2012年07月01日

7/1 ライオンズ11回戦〜でも、負けなかった〜

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◆7/1 ライオンズ11回戦(西武ドーム)

△ F 3 − 3 L △

F 003 000 000 0 3
L 000 000 120 0 3

投手:ウルフ(6.1)-宮西(0.2)-増井(1)-武田久(1)-森内(1)
先発:1右糸井 2指杉谷 3二田中賢 4左中田 5三小谷野 6中陽 7一岩舘 8捕大野 9遊飯山

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


ずれたままのチームの歯車。
「こうなったらイヤだなぁ…」ということばかりが起きる。
2回表。無死一二塁のチャンスがまさかの三重殺で一瞬にして潰えるとか、ちょっと考えられないようなアンラッキーさ。
ただ、その次のイニングに、嫌な流れを吹き払うかのような杉谷の3ランホームランが飛び出して3点先制。
勢いづいていきたいところなのに、4回以降ヒットはたったの2本。四球を含めても出塁がたったの3回。得点圏は8回二死二塁の一度きり。
追加点の“匂い”すらしない中、それでも「0」を刻み続けてくれたウルフも、7回までは投げきってほしい、それが出来そうな展開だったのに、先頭打者を三振で切って取った後、続く打者に対して、大野のサインに散々首を振った挙句に四球を当たると、ヒットを打たれて一死一二塁のピンチを招く。
最近の試合では、継投の流れが悪かっただけに、先発投手にイニングを投げきってもらい、リリーバーはイニングの頭から投入していきたい思惑がここで狂った。
ピンチのマウンドに上がったのは、今のブルペンで最も信頼できる宮西だったが、代打カーター選手に軽打で反対方向へ運ばれ1失点。
その後はきっちり抑えて、本来ならばここでお役ごめんとなるところ、8回の先頭打者が左バッターだったために(その後はずらっと右打者)、イニングをまたいでの登板。
一人抑えて一死走者なしの状況で、最近打ち込まれている増井を楽な場面で投入したかったのだが、宮西がセカンドゴロに討ち取った打球を田中賢が一塁へ悪送球。
出してはいけない先頭打者を、失策という最悪の形で許してしまった。
おかげで、得点差は2点であることを考えると、楽どころか“一発出れば同点”という緊張感の高いマウンドへ増井が上がることになってしまった。
そして。今日は調子がずっと良くなっていたのに、たった1球の失投が好調の4番打者の打席に投じられ、すかさずしとめられた結果が、「これだけは避けたい」2ランホームラン。
終盤でとうとう追いつかれてしまった。
その後も、2つアウトを取るのに4人に打者を要し、8番打者まで打順を回したところで8回終了。
9回裏のマウンドには、同点ながら守護神武田久が登板。
先頭打者に意表をつくセーフティーバントを決められたときは、完全に勢いはライオンズにあったが、打順戻って1番片岡選手に送りバントをさせず、強攻に来たところを併殺に切り取って形勢逆転。…と思ったのも束の間、二死走者なしから、ヒットはまだしも、3番打者に四球を与え、「得点圏で4番中島」という、どうしても避けたかった局面を招いてしまった。
もしも。前のイニングで増井がもっと早めの打順で切っていれば。
もしも。併殺のあと、久がせめてヒット1本で抑えていれば。
ヒット1本出ればサヨナラの場面で、中島選手を打席に迎えるという、最悪のシナリオにはならなかったはずだが、歯車が上手く回らないときというのはこういうものなのかもしれない。
これだけは避けたい、これだけはやってはいけないのに、色々なことをやりすぎた(やらなすぎた)結果として招いた、もう後のない場面での最大のピンチ。

けれど。
武田久は踏ん張った。
渾身の投球で中島選手のバットに空を切らせて空振り三振。
サヨナラ「負け」の危機を乗り越えてくれた。
そして、延長になった10回裏。
昨日満塁ホームランを含めて打ち込まれた森内が登板すると、不安を一掃する安定感ある落ち着いた投球で、きっちり三者凡退に締めて引分でゲームセット。

確かに勝ちたかった。とても勝ちたかった。
勝つチャンスは充分にあった。
終盤までリードしていたファイターズにとっては、いわゆる「負けに等しい引分」かもしれない。
それでも。
昨日までの“ズレ”ならば、今日も逆転負けしていても不思議のない流れに、流されきらずに踏ん張れたこと。
これを前進だと思いたい。
いろんなことが上手くいかないけれど。
でも、負けなかった。
次はきっと、追いつかれる手前で踏ん張りたいし、追いかけるならば、追いついて追い越したい。
もがきながら、最後まで諦めないこと。
今日の踏ん張りが、明日へのダッシュへつながってほしいと願う。
戦え!ファイターズ!




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2012年07月02日

夢の途中〜岱鋼と光夫〜

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◆「マツダオールスターゲーム2012」吉川選手が監督推薦で選出

「マツダオールスターゲーム2012」監督推薦選手が本日7月2日(月)発表になり、北海道日本ハムファイターズの吉川光夫選手が選出されましたので、お知らせいたします。吉川選手は現在、リーグトップタイの7勝を挙げており、入団6年目でオールスターゲーム初出場となります。
北海道日本ハムファイターズからファン投票、選手間投票の結果と合わせて10選手が選出されるのは、1978年の9人(のちに2人が出場辞退)、2011年の8人を上回って球団史上最多。また、パ・リーグのコーチを務める栗山英樹監督は、選手時代を含めて初出場となります。
出場選手の最後の1人を決める「SKYACTIVE TECHNOLOGY プラスワンドリーム」投票が7月3日(火)から9日(月)の期間に実施され、7月11日(水)の投票結果発表によりセ・パ各リーグの全陣容が決まります。


ファイターズから何人選ばれようと、個人的にさして興味はありませんが(あまり少ないとさすがに気になるだろうけどw)、もう何年も成長を期待してきた吉川と陽が出場できるということで、夢は半分叶いました。
あとの半分は。
彼らが球宴の舞台で、もてる力を存分に発揮して、プロ野球ファンに広く認知されること。
吉川も陽も、“球宴映え”するタイプの選手。
普段はあり得ない「ストレートのみの勝負」が許される場で、吉川がどれだけの剛球をセ・リーグの強打者相手に投げ込んでくれるのか。
陽に関しては、バッティングも良くなりましたが、何よりもダイナミックで華麗な外野守備と、それを可能にしている身体能力の高さを皆様に見ていただきたい。
“投球術”だとか“チームプレー”だとか、シーズンを戦い抜くには大切だけど地味な能力は見栄えがしないのがオールスターの残念なところではありますが、その代わり、誰をも一目で虜にするような「すごい」プレーや、特に小さな子どもたちが「あんな選手になりたい」と憧れを抱くような眩しい勇姿たちにきらめいてほしい夢の舞台。
吉川も陽も、ファイターズの中心選手にとどまらず、いずれそうした「スター」へと成長していく素質があると思っています。
ふたりとも初めての出場ではありますが、幸い、一緒にたくさんのチームメイトたちが出ますので、緊張することなく、遠慮なく思い切ったプレーで目立ってしまえ!
そして。その勢いで、後半戦のチームを牽引していってほしい。
これは吉川、陽だけでなく、斎藤佑や中田翔にも望むことです。
…まぁ、その前に、シーズンの方で状態をきっちり上げてから、気持ちよくオールスターへと臨めるように、それぞれに頑張ってもらわないと困りますが(笑)。




<7/3 予告先発投手>
F 武田勝
Bs マクレーン

根拠はありませんが、勝さんで勝つことが出来たら、チーム自体が「修正」されていくような気がします。
先発陣の中で最も安定した投球を続け、チームメイトからもベンチからも最も信頼の厚い投手、すなわちエースで勝たなくては、これからのシーズンを戦っていく「計算」が成り立ちません。
勝さんと一緒に勝って、チームに一本芯を通そう。
大黒柱が真っ直ぐどっしり立ってくれさえすれば。
後のバランスは自然に整ってくるはずなのだから。
頑張ろう!ファイターズ!
明日は勝つぞ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

7/3 バファローズ10回戦〜これも一局〜

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◆7/3 バファローズ10回戦(京セラ)

● F 3 − 6 Bs ○

F 000 000 030 3
B 000 400 20x 6

投手:★武田勝(6)-榊原(1)-乾(1)
先発:1右糸井 2左杉谷 3二田中賢 4一中田 5三小谷野 6中陽 7指鵜久森 8捕大野 9遊飯山

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


勝負の世界に「たら・れば」はないが、将棋では、決着がついたあとに感想戦が行われ、ポイントになったと思われる局面で「もし、ここでこう指していたら」その先はどうなっていたかをシミュレーションする。
展開をある程度読んでいっても、はっきり形勢に差が見えてこないような場合、「これも一局だね」などと表現することがある。
いくつかの選択肢からひとつを選んだとき、その先にある経過と結末。
違う選択肢を選んだときの、その先にある経過と結末。
どちらもそれはそれで「一局」。


2回表。
小谷野、陽の連打で無死一二塁。
打席には、今日昇格し、即「7番・指名打者」でスタメンに名を連ねた鵜久森。
この局面で選択された“一手”はノーサインの強攻。
打力(とファームでの好調さ)を買っての起用であったはずの鵜久森なのだから、この一手も理解のうちではある。
けれど。
得点の確率を少しでも上げる、相手の嫌がる野球をするのならば、送りバントを含めた何らかのサインプレーもまた「一局」になったのではないかとも思う。


将棋の感想戦は、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔をかみしめるために行うのではなく、今日の一局を次の対局へ、未来の選択へとつなげるための勉強だ。
負けたらそれで終わりじゃない。
はいつくばった地面の土でも何でもつかめるものはつかんで立ち上がる者は次の戦いへと進める。

取り立てて“悪手”もない代わりに、ただすんなりと綺麗に“形を作って”敗れるのも一局。
ただ勝ちたくて、“悪手”も連発するけど、どこまでも粘っこく泥仕合に持ち込んでも一局。



<7/4 予告先発投手>
F 多田野
Bs 西


「大人の江戸っ子」で頼みます(笑)。
焦りは禁物。慌てない、慌てない。
頑張れ!多田野!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

7/4 バファローズ11回戦〜無色透明〜

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◆7/4 バファローズ11回戦(京セラ)

● F 1 − 5 Bs ○

F 000 000 100 1
B 111 020 00x 5

投手:★多田野(4.2)-矢貫(1.1)-乾(1)-榊原(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指西川 8捕鶴岡 9遊中島

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



さらさら〜っと点を取られ。
さらさら〜っと討ち取られ。
水が高いところから低いところへ流れるように、終始敗戦ペースのまま試合終了。
バファローズとファイターズが「戦っていた」印象もなく、勝ったバファローズの単なる「相手チーム」ほどの存在感しかなかったファイターズ。
みんな一生懸命やっているのだろうけど(一生懸命やるのはプロだから当たり前)、相手だって一生懸命なのだ。
無色透明、無味無臭の野球では、一生懸命な相手チームの色にあっという間に染められてしまうだけ。
例え負けても、ファイターズにはファイターズのカラーを出して戦ってほしいと思う。


