内容も結果も求めるラストスパートになってほしいです。

状態がぐっと上がってきているウルフ。
実は交流戦の防御率ナンバーワン投手です。
低めでボールを動かし内野ゴロを打たせる、ウルフ本来の投球で、明日もしっかり試合を作ってくれると思います。
統一球以降、先制点の重要性は高まるばかりですから、このところ失敗している「先制点を与えない」をテーマに、粘り強く投げてほしいです。
頑張れ!ウルフ!(と、内野陣!)

打線は、いいつながりもありましたが、送りバントの失敗などもまだ多く、攻撃の“精度”は低いといわざるを得ません。
個々では、中田にヒットが増えてきたことや、稲葉の復調など、よい材料が揃ってきましたが、「得点」という美味しい料理を作るためには、素材だけに頼らず、材料を上手く組み合わせるレシピと調理する技術が必要。
料理は愛情。得点も愛情。
得点を取って、チームが勝ったときの、大切な仲間たちの笑顔を思いながら、ひとつひとつのプレーをしっかり。
頑張ろう!ファイターズ!!



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2012年06月17日

6/16 スワローズ3回戦〜強さと課題〜

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◆6/16 スワローズ3回戦(札幌ドーム)

○ F 3x − 2 Ys ●

Ys 020 000 000 2
F 200 000 001x 3

投手:ウルフ(6)-宮西(1)-増井(1)-武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


やったー!サヨナラ!サイコ―!
…と、もちろん大喜びでしたが、やはり複雑な“後味”が残る、現在のファイターズの強さと課題が、両方はっきり現れた試合だったように思います。

「課題」は、攻撃における精度の低さと詰めの甘さ。
1回裏。
立ち上がり不安定だった村中投手に対して、このイニングだけで2本の二塁打を含む4安打を浴びせながら、結果的に2点しか奪えなかった“詰めの甘さ”。
送りバントの失敗や、一死二三塁という得点確率の高い局面から得点にならなかっただけでなく、走者の状況も後退させる(一三塁)など、“アウトカウントが増えてもせめて「先の塁へ」進める”ことが出来なかった結果だと思います。
取れるときに取りきれなかったため、同点に追いつかれた直後の2回裏こそ二死一二塁というチャンスは作ったものの、立ち直った村中投手に対してチャンスらしいチャンスもないまま、ただスコアボードに淡々と「0」が刻まれていきました。

一方で、重苦しい試合展開を耐え抜く守りの強さが遺憾なく発揮された試合でもありました。
3回表。
一死三塁という大ピンチで、内野は前進守備。
ウルフが落ち着いて持ち味である「ゴロを打たせる」と、セカンド田中賢が強い打球をしっかり抑え、三塁走者の動きを確認してからファーストでひとつアウトを取る。
次はショートゴロ。捕球間際にやや跳ね上がった決して簡単ではない打球を、金子誠がなにげなく処理してもうひとつアウト。
無理に三振を狙ったりせず、自分のピッチングを貫いたウルフと、その信頼に応えた堅実な守りで大ピンチを無失点で切り抜けることが出来ました。
7回からは継投に入り、同点ながら宮西、増井という“勝ちパターン”のリリーバーたちを惜しげなく投入。
7回表の宮西は、先頭打者を死球で出塁させるという“ミス”をおかしましたが、後続を二者連続三振にとるなど、自らのミスをチームのピンチにすることなく、逆にいい流れを次のリリーバーにつなぐ強さを発揮してくれましたし、渡された増井は8回を三者凡退に抑えて、味方打線の攻撃を後押ししてくれたと思います。

投手を含めたディフェンスの強さは発揮されたものの、その強さが打線に点火することはなく、試合は9回まで進み、方程式どおりに武田久が登板。
この時点では充分に延長戦も考えられる状況でしたが、「勝つために」絶対失点しない覚悟で、同点の場面での守護神投入だったと思います。
ところが。
現時点での課題であり、大きな懸案事項である“守護神の不調”が、ここでも現れてしまいました。
先頭打者にヒットを許すと、代走に出た一塁走者に楽々と盗塁されて無死二塁。
次の打者のセカンドゴロで三塁へと進まれ、一死三塁。
外野フライも打たれてはいけない局面で、ボールが高く浮く失投を捉えられて、打球はレフトへ。
勝ち越し点を許しても仕方のない場面を救ったのがレフト中田による目の覚めるような好返球でした。
軌道が目に見える気がするほど真っ直ぐに、鶴岡のミットめがけて放たれた送球と、受けた鶴岡の好ブロックにより本塁突入阻止成功!
ギリギリのところで踏ん張りきったことも素晴らしかったですが、その反動がチームを前へ進める推進力になるような、“攻める守り”だったと思います。

