2012年08月01日

8/1 マリーンズ13回戦〜全員で「つなぐ」野球〜

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◆8/1 マリーンズ13回戦(QVCマリン)

○ F 5 − 4 M ●

F 000 003 001 1 5
M 100 010 101 0 4

投手:多田野(4.2)-乾(0.1)-森内(1)-宮西(1)-増井(1)-☆武田久(1)-S矢貫(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



まさしく総力を挙げて戦い、そして勝った。
理想を言えば、もっとスマートに勝ちきりたい試合だったことは確かですが、二転三転する展開の中、投手も野手も、チームメートたちの頑張りを無駄にしないように、「気持ち」をつなげて最後まで戦えたことのほうが、これからのファイターズを考えたときに、より大きな財産になるような気がします。


投手陣は、先発多田野からはじまり、なんと全部で7人の投手がマウンドに上がりました。
これだけの数の投手が投げれば、中には「今日はどうも調子が悪い」投手がいても仕方のないこと。
先発投手が長いイニングを投げることが求められるのも、過酷な環境にあるリリーバーを休ませてコンディションを維持させる意味合いのほかに、出来るだけ登板する投手の数を少なくすることで、避けがたい不確定要素を可能な限り減らして、継投によるリスクを軽減させる目的も含まれています。(何でもかんでも代えればいいというものではない)
そういう意味では、多田野が4回2/3しか保たなかった(というか、そこで監督が交代を決断した)ことが、その後の二転三転する試合展開を生み出した第1の理由です。
まだまだ先の長い試合を継投で乗り切る決断をしたわけですが、5回二死一三塁から、多田野が残したピンチで登板した二番手乾が1失点(自責点は多田野)。
表の攻撃でホフパワーの3ランホームランで逆転した直後、6回裏の森内は三者凡退で切り抜けるナイスピッチングでしたが、“逃げ切り”を狙って投入した宮西は、7回裏、先頭の荻野貴選手にまさかの一発を浴びて同点にされると、続けざまに連打を食らって無死一二塁と大きなピンチを招いてしまいました。
しかし、そこから粘り強く後続を討ち取って、結局は1失点だけで勝ち越しは許さずに終了。
同点の8回裏は増井がマリーンズ下位打線を圧倒して三者凡退。
すると、9回表に打線が勝ち越し点を挙げ、その裏は、満を持して守護神武田久が登板しました。
ところが、先頭打者の出塁を許すと、犠打で送られた一死二塁のピンチに、あっさりタイムリーを打たれて土壇場で同点に追いつかれてしまいました。
二死からもヒットを打たれ、再度得点圏のピンチを招き、「流れ」はマリーンズにあると思われましたが、どうにか二塁走者がホームに戻ってくるより先に「3つ目のアウト」を取って、試合は同点のまま延長戦へ。
本来ならば。
「勝利の方程式」に入った、宮西のところであり、あとは勝ちきるだけの場面で守護神を投入したところで、失点なく切り抜けて「勝ちきる」のが“正しい”勝ち方でした。
けれど。
多田野も、乾も、宮西も、武田久も。
失点した投手たちは、それぞれ状態は良くなかったかもしれませんが、炎上することなく最小失点で粘りました。
結局、それがチームにとっては大きかったと思います。
どこかで誰かがビッグイニングを作られてしまえば、大差を追い、ただ打つだけしかなくなる打線は得点するのがどんどん難しくなる。
例え先制されても僅差、追いつかれても追い越されない競り合いを、投手たちがみんなでキープしてくれたからこそ、打線も慌てず小刻みに「1点」を取っていくことができ、それが最後には勝利へとつながったわけです。
1点取られても次の点は与えない。
どんな時でも諦めず、出来ることを精一杯やってくれたからこそ、チームが勝利への道を歩むことが出来たと思います。
投手陣、よく頑張りました。

打線も、5回までは今季初先発、プロ初勝利を狙う阿部投手の前に、好機はありながら無失点に封じられてしまいましたが、マリーンズも継投に入った6回以降は、“全員で”1点を取りにいく姿が素晴らしかったです。
そのとき、ひとつの局面で、誰もが期待される役割を果たしていく。
6回表。
二死走者なしから稲葉が二塁打を放って出塁すると、動揺が隠せない相手投手から陽が落ち着いて四球を選び二死一二塁。
このチャンスで、ホフパワーが彼の持つ長打力を発揮しての逆転3ランホームラン!
9回表。
先頭打者は鶴岡の代打・西川。
追い込まれるまでは若者らしく思い切った強振を見せつつ、最後には“基本の”ピッチャー返しでセンター前ヒットを放って出塁。
与えられた1打席で、ベンチが望むとおりの結果を出しました。
9番金子誠はきっちり犠打を決めて一死二塁。
打順は1番に戻って田中賢。
打撃の状態が落ち込んでいる田中賢のバットから、今回のマリーンズ連戦では初めてのヒットが、この大切な局面で生まれ、二塁走者を還すことは出来ませんでしたが、一死一三塁のより“得点確率の高い”チャンスを演出し、次の打者へとつなげてくれました。
そして、小谷野。
西川、金子誠、田中賢がそれぞれに持ち味を生かして作ってくれた「ヒットの必要がない得点機」に、狙い通りの犠牲フライを打ち上げての勝ち越し点。
やや浅めのライトフライだったし、右翼手からの返球も隙のないものでしたが、ここでは三塁走者西川のスピードと果敢なスライディングも「1点」に大きく貢献しています。
ベテランも、中堅も、若手も、みんなが自分のやるべきこと、出来ることに全力を尽くした最高の「1点」でしたが、その裏、守護神が1点を失い再び同点となり延長戦へ。
勝って終われると思った試合はまだ続くことになってしまいましたが、それでも今日のファイターズ打線は意気消沈などしません。
延長10回表。
先頭打者中田が二塁打で出塁すると、栗山監督から何事かささやかれた稲葉は、送りバントを綺麗に決めて一死三塁。
打席には陽。
同世代の中田が切り開き、尊敬するベテラン稲葉が脇役となって回してくれた大チャンス。
三振の多い陽ですが、この打席では絶対に三振はしない、強い意志があったように感じました。
なんとしてでも「1点」。
その執念で食らいついていった結果が、強く高く弾んだ打球となって相手投手を強襲し、方向が変わった先では遊撃手が打球を見失う間に、三塁から中田が還っての決勝点。
みんなでつないだチャンス。みんなの期待を裏切らない打席。
そして、最高の結果。
投手陣の踏ん張りも、次々と「役割」を果たしていく打者たちも。
本当に、「野球は一人では出来ない」ことを思い出させてくれるような、チーム一丸となった戦いぶりだったと思います。

最後は10回裏の矢貫&大野のバッテリーです。
今度こそ“勝ちきらなくてはいけない”緊張する場面で登板した矢貫は、ここまでのチーム全体の頑張りすべてを背負ってマウンドに立ちました。
けれど、その重圧を跳ね返すほどの気迫で、先頭打者の福浦選手から三振を奪って雄たけびを上げると、後続の打者ふたりをそのまま抑えきってプロ初セーブを記録。
派手なガッツポーズに、彼の責任感と、チームの一員として勝利のために役割を全うした喜びがあふれていたと思います。
先発投手として修行を積んできながら、一軍ではリリーバーとして、それも色々な場面で登板する、難しい起用法を経験しながら学んできたことがあったから今日がある。
今日の喜びもまた、さらに前進する良き糧として、今後もブルペンに欠かせない存在になっていってほしいです。
おめでとう!矢貫。
ありがとう!矢貫。


<8/2 予告先発投手>
F 谷元
M 小野

谷元にまた先発の機会が巡ってきました。
今日はリリーフ陣を大量投入したので、本来ならば先発投手には長いイニングを注文したいところですが、まだ新米先発投手の谷元には、先のことを考えるより、思い切っていけるところまでいってほしいと思います。
ただ。特に今日の試合から、最小失点で粘ることの大切さはよくわかったはずですから、ピンチになっても粘り強く、元来強気なピッチングが持ち味ではありますが、苦しいときに「えいやっ!」といってしまわないように(笑)だけ、気をつけてほしいです。
頑張れ!谷元!!

チームがひとつになって戦うことがなによりも大切であり、チームの大きな武器になる。
今日の試合は、ここまで“絶好調”と言える時期を持たないファイターズが、もしかしたら大きな流れを引き寄せるきっかけになるかもしれません。
この勝利を、勝利を導いた自分たちの野球を忘れないように。
明日も全員で戦いましょう。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
進め!進め!どこまでも!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

8/2 マリーンズ14回戦〜コントロール〜

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◆8/2 マリーンズ14回戦(QVCマリン)

● F 2 − 12 M ○

F 000 110 000 2
M 010 050 06x 12

投手:★谷元(5)-モルケン(1)-乾(1.0)-矢貫(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


「いつでも平常心」
ベテラン選手にとっても決して容易ではない技ですから、まして“修行中”の若い選手たちにはことのほか難しい。
谷元も乾も矢貫も。
それぞれにいいボールを投げていたと思います。
けれど。「コントロール」を失ってはせっかくの武器も逆に自分を傷つけるだけでした。
ピンチになると。
ストライクを取るコントロールを失い。
「何を優先するべきか」「何をしてはいけないか」の判断を失う。
ただ思い切って投げ込むだけでいつでも通用するほどプロの世界は甘くありません。
調子のいいとき、悪いときの波は誰にでもあるけれど、どういうコンディションでも“最低限のレベル”以下のパフォーマンスになる確率を極力低く収めることの出来る投手にならない限り、野手たちやベンチの信頼は得られません。
「まだまだだね」
と、言われてしまいそうな彼らでしたが、修行の旅は一進一退を繰り返すもの。
今日の“後退”が次の“前進”につながっていきますように。
それを願っての監督の辛抱だったことは選手たちもわかっているはずです。
いつか期待通りのタフな投手たちになる日を目指して、精進、精進!