今日で72試合が終了。
シーズンのちょうど半分が終わった。
それだけの試合数をかけて、2012年のファイターズはどういう野球をやろうとし、どういうチームになってきたのか。
正直、よくわかりません。
今日、高卒ルーキー捕手近藤が一軍昇格すると同時に、捻挫が完治しないまま稲葉が最短で再登録。
未知なる若い力も、実績のある大ベテランの力も全て集めて、目の前の勝利をつかみたいのだと思います。
(近藤捕手に関しては、その実力を高く評価していると同時に、先日のイーグルス戦で、未知の岡島捕手に“データにないリード”をされてとまどった経験を逆に生かしたい思惑もあるのかと想像する)
けれど。
“どうやって”
“どの方向を向いて”
自分の出せる力を合わせればいいのか?
それがひとつになっていない限り、ひとりひとりがいくら全力を注いでも、その力はより大きな力へとまとまっていきません。
ファイターズは「勝つために」どうやって戦っていくチームを目指すのか。
残り半分。
腰をすえて、ファイターズの色を出し切って「戦って」ほしいです。


<7/5 予告先発投手>
F 八木
Bs 井川


チーム戦力の3本柱は、1に先発、2にブルペン、そして3つめに打線。
どれかひとつでもいい状態ならば、そこを軸にしたゲームプランを立てて、戦い方を決めていくことが出来ると思いますが、今はどれをとっても軸に据えるほどいい状態ではないです。
そんな中、一番に立ち直ってほしいのはやはり先発投手陣。
ぶっちゃけ、毎日のように試合に出場する野手たちや、例え登板はなくても毎日何度も肩を作るリリーバーたちのコンディションと比べれば、中6日の十分な「準備期間」を経てマウンドに上がる先発投手たちは、良好なコンディションで試合に臨めるはずですから、それなりの成果をあげてもらわないと困ります。
今日もそうでしたが、先発投手が序盤から失点して、短いイニングで降板するようだと、当然ブルペンには大きな負担がかかり、追いかける打線にはこれといって打つ手もなくなる。
先発投手陣が役割を全うするようになってくれない限り、すでに投げすぎのブルペンはますます疲労が蓄積してパフォーマンスが下がるだけだし、ただ「打つだけ」の打線はつながりを欠いてしまいます。
しっかり「試合を作る」流れを、エースの勝さんに作ってもらいたいところでしたが、それが叶わなかった“次善の策”として、個人的には、札幌に戻ってからの、今年のファイターズを託した同級生コンビ、斎藤佑・吉川ふたりの連続での快投に期待してみたいと思っています。
そこへと至る道筋を、明日の八木ちゃんには頼みたいです。
イニングのことはひとまず置いておいていいので、6回まで最小失点。
攻撃につながるリズムを作ってほしい。
八木ちゃんらしい気迫を前面に出して、打者ひとりひとりをやっつける姿が、おとなしい打線の勇気にきっとなるから。
野球も格闘技だ!
目の前の敵を倒したものが勝つ。
戦え!八木ちゃん!
戦え!ファイターズ!!



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2012年07月06日

7/5 バファローズ12回戦〜ここからです〜

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◆7/5 バファローズ12回戦(京セラ)

○ F 4 − 3 Bs ●

F 200 002 000 4
B 000 003 000 3

投手:☆八木(5.2)-森内(0.1)-宮西(1)-増井(1)-S武田久
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6中陽 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊飯山

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


中盤まで、点は取れていたし、そのリードを保っていることもできました。
しかし。
攻撃では、2度の送りバント失敗だとか、無死二塁から走者が一歩も進まないとか、いらないミスはあってもほしい“もう一押し”がない、最近見慣れたファイターズだったと思います。
守りでも、記録に残るもの、残らないもの、守備のミスで投手を苦しめたし、不用意な一球で絶対に打たれてはいけない一発を喰らったりもしました。
それでも勝てたのは。
ぶっちゃけ、ファイターズ以上にバファローズのミスが多かった(走塁死、牽制刺、併殺打2つ、守備でも3失策)おかげです。
ただ。ある意味で、そうした“ツキ”が回ってきたことも、また、相手ミスに付け込むことがそこそこは出来たことも、明日への吉兆かもしれません。
そして。ただ運が良かっただけでなく、試合終盤はしっかり戦えたこと。
この「流れ」を大切にしたいです。


6回表にファイターズが2点をいい形で追加して、完全に優位に立ったと思ったその裏、中田のまずい守備で招いたピンチで、八木が犠牲フライで1点を失ったあと、代わった森内が相手4番打者に対して、カウントを悪くしてから強引に勝負にいって手痛い2ランホームランを浴び、得点差はわずかに1点。
試合が大きく、それもバファローズ優位に動きだして迎えた終盤。
7回表のファイターズは、先頭打者が出塁したものの、送りバントの失敗をカバーすることが出来ず、走者を一塁から先へ進めることもなく攻撃終了。
ますますバファローズが勢いづいていく局面で、マウンドには宮西が上がりました。
ここ最近のチームの「流れ」から言えば、押し切られてしまっても不思議がない展開でしたが、宮西は、先頭打者に出塁を許しながら、フライアウト(陽、ナイスプレー)を取り、送りバントを失敗させ(セカンドでフォースアウト)、結局、最初に出した走者を進めず、すなわちピンチを広げることなく、スコアボードに「0」を刻みました。
まだ年齢的には若くても、ブルペンでは武田久に次いで経験豊富な宮西。
この試合にとっても、連敗中のチームにとっても“勝負どころ”で、自分のピッチングを最後まで出来た宮西は、本当に頼もしい投手になってくれています。
途中から怪しい展開になりながら、それでも最後まで勝ちきることが出来たのは、宮西の働きによるところが大きいと思います。

8回表。
無死一二塁から5番稲葉が送りバントをしっかり決めてくれたこと。
後続が連続三振に倒れて得点にはなりませんでしたが、チームのために、やれることを一生懸命やってくれたベテランの姿に、奮い立たない選手はいなかったはずです。
8回裏。
チームの不振の象徴ともなっていたセットアッパー増井が、球が浮き気味だったところを修正してきて、低めにボールを集め、切り札のフォークボールもボールゾーンからボールゾーンへしっかり落とし、三者凡退に抑えて、付け入る隙を見せない投球。
三遊間の遠い位置から、俊足の打者走者に内野安打を許さなかった中島の好守も、増井とチームを盛り立てました。
1点のリードを抱えて、敵に背中を見せて勝利という名のゴールまで“逃げよう”とするのではなく、目の前の敵と正面から戦い、倒して前に進む。
終盤は、まさにそのような戦いが出来ていたと思います。
9回裏。
守護神武田久が、久しぶりの登板にも関わらず、二死からヒット1本は許しましたが(相手が上手かっただけ。投球自体は間違ったところには投げていません)危なげなくゲームを締めくくって、ファイターズの連敗は、引分を挟んで4つで止まりました。


ほんとうにひとつ勝つのは大変です。
でも。やれることをきちんとやり続けていれば、いい野球になって、勝てる野球になる。
連敗を止めるのが目的じゃない。
今日の終盤のような「戦い」を、折り返し点を過ぎた残りシーズン、続けていくことが大切。
ずっと勝てなかったこと。
そして、今日勝ったこと。
明日へとつなげていこう。
頑張れ!ファイターズ!!



<7/6 予告先発投手>
F 斎藤佑
H 山田

先発・斎藤佑には、自分がどういう投手なのか、どうやってアウトを取れる投手なのか、自覚的な投球をしてほしいと思います。
ゆうちゃんにはゆうちゃんにしか出来ないピッチングがあるのだから。

さぁ、打線(笑)。
苦手な苦手な山田投手が相手です。
でも、打者ひとりひとりに、チームの作戦としても何か、それぞれに出来ることはあるはずだし、今までやられ続けた中でも、何かしらのヒントぐらいはつかんでいなくてはいけないはず。
失敗から学んできた成果を見せてほしいと願っています。
諦めたらそこで終わりなのですから。


敵地を巡り、負けばかりが多く、疲労感たっぷりだった遠征は終了。
移動ゲームは厳しいですが、最後に勝ってホームに戻ってくることが出来たのは、少なくても精神的には上向きの要素だと思います。
自分たちのホームで自分たちらしい野球を。
明日も勝つぞ!ファイターズ!!



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2012年07月07日

7/7 ホークス11回戦〜24個目のアウト〜

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◆7/7 ホークス11回戦(札幌ドーム)

● F 0 − 5 H ○

H 010 100 021 5
F 000 000 000 0

投手:★吉川(7.2)-森内(0.1)-乾(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8遊金子誠 9捕鶴岡


<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



2点の先行は許しましたが、先発吉川はよく投げてくれたと思います。
連日、先発投手が早いイニングで降板してきた中、7イニングを投げ抜き、8回もマウンドに上がりました。
そして、8回も順調に二つのアウトを取って、重ねたアウトは23個。
けれど。
二死走者なしから四球を与えると、続く打者にヒットを打たれて二死一二塁。
ここでマウンドを中継ぎ陣に譲ることになってしまいました。
結果的にリリーフした森内が打たれたからではなく、「24個目のアウト」に何を託すかを思えば、悔いの残る継投でした。
個人的には、今日の打線を見ていれば「負けゲーム」の可能性が高いと考えていましたので、ならば頑張っている吉川に、この先の成長のためにも試合を任せてほしかったです。
「24個目のアウト」に、吉川の未来とファイターズの未来を賭けてみたかった。
とはいえ、チームの勝利は何よりも優先されるべきものですから、これ以上の失点は勝利の確率を絶望的に下げてしまう状況において、先発投手を見切る非情さも必要です。
ただ。“勝つため”の「24個目のアウト」ならば、マウンドに上げる投手は森内ではなかったと思います。
負けても次に何かをつなげる試合。
負けて何も残らない試合。
「24個目のアウト」が分かれ道でした。


打線については言うことはありません。
初先発の高卒ルーキーに、ニコニコと機嫌よくピッチングをさせて、悔しくないプロ野球選手はいないでしょうから…。


<7/8 予告先発投手>
F ウルフ
H 大隣


久しぶりに本拠地に戻ってきたんですから、から元気でも元気出していきましょう!
明日は勝つぞ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月09日

7/8 ホークス12回戦〜シンプルに、真っ直ぐに〜

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◆7/8 ホークス12回戦(札幌ドーム)

● F 5 − 8 H ○

H 040 010 030 8
F 000 020 102 5

投手:★ウルフ(5.2)-矢貫(1.1)-榊原(1)-森内(1)
先発:1二田中賢 2指杉谷 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7三小谷野 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