9回裏の攻撃。
先頭打者二岡は、その「流れ」をよくわかっていました。
ここで出塁すれば一気に試合はファイターズの勝利へ向かって動き出す。
大事な打席で、代打で培ってきた集中力を遺憾なく発揮し、ファールで粘りながらとうとう右方向へのヒットで出塁してくれました。
無死一塁。二岡に代わって一塁には今日登録されたばかりの若い西川。
中田の補殺からつながり、チームの勢いが加速するところ。
しかし。ここで致命的なミスが出てしまいます。
こういう場面でこそ力を発揮してきた金子誠が送りバントを失敗(捕邪飛)。
盛り上がった分だけ、落胆も大きな、単なる失敗以上の失敗でした。
一死一塁。
続く鶴岡に、再度送りバントのサインが出たのも、ただこのままずるずるとチャンスにもならずに攻撃を終わらせず、得点圏を作って上位打線で“勝負”するところまでは持ち込んで「流れ」を切らさないためだったと思いますが、鶴岡もまた最初のトライをファールにする失敗。
ここでサインはヒットエンドランに変更になりましたが、これもファールで決まらず。
送りバントやスクイズ、またエンドランなどの「作戦」がなかなか成功しないのが、特に最近目につきます。
チーム打率が高くても、野球は安打数ではなく得点の多いほうが勝つゲームであって、ヒットを得点に変えていくには、地味なつなぎの力が必ず必要になる。
この部分が今のファイターズにはあまり上手に出来ていないために、押してはいても得点をなかなか奪えず、プレッシャーのかかる接戦が多くなっている理由のひとつだと思っています。
さて。試合の方では、ふたつの“作戦”を失敗した鶴岡が、自らのミスを自らのバットで取り戻したレフト前ヒットが、再びファイターズに流れを呼ぶターニングポイントになりました。
鶴岡、本当によく打ったと思います。
続く糸井が放った一二塁間を破りそうだった打球は、セカンド森岡選手が良く抑え、二塁走者を本塁には還さない粘りをスワローズも見せてくれましたが、まだまだ一死満塁の大チャンス。
スワローズが延長を見据えて温存していたバーネット投手を投入してくると、ファイターズは力負けしないホフパワーを代打に送る。
三塁走者は俊足の西川。
そのパワーで、ある程度遠くへ飛ばしてもらいたい…期待に応えるセンターフライが、ミスをカバーしながら粘り強く戦ってきたチームに「勝利」をいう大きな歓喜をもたらしてくれました。

いつも思うことですが野球は失敗のスポーツ。
ですから、その失敗をみんなでカバーしながら前進していけるファイターズはやっぱり「強さ」を持ったチームです。
けれど。
プレッシャーのかかる場面で「普通に」プレーできる「強さ」もあってこそ、どんな時でも強い野球が出来るチームになる。
シーズンが進むほど、平常心で戦うのが難しい試合が多くなるはずです。
優勝を狙うなら、その時に「強い野球」を続けられるチームになっているように、強さの陰に見える課題を克服していってほしいと思います。
頑張ろう!ファイターズ!!


<6/17 予告先発投手>
F 武田勝
Ys 石川

テーマは「勝で勝つ!」につきます。
本当は全員がやるべきことをやれば、決して難しい課題ではないはずです。
逆説的になりますが、テーマがあるときほどテーマをどれだけ意識せず、「ただ勝つ」ことを目指せるかがカギになる。
平常心で。
戦え!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

6/17 スワローズ4回戦〜「エース」の試合〜

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◆6/17 スワローズ4回戦(札幌ドーム)

● F 2 − 3 Ys ○

Ys 000 000 003 3
F 000 011 000 2

投手:★武田勝(9)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



野球はドラマティックだ。
でも。そのドラマはいつもハッピーエンドに終わるわけじゃない。


9回表。一死一二塁。
4番畠山に対して、3ボール1ストライクとカウントを悪くしてから、粘り強くフルカウントにもどして、最後は空振り三振に仕留めた瞬間。
打者に向かっていく闘志。
絶対に勝つんだという強い気持ち。
ものすごく伝わってきて、この試合を最後まで勝さんに託してよかったと心から思いました。
その後に残念な結末が待っていたけれど。
あのときの気持ちは変わりません。
誰かに勝たせてもらったりせず。
誰かに勝ちを消されたりせず。
誰でもない、自分自身が最後までマウンドに立ち続けて、自分が投じたボールによって起きた結果を、真正面から自分ひとりで受け止めるのもエースの条件。
3ランホームランを打たれた直後こそがっくりとうなだれてしまったけれど、次の打者のピッチャーゴロをしっかり捕球した姿には、最後まで自分の試合を守り続ける先発投手の矜持がありました。
そんな勝さんだから。
今日の苦い経験も、きっと明日の糧になる。


ハッピーエンドだけがドラマじゃない。
悲劇の中にも人の心を打って忘れがたいシーンがあるのだ。
だから人は野球を愛する。
そして。全力で戦った選手たちと一緒に、悔しいときは歯を食いしばりながら、次のドラマをまた見守り続けるのだ。


♪世界中を僕らの 涙で埋め尽くして
 やりきれないこんな思いが 今日の雨を降らせても
 新しいこの朝が いつものように始まる
 そんな風にそんな風に 僕は生きたいんだ
 生きていきたいんだ


いつもように始まる、でも「新しい」朝であるように。
いつもと変わることなく、ただ少しずつ新しい勝さんへと。
旅はまだまだ続きます。
進め!勝さん!
頑張れ!勝さん!!