思いっきりの大敗になってしまいましたが、ある意味ではそうしたリスクも“折込済み”な、“期待はしても計算は出来ない”選手起用の結果ですから、ダメージを残さずに切り替えていきましょう。
確かに、攻撃陣もわずか2得点と精彩を欠いたように見えますが、谷元が頑張って僅差を保っていた間には、ファイターズらしく「1点」を取る野球が出来ていたと思います。
4回。連続四球という相手投手の“ミス”に付け込む陽のタイムリー。
5回。二死一塁から盗塁をからめての得点。
数少ないチャンスをものにすることが出来ました。
ただ、「1点」の後に残ったチャンスで「もう一押し」があれば試合展開も変わっていた可能性が大きいと思われるので、明日からの試合では、「1点」の次にもう「1点」をもぎ取れるように、しつこく攻撃してもらいたいです。


なんだかんだでマリーンズ戦は2勝1敗の勝ち越し。
新外国人投手・モルケンの“試投”も済ませることが出来ました。
3連戦トータルで考えれば☆勘定も収穫もプラスだと思います。
あとは久しぶりに帰ってくる札幌ドームでいかに戦うか。



<8/3 予告先発投手>
F ウルフ
E 辛島

いずれにしても、先発投手がゲームを壊さず僅差で粘ってくれなければ勝つのは難しいのは事実。
明日からはイーグルスとの戦いになりますが、辛島投手の後は、おそらく塩見投手、田中投手と、オールスター前の3連戦と同じ顔ぶれとの対戦になるのではないかと予想されます。
辛島投手 7.0イニング 無得点
塩見投手 7.2イニング 1得点
田中投手 8.0イニング 無得点
前回の対戦では完璧に抑え込まれてしまっていますから、明日からの3連戦もかなり厳しい戦いになると思います。
それでも勝つために。
投手陣、特に先発投手は早いイニングから大きく引き離されないように、ピンチになっても最小失点で粘ることを強く心に刻んでマウンドに上がってほしいし、攻撃陣には相手投手に立ち向かっていく積極性と、状況に応じて「やるべきこと」をしっかり遂行する集中力を、そしてベンチには作戦・采配の工夫を見せてもらいたいです。
プロですから、同じ相手に対して、同じように何度もやられるチームに明るい未来はありません。
やられたらやり返す!
粘って粘って、最後には粘り勝つ。
強い野球を戦えるように。
頑張れ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月04日

8/3 イーグルス13回戦〜ゲームを支配する〜

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◆8/3 イーグルス13回戦(札幌ドーム)

○ F 7 − 0 E ●

E 000 000 000 0
F 010 300 03x 7

投手:☆ウルフ(6.1)-森内(1.1)-宮西(0.1)-モルケン(1)
先発:1二田中賢 2左杉谷 3右糸井 4一中田 5指稲葉 6中陽 7三小谷野 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



7/8 5.2回 5失点 被安打12
7/15 5.1回 4失点 被安打6
7/27 5.0回 4失点 被安打9

直近3試合のウルフの成績です。
それが。
8/3 6.1回 無失点 被安打2
この試合は素晴らしい投球内容でした。
立ち上がりから、“続けて結果を残せていない投手”とはとても思えないほど、自信を持って投げ込んでいきました。
持ち前の150キロ近い速さがあってなおかつ動くボールは低目をつき、左右どちらの打者が相手でも内角の厳しいコースへきっちり投げきるコントロール。
ことにコントロールは間違えることなく、大野が構えたミットがそのまま動かないシーンも度々でした。
おそらく。
これまでの投球内容をバッテリーふたりで分析・反省し、今日の先発のために「これでいく」という作戦をしっかり準備してきた結果なのだろうと思います。
“なんとなく”マウンドにあがっては、ちょっとしたピンチなどのつまづきがあったとき、ふいに慌ててどうしたらいいのかわからなくなってしまうこともある。
しかし、自らが納得した“方針”を持ってマウンドに立つ投手は、多少のことがあっても「やるべきこと」を見失うことなく、状況が変わっても投げる姿は変わらない。
今日のウルフにはピンチらしいピンチも最後まで訪れませんでしたが、例えば5回と6回に一死から突然出してしまった四球の後も、まったく問題にせず、後続をきっちり討ち取っていく落ち着きが、チーム全体に安心感を与える堂々たる投球だったと思います。
相手打線を沈黙させ。
味方の野手たちを攻撃に専念させる。
7−0の快勝劇は、ウルフが支配したゲームの流れから生み出された。
お立ち台には呼ばれませんでしたが、間違いなく今日のヒーローのひとりだったし、混戦のペナント・レースをリードしていくために必要な「負けない野球」にとって、今後ますます重要度を増す先発投手の役割を考えると、ローテの柱の1本として淡々と役割を果たすだけでなく、「高いレベルで“計算できる”」存在へと成長していくきっかけになるのではないかと思います。
というか。そうなってほしいです。
ありがとう!ウルフ!
頼むぞ!ウルフ!!


先発投手がしっかりゲームメークしてくれた働きに呼応して。
守備陣はリズムよく守り(外野陣は暇でしたw)、リリーバーたちも完璧に自分たちの任務を遂行。
打線も前回苦杯をなめた辛島投手を攻略。
3番糸井が2発、4番中田にも1発長打が飛び出す、気持ちの良い快勝となりました。
特に、糸井は内角攻めに苦しんで腰の引けた打撃を繰り返していたのが、しっかりその場で強く振りきれるようになってきたし、逆に、ひたすら強振にこだわっていた中田は、上手く力を抜いて(力を入れなくても彼の長打力ならボールは飛びます)スムーズなスイングが今は出来ているように思えます。
クリーンアップの好調は得点力アップにはかかせないポイント。
ただ。状態が上がってきたからこそひとつ“注文”したいのは、彼らの今日のヒット(本塁打)はいずれも「走者なし」の局面で生まれたものなので、特に「4番」中田の場合、チャンスの場面でどれだけ走者を還せるかが、役割を果たせたかどうかの基準になるということ。
どんなときでも力まず、自分のスイングをしっかり出来るように。
頑張ってほしいです。


<8/4 予告先発投手>
F 吉川
E ヒメネス

今日の勢いに乗って、とにかく吉川に勝ちがつく勝利をものにしたいです。
成長を続ける吉川は、投球内容からすれば現在の先発ローテの中では間違いなく柱の1本。
これからは、「勝ちはつかなかったけどいいピッチングだった」で終わらず、チームとして、“投げたときには勝ちになる”投手にしていかないといけないと思います。
そのためには、まず吉川自身が今日のウルフのように“ゲームを支配する”力強い姿を見せて、チームを引っ張っていってほしい。
状況の変化によって投げる姿が変わらないこと。
もう一歩ステップアップすることが、シーズン終盤を戦うファイターズの大きな武器になる。
頑張れ!光夫!!

相手先発投手は、あっさり予想が外れて(笑)ヒメネス投手。
過去2試合の対戦では、まったく打てていないわけではない投手ですが、今日のような“空中戦”はめったにないことなので、もう一度気を引き締めて、粘り強く「1点」をつなげていけるように、ひとりひとりが持っている力を合わせて攻略していってほしいと思います。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
連勝するぞ!ファイターズ!
進め!進め!ファイターズ!!


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posted by こなつ at 10:41| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8/4 イーグルス14回戦〜謙虚な王様〜

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◆8/4 イーグルス14回戦(札幌ドーム)

○ F 4 − 1 E ●

E 000 001 000 1
F 000 002 20x 4

投手:☆吉川(7)-増井(1)-S武田久
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



勝った試合でも、吉川のコメントはいつも反省と課題から始まる。
それでいいのだと思う。
満足してしまえば成長は止まる。
練習のときは謙虚に。
「自分は誰よりも下手だ」と思って精進を重ねること。
それをいつまでも続けられる選手でなければ、日々レベルアップしていくプロの世界で長く活躍することは出来ない。
例えば稲葉のように…。

けれど。
いったんマウンドに上がったら、そこはほんの小さな山かもしれないけれど、高みから辺りを睥睨する王様になれ。
自分は誰よりも強いのだと信じて、打者を圧倒するのだ。
吉川には間違いなくそれが実際に可能な実力があるのだから。
投手戦のプレッシャーの中、7回1失点は先発投手の役割として充分すぎる成績ではある。
6回、7回のピンチでもよく粘って「次の1点」を与えないで抑える力を身につけたことも大きな進歩。
とはいえ。
4回、5回を通じて連続5三振を奪った力があるのだから、1点だって与えないピッチングが出来る投手だし、「粘る」必要が出てくるピンチなど招かずに試合を終わらせることだって(調子が普通以上なら)可能なはずなのだ。
マウンド上では謙虚さは美徳ではない。
王様のようにゲームを支配する投手へと。
吉川への期待はまだまだ大きい。