チームが陥っている悪循環を端的に示していたのが8回表。
序盤に4点のビハインドを負いながら、少しずつ取り返し、7回裏には代打ホフパワーの豪快な一発により1点加えて、その差を2点まで縮めてきたところ。
敗色濃厚な状況から、まだ“勝負できる”勢いが出掛かってきた大切なイニングでした。
ところが。
このイニングからマウンドに上がった榊原は、先頭打者にヒットでの出塁を許すと、次打者の内野ゴロが進塁打となって一死二塁。
そこから、四球を挟んで4連打を浴びせられ、この回3失点と、逆に突き放される結果になってしまいました。
榊原の投球という問題はさておき。
勝てる可能性がどんどん薄くなっていくのを目の当たりにしながら、何一つ手を打つことが出来ないのがファイターズの現状です。
絶対に勝利を諦めないなら、一死二塁からツーベースを打たれた最初の1点が限界でした。
けれど、3点負けている試合の8回に、交代させて投げさせる投手がもういません。
最近失点を重ねている乾や森内ではそもそも代える意味がないし、かといって、勝ち目の薄い局面で宮西や増井(増井も信頼感が揺らいでいます)をつぎ込むには、彼らはあまりにも登板を重ねすぎています。
勝ちパターン継投の投手に、本来投げるべき局面で、本来果たすべき役割を果たしてもらうためには、こんなところで“無駄遣い”出来ない。
そのために、目の前の“不利な試合”が決定的な“負け試合”になっていくのを、手をこまねいてみているだけ…。
けれど。
シーズンの半分を戦ってきた結果として今の状況(特にリリーバーたちの投げ過ぎと疲労)があるわけですから、仕方のないことです。

それでも、まだ残り試合は68もあります。
今のままの悪循環はどこかで断ち切らないと同じことの繰り返しが続きます。
栗山監督はシーズン前、全ての試合を勝ちに行く、負けゲームを作らないと決意を語っていましたし、その通りの采配をしてきたと思います。
その結果、結局はこの試合のようにどんどん敗色濃厚になるのがわかっていて手を打てない「負けゲーム」を作らざるを得なくなっていることを責めようとは思いません。
ただ。どうせこうなったからには、勝ち負けよりも建て直しを優先した策があってもいいのではないかと思います。

やるべきことをやっていれば、きっと流れはやってくる。
みんなそう信じて頑張っているし、出来ることはやはりそこに尽きるでしょう。
でも。気持ちはどうあれ、やるべきことが出来ていないから負ける。
試合を作れない先発投手陣。(序盤からの複数失点、リードしてもらっても長いイニングを投げられない。)
良いたすきを渡せないリリーバーたち。(悪い流れにはそのまま流され、いい流れもせき止める失点を与える。)
ある程度得点は挙げているものの、作戦ミス(犠打、エンドランの失敗が目立つ)が多く、「もう一押し」が足りない打線。
ミスの多い守り。
いっぺんに全てを変えることは不可能ですが、すぐにできることもあります。
個人的には、まず先発投手陣に、「長いイニングを投げる」役割を果たしてもらいたい。
この際、失点は“何点まで”とか制限無し。
とにかく、最低でも7回、普通に8回までは、試合がどうなろうとも投げてもらう。
全ての投手ではなくても、まずは完投能力のある武田勝、若い斎藤佑、吉川などに「試合を任せる」こと。
そうすれば、リリーバーたちも一試合あたりひとりかふたりしか使わず、交代で休ませることが出来るし、ブルペンの問題の多くの部分は“休養”によって快方へ向かう可能性があります。
チームで一番辛いことになっているブルペンを、まずは救済することで、結果的に先発投手陣もまた楽になるし、後ろが安定すれば、打線も慌てず迷わず「1点ずつ」取りに行くような、粘り強くしぶとい攻撃を甦らせるはず。
打撃に関してはやはり“みずもの”ですから、打てるときも打てないこともあるのは仕方ありませんが、テンポのよい「つながり」を作り、保つためには、打順はコロコロ代えない方が望ましいし、守備を安定させるためにも、守備位置を含めてある程度固定し、「わかりやすい」シンプルな野球で、あまり余計なことに神経を使わないほうがいいような気がします。
色々なことが上手く行かないときは、“起爆剤”として変わったことをやりたくなりますが、基本に立ち返って、わかっているはずのことをもう一度確認しながら、足元をしっかり見つめ直すのもひとつの方法。
小手先の細工で目先だけどうにかしようとせず。
やろうとした「ファイターズの野球」を一からやり直すつもりで。
ぶれずに頑張ってほしいと思います。


<7/10 予告先発投手>
F 武田勝
M 成瀬

そういうわけですから(どういうわけ?w)、勝さん、完投よろしく!
最高の誕生日にしましょう。
真っ直ぐ頑張れ!ファイターズ!


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2012年07月10日

7/10 マリーンズ9回戦〜ヒーローはここにいる〜

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◆7/9 マリーンズ10回戦(札幌ドーム)

○ F 5 − 1 M ●

M 000 100 000 1
F 000 200 03x 5

投手:☆武田勝(7.1)-増井(0.2)-武田久(1)
先発:1二田中賢 2三杉谷 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



久しぶりの快勝!
重く垂れ込めていた雲間を割って、一気に眩しい日差しが降り注いできたような一勝だったと思います。
やっと。エースで勝てた。
みんなの笑顔が、このままチームを照らし続けてほしいです。



2回表。
先頭打者稲葉がレフト線を破るヒットを放つと、一気に二塁を狙って激走。
惜しくもアウトなったのは、先頭打者の出塁からチャンスを作ることが出来なくなったという点では、欲張っての無駄死にとも言えました。
しかし。
チーム一のベテラン野手が、捻挫した足で貪欲に「ひとつ先の塁」を目指してがむしゃらに走る姿は、“勝つために”自分たちがどう戦っていくべきなのか、示してくれたと思います。
みんなの「勝つんだ!」という気持ちがよりいっそう、掻き立てられるプレーでした。
勝利を目指してがむしゃらに“攻めていく”気持ちが、この試合を通じて、投手たちの投球、野手たちの打撃・守備の底流となって流れ続けていたような気がします。


ピンチは幾度もありました。
失点してもおかしくない場面でも、攻めて討ち取っていったバッテリー。
押しても得点を取り損ねそうな局面から、点を奪うことのできた打線。
ここさえ抑えれば。
ここでもう一押し出来れば。
今まで越えられなかった壁をひとつ越えたと思います。



<7/11 予告先発投手>
F 多田野
M 小野

勝さんがリードを守って7回以上投げてくれたので、今日は勝ちパターンの増井と久のふたりだけ、きっちりと「自分の持ち場」で役割を果たしてくれました。
昨日は試合が休みで、今日もリリーバーが休めたから明日は使っていい、というわけではありません。
今日のいい流れをそのまま、先発投手陣が「試合を作る」ゲームを続けていけるように。
多田野にも最低7回を投げきる投球をしてもらいたいです。
頑張れ!多田野!


打線は、3番・4番の不調を、陽岱鋼が救ってくれたと思います。
明日は誰が“キーマン”になるかわかりませんが、みんなで力を合わせ、カバーしあいながら、「1点」を積み重ねていけたらいい。
幸せの青い鳥は、いつだって外の世界ではなく、自分たちのすぐ近くにいる。
“ヒーロー”もまた、どこからともなく訪れるわけではなく、いつも見慣れたチームメイトたちの中にいるのだから。


つかみかけたいい流れを手放さないように。
明日も元気よく“攻めて”行きましょう。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



勝さん、お誕生日おめでとう!
最高にprettyだけど、最高にかっこいい34歳左腕に乾杯♪



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2012年07月11日

7/11 マリーンズ10回戦〜芯の通った野球〜

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◆7/11 マリーンズ10回戦(札幌ドーム)

△ F 0 − 0 M △

M 000 000 000 000 0
F 000 000 000 000 0
(延長12回引分)

投手:多田野(8)-増井(1)-宮西(1)-武田久(1)-森内(1)
先発:1二田中賢 2三西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


延長12回を戦い抜いてのスコアレス・ドロー。
「あと1本が出ていたら」というのはお互い様。
両チームの投手陣がよく頑張ったということです。
もちろんファイターズにも勝機はありましたから、勝ちたかったのは山々ですが、引分に“勝ちに等しい引分”や“負けに等しい引分”があるとしたら、今日は、好調首位マリーンズを相手に回して一歩も引けをとらなかった、堂々の“引分に等しい引分”(笑)。
つい2試合前までの「悪い流れ」から考えれば、むしろ負けずに12イニングを戦い抜けたことを評価したいと思います。
なによりも。
「ここ1本」を除けば、野球の内容がひじょうに良かった。

踏ん張ってほしかった先発投手は、昨日の武田勝に引き続き、多田野が素晴らしい好投。
8回・98球・被安打3本・失点「0」
持ち味を存分に発揮してマリーンズ打線を封じ込め、“江戸っ子”らしいテンポのよさはチームの守りから好守を引き出しました。
初めて守備につくスタメンを勝ち取ったサード西川の、三遊間を破りそうな打球へのダイビング・キャッチと、素早く起き上がっての送球で、超俊足打者走者岡田選手を刺したプレーは、多田野の作るリズムから生まれたものが、結局は多田野を助け、チームの雰囲気も大いに盛り上げてくれたと思います。
残念だったのは、打線が援護点さえ取ってあげられたら、当初の目論見どおりリリーバーたちを休ませることも出来ましたが、延長へと突入したために、結局は増井・宮西・武田久・森内と、いわゆる「勝ちパターン」継投のメンバーを全員使ってしまったこと。
しかし、ブルペンの彼らも本当によく頑張りました。
9回増井。三者連続フルカウントとしながらも、終わってみれば三者連続三振。
10回宮西。先頭打者に四球を与え、送りバントで一死二塁のピンチを招きましたが、二死三塁となってから、里崎選手と無理な勝負をせず、“狙い通り”冷静に9番荻野選手を討ち取ってピンチ脱出。投球内容というよりは、何よりも“0点に抑えるために”どうするべきかを熟知した投手の、経験と集中力が光るマウンドでした。
11回武田久は、正直、レフト中田のレーザービームに助けられました。
それでも「0」だった結果はとてつもなく大きい。
12回森内。全く危なげなく三者凡退に抑え、最終回の味方の攻撃へと希望をつないでくれました。森内個人としても手ごたえをつかむ内容と結果だったのではないかと思います。
増井や森内は、休めなかった代わりに、「自信」という大きな収穫があったとも言えます。
勝てはしなかったけれど。
中盤まで持たなかった先発投手と、終盤を持ちこたえることが出来なかった中継ぎ投手陣が、ともにこの2試合は、期待通りの役割を果たせるようになったからこそ、ファイターズの野球には1本きっちりした芯が通ってきました。
守りでは、先に書いた西川や中田はもちろん、金子誠や田中賢もさりげなく好守を見せ、チーム全体としてミスなく堅実な守備が試合を引き締めてくれました。
攻撃では、得点こそ挙げられなかったものの、先頭打者が出塁したときには、1回は一死になってから四球を選んで、3回は進塁打になる内野ゴロ、8回には送りバントを決めるなど、数少ない“チャンスの芽”を得点圏のチャンスへと広げることは出来ていました。
11回の、この試合最大のチャンスは、一死から代打二岡のヒットをきっかけに、糸井もヒットで続いて作ったもの。
小谷野、二岡という代打陣がヒットという結果を残したことも含めて、チーム全体として“意図した”攻撃はちゃんとできるようになっています。
偶然のように勝っても勝ちは勝ちですが、今のファイターズにとっては、例え結果が引分でも「みんながやれることをやった」内容のある野球が出来たことが、きっと前へ進む大きな力になります。
「勝ち」は、次に必ずもぎとりましょう。


<7/12 予告先発投手>
F 八木
M 渡辺俊

この2試合で、やはり野球は投手次第、それも先発投手の果たす役割がどれほど大きいかが再確認されたと思います。
八木ちゃんも、勝さん、多田野くんが作ってくれたいい流れに乗ってください。
気持ち“攻めて”いこう!
そして、粘り強く。
戦え!八木!!