<6/18 予告先発投手>
F 多田野
YB 須田

一日遅れの交流戦最終日。
いい形でリーグ戦に戻れるように、有終の美ってやつを飾りましょう。
交流戦明けの休みが少なくなって、(特にベテランやルーキーの)選手たちには体力的に厳しい追加日程だけど、今日の敗戦をすぐに振り払えるチャンスがあるという意味では、あのときの雨も幸いだったと言えるように。
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6/18 ベイスターズ4回戦〜循環させる力〜

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◆6/18 ベイスターズ4回戦(横浜スタジアム)

○ F 7 − 3 YB ●

F  004 001 002 7
YB 000 102 000 3

投手:☆多田野(6)-宮西(1)-増井(1)-森内(1)
先発:1右糸井 2遊金子誠 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7三加藤 8捕鶴岡 9投多田野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



中田の大活躍はさておき。
今日の打線で最も印象に残る働きをしたのは8番鶴岡と9番多田野です。
まずは3回表の攻撃。
先頭打者鶴岡のヒットをきっかけに、多田野の送りバントが、相手投手のフィールディング・ミス(捕るべき打球を捕りに行かなかった)のおかげで内野安打になったことから拡大したチャンスが、最後に中田の3ランホームランへとつながりました。
ここでがっちり主導権を奪えたのが今日の一番の勝因です。
ただ。ある意味では、得点を生んだこれらのプレー以上に、重要な意味があったと思うのが、4回と6回に鶴岡が選んだ四球でした。
4回表は二死走者なし、6回表は二死一塁。
どちらのケースもチャンスではなく、それどころかすでにアウトカウントはふたつ、しかも次の打者は多田野(状態としてもイニングとしても代打を送る場面でもない)。
鶴岡が四球を選んでつないだところで、得点はおろか、チャンスへと広がる局面でもありません。
しかし、これは交流戦のセ・リーグ主催試合ならではですが、打線が8番鶴岡で切れるのと、9番に入っている投手・多田野まで回るのでは大違い。
鶴岡で切れてしまえば、次のイニングは多田野からの攻撃となり、自動的に1アウトから攻撃がスタートせざるを得ませんが、多田野で終われば、次は1番糸井からの好打順へと変わる。この違いはとてつもなく大きいです。
結果的に今日は、「次」の1番から始まる攻撃が得点に結びつくことはありませんでしたが、「今」何かを起こせなくても、先々の打線の流れを良くすることは、状況によっては打者の大切な仕事であるのだと、鶴岡のふたつの四球が教えてくれたと思います。
リーグ戦に戻れば、投手は打席に立ちませんが、指名打者制の試合であっても、単純に打順の問題だけでなく、その日当たっている選手の前にどうにかして走者を残すとか、なるべくなら俊足だったり出塁率の高い打者から攻撃が始まるように出来るなら、結果(得点)になるかどうかは別にしても、いいリズムで攻め続けやすくなり、必然的に得点もしやすくなる(はず)。
打線は循環する。
そのときは意味のない小さなプレーが、ぐるっと巡って大きな流れを生み出すポンプの役割を果たすこともある。
どんな打席にもチームのために「出来ること」は必ずあります。
普段打席に立つことのない投手でありながら、バントをしっかり決め、他の打席でもちゃんとバッティングをして、なおかつ、次はすぐマウンドに上がらなくてはならないのに一塁まで全力疾走していた多田野も、合理的なプレーではないかもしれませんが、野球に対する情熱、勝利に貢献しようとする強い意志は素晴らしかったです。
勝つことも負けることもあるのが勝負事だからたくさんの負けをこれからも経験することになりますが、負けてから「ああすればよかった」と思うのだけはいやだから。
ひとつひとつのプレーが意味のあるものになるように。
頑張ろう!ファイターズ!!


…って。なんだか負け試合のあとみたいな話になってしまいましたが(笑)、今日はいい勝利になったと思います。
交流戦2位は立派な成績ですし、リーグ戦を考えても首位マリーンズに離されずついていくことができました。
10個の貯金をもって、さぁ、パ・リーグの戦いへ!
…まずその前にお休み、お休み。
治すものは治し、休ませるものは休ませ、修正するものは修正し、練習するべきものは練習して。
「次」へのいい流れを作れる休日を。
お疲れさまでした。



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2012年06月21日

対打者

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<6/22 予告先発投手>
F 斎藤佑
H 山田


昨日はボクシングを見ました。
最終12ラウンド、井岡選手と八重樫選手の理屈を越えた打ち合いには、もう誰もふたりの間には入り込めない、ただひたすらふたりだけにしかわからない濃密な関係性が発生しているように感じられ、そこが格闘技の最大の魅力ではないかと思いました。
ひとりとひとりが向かい合う。
目の前の相手を倒そうと全力をぶつけあう。
表面的には格闘技と対照的に“動かない”プロ棋士同士のタイトル戦なども、盤面を挟んで座っているふたりが、お互いに相手の思考の迷宮を探りあう静かで深い闘いは、まるで結界のように余人の介入を許しません。
ボクシングでは、あんなに殴りあったのに、試合が終わればお互いに抱き合って健闘を称え合う姿がよく見受けられますが、とことん戦う果てにあるのは、憎しみではなくて理解と共感。
スポーツという「戦い」は、当事者である人間同士の最高のコミュニケーションだからこそ、「観戦」している他者の心をも動かすのだと思います。