それはそれとして(笑)。
吉川がやっと8勝目を挙げられたことは本当に嬉しいし、先発ローテの「軸」になる投手が責任投手になってなおかつ白星がつくのは、ブルペンを含めた投手陣全体のリズム、コンディションを確実に良くします。
開幕からずっと規則的なローテを守っている武田勝・ウルフ・吉川がそれぞれきっちり勝ち投手になっている今、ファイターズにはいい流れが来ている。
明日は中村勝が今季初先発しますが、昨日今日の連勝の後ですから、余計なプレッシャーなく思い切って自分のいいところを前面に押し出してくれればいいし、ブルペンにも余裕がある(次の日は休みでもある)のでいけるところまで目いっぱい飛ばしていけばいい。
勝つべき投手たちが勝ってきたことで、試合と試合のつながり、“巡り会わせ”が良くなってきました。


そして、攻撃の側面から勝利に大きく貢献したのもまた若い選手たち。
初回から、ヒットこそ数は少なくても四球や相手ミスをからめて何度も何度も得点圏を作りながら「ここ1本」が出ないファイターズ打線が、6回二死から陽のヒットと盗塁で作った二死二塁。
ホフパワーが敬遠気味の四球で歩いて二死一二塁となったところで、鶴岡に替えて代打・西川。
同じようなチャンスを何度も潰してきたじりじりする「流れ」を払拭するためには、“思い切りの良さ”が必要だったのかもしれません。
それでも、ベンチの期待通りに思い切りバットを振りぬくことは、“結果がほしい”若い選手にとってはとても難しいことではないかと思いますが、西川にはそれが出来ました。
試合の中で、投手がマウンドで王様になるとしたら、そういう相手に立ち向かう打者だって「どんな投手でも打ち崩せる」王様にならなければ勝てない。
代打のただ一打席で、迷いなく自分のスイングでかっ飛ばせる西川には、技術以前にプロの打者としての資質がある気がします。
楽しみです。
そして、中田翔。
今日はヒット1本でしたが、その1本は、試合を逆転したもののリードはたった1点という状況で迎えた7回裏、二死一塁という小さなチャンスの芽を一気に2点に変える2ランホームランという最高の形での1本でした。
これが4番の仕事。
トータルの確率としては低くても、チームの勝利にとって大きな貢献となる一打を放つことが出来れば、「4番」としては充分に責任を全うしたと言えます。
立派でした。


<8/5 予告先発投手>
F 中村勝
E 田中

今回の3連戦も今日の勝利で勝ち越しは確定。
そうなった以上、3タテを狙いたいです。
相手投手はエース田中投手。対するファイターズは先ほども書いたように今季一軍初先発の中村勝。
怖いものはありません。
中村勝も、マー君と対する打線も、果敢に「攻める」だけです。
エースとして連敗ストップのためにいつも以上の気迫を押し出してくるであろう田中投手に対して、決して気持ちで押されないように。
王様には王様。
例えバントのような小技でも王者の自信を持って取り組んでほしいと思います。
風はファイターズに吹き始めている。
進め!進め!ファイターズ!
明日も勝つぞ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:51| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月05日

8/5 イーグルス15回戦〜継投のタイミングは難しい〜

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◆8/5 イーグルス15回戦(札幌ドーム)

△ F 3 − 3 E △

E 000 002 010 0 3
F 000 300 000 0 3

投手:中村(5.1)-森内(0.2)-宮西(1)-増井(1)-武田久(1)-モルケン(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


もちろん「結果論」ですが。
今日の試合のポイントは、中村勝からの継投のタイミングだったように思います。
今季初登板の若い投手であり、相手がエース田中投手ですから、“試合に勝つため”には、競り合いから外れないように、早い段階からの継投というのは当然考えていたはずです。
ところが。これは“嬉しい誤算”でしたが、中村勝は5回まで無失点の好投。
一方、打線は、調子の悪そうだった田中投手からとりあえず3点を先制。
5回までの中村の投球に代える要素はなく、得点差にも多少の余裕がある状態では、次のイニングも中村をマウンドに上げるのが普通ではあります。
ただ。6回に2安打を浴びて一死一二塁の局面を迎えたところで中村勝を下ろすならば、後ろに控えるリリーバーたちの「準備」を考えると、もっと早めに代えてしまってもよかったような気がします。
継投は、抑えてくれる信頼のある投手たちをつぎ込むわけですが、生身の人間がやることですから、投げる投手の数が増えれば増えるほど、思いがけないことが発生するリスクは増大する。
そのリスクを減らすために、当然投手たちはいつも自分のコンディションを最良のものに保つ努力をしているわけですが、ベンチの采配も、彼らがより自分の実力を発揮しやすい状況でマウンドへ送り出すタイミングをきっちり計ることが求められます。
そういう意味では、“中村勝に任せる領域”への多少の迷いが、3点リードの一死一二塁での交代という微妙なタイミングになったように思いました。
5回で勝ち投手の権利を持っていたら6回からは継投か、5回までの内容を信じて失点するまで続投させるか、どちらかのほうが、チーム全体の意識として「わかりやすかった」気がします。
いずれにしても、結果論ですし、継投は野球で最も難しい作戦のひとつであることには変わりありません。
今日は勝てる可能性のあった試合が引分になったわけですが、6回以降はイーグルス・ペースだった中、投手と守備陣で「負けない」試合はキープできたことを良しとしたいです。


中村勝はよく投げました。
残念ながら勝ち投手にはなれなかったけれど、今日の姿を見ればきっとまた先発登板のチャンスはあります。
次はランナーを残してマウンドを降りないように、そして、“勝たせてもらう”のではなく自分の力でしっかり”勝てる“投球を目指して。
頑張ってほしいです。


久しぶりの本拠地で2勝1分。
悪くありません。
心残りは…稲葉さんの1000打点が達成されなかったことかなぁ(笑)。
ぜひ、次の帯広で決めてほしいと思います。
inaba mini.jpg


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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月07日

8/7 ホークス15回戦〜強さか弱さか〜

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◆8/7 ホークス15回戦(帯広)

● F 4 − 5 H ○

H 000 010 400 5
F 011 020 000 4

投手:武田勝(6.0)-モルケン(0.1)-宮西(0.2)-森内(1)-矢貫(1)
先発:1中陽 2二田中賢 3右糸井 4一中田 5三小谷野 6指鵜久森 7遊金子誠 8捕鶴岡 9左杉谷

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


今日は試合を見ていません。
ただ。スコアを見る限り、監督がコメントしているように「勝たなければいけない試合」だったよなぁ…と思います。
オーダー組替えという“工夫”が功を奏し、若い中田や陽が活躍して山田投手を攻略しながら、エースが踏ん張りきれずに「流れ」が変わると、そのまま逆転負け。
エースが先発し、序盤から得点を重ね、自分たちのペースで試合を進めていただけに、ダメージの大きな敗戦になりました。
見ていないので、今日の試合についてはこれ以上書くことはありません。



今年のファイターズの特徴は、大きな連敗もないけれど、大きな連勝もないということだと思います。
個人的な集計に間違いがなければ、以下の通り。
2連勝 9回  3連勝 3回  4連勝 2回
2連敗 8回  3連敗 2回  4連敗 1回
(※引分はカウントしない)

どんなチームにも、いいときもあれば悪いときもあるものですが、最大でも4連勝、最悪でも4連敗という波の少なさは、ファイターズの強さ(ずるずると負け続けない)であると同時に、優勝を目指す意味では「勢い」を掴みきれない弱さをも表している気がします。
残り48試合。
このまま勝ったり負けたりの辛抱が続くのか。
ビッグウェーブに乗って終盤を駆け抜けることができるのか。
逆に、昨年のような大失速を再び繰り返すのか。
わかりませんが。
少なくても、今日のような試合を勝ちきれなければ波には乗れないし、このような敗戦の後こそ、失速しないために踏ん張りどころの大事なゲームだということです。
終わったことは仕方がありません。
明日は絶対に勝ちましょう!


<8/8 予告先発投手>
F 八木
H 摂津

いつもの繰り返しになりますが、全員が役割を果たしながら力を合わせなくては勝利を勝ち取ることは出来ません。
先発の八木ちゃんは、先に失点することなく粘り強くゲームを作ってほしいです。
中継ぎ陣が失点する試合が続きましたが、だからといって完投とか長いイニングを意識する必要はなく、ただ、いい流れで次の投手へバトンを渡すこと。
8/5にしろ今日にしろ、相手に勢いがついたところでマウンドを任されると、リリーバーも厳しくなります。
「いい流れ」を次へつなぐ。
投手も打線も、ひとりひとりが持っている力を存分に発揮するためには重要なことです。
押されてから粘る展開ではなく、最初から粘り強く押し続けて、最後まで押し切れ!
チームが悪い「流れ」につかまらないうちに断ち切らなければいけない一戦。
一丸となって。
攻めろ!ファイターズ!
明日は勝つぞ!ファイターズ!!
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posted by こなつ at 22:50| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月08日

8/8 ホークス16回戦〜綱渡りでも渡り切れば進める〜

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◆8/8 ホークス16回戦(帯広)

○ F 7x − 6 H ●

H 410 000 100 6
F 005 100 001x 7

投手:八木(2)-根本(2)-モルケン(1)-森内(1)-宮西(1)-☆増井(2)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