打線は…とにかく点を取りましょう(笑)。
今日は「ここ1本」が出ませんでしたが、チャンスでも焦らず、慌てず、弱気にならず、結果だけを求めすぎず。(←悟りを開くかのように難しい要求ではあります)
「ここ」という場面では、投手と打者の一本勝負。
気持ちに“雑念”が混じった方が負けます。
あまり考えすぎずに、バーンといったれ!
特に、3番糸井、4番中田。
君たちの魅力はどちらも「規格外」であることです。
結果はどうあれ、君たちにしか出来ない、魅力ある打席を見せてほしいと願っています。
頑張れ!嘉男!
頑張れ!翔!!



今回の3連戦は、これで1勝1分。
明日こそ勝って、久しぶりのカード勝ち越しを決め、オールスター前の残り試合を走りぬくエネルギーにしましょう。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
明日は勝つぞ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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2012年07月12日

7/12 マリーンズ11回戦〜昨日があるから今日がある〜

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◆7/12 マリーンズ11回戦(札幌ドーム)

○ F 7 − 2 M ●

M 010 001 000 2
F 300 040 00x 7

投手:☆八木(8)-矢貫(1)
先発:1二田中賢 2三西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



昨日の試合があるから今日の試合がある。
それが“プロ野球”の面白いところでもあり、怖ろしいところでもあります。
チーム状態が悪くなってしまうと、どうしても負の連鎖を断ち切るのは簡単ではないし、逆に、いいきっかけを「次」につなげることが出来れば、ビッグウェーブに乗ることもある。
投手陣がしっかり「負けない試合」を作ってくれた昨日。
その土台の上に“勝利”を築くことが出来なかった打線が、今日は最初から3点という大きなリードを奪い、投手が粘り強く投げ続けるための手助けをしてくれました。
勝利の確率を高くするために。
ディフェンスではやはり先発投手が長いイニングを最小失点で組み立てること。
攻撃は、まず先制点を奪うこと。
今日はどちらか一方だけの頑張りではなく、両方がお互いに「やるべきことをやって」支えあったからこその快勝。

良い野球が出来ていれば、もっとチームを勢いづけるようなビッグプレーも飛び出します。
5回裏。
3番糸井の本日3本目となるヒットをきっかけに、4番中田、5番稲葉、6番陽の3者連続ホームラン!
なかなか得点が取れないときや、追いかける展開になれば、好機が訪れても「どうにかしなくては」と焦りが力みを生み、好結果が遠ざかることが多いものですが、最初からリードを奪い、その優位を投手ががっちりキープしている場合、気持ちの“ゆとり”がプレーに思い切りを呼び、選手それぞれに自分が本来持っている実力を発揮しやすくなっていきます。
2点リードで迎えた中盤。
最初の中田の一発で2点を加えたことが、ただ自分の打撃だけに集中できた稲葉の一発を生み、さらに勢いに乗った陽の一撃を呼ぶ。
これでリードが6点まで広がった直後、先発の八木が先頭打者に四球、続く打者には死球を当てて、ひじょうに悪い形で無死一二塁のピンチを作ってしまいましたが、大きなリードがあったからこそ、このピンチにも落ち着いて最小失点で切り抜けることが出来たし、「ミス」が後悔にならず、“反省点”として、より良い次回登板へとつなげる材料になりました。
昨日があるから今日がある。
武田勝の勝利から始まった流れは、着々と勢いを増しているように思います。
だから。
今日があるからこその明日にしていかないといけません。


<7/13 予告先発投手>
F 斎藤佑
E 田中

ファイターズに“ビッグウェーブ”がやってくるかどうか。
大切な試合に、今日の雨天中止のためスライドしてきたイーグルス田中投手が先発するのも、ファイターズの先発が斎藤佑なのも“天の配剤”のような気がします。
しかし。“天”はあくまでも舞台を整えるだけであって、“シナリオ”は舞台に上がった人間たちが自分の力で書き進めていくもの。
ファイターズにとってのハッピーエンドが訪れるように、みんなで力を合わせて戦ってほしいです。
先発する斎藤佑には、投げ合うのが“高校時代”にはライバルと言われた田中投手であるからこそ、とにかく「自分の投球」で精一杯打者ひとりひとりを倒していくことに集中してほしいと思います。
佑ちゃんは絶対にマーくんにはなれません。
でも。マーくんだって佑ちゃんにはなれない。
方法論はそれぞれに違っても、チームをたくさん勝たせるのが最高の投手であることは変わりません。
目の前にマーくんがいても、自分をどこまでも貫ける佑ちゃんであるように。
誰と投げ合っても、チームがどういう状況でも、斎藤佑が斎藤佑であるように。
一歩踏み出すきっかけにしてほしい。
その一歩がきっと、チームに大波を呼ぶ。


今日は気持ちの良い得点が取れましたが、こんなことは繰り返そうと思って繰り返せるものではありません。
ただ、きちんと自分のスイングをすれば打球は綺麗に飛んでいく。
そこは自信にして、競り合いの状況であっても、決め所では堂々とバットを振れるように。
そして、豪快なだけでなく、きっちりしたチャンスメークもしていけるように。
この3試合出来ていた良い野球を継続できるように、集中していきましょう。

頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
明日も勝つぞ!ファイターズ!
大波起こせ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月14日

7/14 イーグルス11回戦〜「任されること」を力に〜

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◆7/14 イーグルス11回戦(Kスタ)

○ F 2 − 1 E ●

F 000 000 010 1 2
E 001 000 000 0 1

投手:吉川(8)-☆増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2左杉谷 3右糸井 4一中田 5三小谷野 5中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>




チャンスを潰すばかりで得点できなかった打線が、やっと1点を奪い、同点に追いついてくれた直後の8回裏。
先発吉川は、この試合初めて先頭打者の出塁を許した。
勝利のためには絶対に失点できない終盤に迎えたピンチ。
登板試合が僅差の競り合いになることの多い吉川は、1点を争う終盤、まして走者を出してしまったような場合、中継ぎ陣にマウンドを譲るように命じられるのが常だった。
しかし。
次の打者が送りバントを決めて一死二塁。
得点圏に走者を背負っても吉川はマウンドに立ち続けた。
続く打者を三振に討ち取って二死二塁。
この試合唯一のタイムリーを含む2本の二塁打を打たれている3番松井選手を迎えたところで、吉井投手コーチが出てきたが、敬遠の指示だけで交代はなし。
吉川は“勝負どころ”の8回を、この試合を任されたのだ。
4番枡田選手との勝負は、両者譲らぬ粘り合いとなったものの、吉川は相手にも自分にも負けなかった。
最後はセカンドゴロに討ち取ってピンチ脱出。
8回131球の力投は、試合を「任される」先発投手にふさわしい投球内容だったと思う。
勝ち投手にはなれなかったけれど、ある意味で、吉川にとっては勝ち星以上に価値のある8イニング“完投”。
オールスターが終わればシーズンも終盤。
ペナントレースの“勝負どころ”で、今度は本当の完投勝利を目指して。
頑張れ!光夫!!


攻撃は、3度先頭打者の出塁がありながら、送りバントが出来なかったり、2度の併殺があったりと、せっかくの“チャンスの芽”を得点圏のチャンスへと広げることが出来ず、自ら潰す嫌な流れで、3回に許したたった1点が大きな悔いとなって残りそうな展開だった。
しかし。8回表。
二死走者なしから田中賢が四球を選んで出塁すると、しつこい牽制をかいくぐって盗塁成功。
相手のわずかなミス(二死からの四球)につけこんで作った得点圏のチャンスで、この日スタメン出場していた2番杉谷がセンター前へタイムリーヒット。
“確率”からすればひじょうに薄いところからもぎ取った「1点」が、たった1点ではあっても、攻撃のリズムを変えてくれたのだと思う。
そして、同点のまま延長戦に突入。
10回表。
先頭打者鶴岡がヒットで出塁すると、途中出場で9番に入っていた中島がきっちりと送りバントを決めて一死二塁。
いい形でチャンスメーク出来たものの、1番田中賢が三振に倒れて二死。
イーグルスのマウンドは右の青山投手。
ファイターズベンチには、思い切りの良い打撃をアピールしている左打者西川もいたが、この最後のチャンスで打席を「任された」のはスイッチヒッター杉谷だった。
8回のチャンスに攻撃のリズムを変えてくれた杉谷は、今季結果の出ていなかった左打席にもかかわらず、鋭い打球をライトへ打ち返し、二塁走者鶴岡をホームへ迎え入れた。
チームの全打点を叩き出した杉谷。
ただ自分の「結果」だけを求めていたらきっとこの2打点はなかったのではないかと思う。
勝利のために。
「任された」局面で精一杯やれることをやろうとする姿が、苦しかった戦いを、勝利へと導いてくれたような気がする。


「任されたこと」を力に変えた、吉川と杉谷という若い選手たちの活躍で勝ち取った一勝。
マリーンズ戦からつかみかけた勢いをもう一度つないでくれたと思います。
この「流れ」を止めないように。
明日も勝つぞ!ファイターズ!!



<7/15 予告先発投手>
F ウルフ
E 辛島

常に安定した投球をしてくれる先発ウルフですが、彼にももうひとつ殻を突き破ってほしいです。
それは「6回の壁」。
7回を投げた試合も2つありますが、失点なく好投していても6回投げきったところでマウンドを降りるのが基本パターンになっています。
内野ゴロを打たせるタイプですから、球数もさほど嵩まないし、もっと長いイニングを投げられるはず。
武田勝から始まった先発投手陣が、長いイニングを少ない失点で投げぬくいい流れに乗って、ウルフも壁を越える投球をしてくれることを期待したいと思います。
実力はついているのですから、最低限を目指すのではなく、最高を目指して貪欲に。
頑張れ!ウルフ!!