そういう意味で、野球はひじょうに複雑なスポーツです。
9人対9人で戦う集団競技でありながら、プレーの“基本単位”は投手対打者の個人の対戦。
特に打席に立つ打者の場合、投手と向かい合う自分と、味方打線の一員である自分と、個であることと集団の成員であることのバランスをどこに置くのか。
局面によっても変われば、チームにおける役割でも違ってきますし、ものすごく難しい競技だと思います。
しかし、投手の場合は、もちろんチームの一員として役割と責任はありますが、試合の中では基本的に、次々と打席に現れる打者たちとひとり向き合う「個」です。
格闘家のように、プロ棋士のように。
ただ目の前の相手を倒すことに全力を注ぐ姿で、人の心を動かせる戦士です。
ホームランを打たれないように、とか。
四球を出さないように、とか。
結果を考えるより先に、強烈な闘争心をこめて、打席に立つひとりの打者を倒しにいく投手に、特に若い斎藤佑や吉川には、なってほしいと願っています。
野球もまた人間と人間の闘い。
投手にとってやはり基本は「対打者」。
向かっていきましょう!



さぁ、ペナントレース再開!
気合を入れて。
進め!ファイターズ!!





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2012年06月23日

6/22 ホークス7回戦〜勝てる試合を作る条件〜

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◆6/22 ホークス7回戦(ヤフードーム)

● F 1 − 2 H ○

F 000 000 100 1
H 200 000 00x 2

投手:★斎藤佑(6.1)-森内(0.2)-乾(0.1)-谷元(0.2)
先発:1右糸井 2三岩舘 3二田中賢 4左中田 5一ホフパワー 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



イニング別失点.jpg


今シーズンのファイターズにおけるイニング別失点は、やはり投手が一番苦しくなると言われる6回の失点が最も多いのについで、立ち上がり1回が2番目に失点しやすいイニングになっています。
62試合中、1回に失点したのは14試合。
先発投手別にまとめると以下のようになります。
武田勝 2試合 (チーム勝敗 1勝1敗)
ケッペル 2試合 (チーム勝敗 2敗)
吉川 2試合 (チーム勝敗 2勝)
ウルフ 2試合 (チーム勝敗 1勝1敗)
八木 1試合 (チーム勝敗 1勝)
多田野 1試合 (チーム勝敗 1敗)

そして、最も初回に失点した試合が多いのが。
斎藤佑 4試合  チーム勝敗 1勝3敗

1回を含めた序盤3回までの、斎藤佑の失点状況と勝敗をまとめたのが次の表です。

序盤失点 斎藤佑.jpg


開幕から5/4までは初回無失点の立ち上がりが出来ていたのに、いきなり大炎上した5/12函館でのライオンズ戦以降、序盤、特に初回失点が常態化しており、同時に勝ち星も伸びなくなっています。
昨日の試合は、ボールも良く、2回以降のピッチングは充分に“合格点”と言える内容だったと思います。
ただ。
将来のエース候補ならば、「勝てる試合を作る」ことを、これからの斎藤佑は学んでいかなくてはいけません。
課題を克服すればまた次の課題が現れ、覚えたと思ったことが急に出来なくなったり、一進一退を繰り返しながら、それでも常に「進む」距離を少しでも長く出来るように。
頑張れ!佑ちゃん!!


<6/23 予告先発投手>
F 吉川
H 新垣

斎藤佑には斎藤佑の課題があるとしても、試合の“勝ち負け”に関して言えば、1点しかとれなかった打線のほうに責任があります。
やられっぱなしの山田投手にまたしてもあっさりやられた打線が、前回やはりやられている新垣投手に対して、どう立ち向かっていけるのか。
どのチームに負けても、どの投手に抑えられても、確かに同じ1敗は1敗ですが、「戦う」魂にとっては、何度も同じように繰り返される負けは悔しくないわけはありません。
投手ほど強く「相手を倒す」ことのみに打者は集中できませんが、それでも、倒すための方法論を含めて“投手に向かっていく”気持ちのこもった攻撃が見たいと思います。
監督がどんな作戦を秘めていようと、ひとりひとりのバットがまず局面を切り開いていかなくては技を仕掛けることも出来ません。
打席に立ったら戦えるのは自分だけ。

光夫はいつも通り、ひとりひとりしっかりなぎ倒して進め!
頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!


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posted by こなつ at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6/23 ホークス8回戦〜どんなときでも「平常心」で〜

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◆6/23 ホークス8回戦(ヤフードーム)

● F 6 − 7 H ○

F 311 010 000 6
H 100 011 04x 7

投手:吉川(5.1)-乾(0.2)-宮西(1)-★増井(1)
先発:1右糸井 2三加藤 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



野球の怖さとは、結局人間の心の動きから発生するのだろうと思わされるゲームでした。
“どんなときでも”
平常心で戦えるチームにならないと。
そうも思うゲームでした。


先発した吉川にも大きな課題が見つかりました。
今シーズン、吉川の投げる試合は援護点がずっと少なかったです。
最終スコアだけ見ても、
4/1  0-1 ●
4/8  3-1 ○
4/15  4-3 (○)
4/22  1-0 ○
4/30  1-2 ●
5/6  3-2 ○
5/16  3-1 ○
5/23  3-1 ○
5/30  1-0 ○
6/5  3-12 (●)
6/14  5-1 ○
※()は吉川には勝ち負けつかず。