昨日の「流れ」の悪さをそのまま引きずってきたような立ち上がり。
1回表にいきなり4点を奪われ、2回にも失点。
エース摂津投手相手に、0-5と大量リードを追わなければならない展開は、恐れていた通り、“勝つべき試合を勝ちきれなかった”ための、失速への一本道かと思われました。
しかし。
どんな最悪の状況の中にも、わずかなLuckは必ずある。
お釈迦様がたらしてくれたか細い蜘蛛の糸のようなその“運”をつかむことが出来ればまだ希望はある。
3回表。
このイニングからマウンドに上がった、今季一軍初登板の根本は正直ついていました。
勢いに乗った相手打線を抑えるのはどんな中継ぎ投手にとっても難しいものですが、まして今季初登板の緊張を考えると、“火消し”としての期待よりも、どうにか粘ってくれないかと祈るような気持ちで送り出されたのではないかと思います。
ところが。先頭打者にヒットを許すと、続く打者にはレフト線を破る二塁打を打たれてしまいました。
無死二三塁の大ピンチ!と思いきや、三塁へ向かった一塁走者が大きくオーバーランしたところを、レフト中田からの返球をつかんだサード小谷野が三本間に挟んでアウトに。
ちょっと考えられない“走塁ミス”に助けられました。
それなのに、次の打者に四球を与えてしまったために、せっかくの“運”もこれまでかと思いきや、一死一二塁から今宮選手が放った強烈なライナーは一塁ベース付近に守っていた稲葉のグラブにしっかり納まると、一塁走者戻れず併殺成立。
結局、ヒット2本(二塁打1本)、四球を与え、アウトになった打球も完全に捉えられていたにも関わらず、スコアボードには「0」が入りました。
切らずにすんだ蜘蛛の糸。
今度は打者たちが、ひとりひとり、その細い糸を登っていきました。
3回裏の攻撃。
先頭打者鶴岡が粘って四球を選ぶと、金子誠は追い込まれながらしぶとくレフト前に落として無死一二塁。
打順は上位に戻って1番田中賢。右中間に大きく打ち上げた飛球は、ライトもセンターも届きそうでもう一歩届かず(ただし、捕れそうな打球だったため二塁走者鶴岡はスタートが切れなかった)“右翼越え単打”となって無死満塁。
ひとり、またひとりと、大切なか細い蜘蛛の糸を切ることなく、次の打者が登ってこられるようにちゃんとつないでいきました。
2番小谷野は三振に倒れたものの、フルカウントまで粘って攝津投手を苦しめたし、3番糸井、4番中田は、タイムリーは打てなくても、連続で押し出し四球を選んでこつこつと「1点」を重ねる。
追いかける点数は大きくても、大量点という功を焦ることなく「1点」そして「1点」。
3点差に迫り、なお一死満塁のチャンスで打席には999打点の稲葉。
“かっこいい”一発で、一気に試合をひっくり返して記念の1000打点を決めたくなってもおかしくない場面でしたが、低めのボールを上手くライト前へと運ぶ“単打”により、きっちり1000打点を達成。
2000本安打も簡単ではない記録ですがそれなりに達成者も数多く存在するのに対して、1000打点達成者は稲葉で38人目。
安打は「自分ひとり」で記録するものでも、打点は、ホームラン以外、誰かが塁に出て、誰かが先の塁へと進めてチャンスを作り、そして、誰かが一生懸命走って本塁に戻ってきてはじめて成立するもの。
ひとりの力では到底1000打点を積み重ねることは不可能だと知っている稲葉だからこそ、“一発”より「1点」だったのだと思います。
3−5と2点差に迫ったところで、陽のやや浅めのセンターフライにより三塁走者糸井がタッチアップから生還して、とうとう1点差。
ここにも、三塁走者の足を信じて、大きく打ち上げれば「1点」になるという、自分が打つよりチームのための“計算”がありましたし、本塁への送球間に、二塁から三塁へと進んだ中田の走塁も“ひとつ先へ”という意識の高い素晴らしい走塁でした。
二死一三塁。
ヒットでなければ得点にならない状況に変わったところで、ホフパワーはしっかりセンターへと弾き返してついに同点。
誰一人として諦めることなく。
けれど、誰一人「オレが」ということもなく。
ただチームの勝利のために、自分の出来ることを精一杯「つないで」行くことが出来たから、壊れたゲームが戦えるゲームになるまで、わずかなLuckに過ぎなかったか細い蜘蛛の糸は、最後まで切れることなくファイターズを助けてくれたような気がします。
そして。4回表。このイニングもマウンドに上がった根本が、今度はしっかり“自分の力”で三者凡退に抑える素晴らしい投球を見せると(本日のラッキーボーイ&影のMVPだと思います)、その裏、二死一二塁から中田が「4番の仕事」の勝ち越しタイムリーを放って、ついに試合をひっくり返すことに成功。
悪かった「流れ」は、逆流させれば良い「流れ」となる。

でも。ほんとうに難しいのはここからでした。
「流れ」は一度つかめば黙っていても自分たちを勝利へと運んでくれるものではありません。
やるべきことをやれなければ、いつ何時、違った方向へ流れていくかもしれないもの。
4回根本のあと、5回モルケン、6回森内が、それぞれきっちりと「0」を刻んでいく間(この3イニングで許した走者はひとりだけだった)、しかし、攻撃陣は追加得点が取れそうで取れませんでした。
5回。先頭打者陽がヒットで出塁したものの、盗塁失敗によりチャンス消滅。
6回。やはり先頭打者の金子誠が四球を選んで出塁すると、代走に中島を送ります。
田中賢の一塁手のグラブを弾いてライト前へ抜けた打球で、一三塁かと思われましたが、何故か中島がセカンドを回ったところで止まってしまい無死一二塁。
自分の判断か三塁コーチャーの判断かわかりませんが、いずれにしてももったいない走塁でした。
それでも、2番小谷野がきっちり送りバントを決めて一死二三塁という“確率の高い”状況をクリーンアップに託しましたが、糸井は浅いレフトフライに倒れ、中田の打球は捉えた当たりではありましたが野手の正面をついて(この当たりに「流れ」が変化する気配があった)無得点で攻撃終了。
一度はホークスへ、そして、大きく揺れ返してファイターズへ。
振れ幅の激しい試合こそ、どんなわずかなきっかけで、またいつ何時動き出すかわからないから野球は面白くて怖いです。
7回表。
圧巻の投球で、塁に出せばいやらしい俊足の1&2番コンビを討ち取った宮西が、二死走者なしから内川選手に「打たれてはいけない」一発を浴びて同点。

どんな不利な状況にあっても決して諦めない強さと。
せっかくつかんだ「流れ」を最後までキープしきれない弱さと。
ある意味では、今シーズンのファイターズを象徴するような試合展開だったと思います。

けれど。
引分目前の9回裏、最後の攻撃。
一死から中田が四球を選んで出塁したところで(代走西川)、稲葉が送りバントを成功させて二死二塁。
陽は敬遠気味の四球によって一死一二塁。
左のホフパワーの打席、代打に送られた杉谷が、ファイターズ打撃陣にとって難攻不落の相手である森福投手から、前進守備の左中間を大きく超えていくタイムリー二塁打を放ってのサヨナラ勝ち。
杉谷は、ほんとうにほんとうによく打ってくれました。
正直なところ、どこに勝利への扉を開くカギがあったのかわからないけれど、最後に「勝った」という事実はとてつもなく大きく、昨日に続く今日であることを考えると、どんな道筋をたどった結果だったとしても、結果が全てだと思います。
綱渡りのような勝利でも、勝ったからこそ進める「先」がある。
絶対に無駄にしたくない勝利でした。


あぁ。疲れた(笑)。


稲葉さん。1000打点おめでとうございます。
いつも“チームのために”戦っているからこそ稲葉さんは勝負強い。
これからもファイターズのために、よろしくお願いします。
陽くん。今まですれ違いばかりだったおにいちゃんとの初対決。
ふたりともとても楽しそうで、緊迫した展開だったけど、ほっこりと温かい気持ちになる対戦でした。
今日は陽くんが“勝った”(打席でもチームも)けど、きっとこれから何度も何度も対戦していく第1ラウンド。
パ・リーグの名物対決になるように、兄弟揃って頑張れると思います。(お兄ちゃんも本格的にブレイクされると、またホークス投手陣に強敵が増えるなぁ…)
投手陣では根本くん。
やっとつかんだチャンスは厳しい場面だったけど、不思議な運と、一気に試合展開が変わったところで、逆にいいピッチングを見せてくれたことが勝利への道を切り開いてくれました。
そして、根本くん自身も、自分の道を切り開く一歩になったはず。
これからはますますリリーバーの役割が重要になる。“フレッシュな戦力”の活躍がチームには必要です。
頑張れ!根本!!