攻撃は、今日は杉谷に救われましたが、得点にならなくても“意図した攻撃”を続けること、流れを切るようなプレー(併殺やミス)を極力しないようにすることからリズムを作っていかなくては、取り立てて打撃好調なポイントゲッターも存在しない状態ですから、また難しい展開になってしまうと思います。
あとは数少ないチャンスでの集中力。
“考える”打席、勝負する打席。
誰にどんな役割が巡ってきても「やれることを一生懸命やる」こと。
それでも結果は結果ですが、悔いだけは残らないように。
頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月15日

7/15 イーグルス12回戦〜元気が出ない日〜

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◆7/15 イーグルス12回戦(Kスタ)

● F 0 − 5 E ○

F 000 000 000 0
E 100 004 00x 5

投手:★ウルフ(5.1)-乾(0.0)-矢貫(0.2)-榊原(2)
先発:1二田中賢 2左杉谷 3右糸井 4左中田 5三小谷野 6中陽 7指ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



きょうはいいところがありませんでした。
特に打線は、イーグルス3連戦で合計たったの3得点。
田中投手にいいように押さえ込まれたおととい。
ランナーを進められなかった昨日。
得点圏をたくさん作っても「ここ1本」が出なかった今日。
“相手投手がよかったから”
仕方がないのか。
たまたま調子の悪い時期なのか。
それよりも、もっと“根本的な”問題はないのか。

オールスターが終われば残りは60試合。
ゲームに喩えればおよそ7回以降の終盤戦に入っていくことになります。
シーズンを勝ち切るために。
チームとしてもっと出来ることはないのかどうか。
検証が必要な時期ではあると思います。


<7/16 予告先発投手>
F 谷元
L 野上

プロ初先発となる谷元の投球が楽しみです。
リリーバーとしては強気な投球が持ち味ですが、時に気持ちが突っ込みすぎてやられる傾向がありました。
ある程度“長いイニングを投げる”前提の先発をすることで、本来の闘志を秘めつつ、けれど少し“ひいた”視点を持って投げられるといいなと思います。
頑張れ!谷元!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

7/16 ライオンズ12回戦〜ひとりひとりのやれることに応じて〜

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◆7/16 ライオンズ12回戦(札ド)

△ F 2 − 2 L △

L 000 010 010 2
F 100 010 000 2

投手:谷元(5)-多田野(0.1)-宮西(1.2)-増井(1)-武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6中陽 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


落合前ドラゴンズ監督の著書『采配』を少しずつ読んでいます。
今日読んだ「第3章 どうやって才能を育て、伸ばすのか」〜ミスは叱らない。だが手抜きは叱る〜の中に次のような考え方が述べられていました。
レギュラーになって活躍したいと思うなら、
@できないことをできるようになるまで努力し
Aできるようになったら、その確率を高めるように工夫し
B高い確率でできることは、その質をさらに高めていく
この段階を踏まなくてはならない。

だから落合さんは、Aの段階である選手を起用する際、すでにレギュラーであるBをクリアした選手たちに求めるものとは違い、「できるようになったこと」をそのままそつなくこなしてほしいと考えていたそうです。それでさえ、一軍の試合という緊張感の中では容易なことではないのだとも。
打席で「結果」を出せないとか、打たれてしまうとかは“ミス”とは違いますが、どの選手に対してどういう期待の仕方をするべきなのかという意味では、上記の@〜Bの分類が役に立つように思います。
例えば今日の試合に関してならば、2点しか取れなかった「責任」は、
1回裏。無死一三塁から糸井の内野ゴロで1点先制した後、中田がヒットでつないで一死一三塁となった場面で三振に倒れた稲葉。
9回裏。一死満塁で犠牲フライを上げられなかった二岡。同じく二死満塁で三塁ゴロに倒れた田中賢。
“高い確率で”打てる打撃技術と豊富な経験を有する彼らが負うべきものです。
投手陣に関してならば、先発投手としての谷元はAの段階であり、最後はよれよれになりながらも5回を1失点でまとめたのは、今できることを精一杯やってくれたと評価できるし、Bの宮西・武田久は期待通りの投球をしてくれましたが、昨年の実績も踏まえてBであると評価されている増井の失点は、勝てなかった要因のひとつとして増井が「責任」を負うべきであるか、あるいは、最近の状態を含めて彼自身の評価を改めなければならない結果だったと思います。


走・攻・守の全てに渡ってBの段階まで達した選手だけでスタメンが組めるならそれにこしたことはありませんが、そんな選手は12球団合わせてもそれほど大量に存在しているものではなく、実際のチームは、部分的にBの段階にある選手や、AとBの間とかA段階とか、様々な段階・状態にある選手たちをいかに上手く組み合わせて戦っていけるかにかかっています。
また、将来的な視点から、意図的にA段階の選手を継続的に起用する場合もあると思います。
今年のファイターズは、野手では昨年から継続して陽と中田を、また先発投手として斎藤佑、吉川を、将来チームの軸となる「B段階候補生」とみなし、期待を持って起用してきましたが、陽については、「3年続けて活躍してやっと本物」と言われたりすることを考えればまだ先のことはわかりませんが、少なくても現時点の評価としては、走・守に関しては完全にB段階にあるし、打撃もAからBへと着実に近づいているように思えます。
吉川は、まだA段階ではありますが、もともと投手としての実力が高いので、その力を安定的にマウンドで発揮しつづけていられるようになったことで、充分にチームの戦力となっています。
一方、中田と斎藤佑については、残念ながらB段階へ近づいていないし、はっきり言えばA段階にありながら何らかの要因で「できるようになったこと」が出来ないでいるのか、もしかしたら「できるようになった」わけでもなく、本来@段階で目標に向かって努力するべき状態なのか、正直よくわからないほど結果も内容もよくありません。
例え@〜A段階の選手だったとしても、起用していけないわけではないと思いますが、ただ、レベルに応じた期待の仕方、レベルに見合った起用法をしなくては、チーム全体のバランス、リズムを作る妨げになる恐れは充分にある。
「やってもらわなくては困る」と言っても、出来ないものは出来ません。
斎藤佑や中田に限らず、チーム全体について、ひとりひとりの選手が「いま」どういう段階にあるのか、何が期待できて何は期待できないかを客観的に把握し、その上で、もっと”勝つ確率“を高くする方法があるのかどうか。
すでに83試合という、シーズンを半分以上も過ぎた今。
考えるためのデータは充分あるはずです。


<7/17 予告先発投手>
F 武田勝
L 岸

オールスター前最後の試合。
そして、先発はエース武田勝。
勝ちたいです。どうしても勝ちたいです。
しかし、相手先発は苦手な岸投手。
黙っていては同じことの繰り返しにしかなりません。
「どうやって点を取るのか」
精神論ではなく(気合ややる気はあるに決まっているのだから)、具体的な工夫が感じられる攻撃が見たいと思います。
頑張れ!ファイターズ!!
頑張れ!勝さん!!


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2012年07月20日

7/20 オールスター第1戦〜スター誕生〜

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◆7/20 オールスター第1戦(京セラ)

● オール・パシフィック 1 − 4 オール・セントラル ○


球宴初出場初打席で、しかも先頭打者ホームラン。
(さらに相手はジャイアンツ杉内投手!)
陽岱鋼のど派手な“球宴デビュー”は、「スター誕生」の瞬間だったかもしれません。
ちょっと鳥肌が立ちました。


今年の球宴出場選手中最年少のカープ堂林選手が登場した際、スタンドからひときわ大きな声援が巻き起こったように(また彼も活きのいいプレーを見せてくれました)、プロ野球ファンは新しい輝きをいつでも待っています。
ですから、プロ野球界全体も、活性化や人気の維持・上昇のために、新しいスターの誕生を渇望するあまり、特にマスコミが時としてまだ原石でしかない輝きを、期待を込めて早々に「スター」扱いしてしまう傾向がある。
はっきり言って、うちの中田翔や斎藤佑がそうです。
ふたりともファン投票で選出されましたが、持っている「はず」の実力はどうであれ、今現在残している成績は、オールスターの舞台にふさわしいものではありません。
美辞麗句で“飾られた輝き”をぶち破って、自分らしい本物の輝きを磨きだした時、初めて彼らは「スター」になる。
頼みもしない、余計な“飾り”を付けられたばかりに、たどる道のりには困難が増していますが、ふたりには、ファンを含めた周囲の期待などとりあえず気にせず、まずは「自分の力」はどのようなものなのかをしっかり見極め、磨き続けてほしいと思っています。
今日先発した斎藤佑は、吉井コーチからの“指令”どおりに、ストライクをじゃんじゃん投げていました。
中村ノリ選手にものすごい一発を打たれましたが、オールスターは打たれてもいい場所だし、打たれなければ勉強にならないこともたくさんある。
最近のように、打たれることを怖がって四球ばかり出していては、どう投げたらどう打たれるかがわからず、そこから導き出される、ならばどう投げれば打たれないという抑え方などますますわからない。
どんどん投げ込めたこと、また、ホームランを打たれたノリ選手との二度目の対戦では、打たれたストレートでもう一度勝負して抑えられたこと。
シーズンに生かしてほしいです。
中田には、斎藤佑からホームランを放ったノリ選手の「フルスイング」をよく見ていてほしい。
何でもかんでも思い切りバットを振り回すのではなく、狙いを絞って迷わず振りぬくのが強打者だし、いわゆる「4番の仕事」ができるのはこういう打者だと思います。
“ミスター・フルスイング”を目指して、頑張れ!中田!!


さて。ホームランを放った陽岱鋼は、その後のインタビューで最後に「守備を見てほしい」と答えていました。
誰もが一発を狙っているような球宴で、ホームランを打ったのだから、もっとどんどん打ちます!とか景気のいいことを言ってもいいようなものですが(笑)、陽にとって「守りが自分の見せ場」と認識するに至った、外野手へのコンバートが、ブレイクするための大きな分岐点だったように思います。
遊撃手としても、失策は確かに多かったけれど非凡な動きを見せていた陽ですが、外野で広いフィールドを走り回ることで、糸井にも劣らない規格外の身体能力が誰の目にもはっきりと見える形で表現されるようになりました。
俊足が可能にする広い守備範囲と、強肩から繰り出すレーザービーム。
フェンス際で、また前に落ちそうな打球に対しての勇敢なダイビング。
こうしたプレーで幾度もチームのピンチを救った経験が、陽の「自分の力」をどんどん磨いていくことになったと思います。
今日の試合でも、さらに素晴らしかったのは第4打席で記録した二塁打です。
右中間の深いところ、けれど外野フェンスまで到達しない打球で、最初から二塁を狙っての積極的な走塁は、シーズン中もファイターズの得点力にとって大きな力になっています。
外野守備によって“再発見”した“走る力”が、そのまま攻撃にも生き、守りと走力でチームに貢献している自信が打席で気持ちのゆとりを生み、彼本来の打撃力がプレッシャーに晒されることなく素直に発揮される。
元々持っていた、けれど一軍の試合では出し切れなかった陽の能力の数々が、外野守備へのコンバートをきっかけに、次々と良い循環の中で磨かれ、本物の輝きを放ち始めているような気がします。
初球宴でのいきなりの敢闘賞受賞も、今の陽にはマグレでもなんでもないふさわしい栄誉。
明日以降も、シーズンに戻っても。
遠慮なく輝き続けろ!(笑)
(こういう派手な舞台での活躍の仕方も、ますます新庄さんぽい…)


明日は、陽同様、「自分の力」を信じて能力を発揮し始めた吉川が先発します。
自慢のストレートでセの強打者と勝負です。
直球のみの勝負では、ちょっと間違えばもちろん持っていかれますが、怯まずガンガンいってほしいと思います。
頑張れ!吉川!!
楽しみにしてるよ♪




きょうもけんすけ.gif

今日は出番なし。
明日はあるかな?