改めてまとめてみると、常に3点以内、本当に毎試合少ない援護点を守って投げてきました。(最終的に4点以上取っている2試合も吉川が降板後に挙げた得点)
それが、今日は初回から3点をもらう立ち上がり。
さらに小刻みな加点があり、やっと楽に投げられると思って見ていました。
ところが、ここに落とし穴がありました。
援護点が少ないということは相手投手も好投していたということの裏返しであり、傍から見れば厳しい状況も、吉川にとっては、相手投手のいいテンポ、いいリズムが、逆に自分も良い緊張感を保って投げられる効果があったのかもしれません。
(4/1に投げあったライオンズ・岸投手が、吉川が良かったから自分も好投できたというようなコメントを残していた記憶があります。)
しかし、今日は、初回からバタバタした相手投手陣のおかしなリズムに巻き込まれてしまい、本来ならば充分な得点をもらって、自分のペースで投げやすいはずなのに、調子は悪くないにも関わらず、「粘る」投球で球数もスタミナも消耗しての5回1/3での降板。
要するに、吉川にはまだ自分ひとりで「試合を支配する」ことが出来ないのがわかりました。
相手投手の出来・不出来に関係なく。
援護点が多くても少なくても。
“どんなときでも”
吉川光夫のピッチングでマウンドに君臨できる投手へと。
彼もまた自分の成長課題を見つけたのだと思います。
頑張れ!光夫!!


増井もまた“どんなときでも”同じ準備をすることの難しさを、改めて味わったはずです。
僅差でマウンドに上がるセットアッパーにとって3点リードはいつもに比べて気持ちに余裕が持てる登板だったと思います。
イニング先頭の5番打者を討ち取って1アウト。
この後、打線は下位に回っていくめぐり合わせ。
少しばかり気持ちに余裕がありすぎはしなかったか。
ただ、ふたつ四球を出して一死一二塁のピンチを招いたものの、8番打者を三振に切ってとって2アウト。
次は9番打者。
もう大丈夫だろうという油断はなかったかどうか。
その9番打者にタイムリー二塁打を打たれて1失点。
打順は上位に戻る。
ここで急にエンジンをかけようと思っても、一度狂ったギアは簡単にはかみ合ってくれませんでした。
1番打者、2番打者の連打をくらい、瞬く間に、同点、そして逆転…。
3点もあったリードを、チームの勝利を守りきることが出来ませんでした。
その点では、7回の宮西は素晴らしかったです。
得点は確かに3点リードしていても、味方打線が6回・7回と完全に沈黙する一方で、相手打線は6回に吉川をマウンドから降ろし、1点を奪ってまだまだ試合を諦めない勇気が出てきたところ。
試合の「流れ」にとって7回表のマウンドは大切だとわかっていたから、宮西は得点差など関係なく、全力で「ここはきっちり抑える」“準備”を持ってマウンドに上がったと思います。
カウントを悪くする場面もありましたが、粘り強く、四球も与えず三者凡退。
長くリリーバーを務めてきた経験が存分に生かされた見事な中継ぎぶりでした。


打線にも責任はあります。
昨日のたった1点に比べれば6得点は頑張ったと言えますが、もっと「取れる」点はありました。
1回。相手のミス(四球とバント処理の失策)でもらった無死二三塁の大きなチャンスでこそ、田中賢のタイムリーで先制しましたが、その後、中田の四球で無死満塁とした後、稲葉押し出し四球と陽のライト深くへの犠牲フライで2点を加え、しかし、なお一死一三塁の状況から得点できなかったこと。
2回。先頭打者鶴岡の四球と糸井の二塁打、加藤が四球を選んで作った無死満塁の大チャンスで、3番・4番が連続三振。
稲葉の内野安打でどうにか1点を挙げることは出来ましたが、ギリギリです。
4回。田中賢の三塁打で出来た一死三塁のチャンスも無得点。
5回。先頭打者陽が内野安打で出塁。ホフパワーのタイムリー二塁打により1点。
ここまでは良かったのですが、なお続いた無死二塁のチャンスから、結局二塁走者が「先の塁へ」進むことなく追加点なし。
そして、6回以降は、8人連続三振を含め、一人の走者も出せないまま終了。
ずっと複数点のリードを保っているから。
先発がリーグナンバーワ防御率を誇る吉川だから。
中継ぎ投手陣が信頼できるから。
いずれも、取れるはずの点を必死で取りに行かない理由にはなりません。
試合序盤こそ、昨日の悔しさを晴らすために、相手投手陣に襲い掛かる気概もあったと思いますが、ある程度順調に得点を重ねたことで、その必死さが失われることはなかったかどうか。
一度失われた攻撃へのモチベーションは、思いがけない8回の逆転劇のあと、急に取り戻すことは出来ませんでした。


試合が今、どういう状況にあるか。
最も大切なことは何なのか。
読み取れる注意深さと、あらゆる想定に対する備えをいつも持っていなくては、今日のように「野球の怖さ」を、身を持って味わうことになってしまいます。
良いときも浮かれず。
悪いときには諦めず。
競っているときも焦らず。
“どんなときも”平常心で戦えるのが本当に強いチーム。
そういうものにファイターズはなってほしい。


<6/24 予告先発投手>
F ウルフ
H 大隣

投手が試合を作っても、打線が“天敵”を攻略できずに負けた昨日。
打撃陣が初回からリードを作っても、投手陣が崩れて逆転負けをくらった今日。
嫌な敗戦が続いた後の明日は、どんな試合展開になろうとも最後まで「勝てる気がしない」試合になると思います。
戦う前から“苦しい”試合に、どんな準備をして臨むのか。
ペナント・レースを考えても、今後のファイターズを考えても、明日はとても大事なゲームである気がします。
投手力だけでも負ける。
打力だけでも負ける。
片方の翼だけでは飛べません。
みんながしっかりと力を合わせて、気持ちをひとつに。
自分たちの力を、仲間を、自分たちの目指す野球を信じて。
頑張れ!ファイターズ!!