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2012年08月10日

8/10 ライオンズ14回戦〜また一から出直し〜

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◆8/10 ライオンズ14回戦(西武ドーム)

● F 1 − 7 L ○

F 010 000 000 1
L 300 400 00x 7

投手:★ウルフ(4)-根本(3)-矢貫(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



前の試合から引き継がれたのは、サヨナラ勝ちの勢いではなくて、先発投手が序盤で試合を壊すという“負の遺産”の方でした。
初回二死走者なしからの3失点ももちろん痛かったのですが、すぐに1点取り返して、まだ勝負できそうな展開だっただけに、4回、先頭打者の四球から始まったピンチで、二死までたどり着きながら粘りきれなかったのが分かれ道。
傷口が大きくなる前に「あとひとつのアウト」が取れていたら…。
正直、L先発の野上投手もそれほど素晴らしい出来ではなかっただけに、僅差の展開に持ち込めたなら、また違った野球になっていたのではないかと思います。
けれど。序盤で大差がついてしまえば、ファイターズの攻撃陣が出来ることは限られてしまう。
前の試合のようなことも稀には起きますが、それは期待して叶うことでもなく、まして計算できる戦い方でもなく、やはり先発投手が序盤から中盤までしっかり試合を作ってくれてこそ、攻撃にも戦略や作戦というものが使えるようになる。
今日は4回で“終わった”試合でした。


ウルフ.jpg

「本日の誤算」



ただ。根本が3イニングをきっちり「0」でまとめてロングでもいけるところを見せてくれたことと、金子誠や稲葉というベテラン選手を多少でも休ませたことは(同時に、近藤や西川など若い選手が守備でも出場機会を得たこと)、今後のためにはプラスと捉えたいと思います。
「負け試合」を“作って”はもちろんいけませんが、やむを得ずこうなってしまった時には、それなりの“利用の仕方”はあってもいいと個人的には考えています。
負けは負けのままでも、次やその次に何かが生きてくれればいい。生かしていかなくてはいけない。
シーズンの勝負どころはまだ先にある。



結局。
「サヨナラ勝ちを生かす」と言っても、勝ったことには意味があったものの、そもそも“野球の形”としてはファイターズが目指すものは出来ていなかった。
今まで何度もドラマティックな勝利をつかんで、「ここから!」と期待するたびにつまづくのも、いまだに「これがファイターズの野球」だという戦い方が確立されていないからかもしれません。
華々しいひとつの勝利より、きっちりした野球(勝っても負けても)の積み重ね。
明日は。
先発が最小失点で試合を作り、打線はクリーンアップを中心に「1点」ずつしぶとく奪い、抑えるべき投手が抑えきれるように。
また一から出直しです。



<8/11 予告先発投手>
F 吉川
L 武隈

そういうわけなので(笑)。
よろしく頼みます、光夫!
ライオンズ打線は強力な上に、今日の試合で勢いがありますが恐れずに。
ひとりひとりの打者をやっつけてください。
頑張れ!光夫!!


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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月11日

8/11 ライオンズ15回戦〜「行けるところまで行く」段階を越えて〜

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◆8/11 ライオンズ15回戦(西武ドーム)

○ F 3 − 0 L ●

F 100 200 000 3
L 000 000 000 0

投手:☆吉川(9)
先発:1中陽 2二田中賢 3右糸井 4一中田 5三小谷野 6指鵜久森 7左杉谷 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



9回 127球 被安打2 奪三振8 与四死球0 自責点0
先発吉川は、最大の武器であるストレート主体で押すピッチングから、相手打線が2〜3周り目に入る頃には、キレのあるスライダー、大きく曲がり落ちるカーブを有効に使い、好調ライオンズ打線を全く寄せ付けることなく、最後までマウンドに君臨しました。
春季キャンプ時には「200イニング」を今シーズンの目標に掲げ、マウンドに上がるたびに最後まで投げるつもりでいながら、なかなか出来なかった完投は、チームとしても6/17以来(武田勝)の久しぶりの達成でした。
さすがに9回はややボール先行の投球になりましたが、それでも3ボールからでも四球を与えることなく、最後は代打中村選手に対して、この日最速の151qのストレートを計測するスタミナを見せ付けたかと思えば、一転ウイニングショットにスライダーを選択するクレバーな投球術で空振り三振を奪って、本当に珍しいガッツポーズで試合を締めくくった吉川。
握り締めた拳の中に閉じ込めた、自分のピッチングをつかみつつある実感と自信。
またひとつ、課題をクリアした吉川は、きっとまだまだ先へ進んでいくと思います。

ここまで、シーズン通してチームのためには充分な好投を続けてきましたが、一方で、わずかな失点ではあっても先制点を奪われること、グラウンド整備が入った後の6回によくリズムを崩すこと、ゲーム展開によって投球が変わってしまうこと(チームが有利な状況になるとおかしくなる)、二死から突如無駄な四球が出てしまうことなど、「課題」は後を絶ちませんが、吉川は少しずつでも着実に成長を続けています。
チームとしても、最初は例え短いイニングで交代させることになっても、長い間「勝ち星」から離れていた吉川にまず“勝ち投手になる”感覚を思い出させることからはじめ、徐々に長いイニングを任せ、さらには吉川の成長に応じて、終盤の少々のピンチでも試合を預ける「信頼」を与え、段階を踏んだ起用を続けてきたように思いますし、吉川自身もベンチの信頼に応え、実力任せに「行けるところまで行く」ピッチングから、今日のような「一試合投げぬくための“必殺パターン”」のようなものの萌芽が感じられるところまで、投手として一回りもふた回りも大きくなりました。
実力はあっても自信を持ちきれず、技術はあっても気持ちのコントロールが不器用な吉川が、もう前に進むしか道はないと覚悟を決めて臨んだ今シーズン。
「結果」が良くても満足せず、失敗しても下を向かず、「打者に向かってしっかり投げきる」ことだけは決して忘れることなく戦い続けたから今日がある。
本当に嬉しいです。

吉川1.jpg




吉川の歩んできた今年の道のりを思うとき、栗山ファイターズという“新しいチーム”にも、チームとして試合を勝ちきり、シーズンを戦い続けるために必要なものが見えてくるような気がしました。
最初はただがむしゃらに、勝利という「結果」を求めて全力で飛ばすだけでしたが、これからの終盤戦は、今日の吉川のピッチングのように、チームとしての“必殺パターン”を持って、安定した戦いを繰り返し続けられるチームが強いはずです。
結局、例えばサヨナラ勝ちのようなドラマティックな勝利の後に勢いに乗れないのも、「日常」があってこそ「祭り」が盛り上がるわけで、毎日が“何が起きるかわからない”ままひたすら“飛ばす”状況の中、ただ結果だけがドラマティックでも、それ以上踏み込むアクセルの余裕はありません。
「行けるところまで行く」戦いから、ファイターズの“必殺パターン”は生み出されているのか。
これからの戦いにはそこが問われていくのだと思います。



<8/12 予告先発投手>
F 多田野
L 石井

先発投手を中心にまずは守りから。
やはりファイターズのベースはここだと思います。
打者に向かっていく気持ちの強さでは誰にも引けをとらない多田野が先発。
彼を中心に、“守りで攻めて”ペースを握りたいです。
そして、「投手を中心に守り勝つ」野球で連勝し、勝つ確率の高い「安定した日常」を築きはじめたい。
というわけで。
多田野には相手に先制点を与えない粘り強い投球を。
打線には、今日足りなかったダメ押し点を含めて、もう少しチャンスをものに出来る集中力を。
期待したいと思います。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
明日も勝つぞ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月12日

8/12 ライオンズ16回戦〜先発ローテーション〜

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◆8/12 ライオンズ16回戦(西武ドーム)

● F 4 − 7 L ○

F 101 200 000 4
L 032 100 01x 7

投手:★多田野(2.0)-矢貫(2)-モルケン(2)-宮西(1)-森内(1)
先発:1中陽 2二田中賢 3右糸井 4左中田 5三小谷野 6一稲葉 7指杉谷 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


「多田野、おまえもか…」
負けた理由は投手陣だけでなく、再三のビッグチャンスをモノに出来なかった打撃陣にも当然ありますが、帯広の八木、先日のウルフに続く、先発投手の背信投球(序盤で大量失点)は、今後の戦いを考えたときに不安要素以外のなにものでもありません。
ある程度“計算できる”戦いをするためには、先発投手の頑張りが、最低でも序盤で試合を壊さないでくれることが絶対条件。
今日のように、たった2イニングで次の投手をつぎ込むことなど、たまたま明日試合がない(さらに、昨日吉川が完投してくれた)から出来たようなもので、来週から実際に3週連続で6連戦が続くのですが、連戦の半ばだったら、先々のリリーフ陣の“計算”が全部狂ってしまうし、無理をしたツケは必ずどこかで払わなくてはならなくなります。
人間のやることですから、時には調子が悪いこともありますが、ただ、これだけ立て続けに先発投手が役割を果たしてくれないと、本当に心配です。
というわけで。
7月から今日までの、先発投手それそれが投げたイニング数とチームの勝敗(勝ち投手になったかどうかではなくチームの勝ち負け)をまとめてみました。

先発投手イニング成績.jpg


武田勝、吉川の両左腕は、イニング数でも勝ち星でも間違いなく「柱」になってくれています。
一方で、彼らと同じく開幕からローテを守ってきたウルフは、イニング数も足りなければ勝利への貢献も少ない。前回登板で何かをつかんでくれたかと思えば、また序盤から崩れてしまい、正直このまま頼りにできるのかどうか「検証」が必要なのではないかと思います。
今日の多田野も同様。8回無失点で勝てなかったのは気の毒でしたが、そのほかの3試合は5イニングもっていません。
多田野と同じように、登板間隔が長く空きながらの登板になる八木は、前回こそ(帯広。慣れない地方球場ということは考慮にいれるべきだと思う)ひどい結果でしたが、その他の3試合では「試合を作る」役割は果たしてくれているし、勝ち運がついているのも好材料ですので、今までのような変則ローテではなく、しっかり中6日で登板してもらう形にしたほうが、当人にとってもチームにとっても有益な気がします。
ウルフと多田野に関しては、「やってもらわなくては困る」のは確かであっても、困ると言ってすぐにやってくれるわけではありませんから、7月からの不調にどういう原因があるのか、それはどうやったら解消できるのかを、まずはきっちり突き止めた上で、今後の起用方法を考える必要があると思います。
武田勝・吉川・八木の左腕3人を「柱」に、実績のあるウルフ・多田野の立ち直りに期待するか、あるいは中村勝・谷元など(他、ファームにいる先発投手の起用も含めて)フレッシュな戦力に望みを託すか。
いずれにしても、今のままでは、いい試合、壊れた試合を交互に繰り返すような、不安定なシーズン終盤になる恐れが大きいのではないか。
残り44試合。
しっかりした野球が出来る先発ローテーションの再構築(選手の入れ替えだけでなく、状態の改善を含む)はあるのか。
注目していきたいと思います。



負けたら負けたで次はずるずるいかないために「大事な試合」だし、いい勝利を上げれば上げたで、次はやっぱり勢いにのるために「大事な試合」だと思っていましたが、それでは結局毎試合が「大事な試合」ということになり、逆にどれもみんな同じということになってしまいます。
メリハリがなければ、いつも力を入れっぱなしで疲れるばかり。
負けたあと、連敗しないことは良い成績を残すためには必須ですから、敗戦の次は変わらず「大事な試合」ですが、勝った試合の次は、もっと気持ちを楽に。
気を抜いてはいけませんが、気持ちを休めることも長いシーズンを戦っていくためには大切なことだと思います。
展開が厳しくなればなるほど、気持ちの切り替えが上手な選手、上手なチームが、むしろ大切なところで「自分の力」を発揮できる気がする。
チームが本来持っている明るさを忘れずに。
頑張ろう!ファイターズ!!