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2012年07月21日

7/21 オールスター第2戦〜力勝負〜

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◆7/21 オールスター第2戦(松山)

● オール・パシフィック 0 − 4 オール・セントラル ○


◎吉川光夫(3回から登板)
<3回 40球 打者12人 被安打3(本塁打1) 三振3 四死球0 失点2>

「最初から考えていたように8割から9割はストレートでいきました。坂本選手に打たれたのは力勝負に行った結果なので仕方ない。ただ、次の打席もまっすぐ勝負で抑えられたのはよかった。自分が投げないときはいつもと違う雰囲気を感じていましたが、マウンドに上がっても落ち着いていけました。」


坂本選手にホームランを打たれてしまいましたが、自分で決めたストレート中心の「力勝負」ですから、こういう結果も(もちろん抑える気満々だったとは思いますが)ある程度覚悟のうちだと思いますし、その“借り”は、次の打席に同じ「力勝負」(全球ストレートで押しました)を挑んでねじ伏せ、きっちり返させてもらったのでOKです。
公式戦ならば、当然最初のホームランも打たれてはいけないわけですが(そのために、あたりまえながらストレートだけの配球などしません)、打たれるときは打たれるし、一発勝負ではなく繰り返し対戦するプロ野球の世界では、一度やられても次はやりかえすことがひじょうに大切になります。
投手と打者のタイマン勝負ではなめられたらやられる。
昨日の斎藤佑同様、吉川も見せてくれた「やられたらやりかえす」気概は、これからのシーズンでも大切にしてほしいと思います。
ボール自体は、いつも通り素晴らしいストレートと、時おり混ぜた変化球も決まっていて、力勝負にこだわらず普通に投げていたら3イニングぐらい抑えられたのではないかという気はします(ひいき目?w)。
けれど。
せっかくの「夢の球宴」に初めて出場したのですから、普段は出来ない自分の“夢の投球”にチャレンジするのもまた良し。
同級生・坂本選手との二度の対決は、吉川もきっと楽しかっただろうし、見ていても、純粋な力と力のぶつかり合いは、公式戦では味わえない見応えがありました。
そして、何よりも。
本人がコメントしている通り、ひじょうに落ち着いて投げていたのが印象的でした。
今でも、シーズン中は試合展開によって気持ちが動いてしまいがちな吉川が、初めてのオールスターで緊張するのではないかと心配していましたが、そんな様子は一切なく、堂々たるマウンドさばきに終始しました。
思うに。
公式戦では、チームの勝利だとか、長いイニングを投げなくてはとか、「チームに対する責任」を考えたときに気持ちが動いてしまうのであって、強打者に対する怖れだとか、打たれたくないだとか、そういうレベルはもう吉川は超えている。
自分のボール、自分のピッチングには充分な自信が持てているから、ただ目の前の打者と戦うだけでいいオールスターのような舞台では、落ち着いて自分の投球を続けられるのではないかと思いました。
あとは、その“平常心”を勝ちゲームの展開でも保てるようになるのが当面の課題(笑)。
今日のように、どんなときも自信満々でマウンドに君臨できる投手へと。
頑張れ!光夫!!



「力勝負」と言えば最終回。
代打で登場した糸井が、タイガースの守護神・藤川投手相手に力いっぱいのスイングを繰り返して空振り三振。
全球かどうかさだかではありませんが、渾身のストレートで押してくる藤川投手に力負けしました。
けれど。良かったと思います。
あんなに思い切りバットを振り切っている糸井を久しぶりに見ました。
シーズンでは厳しい内角攻めのために、打席では常にカカト体重、内の球だけでなく外角のボールに対しても常に腰の引けたフォーム(それでもそれなりにヒットを打ってしまうのが糸井の非凡さ)となってしまい、フルスイングなど望めない現状です。
今日のスイングがいいスイングだったのか悪いスイングだったのかはわかりませんが、とにかく、「振り切る」感触と、それでも力負けした悔しさを忘れずに、シーズンが再開したら、また糸井らしい豪快なスイングを取り戻してほしいと願っています。
元気出していこう!糸井!!



明日は移動日。
月曜日の第3戦は岩手県営野球場で行われます。
被災地を元気付けるためにも、もっと活気のあるゲームにしてほしいです。
そのためには、特にパ・リーグの打者の人たち。
頑張ってもらわないと困ります。
ファイターズからは野手だけで6人も選出(稲葉・田中賢・糸井・中田・陽・鶴岡)されているのですから責任は重大だと思いなさい(笑)。
もちろん後半戦のためにも。
打って、勝って、気持ちよく終わりましょう。
打って〜打って〜パシフィック!
打って〜打って〜ファイターズ!!
あ。久も頑張れ!(うちの守護神を守護神らしい場面で登板させるぞー!)



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2012年07月23日

7/23 オールスター第3戦〜サンキューで〜す!〜

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◆7/23 オールスター第3戦(岩手県営野球場)

○ オール・パシフィック 6 − 2 オール・セントラル ●

※MVP 陽岱鋼
 敢闘賞 中田翔・岸孝之(L)・畠山和洋(Ys)


第1戦で、初出場初打席・先頭打者ホームランというド派手な球宴デビューを飾り、その鮮やかな活躍に「スター誕生」を予感させた陽岱鋼が、今夜の第3戦では、なんと先制3ランホームランを含む3安打4打点と大暴れ。
パ・リーグ念願の1勝に大きく貢献し、MVPを受賞するという快挙を成し遂げました。
ああ。
「星のもとに生まれる」とはこういうことなのか、と。
多少時間はかかりましたが、“期待の大器”がついに殻を破って、思う存分に輝き始めたことがとても嬉しく、ファンとして誇らしいです。
まだ少年と言える年頃に異国の地で野球をすることを選んでから、決して順調な時ばかりではなかったけれど、本当によく頑張ってきてくれました。
華も実もある、本当の「スター」選手への道を、キラキラしながら走り始めた陽岱鋼へ。
「サンキューで〜す!!」

バッティングに関して、今日のホームランは内角のボールを、肘を上手に畳んで打ち返していました。
今シーズンよく見かけるようになった打撃技術です。
また、第1戦に杉内投手から打ったホームランは、右方向への打球。
内角を苦にせず、反対方向へ強い打球を打てる。
強打者の条件をクリアしていると思います。
昨シーズンはリーグトップの三振数を記録した陽ですが、個人的には、空振りしてもいつも、「振らされる」のではなく自分のフォームでしっかり振り切っている点については感心していました。
今にして思えば、三振が増えても「自分のスイング」を貫いてきた1年が今年につながっているのかもしれません。
継続はやはり力なり。
今シーズンも、まぁ、三振は相変わらず多いですけれど(笑)、追い込まれるまでは思い切り振っていき、2ストライクからは反対方向を意識したり、粘ったりする「切り替え」を身につけつつ、陽岱鋼らしい積極的なバッティングを続けてくれたらいいと思います。

元気のないパ・リーグ打線にあって、野手だけでも6人が選出されているファイターズ打撃陣に“責任がある”と先日ここで書きましたが、陽の4打点の他に、中田翔がタイムリーヒットで1打点を挙げてくれました。
ファイターズだけで合計5打点!
若者たちがよくやりました。
実績のある稲葉・田中賢・糸井などは、打っても打たなくても「今後」に影響があるわけでもなく、活躍するとかしないとかより、怪我さえしないで気分的にリフレッシュしてくれればいい選手たちですが、ひとつのきっかけが伸びるための大きな後押しに成り得る陽岱鋼や中田のような若い選手が、大きな注目を浴びる舞台で「結果」を残したことは、シーズン終盤へむけても好材料です。
自信をつけて気持ちよく、リーグ戦に戻りましょう。

守護神・武田久は、6-1と5点リードの8回に登板。
(9回は地元東北の、イーグルス青山投手のためのマウンドでした。)
先頭打者谷繁選手(D)にいきなり二塁打を打たれましたが、久らしく落ち着いて後続を討ち取って「0」に抑えてくれました。
膝に不安を抱えて戦う久ですから、オールスター期間の前半は登板せずに身体を休め、リーグ戦再開を二日後に控えたこの第3戦登板で「実戦感覚」を甦らせられたのはよかったのではないかと思います。
ボールも低めによくコントロールされていました。
ただ。今日のテレビ中継では、放送席に次々と選手たちがゲスト解説として招かれていたのですが、ライオンズの中村選手(おかわりくん)が久について、「以前は確かに“浮き上がってくる”感じがしたけど、対戦を数多く重ねてきた今では、“慣れて”あまりそういう感じは受けなくなった」とコメントしていました。
つくづく、繰り返し繰り返し対戦し続けるプロ野球の世界で、何年も第一線で成績を残し続けることの難しさを考えさせられる話です。
セットアッパーやクローザー、常に「勝利の方程式」の一員として投げ続けてきて今シーズンで7年目になる武田久。
肉体的にも技術的にも厳しいところに差し掛かってきてはいるのでしょうが、“覚えられる”一方で、久が覚えたこと、積み重ねてきた経験もあれば、まだまだ進化する余地だってあります。
混戦のパ・リーグを勝ち抜いていくために、守護神武田久はキーマンのひとりです。
万全ではなくても、粘り強く“土俵を割らない”ピッチングでチームを守ってほしいと、守ってくれると信じています。
頑張ろう!久!!



祭りは終わり。
ベテラン・中堅選手は誰も怪我をせず無事に終了。
チームに欠かせない存在になってきた陽岱鋼や吉川が、徐々につけてきた自信をさらに深めるようなパフォーマンスをしっかり大舞台でも発揮し。
悩める斎藤佑と中田も、それぞれに何かしらの収穫があったように思われたオールスター。
ファイターズにとってはいい球宴だったと思います。
これからは。
ただ「てっぺん」を目指して戦い抜くのみ!
しまっていこう!ファイターズ!!