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2012年06月24日

6/24 ホークス9回戦〜全員が少しずつ力を合わせた一勝〜

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◆6/24 ホークス9回戦(ヤフードーム)

○ F 6 − 0 H ●

F 100 112 100 6
H 000 000 000 0

投手:☆ウルフ(7)-森内(1)-谷元(1)
先発:1右糸井 2三杉谷 3二田中賢 4左中田 5一ホフパワー 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


投手を中心にしたディフェンス力と。
ひとつ先の塁を、もう1点を、粘り強く求め、積み重ねたオフェンス力と。
ふたつの翼がともに力強く羽ばたいて、まっすぐに勝利へと向かいました。
誰かひとりがヒーローというわけではない、みんなが自分の果たすべき役割を果たした結果の勝利。
いい試合でした。


1回表。
先頭打者糸井がヒットで出塁。
今日今年初昇格即スタメン入りした2番杉谷の打席、簡単に送りバントを使わず、あれこれと揺さぶり、杉谷もまたよく選んで四球。
無死一二塁のチャンスに、普通に打っていった3番田中賢の打球はあわや併殺というピッチャーゴロでしたが、辛くも一塁セーフで生き残って、一死一三塁。
4番中田がセンターへ高く打ち上げた打球は、距離的にはかなり浅いかと思いましたが、三塁走者糸井が俊足を飛ばし、上手いスライディング(突っ込まず回り込んで手でホームベースにタッチ)で本塁生還。
かっこいい「1点」ではありませんが、簡単には併殺にならない田中賢の足、ボールを遠くへ飛ばせる中田、飛び切りの俊足を持つ糸井、みんなの特徴が上手く組み合わさって取れた、ファイターズならではの「1点」。
苦手の大隣投手相手に良いスタートを切りました。

その裏のホークスの攻撃は、ファイターズと全く同じように、ヒットと四球で無死一二塁。
しかし、同じく強攻した3番打者の打球が併殺打となって二死三塁。
4番打者が倒れて無得点。
全く同じ局面で、併殺が取れたか取れなかったかが、試合の流れる方向を少し左右したかもしれません。

4回表。
一死から中田が二塁打で出塁すると、ホフパワーはセカンドゴロに倒れますが、その間に二塁走者中田は三塁へ。
6番陽が、追い込まれてから右方向へ上手く運んで「1点」追加。
例えアウトになっても「ひとつ先の塁へ」。
ホフパワーの“凡打”も生きた「1点」だったと思います。
この後、得点にはなりませんでしたが(陽が本塁突入するもののアウト)、ずっと足に不安を抱える二岡が、三遊間の深い位置に転がった打球に対して全力疾走、ショート内野安打を勝ち取った姿に込められた“やれることは全部やりきる”覚悟は、チームメートたちをさらに鼓舞したのではないかと思います。
例え稲葉が欠場しても、手本になってくれるベテランはまだまだチームにいてくれる。

5回表。
一死から大野がホームラン。
今年は打撃成績が極端に悪い大野ですが、彼本来の思い切りの良さと、強烈なプルヒッティングがぴたりとはまった、相手にとってはダメージの大きな一発。
最高の追加点になりました。

6回表。
先頭打者田中賢が内野安打で出塁。盗塁を試み失敗しましたが、走者も気になりつつ、中田に対してカウントを悪くしていた大隣投手から、中田が冷静に四球を選んで一死一塁。
チャンスが潰れても、もう一度チャンスを作り直す。
粘り強い攻撃の形が見られました。
するとホフパワーがライトオーバーのヒットを放ち、一気に一死一三塁へとチャンスが拡大。
6番陽のサードゴロで、あわや併殺かと思いましたが、セカンドベースから一塁へ送球しようとした二塁手の手からボールがこぼれて、三塁から中田生還、陽は一塁に残る。
相手のミスで「1点」をもらうと、なおも二死一塁から、7番二岡が、実に二岡らしい、右方向へぐんぐん伸びる二塁打をかっ飛ばし、一塁走者陽がその俊足を飛ばして長躯ホームイン。
小さなチャンスを大きく広げ、確率の低いチャンスの芽でも一気に得点につなげる。
ここもまたそれぞれの能力が上手くかみ合った、いい追加点でした。