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2012年08月14日

8/14 イーグルス16回戦〜「もう少し」は本当に「もう少し」か〜

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◆8/14 イーグルス16回戦(Kスタ)

● F 1 − 2 E ○

F 100 000 000 1
E 002 000 00x 2

投手:★武田勝(6)-宮西(1)-モルケン(1)
先発:1中陽 2二田中賢 3一稲葉 4左中田 5三小谷野 6右糸井 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



1点をリードして迎えた3回裏。
先頭打者嶋選手が放ったライト前への打球が、ひとつ高く弾んで糸井の頭上を越えたとき。
「流れ」が変わった瞬間でした。
“記録”上は三塁打ですが、打球処理の判断ミスが招いた長打だったと思います。
思い切って突っ込んで捕球にいくのか、堅実にシングルヒットとして処理するのか。
中途半端に前進した結果、往々にしてバウンドが高くなるKスタの外野では危険な距離感で打球を弾ませ、案の定、頭上を抜かれての“三塁打”により無死三塁。
同点は仕方のない局面と割り切って、「1点」を与えてもアウトを重ねていきたいところでしたが、ひとつアウトをとった後、2者連続でアウトを奪えず(四球とヒット)1失点。
次の打者からは二つ目のアウトが取れましたが、どうしても踏ん張りたいところで踏ん張りきれずにもう1点を失う。
先発投手が厳しい状況にある中で満を持して登板したエースの試合。
絶対勝ちたい試合なのに、ミスが投手の足を引っ張り、それでも踏ん張ることを期待したいエースがわずかに粘りきれない。
せっかく先制点を挙げたのも束の間、一気に重たい空気に包まれてしまいました。

ただ。まだ序盤。追うのはわずかに1点。
取られたら取り返す、打線の奮起が求められましたが。
5回表。先頭打者1番・陽が死球で出塁すると、すかさず走って無死二塁。
しかし、田中賢は内野フライで走者を先の塁へ進めることが出来ず、クリーンアップの稲葉・中田が倒れて無得点。
7回表。
代打西川がヒットで出塁。陽が送って一死二塁。田中賢、稲葉が立て続けに死球を当てられて一死満塁の大チャンス。
4番中田三振。5番小谷野レフトフライ。無得点。
このほかにも、全てのイニングで走者が塁上をにぎわしながら、結局取れたのは1回の1点だけ。
チャンスを作る力はあっても、「流れ」を変えるような“突き抜ける”1本は、誰のバットからも生まれることがありませんでした。

最小失点で粘れたら。
どこかで「もう1本」が出ていたら。
その“もう少し”がもどかしい。
いや、本当に“もう少し”なのか、もう少しに見えるけれど突き抜けるべき壁は実は分厚いのではないかと不安になるような試合展開でした。

でも。悩んでいる時間も迷っている時間ももうありません。
壁がどれくらいの厚さなのか測る前に、がむしゃらにぶち当たっていくしか道はない。
自分の力を信じて。
突撃です!!(あくまでも気持ちは。)


<8/15 予告先発投手>
F 八木
E 美馬

チームにとっての急務は先発ローテーションの建て直し。
八木ちゃんにかかる期待は大きいです。
とにかく試合を壊さず、いけるところまで飛ばしていいので、最小失点で粘り強く投げてください。
頑張れ!八木!!

負ける試合は、いつだって何かしらの悔いが残るものですが、今シーズンは特に、完敗はわずかで、今日のような“もう少し”な敗戦が多く、それは投手も野手も精一杯頑張ったからこその結果なのですが、一方で、より悔しく、よりじりじりとしたストレスがたまっていく原因にもなっています。
スカッとした試合が見たいなぁ…。



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月15日

8/15 イーグルス17回戦〜チームスポーツの醍醐味〜

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◆8/15 イーグルス17回戦(Kスタ)

○ F 2 − 0 E ●

F 200 000 000 2
E 000 000 000 0

投手:八木(0.1)-矢貫(2.2)-森内(2)-モルケン(1)-宮西(1)-増井(1)-S武田久
先発:1中陽 2二田中賢 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



ファイターズの不思議な強さが発揮されたゲームでした。

今日も初回に先制。
それも、2番田中賢から糸井・中田・稲葉の4連打による2得点。
打線が線として“つながった”、流れのある攻撃が出来ました。
昨日の敗戦のショックを払拭するには最高の立ち上がり。
だったのに…。
その勢いに乗っていけない今シーズンの現実が、思いもよらぬ形で、その裏すぐに現れました。
1回裏。
先発八木が投じたこの日8球目の投球が、2番打者銀次選手のヘルメットをかすめる死球となり、危険球退場を命じられたのです。
せっかく優位に立って試合を進めるプランが出来かけたところ、想像だにしない展開で、一気に先が読めなくなりました。
しかし。
1回一死一塁の場面でスクランブル登板となった矢貫が、自身にとっての先頭打者に、嫌な内野安打で出塁を許すアンラッキーな“立ち上がり”にも負けず、このイニングを「0」に抑えると、3回までの序盤を無失点でしっかりゲームメイク。
さらに、2番手森内が4〜5回を完璧に抑えます。
6回モルケン、7回宮西は、ともにふたりの走者を塁上にためてしまいましたが、粘り強く失点をせずに踏ん張りました。
そして、8回増井、9回武田久という「勝利の方程式」が期待通りの好投で、最後まで相手打線を寄せ付けず、終わってみれば、八木を含めた7投手の継投で完封リレーを完成。
ブルペン総動員に近い投手数で完封するのは、ひとりの投手が完封するより、ある意味では難しいことです。
これだけの数の投手をつぎ込めば、状態の悪い投手が含まれていてもおかしくないし、実際に今日マウンドに上がった全ての投手が絶好調だったわけでもないと思います。
それでも。
八木の無念を思いつつ、緊急事態に動じなかった矢貫の向かっていく気持ち、試合を完全に安定させた森内の投球、そうしたひとりひとりの頑張りを無駄にしないで「次」へとつなぐ。
ブルペン陣の気持ちが「ひとつ」になっていたからこそ成し遂げられた偉業。
“プロ野球”のゲームとしては決して理想的な試合運びではないけれど。
ひとりひとりが自分の役割をしっかり果たしながら一致団結して力を合わせたときにどれほど大きなことが出来るのか。
チームスポーツにしか表現できない感動が確かにありました。
追加点を奪って投手たちをもっと楽にさせてあげることは出来なかったものの、前面に立って相手打線に向かっていく投手たちを、堅実な守備で支え続けた野手たちを含めて、全員が最後まで「逃げ切る」のではなく、勝利を目指して戦ったから得られた一勝。
スコア的には極めて地味ですが、ナイス・ファイト!でした。



矢貫くん、今季初勝利おめでとう。
昨日は守備のミスから試合の「流れ」を失い、今日もまた思いがけない“ミス”(わざとじゃなくても頭部死球は投手のミスだと思う)で手放しそうな「流れ」を、がっちりと引きとめてくれたのはやはり矢貫くんの「攻める」姿だったと思います。
これからも、様々な場面で投げる難しい役割が続くと思いますが、どんなときも今日のように、目の前の打者に向かっていってほしいです。
大きな身体よりもっと大きな存在感を発揮する投手へと。
頑張れ!矢貫!!


<8/16 予告先発投手>
F ウルフ
E 釜田

一にも二にもウルフの投球が注目です。
先発ローテの建て直しのためには絶対に状態を上げてほしい投手であると同時に、今回の登板も同じことの繰り返しならば、さすがに“計算に入れる”のは難しくなる瀬戸際でもあると思います。
今日の展開、また週末まで連戦が続くことを考えれば、とにかく長いイニングを投げてもらわなくては困るのですが、それよりも、1イニングずつ、色々なことに対して神経質にならず、目の前の打者に対してウルフらしいピッチングをしてほしい。
自信を持っていきましょう。
頑張れ!ウルフ!!

今日は打線が1度つながりました。
これが2度、3度と増えていくように、打者たちも打席ではひとりですが、常に前の打者たちがつないでくれたものを勇気にして、次の打者が待っていることを忘れずに、トライし続けてほしいと思います。

イーグルス戦はこれで1勝1敗。
明日も勝ってカードの勝ち越しを決めて、札幌へ帰ろう。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!
みんなで勝つぞ!ファイターズ!!