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2012年07月24日

終盤戦に向けて〜どうやって点を取るのか

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ファイターズニュース.gif
◆日本ハム、後半戦に向け打順変更も

 日本ハムの栗山監督は後半戦に向けて打順を変更する可能性を示した。開幕から4番に座り続けている中田についても「4番じゃないと思えば代える。勝つためならいじる」と就任当初からの構想変更もあり得るとした。

 オールスター戦にコーチとして出場していた指揮官はこの日、仙台空港から福岡入りした。ヤフードームで行われた全体練習にはスーツ姿のまま参加し、コーチ陣らと対話を重ねた。「まだ1割くらいしか俺のやりたいことができていない」と話した。


オールスター前までのスタメン選手の打撃成績をおさらいしてみると。
オールスターまでの打撃成績.jpg

こんな感じになります。
4番中田の低調ぶりは、衆知のことであると同時にある程度は覚悟していた部分でもありますが、正直、小谷野と金子誠の不振は“計算外”ですし、彼らが今後状態を上げてくれるのか、また、このままだとしたらどのように使っていくかがカギになるような気がします。
特に、金子誠は、もともと“確率”の高い打者ではなくても、試合のターニングポイントになる場面での勝負強さや、犠打・エンドランなどの「作戦」遂行能力に優れた、“つなぎの野球”に欠かせない戦力だったのですが、今年は、犠打の失敗も目につきますし、エンドランのサインに対して、ファールや空振りが多い印象です。
守備での貢献度は今まで通り高く、なによりも彼がショートのポジションにいるだけで、投手も内野陣も安心してプレー出来る存在であることに変わりはありませんが、そこを差し引いても打線における“機能のなさ”は現時点で明らかであり、実際に、試合の中でも「代打の出しどころ」になっています。
ただ。同じポジションの飯山も中島も「打てない」という意味では金子誠と同じようなもので、結局代わりがいないから金子誠スタメンとせざるを得ないのが現状。
打率は低くてもいいので、せめてエンドランのサインでゴロを転がせるように頑張ってほしいと思います。

栗山監督は、ヒット&ランのサインをよく出しますが、これがほとんど決まりません。
エンドランの目的は、“最高”の結果として一三塁を作ることであり、悪くてもアウトひとつと引き換えに一塁走者を二塁へすすめること。
ところが。金子誠に限らず、「バットにボールを当てて転がす」ことが出来ず、ファールになる、空振りをする場面がひじょうに多く目につきます。
サインの出しどころはそうそうあるわけではないので、ファールにしてしまえばもう動くチャンスはなくなるし、空振りされるとスタートを切っていた走者が結果的に盗塁刺して、せっかくのチャンスを潰すリスクが高いです。
先の表にある「打数/三振」の数値で言えば、田中賢だけが唯一“三振しにくい打者”と言えますが(約12打数に1回三振する)、その他の選手は、大きく分ければ“三振しやすい”方に近い成績だと思われます。
こういう状態の打線でエンドランを多用しても、現実的な効果はあまり期待できませんが、だからと言ってただ打つだけでつながるほど簡単ではありません。
エンドランは一例にすぎませんが、まず、
「どうやって点を取るのか」
というプランがあってこその打順。
打順変更はあるのか、あるとしたらその意図はどこにあるのか。
楽しみにしたいと思います。


<7/25 予告先発投手>
F 武田勝
H 摂津

ホークスにはなかなか勝てませんが、勝てないまでも苦手にしていた山田投手と大隣投手からはそれぞれ点が取れるようになってきたかと思われた矢先、今季初めてだと思いますが、エース攝津投手との対戦となります。
こちらもエース武田勝をぶつけますから、普通に考えればチャンスの少ない投手戦になるはず。
それこそ、「どのようにして点を取るのか」というプランが問われる試合になると思います。
監督は知恵を絞り、選手は監督の意図することをしっかり理解し、実行する。
みんなが同じ方向を向いて戦ってほしいし、そうしなければ勝つことはできません。
シーズン再開の一歩目。
大事な試合です。
力を合わせて頑張りましょう。
そして、頼むぞ!勝さん!!

頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!
ホークス倒せ!ファイターズ!!





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2012年07月25日

7/25 ホークス13回戦〜負けない野球〜

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◆7/25 ホークス13回戦(ヤフー)

○ F 1 − 0 H

F 010 000 000 1
H 000 000 000 0

投手:☆武田勝(6)-宮西(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



◆パ・リーグ守備成績(7/24現在)
1 ファイターズ 守備率.986 守備機会3263 失策45
2 マリーンズ 守備率.986 守備機会3026 失策43
3 ホークス 守備率.985 守備機会3257 失策49
4 ライオンズ 守備率.984 守備機会2951 失策46
5 バファローズ 守備率.983 守備機会3204 失策55
6 イーグルス 守備率.983 守備機会3131 失策54


シーズン当初、ひじょうに失策が多く、リーグでも最低の守備率を記録していたファイターズが、終盤に入り、気がついてみれば守備成績でもトップに立っています。
一度記録された失策数は減りませんから、要するに、他球団がそれなりのペースでエラーを重ねて“追いついてきた”一方で、ファイターズの守備陣は、本来の容易にはミスをしない「安定」と「堅実」を取り戻しつつあるのだと思います。
相手より1点でも多く取った方が勝つのが野球ならば、相手に1点も与えなければ負けることがないのも野球。
優秀な投手陣と、彼らを支える堅実な守りは「負けない野球」の絶対条件。
1位から5位までがわずか5ゲームの中にひしめく混戦のパ・リーグは、つまりチーム同士の間に大きな力量・戦力差がないということだと思います。
そんな状況において、ファイターズが最後までペナント争いに食い込んでいくために、「負けない野球」を戦える条件が整いつつあることは、ひじょうに心強い要素ではないかと思います。


今日の試合でも、先発武田勝は、調子は悪くないものの、味方が序盤に大きな得点機を逸した“嫌な流れ”の中、3回以降毎回ランナーを背負いながら(うち3度は先頭打者の出塁を許した)も、辛抱強く、かつ攻めて抑えてくれていました。
それでもなお、失点してもおかしくないピンチを招いた武田勝を救ったのは守備陣。
5回裏。
二死一二塁から、代打李選手がレフト前にヒット。
二塁走者内川選手が一気にホームを狙って突っ込んできましたが、レフト中田の好返球とキャッチャー鶴岡の好ブロックがホームを死守。
6回裏。
やはり二死一二塁のピンチで、内川選手が放った二遊間を抜けようかという打球に、ショート金子誠が追いつくと、難しい体勢からセカンドベースカバーに入った田中賢へと送球して二塁封殺。
ヒットをアウトに変えるファインプレーで1点を失うピンチを救いました。
さらに。武田勝が降板した後の試合終盤。
9回裏。
守護神武田久が自ら招いた無死一三塁という絶体絶命のピンチ。
内川選手が痛烈に打ち返したピッチャー返しの打球を、素晴らしい反応でしっかりキャッチすると、飛び出していた一塁走者を冷静に刺してダブルプレー。
押せ押せの相手打線を意気消沈させるビッグプレーでした。
投げ終わったら投手もひとりの野手になる。
当たり前のことですが、これだけのピンチにも関わらず、落ち着いて守った武田久の守備力が、彼自身を、そしてチームの危機を救う力になりました。
「勝てない」ホークス戦では特に、投手戦でも打撃戦でも、競り合いながら終盤突き放される、ひっくり返される展開が多かったのですが、たった「1点」を、投手を中心に、野手たちみんなで守って勝ちきったことには大きな意味がある。
負けている展開のとき、「最後まで諦めない」ことはもちろんとても大切ですが、それ以上に、わずかでもリードしている展開を最後までそのまま勝ちに持っていくことの方がもっと大切。
シーズン終盤戦のスタートで良い勝ち方になったと思います。


とはいえ。
攻撃面では「どうやって点を取るのか」がもうひとつはっきりしていないように感じられるのも事実です。
2回表。
中田のホームランで1点先制したあと、摂津投手を攻めて3連打で無死満塁。
この時点で、ヒットが3本続いて得点にならないこと自体もやや気になりますが、やはり無死満塁という大チャンスで1点も取れないようでは「勝つ野球」になるのは難しい。
この場面は、奇しくも7/16ライオンズ戦、サヨナラ勝ちを逃したあの場面と、打順のめぐりも全く同じでした。
あの時、特に策もなく8番鶴岡が凡退。代打二岡も倒れ、二死で回ったチーム一の高打率打者田中賢にもタイムリーが出ずに絶好のサヨナラ機を逃しての引分。
今日はイニングが浅い段階だったので代打が出なかったことを除けば、展開はそっくり同じ。
鶴岡三振。金子誠三振。田中賢はピッチャーゴロ。
せっかく「4番」の一振りで先制したいい流れは、一転重苦しい雰囲気に変わりました。
無死満塁はけっこう得点にならないケースが多いのは確かです。
あまりにも絶好の得点機であればこそ、「絶対に点を取らなくては」と力が入るし、アウトカウントが増えていけばいくほど、後の打者にかかるプレッシャーは大きくなりますから、こうしたケースでは“最初の打者”の結果がきわめて重要だと思います。
もし、無死あるいは一死までに得点になるようだと、今度は後続の打者たちが気持ちよく打席に立って、ビッグイニングにも成りえる。
そのあたりを踏まえると、今シーズン打撃好調な鶴岡に打たせるのは「あり」ですが、三振に倒れて一死となった後の金子誠の打席では、何か動きがあってもよかったのではないかと思います。
せっかくの大きなチャンスで小さく「1点」を狙うのはもったいない気もしますが、打者の調子、相手投手の実績、また味方投手への信頼を考えれば、ビッグイニングを狙うよりも「1点」を取る選択も、勝つためには有効な方法論だったのではないかと思いました。
逆に、積極的に“動いた”ことが疑問なのが5回表。
先頭打者田中賢がヒットで出塁すると、サインなのか個人の判断なのかわかりませんが盗塁を試みて失敗。
チャンスの芽を潰してしまいました。
確かに、小谷野の犠打で一死二塁を作っても、3番糸井、4番中田のヒットを打つ“確率”は現時点では高くありませんから、盗塁で無死二塁、そこから送って一死三塁を作れれば、犠牲フライでも「1点」という、より得点への確率を上げる局面は作れます。
ただ。そういうリスクの高い方法を使って(今シーズン、田中賢の盗塁成功率は低いです)、無理をして大きなチャンスを作らなければならないとしたら、まず、得点圏で打点を挙げる確率の高いクリーンアップを組むほうが先ではないかと思います。
「負けない野球」の体勢を整えた上で、「勝つ野球」へと転換していくためには、もう少し得点力が必要です。
どうやって点を取るのか。
まだ試行錯誤は続きそうです。


<7/26 予告先発投手>
F 八木
H 山田

今シーズン、ホークス戦では2度登板し、好成績を残している八木が先発。
対するは、ファイターズの天敵・山田投手。
両左腕の投げ合いは、またしても投手戦になる可能性が高いです。
山田投手とは4度(多いよ!w)対戦して、取った点は1点・3点・1点・5点。
(1勝もしていない…)
3点や5点取っている試合もあるのですから、“どうしようもない”相手ではないはずですし、5度目の正直、どうにかしなくてはいけません。
栗山監督が示唆していた打順の大胆な変更も、明日はあり得るかもしれません。
今日のような「負けない野球」をしっかり戦いながら、勝利を取れる攻撃が出来るように。
頑張れ!ファイターズ!
せっかくつかんだいい流れを、明日の勝利で確固たるものへ。
明日も勝つぞ!ファイターズ!!