そして、ダメ押しとなった7回表の「1点」。
この時点で5-0と試合をリードし、ウルフが相手打線をわずか4安打無失点に抑える高等を続けていましたから、“普通”に考えれば安全圏内。
けれど、あくまでも攻撃の手を緩めることはありませんでした。
二死走者なしから、途中出場(守備固め)の2番飯山がヒットで出塁(本日2安打!)。
田中賢が四球を選んで二死一二塁。
4番中田にタイムリーが出て、飯山が生還、ダメ押しの「1点」。
さらに、ホフパワーが四球を選んで二死満塁。
残念ながら続く陽のバットから快音は響きませんでしたが、二死走者なしという「何もない」局面から、淡白にならず、チャンスの芽を作り、育て、実りを得たしぶとさと、それで満足せず、もっとチャンスを広げていった貪欲さ。
昨日とは打って変わったように、みんながひとつの打席をとても大切にしてきた試合であったことが、最も良く現れたイニングだったと思います。

タイムリーヒットを打たなくても。ホームランを打たなくても。
ひとつ選んだ四球だったり、全力疾走で勝ち取ったひとつのセーフだったり。
記録的には凡打でも走者を進める進塁打だったり。
走者として塁上でバッテリーにプレッシャーをかけることも。
あるいは、打席では特になにもなくても、ヒットとアウトのギリギリの境目にある打球をアウトにする守備も。
ささやかに見えるひとつのプレーが、チームの勝利のために役に立つ。
誰かひとりではなく、誰もがみんな、どんな形であっても貢献した試合。
これがきっと、今のファイターズには必要で、これからも求めていきたい野球なのだと思います。


投手陣ももちろん頑張りました。
先発したウルフは、序盤こそ何かフィーリングがおかしかったみたいに、球数も多くテンポの悪いピッチングでしたが、3回ぐらいからは落ち着きを取り戻し、彼本来の投球がしっかり出来ていたと思います。
同じ外国人投手のケッペルと比べると、ひじょうにおとなしく物静かで、投手らしい目立ちたがりの「欲」が感じられないウルフは、おもに6回ぐらいまで試合を作ることを「仕事」としているかのようでしたが、今日は7回もマウンドに上がり、先頭打者に出塁を許したものの、後続をぴしゃりと抑えて「流れ」をキープしたまま、あとをリリーバーに譲りました。
ウルフは、来日初年度はその力のある速球を武器に、リリーバーからクローザーとして起用されながら結果が出せず、シーズン終盤、首脳陣と話し合った末に先発転向。
そこで結果を出し、翌年はローテーション投手として1年マウンドを守り、そして今シーズンもダルビッシュが抜けたローテの一角をまかされるようになった、ファイターズに来てから自分のスタイルを見つけ、成長している投手です。
異国のチームで挫折も味わいながらつかんだポジション。
物静かな外見の裏側にはきっと強い気持ちが隠れている。
だから、今日のような大事な試合でも、状況に惑わされることなく自分の投球が出来るのではないかと思います。
防御率リーグ2位という抜群の安定感はこれからも“計算できる”先発ローテの柱だし、今日7イニング投げぬいたことを自信に、いつももっと長くマウンドに立っていられる投手へとさらなる進化を目指してほしいです。
8回森内、9回谷元はともに、6点リードに安心することなく、かといって昨日の逆転劇を引きずって弱気になることもなく、それぞれ自分の任されたイニングをきっちり三者凡退。
付け入る隙をひとつも与えず完封リレーを完成。
ウルフも森内も谷元も(リードした大野も)ナイスピッチングでした。


今日は、結局送りバントがひとつもありませんでしたし、作戦らしい作戦はなかったと思います。
それでも、選手ひとりひとりが、状況に応じて「やるべきこと」に懸命に取り組んで、みんなで「つながり」を作り上げ、得点に結びつけることができました。
昨日の今日だからではなく。
いつも今日のような気持ちで。
ひとつのプレーを大切に戦っていきたいと思います。
いいぞ!いいぞ!ファイターズ!
進め!進め!ファイターズ!!




最後に。
小久保選手、2000本安打達成おめでとうございます。
自分たちのチームの稲葉さんの、そして対戦相手として小久保さんの、ふたりもの2000本安打を(TVでですが)リアルタイムで見届けられたことはファンにとっても幸せです。
小久保さんも「これでチームに迷惑をかけなくて済む」と、稲葉さんと同じことをおっしゃってました。
スワローズの宮本さんもそうですが、結局、いつも「チームのために」プレーを続けてきた選手たちだからこそ、長くレギュラーであり続け、40歳を越えて2000本安打を達成することが出来たのかなと思います。
リーグ戦では敵ですけど、もっともっと長く、ホークスのためにプレーされることを、ヒットを増やしていくことを、お祈りしております。
おめでとうございました。



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posted by こなつ at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月25日

ココロの太陽は沈まない

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「マツダオールスターゲーム2012」ファン投票で8選手が選出

「マツダオールスターゲーム2012」ファン投票の結果が本日6月25日(月)発表され、北海道日本ハムファイターズから両リーグ最多の8選手が選出されました。一球団からの選出人数は2003年阪神タイガースの9人が最多で、パ・リーグでは1978年日本ハムファイターズ、2007年東北楽天ゴールデンイーグルスの8人に並ぶものです。

このうち、426,066票を集めた稲葉篤紀選手が2009年以来、自身2度目の両リーグ最多得票となりました。初出場は鶴岡慎也、陽岱鋼、ターメル・スレッジの3選手。また、ファン投票で外野手部門の3選手を独占したのは球団初になります。


◎ファン投票選出選手
<先発投手> 斎藤佑樹
<抑え投手> 武田久
<捕手> 鶴岡慎也
<一塁手> 稲葉篤紀
<外野手> 糸井嘉男 中田翔 陽岱鋼
<指名打者> ターメル・スレッジ

栗山監督同様、陽岱鋼の選出が一番嬉しいです。
斎藤佑や中田翔のような、入団時からのスターではありませんが、夢の大舞台に映えるプレーの華やかさも陽岱鋼の持ち味のひとつ。
初出場でも遠慮なく。
グラウンド狭しと駆け回り、ダイナミックな守備と韋駄天振りでプロ野球ファンを根こそぎ魅了してきてほしいです。
頑張れ!陽岱鋼!!