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2012年08月16日

8/16 イーグルス18回戦〜打線の意味〜

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◆8/16 イーグルス18回戦(Kスタ)

● F 0 − 1 E ○

F 000 000 000 0
E 000 000 10x 1

投手:★ウルフ(7)-根本(1)
先発:1指西川 2二田中賢 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7三小谷野 8捕大野 9遊中島

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



代打で結果を出し続けている西川を「1番」でスタメン起用しました。
若さに任せてただ振り回すだけではない、“度胸”に裏打ちされた思い切りの良いバッティングは、チームにとって良い起爆剤になってくれる期待はあります。
ただ。
今日の打線が、西川を「1番」に入れたことによって、得点の確率が高くなるかと言えばそれは疑問だと思います。
まず。7番小谷野が2割少々、8番大野は1割半ば、9番中島は1割未満という打率ですから、下位打線からチャンスを作って「1番」西川が還すという形は考えにくい。
では。西川が出塁することが得点につながるかと言えば、3番糸井が直近5試合打率1割、4番中田はシーズン通して2割前後から変化しない現状では、1&2番によるチャンスメーク能力の上昇は、もちろん得点する確率を上げることに寄与しますが、結局、その“後ろ”に座るクリーンアップの得点圏での打率が上がらない限り、実際の得点効果に対してはわずかな影響しか及ぼしません。
今日の試合に関しては、チーム全体でたったの5安打ですからどうしようもありませんでしたが、イーグルス3連戦を通じて、毎試合打線を組み変えながら合計わずか3得点しか取れなかった「原因」をどう考え、次の試合にどう臨むのか。
“本気で”得点する確率を求めるならば、やってみる価値のありそうなことはまだまだあるように思います。


ウルフは、前回から修正して、よく投げてくれました。
7回に“山場”来てしまう、いつもの壁にはやはり当たりましたが、そこも最小失点でしのぎ、踏ん張ったと思います。
負けない野球を追い求めるならば、打線が苦戦しているときは絶対に先に失点しないのが確かに投手の仕事ではありますが、チームとして、7回1失点で試合を作った先発投手に「チームに申し訳ない」などと言わせてはいけません。
投手の踏ん張りが報われるように。
打線の粘りが報われるように。
お互いがお互いを生かし合える「勝利」のために。
明日は力をひとつに、勝ちましょう!


<8/17 予告先発投手>
F 吉川
M 成瀬

どちらのチームにとっても、「エース」を立てる、絶対に負けられない試合。
気持ちで引いたらやられます。
闘志を漲らせて全力で倒しに行こう!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!
マリーンズ倒せ!おー!!
(ファイターズは少しおとなしすぎます…)



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2012年08月17日

8/17 マリーンズ15回戦〜あの頃とはまったく違う〜

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◆8/17 マリーンズ15回戦(札幌ドーム)

○ F 2 − 1 M ●

M 000 001 000 1
F 000 200 00x 2

投手:☆吉川(6)-宮西(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2二田中賢 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指杉谷 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


吉川は、グラウンド整備が入り、いったん仕切りなおしとなる中盤の“立ち上がり”「6回」の入り方がまだ少し苦手です。
この試合でも、制球がばらついて連続四球を与え、続く打者にはヒットを許し、いきなり無死満塁の大きなピンチを招いてしまいました。
このイニング、結果、許した1失点も、四球による押し出し。
四球から崩れる現象だけみれば、去年までの「よんたま王子」吉川に逆戻りのように見えます。
けれど。
見た目はどうあれ、本質的にはまったく違う吉川が今年はいます。
打たれたくないとか、かわそうとかして出した四球ではなく、勝負にいっての四球であり、ピンチを招きながらも自らの投球を修正していく冷静さ、勝負どころで「ギア」を一段上げられる実力と余裕がありました。
無死満塁のピンチを二者連続三振で二死までもってくる。
次の打者に対して、カウントを悪くしたのは反省ですが、そこで四球を怖がって置きに行くことなく、きっちりコースに投げきったのがわずかに外れての四球による押し出し。
2点リードの局面ですから、冷静な判断による投球だったと思うし、次の打者に対してはしっかり追い込んでから討ち取れました。
初回から走者を背負う内容は、本人としてはもちろん納得のいかないものでしょうが、今日の吉川のマウンド姿に、去年までの姿はもう重ならない。
ピンチになっても「替え」のいない投手。
チームを勝利へと導く、先発投手の柱としての信頼をまたひとつ勝ち取る試合になったと思います。
これで10勝目。
シーズン前、個人的に今季の吉川は「全か無か」だと腹をくくっていました。
去年までの殻を破れずに消えていくか、実力をついに発揮して最多勝を争うぐらいの活躍をするか。
ほんとうに嬉しいことに、監督に背中を突き飛ばしてもらった(笑)おかげで、吉川は「全」の方のコースへと道を突き進んでいます。
まだまだ先へ、まだまだ上へ。
頑張れ!光夫!!
(「取れよ、最多勝!」←ココロのぶつやきw)


100ホールドポイントを達成した、タフなリリーフ左腕・宮西については後日またゆっくり。
まずは感謝を彼に。
ありがとう、尚生!


ただ。このふたりの左腕投手に共通して言えることは、彼らはともにプロ入りしてから大きな故障をしていないということです。
これは投手にとって最も大きな財産であり、コンディションを維持するために、彼らがどれだけ普段から身体を鍛え、理にかなった練習をし、準備やアフターケアにたくさんの神経を使っているかという証拠でもあると思います。
これからも油断せず。
心身ともに「タフ」なふたりでいてほしいと願っています。



投手陣はがんばっていますが、「打線」は相変わらずつながりません。
今日の得点も相手のミスでもらったものであり、ファイターズが奪ったものではない。
黙っていても簡単に点が取れる状態ではないのですから、大量点より「1点」になる形をまずはきっちり作っていかないと、なかなか点にはならないと思います。
8回裏。
先頭打者田中賢がヒットで出塁。
しかし、糸井のピッチャーゴロで併殺。
この結末に至る過程で、糸井のバント失敗(ファール)があり、さらに、田中賢がスタートを切っているのに糸井がバントをファールにするという意味不明の状況がありました。
なんらかのサインの伝達ミスだったとしか思えません。
しっかり送るのか。盗塁なのか。あるいはヒットエンドランか。強攻か。
ベンチが迷えば選手は準備が出来ない。
こういうところで自分たちは「どうやって点を取るのか」、ベンチと選手が共通認識を持ってスムーズに攻撃のリズムを作れるチームが、終盤の接戦をモノに出来る強いチームのはず。
2012年のファイターズの野球とはどういうものか。
1年かけてやってきたことの成果が問われるこれからだと思います。


<8/18 予告先発投手>
F 多田野
M マシス

「初物」に対する“甘い見込み”はなしで、1打席1球に集中して、打者ひとりひとりが相手投手からデータを収集し、対応していかなくてはいけません。
相手投手のスキは、見つけるだけではだめで、プレッシャーをかけて作り出していくもの。
例え凡打に終わっても、じわじわとボディブローを効かせるような、しぶとい攻めに期待したいです。

とにかく。どんな勝ちでも勝ちは勝ち。
これをつなげていきましょう。
頑張れ!ファイターズ!



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2012年08月18日

8/18 マリーンズ16回戦〜ファイターズ劇場〜

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◆8/18 マリーンズ16回戦(札幌ドーム)

○ F 5 − 4 M ●

M 000 004 000 4
F 104 000 00x 5

投手:☆多田野(5.0)-森内(1)-宮西(1)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6中陽 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



開幕2戦目。
サヨナラ勝利のヒーローとなったキャプテン田中賢が、お立ち台で宣言した「今年はドラマティックな野球をお見せします」という“公約”はある意味果たされている。
ただ。
“ドラマ”の主役はファイターズに限定されるわけでもなく、いつもファイターズにとってのハッピーエンドになるものでもない。
それだけのことだ。


5回を終了して5-0と5点リード。
先発投手は4安打無失点と好投を続け、打線は満塁ホームランを含む10安打を放っての5得点。
このままとは言わなくても、“普通”ならばある程度余裕を持って勝てる試合だと誰でも考える。
けれど。
6回表。
先発多田野が先頭打者に四球を与えると、続く打者のサードゴロを小谷野が送球エラーしてあっという間に1失点。
投手のミス(先頭打者への四球は投手のミス)と野手のミスが重なっての失点から、試合の「流れ」は一気に変わった。
さらに連打を浴びた多田野は一死も取れずに降板。
リリーフした森内は、多田野が残した走者を全て本塁へ還してから、やっと3つ目のアウトを取った。
5点あったリードはまたたくまに1点差。
余裕を持って戦えるはずだった試合が一転、今日もまた、少しの予断も許されない緊迫した終盤を迎えることになった。
決して“普通”には進まない、これぞ「ファイターズ劇場」。
何が起きるかわからないのが野球の醍醐味。
最後まで見るものを安心させない、目を逸らすことを許さない、究極のドラマティック。
キャプテンの予言どおり、これが今年のファイターズ。


育てながら勝つために。
選手たちがそれぞれに持つ能力を存分に発揮させるために。
期待はしても計算できない発展途上の選手を大切なポジションに固定して使う一方で、計算できる選手たちが様々なポジションを“動いて”サポートしていく。
先発ローテーションが固定されていたとしても、打順や守備位置が固定されていたとしても、実情に不安定さを抱えた戦いを続けてきたファイターズですから、シーズン終盤、一試合一試合を「確実に」戦いたいと思ったところで、急に「安定」するとは期待できない。
きっとこれからも、ハラハラドキドキしたり、「なんでこうなるんだ!」と驚くような試合がいくつも続く。
だとしても、どんな形であれ最後に勝利をつかめるかどうかだけがこれからは大切なのだ。
目まぐるしく展開するストーリーに翻弄されながら、最後のHAPPYだけは守りきる。
「ファイターズ劇場」でもまれ続けてきた選手たちには、それだけのタフネスがあると信じるだけだ。
先を“予測”すれば、予想通りに進まないストレスで疲労するだけ。
残り39試合。
刹那に燃える。
それが今年のファイターズの戦い方ではないかと思う。


<8/19 予告先発投手>
F 中村
M 藤岡

前回登板で好投し、勝利投手の権利を持って交代しながら、結局“権利”は勝利につながらなかった勝くん。
今度は勝とう。
新しい“ドラマ”の主役の座を、自分の手でがっちりつかみとろう。
この前と同じように、打者に向かって思い切り腕を振っていってほしいと思います。
頑張れ!勝(右)!