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2012年07月26日

7/26 ホークス14回戦〜純粋な「戦力」としての選手〜

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◆7/26 ホークス14回戦(ヤフー)

○ F 5 − 3 H ●

F 000 013 100 5
H 010 000 110 3

投手:☆八木(6.2)-宮西(0.1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2左杉谷 3右糸井 4一中田 5三小谷野 6指鵜久森 7捕鶴岡 8遊金子誠 9二田中賢

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



非常識な打順変更です。
チームで最も「打つ確率」の高い打者を打席数の少ない9番に入れ、チームで最も「勝負強い」打者をベンチに置く。
その一方で。
打率2割そこそこの5番打者。
実績的には“未知数”の打者たちを上位打線の2番や6番で起用する。
そして、リーグで最も低打率の打者は4番に座り続ける。

けれど。
「目の前の一試合」を勝つために、ひとりひとりの選手を、純粋に「戦力」として測ったとき。
この打順変更には求められる根拠があります。
まず、ファイターズの“天敵”左腕山田投手は、対左打者の被打率.200に対して、対右打者の場合は.268と「右打者有利」のデータが存在しますから、打線から極力左打者を除いて右打者を増量する。
左打者の中でも、特に山田投手に相性の悪い稲葉を休ませ(ベテランですから同時に良い休養にもなります)、今シーズン山田投手から1安打しか打てていない田中賢を9番に下げる。
オールスターMVP獲得の勢いがあり、データ的にも山田投手を苦にしない陽を1番で起用。
守備には難があっても右の長距離砲として期待される鵜久森は指名打者でスタメン入り。
シーズントータルではなく、ひたすら「いま、この試合」に勝つ確率を求めて、一個の戦力である選手を、今日期待される適所に配置した結果が今日の大胆なオーダーだったと思います。
「どうやって点を取るのか」
この問いに対する、これが栗山監督の“答え”。
ゲームの中でどういう作戦を使っていくかというよりも、シーズンの半分をかけて収集してきた選手たちの「データ」を情け容赦なく活用して、冷徹に確率を求める。
面白いと思います。
キャンプのころ、栗山監督はよく「全ての選手を戦力としてみる」とコメントしていましたが、今、その“眼力”が見極めた、どの選手が、どんな場面で、どのように使えるかという膨大なデータを駆使して、積極的にタクトを振るい始めたのかもしれません。

今日は、そんな「栗山野球」に、起用された選手たちが期待通りの“戦力”であることを証明できた試合になりました。
稲葉に代わって起用された鵜久森が、なんと2本塁打の大活躍。
1番陽は2安打1得点と機能し、抜擢組の杉谷も1安打、クリーンアップに上がった小谷野も1安打1犠打でまずまずの結果を残しています。
それでも。
2本塁打の鵜久森を、投手が右に変わった途端に左の代打を送って交代させ、試合終盤には、守備力の低い杉谷を下げました。
また、自らの失策でもったいない失点はしながらも、6回2/3までよく試合を作って好投した八木さえ、再び抹消されて不規則な次回登板を待つことになります。
結果を残した選手がいても、状況が変われば、変わった状況において戦力値が高いと期待される選手が他に存在すればすぐさま入れ替える。
誰もが定位置を掴みたいと願っているわけですから、結果を残しても試合に出場し続けることが出来ないのはひじょうに厳しいことですが、裏を返せば、何かしらチームの役に立つ能力を示せば、例えば鵜久森の代打に立ったホフパワーのように、守備固めで出場した飯山や中島のように、チーム全員に「戦える」チャンスがあるということでもあります。
これからのファイターズは。
誰が・いつ・どこで起用されるのか、「定番」のない緊張感の中で。
全ての選手が、自分の持てる能力を結集して戦っていくのだと思います。
その先に、どんなファイターズが立ち現れてくるのか、楽しみです。


<7/27 予告先発投手>
F ウルフ
Bs 寺原

こうなると明日のオーダーも楽しみなわけですが、ただ、試合に勝つためにはやはり投手、特に先発投手の果たす役割が大きいのは確かなことです。
ホークス戦は武田勝、八木といずれも好投してくれましたが、ともに長いイニングを投げることはありませんでしたので、宮西・増井・武田久が形成する「勝利の方程式」が連投しました。
オールスター・ブレイクで休めたといっても、まだシーズンは長く、今から投げすぎるようだと、すでに一度疲労から潰れかけたリリーバーたちが、最もタフな最終盤に去年の悪夢を繰り返すのは必死と思われます(気合だけでどうにかならないこともある)。
なので。
ウルフには“いつもの”6回ではなく、7回、8回までどうかマウンドに立っていてほしいし、立たせておいてほしいです。
「試合を作る」のが先発投手の大切な役割ではありますが、ウルフにはそれ以上のことが出来ると思うし、やりたいという欲を持って、もう一段階レベルアップしてもらいたい。
頑張れ!ウルフ!!

とにもかくにも。
なかなか勝てなかったホークスに連勝。
新鮮な戦力が活躍したことも、チームに勢いを与えてくれています。
このまま、どんどん走っていこう!
明日も勝つぞ!ファイターズ!!


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2012年07月28日

7/28 バファローズ14回戦〜3つめのアウトまで〜

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◆7/28 バファローズ14回戦(京セラ)

○ F 3 − 1 Bs ●

F 000 000 102 3
B 000 001 000 1

投手:吉川(7)-☆宮西(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


9回表。
一死一三塁のチャンスでホフパワーが三振に倒れて二死。
打席には、7回に代打を送られた鶴岡に代わって途中からマスクを被っていた大野。
プロ入り初の二軍落ちも経験し、出場機会は減り、不振のままの打撃は打率1割台。
けれど。
3つ目のアウトが宣告されるまで何が起きるかわからない。
平野投手のウイニング・ショットであるストレートに狙いを絞り、大野らしい思い切りの良いプル・スイングから放たれた打球は、レフト線を深々と破る2点タイムリー二塁打となった。
なおも二死二塁。
やはり守備から途中出場していた中島は、いったい何球ファールで粘ったか。
最終回の2点勝ち越しは、確かにファイターズを圧倒的に有利にしたが、まだ裏の攻撃を残しているバファローズに対し、気持ちを攻撃に切り替えるタイミングを奪うようなしつこい粘り。
二つアウトを取られてからでも、出来ることはたくさんあるのだ。


一方で。
先発の吉川は、5回まで被安打2本で無失点の好投。
6回も三振二つを奪って2アウトまでは簡単に重ねることが出来た。
しかし。二死から出した四球を足がかりに、ヒット2本を連ねられての1失点。
ひとつアウトをとっても。
ふたつアウトを重ねても。
3つ目のアウトを取らなくては、イニングは終わらない。
相手に点を、相手に「流れ」を渡さないうちに、3つ目のアウトを奪わなくては勝つことは難しい。

それでも。
7回裏。
6回と全く同じ、三振ふたつで2アウトとなってからの四球。
さらに内野安打で二死一二塁。
同じ危険な状況を再び招いたことは大きな反省点ながら、ここでは点を与えずに踏ん張ることができた。
8回裏。
投手は宮西。
吉川と同様、フライアウトふたつで2アウト走者なしから、連打を食らって二死一二塁。
けれど、渾身のストレートで三振を奪って無失点でイニングを終えた。
9回裏。
守護神武田久もまた二死から走者を許した。
勝利を決めるための「3つ目のアウト」は簡単には手に入らない。
辛抱強く、でも勇気を持って奪いに行かなくては勝利をつかむことは出来ないのだ。


7回に、代打の切り札・二岡を投入して1点を追いついたのも二死から。
今日は攻守ともに「3つ目のアウト」を巡る戦いだったと思います。
昨日今日の試合を戦ってみても、相手が現在最下位にいるバファローズだとしても、実質的にお互いにチーム力の差というものはありません。
残り試合、どのチームと対戦しても簡単に“勝てる”相手などいないし、反対に、どのチームが相手でも簡単に“負ける”ことがあってはいけない。
3つ目のアウトまで。
攻撃では諦めることなく。
守備では油断することなく。
集中力と我慢を保ち続けるチームが最後に笑う。
そんな気がします。


長かった9回表の攻撃がやっと終わった後。
ベンチに戻った大野を、チームメートたちの笑顔の輪が迎えました。
本当に、ベンチにいる選手たちみんなが大野の周りに嬉しそうに集まってくる姿に、「チーム」というものの本質が現れていたように思います。
苦しんで、でも、真っ直ぐにもがいている仲間のことを、仲間たちはちゃんと見ている。
ひとりひとり、ぶつかる壁は違うし、そこを乗り越えていくのは自分自身の力しかないけれど。
越えたときの喜びは、仲間たちの存在が、何倍も大きなものにしてくれる。
大野の苦難の道のりはきっとまだまだ続くと思いますが、今日のことを忘れず、励みにして、もがき続けてほしいと思います。
おめでとう、奨太!
頑張れ!奨太!!


<7/29 予告先発投手>
F 斎藤佑
Bs マクレーン

今回の3連戦はこれで1勝1敗。
明日は勝ち越しのかかる大切な試合ですし、バファローズの状態もいいですから、厳しい戦いになることが予想されます。
先発は斎藤佑。
望むことはひとつだけ。
「勇気」を持って打者たちに立ち向かってほしいということです。
巣穴にこもった小動物のような、警戒心ばかりが先に立つピッチングはもう見たくない。
四球は何も生み出さない。
打たれるなら、次は打たれないための工夫を考えればいいし、実力が足りないなら力をつける努力をすればいい。
いずれにしても、ただかわそうとするピッチングを続けるならば、今はもちろん、先の成長も難しくなります。
いま出来る全ての力をぶつけて。
戦え!佑樹!!

ファイターズ打線は「つながる」打線とは言っても、現時点では全体にさして調子はよくないし、相手投手が好調ならばなおさら、簡単に連打で点が取ることなどできません。
とにかく粘り強く、辛抱強く。
わずかなチャンスの芽はきっちりチャンスに出来るように。
チャンスでは最大の集中力を発揮して。
「1点」を積み重ねていけるよう、その局面局面で、「自分がなにをするべきか」という準備を整えて打席に立ってほしいと思います。
頑張れ!ファイターズ!
粘れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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