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稲葉選手診断結果

北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀選手が本日6月25日(月)、東京都内の病院で痛めている左足首の精密検査を受け、軽度の内反捻挫と診断されましたのでお知らせいたします。
稲葉選手は6月23日(土)の福岡ソフトバンクホークス8回戦(ヤフードーム)の2回表攻撃中、二塁に滑り込んだ際に同箇所を負傷したもので、明日6月26日(火)からの東北楽天ゴールデンイーグルス3連戦(東京ドーム)には帯同して様子を見る予定です。


こちらも朗報。
思ったよりも軽症で済みそうで本当によかったです。
でも、絶対無理をしないで、完全に元通りになってからの復帰をお願いします。
稲葉さんがいない間も、戦えるみんなで力を合わせて頑張りますから。



<6/26 予告先発投手>
F 武田勝
E 川井

交流戦明け最初のホークス戦では1勝2敗と負け越してしまったこともあり、今回のイーグルス戦では是非勝ち越したいです。
そのためにはやはり初戦。
勝さんと一緒に。
勝とう!ファイターズ!!


軽症だったとはいえ、稲葉さんを欠き、スレッジも帰国中の打線は、けっして楽観できる状態とは言えません。
打率1割台(中田、大野、岩舘、加藤など)や2割ちょっと(小谷野、金子誠、飯山など)の打者が3人も4人もオーダーに入る打線では、いくら3割(近くも含む)打者がたくさん(糸井、田中賢、陽岱鋼、鶴岡、ホフパワー、二岡)いても、彼らだっていつも打てるわけでもなく、「打つ」だけで簡単に得点することは出来ません。
それぞれの技術、能力が上手くかみ合うような工夫が出来たら良いと思います。
少しでもチームに貢献する「仕事」を続けられる選手にはまた「仕事」があるし、出来ない選手は、試合に出られなくなり、やがてはチームを去ることになるのが現実。
だから、チームにはたくさん勝ってほしいし、その勝利に、なるべく多くの選手の力が少しずつでも合わさっていくように、ひとりひとりが力を伸ばしていってほしい。
どの選手が出場しても、それぞれに自分の個性を発揮し、異なる能力が組み合わさって新しく、“足し算”より大きな力を生み出しながら、チームとしてぶれることなく「目指す野球」を実行できるプロフェッショナル集団になることを夢見て。
頑張ろう!ファイターズ!!



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2012年06月26日

6/26 イーグルス7回戦〜BAD DAY〜

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BB8 CS放送.gif
◆6/26 イーグルス7回戦(東京ドーム)

● F 1 − 2 E ○

E 200 000 000 2
F 000 001 000 1

投手:★武田勝(7.0)-森内(1)-宮西(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一ホフパワー 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



金子誠が守備で膝を痛めた。
小谷野が、送球を頭部に受けて9針縫う怪我を負った。
打線はたった1本のヒットしか打てなかった。
武田勝は、不運な安打を打たれながらよく粘ったものの、2ヶ月の間勝利を得ることが出来ない。

悪いことばかりが続いても。
明日はまた試合。
それがプロ野球。

良いことが続くときは、黙っていてもどんどん良いプレーと良い結果が出る。
反対に、いくら一生懸命頑張っても、何もかも上手くいかないBAD DAYもある。
抜け出すきっかけを求めて、違った“動き”をするのがいいか。
結果に囚われず、辛抱して「やれること」をやり続けることが出来るのか。

「明日」は待ってくれない。


<6/27 予告先発投手>
F 多田野
E 美馬

今日の試合では、1回表の立ち上がりに、ピッチャーゴロを上手く処理できず(バウンドが変わった)、内野安打により俊足の先頭打者を出塁させてしまったことが、武田勝のリズムを狂わせたのが全ての始まりでした。
同じイニングに金子誠が打球を追って膝を痛めると、その裏の攻撃で小谷野がアクシデントに見舞われ、あっという間にBAD DAYに飲み込まれてしまった気がします。
ですから。
とにかく明日の試合では、最大の正念場は1回の攻防。
多田野にはしっかり「0」を刻んでほしいし、攻撃陣は、得点になるかどうかは別にしても、良い形で攻めることが出来たらいい。
先手必勝。
まず、試合の空気をつかみとってほしいと思います。

バタバタと故障者が続いていますが、シーズン中には必ず起こりえること。
こういう時、いる人で粘っていかないと、故障者たちが無理をしては故障を繰り返す悪循環にもなりかねません。
苦しい、厳しいと嘆いても、ひと試合。
現有戦力でどれだけ戦えるかのチャレンジを楽しんでもひと試合。
自分たちに“期待”していきましょう。
頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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