打線は、1回に中田のタイムリー、3回には二死から連打と四球で満塁のチャンスにホフパワーの一発と、久しぶりに好機での一打によって得点することが出来ましたし、チーム15安打は、個々の打撃の状態が上向きつつある、あるいは上昇のきっかけとなりうるという意味では収穫と言えます。
ただ。15安打5得点は効率が悪すぎる。つまりまだまだ「ここ1本」の場面に立った打者たちが力を発揮していないということ。
相手投手の状態が良ければ、また「タイムリー欠乏症」が再発するのは目に見えています。
もちろん、投手対打者は投手有利ですから、いいところに投げられてしまえば打てないのは仕方ありませんが、わずかでもあるはずの甘い球を逃さず仕留める集中力を研ぎ澄ませて、どうにかもう一歩、抜け出していってほしいです。
この一瞬は二度とない。
残り試合が少なくなればなるほど、逃したものの意味がどんどん重くなります。
最後に後悔しないように。
辛くても力を振り絞るのはこれからです。
頑張れ!ファイターズ!!


久しぶりの連勝。
黒が多めの“オセロゲーム”はもう終わり。
○をどんどんつなげていきましょう。
明日も勝つぞ!ファイターズ!!




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2012年08月19日

8/19 マリーンズ17回戦〜理想どおりにいかないのが野球だから〜

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◆8/19 マリーンズ17回戦(札幌ドーム)

● F 1 − 2 M ○

M 000 000 200 2
F 000 000 001 1

投手:中村(6)-★森内(1)-モルケン(1)-根本(1)
先発:1二田中賢 2三飯山 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6中陽 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



この1週間、6連戦のスコアです。
8/14 ●1−2
8/15 ○2−0
8/16 ●0−1
8/17 ○2−1
8/18 ○5−4
8/19 ●1−2

5試合が1点差ゲーム、残りの1つもわずかに2点差。
そして勝敗は3勝3敗の五分。
これではほんとうに疲れると思います。
「打線がつながらなかった」
「あと1本が出なかった」
「もう少し粘れなかった」
「もっと楽に勝たなければいけなかった」
負けた試合は、あとほんのちょっと何かが違えば勝ちに転じたのではないかという悔しさがあり、勝った試合には、どこかでわずかに間違えれば敗戦の憂き目を見たに違いないという怖さがあり。
いずれにしても“思い描く”野球とは違う展開と、「貯金」が増えない現実だけが残る。
「大きなきっかけをつかみたい」と栗山監督は試合後コメントしたそうですが、今までにもきっかけになりそうなビッグゲームがいくつもありながら、ビッグウェーブにつなげることが出来てこなかったチームです。
どんどん突っ走る“夢”を見るより、どれだけ辛抱強く、勢いのある他球団から離されずについていけるかが、ここからしばらくは重要になると思います。
残り試合は40をきりましたが、この大混戦では、ほんとうの“勝負どころ”はおそらくもっと後、最後20試合ぐらいになってくるはず。
今日が終了した時点で、首位はライオンズに譲りましたが、むしろ追いかけるほうが気楽だと構えて、先頭を行くチームを「風除け」に、じっと地力の回復に努めながら、しぶとく張り付いていきたい。
心身ともにタフなチームが最後に笑う。
ファイターズが最後に笑う日のために。
誰よりも監督にタフであってほしいと思います。
これからが大勝負なのに、毎試合、試合が終わるたびに指揮官がぐったりしていては、選手たちが落ち着いて戦えません。
選手たちが戦いやすい環境を整えるのが監督の最大の仕事であるはず。
頑張ってほしいです。



中村勝くん。
よく頑張りました。
6回のピンチでも交代させられず、マウンドを任せてもらえたこと、そして、失点しないで粘りきったこと。
大きな経験であり、自信になったと思います。
自分でも分析しているように、変化球の制球精度の向上がこれからの課題だし、細かいことはもっと色々勉強していかなくてはいけませんが、今持っている実力を武器に、精一杯打者に向かっていく姿は、充分に「投手の責任」を果たしていました。
(もちろん6回無失点の結果も)
現時点での戦力としても、そして、来季以降の先発投手の軸としても、期待が膨らむ今日のマウンドでした。
このまますくすくと。
伸びていけ!勝!!



この時期になれば、どのチームも満身創痍、疲労しながらの必死の戦いです。
苦しいのはファイターズだけじゃない。
負けるな!ファイターズ!!



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2012年08月20日

三度目の正直〜ドラマティック北海道!〜

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5/13 函館 ●3-4 先発投手:武田勝(5.2回 4失点)
8/7 帯広 ●4-5 先発投手:武田勝(6.0 4失点)

<8/21 予告先発投手>
F 武田勝
Bs 木佐貫


今年最後の地方開催となる旭川スタルヒン球場。
地方3球場3登板となる勝さん、「三度目の正直」で、今度こそ勝利投手になってもらいたいです。
慣れないマウンド、見慣れない景色。
また、球威のない勝さんにとっては「一発」をいつも以上に警戒したくなる狭さ。
ゴロを打たせて取るタイプであることも、内野手が緊張する土にグラウンドは不利な条件。
それでも。
ファイターズのエースである勝さんは、北海道のエース。
旭川のファンの前で、堂々と、ひょうひょうと(笑)ヒーローインタビューを披露してください。
頑張れ!勝!!

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5/12函館では、斎藤佑が2回持たずの9失点と大炎上したり、逆に、8/8帯広では、八木が2回5失点とぶち壊した試合をひっくり返して勝利したりと、今年の地方開催はまさに、予想もしない展開をみせる“ドラマティック北海道”となっています。
最後の“北海道”シリーズは、ファイターズにとって素敵なドラマで締めくくりたい。
後に「2012年最後の快進撃は旭川から始まった」などと語り継がれるような、エキサイティング&ファンタスティックな「勝利」を得られますように。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!
進め!進め!ファイターズ!!!




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2012年08月21日

8/21 バファローズ16回戦〜北海道の風はファイターズに吹いている〜

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◆8/21 バファローズ16回戦(旭川)

○ F 13 − 3 Bs ●

B 100 0 00 200 3
F 002 0110 00x 13

投手:☆武田勝(7)-根本(2)
先発:1二田中賢 2三西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



期待をはるかに上回る“ドラマティック北海道”でした。
1イニングに送り込んだ打者16人。
9安打4四球と、打線がつながりにつながっての大量11得点。
タイムリー欠乏症に苦しんできた打線が一気に爆発して快勝。
さらに、“地方球場”2連敗の武田勝は、立ち上がりこそ不慣れなマウンド(と暑さ)にアジャストするのに苦労しましたが、打線の早めの逆転、そして大量援護にも守られて、7回3失点ときっちり先発投手の仕事を果たして“三度目の正直”で9勝目。
言うことなしのナイスゲームでした。


5回の猛攻は確かに凄かったのですが、それに先立つ3回、1点ビハインドから木佐貫投手の暴投で同点に追いついた後、陽岱鋼が放った勝ち越し“タイムリー”が全てのきっかけだった気がします。
◎陽選手(3回裏、左中間適時2BH)
「打ったのはシュート。追い込まれていたので、コンパクトに振ることを意識しました。1回にチャンスで凡退してしまい、2度もやられる訳にいかないと強い気持ちで行ったのが良かったと思います。」(P木佐貫)

1回に二死満塁のチャンスで凡退していた陽が心に秘めていた“二度もやられる訳にいかない”強い気持ち。
チャンスで打席に立つ打者は、“チームのために”打ちたいと、誰もが思うはずです。
けれど。打席では打者と投手は一対一の勝負。
相手をやっつけなければ、相手にやられてしまっては、“チームのために”役に立つ仕事はできません。
次の打者へつなぐ意識は、今日のようにいったん「流れ」が出来ている状態では有効ですが、これまでのように“タイムリー欠乏症”に陥ったようなときには、ここぞという場面に立った打者たちの、相手投手へと向かう闘争心が突破口を切り開く。
そんな気がします。


<8/22 予告先発投手>
F 八木
Bs マクレーン

まさしく栗山監督が言っていた通り「きっかけ」を掴むにはもってこいのゲームでしたから、とにもかくにも、明日の試合は重要です。
先発する八木は、帯広では2イニングしか投げることが出来ず、“地方”リベンジの思いもあるでしょうし、前回登板ではわずか8球で危険球退場となり、チームにかけた迷惑を取り戻したい思いも強いでしょう。
また、今日の「いい流れ」に乗らなくてはいけないのもわかっていると思います。
大切なのは立ち上がり。
八木らしい気迫を持って打者に向かいつつ、不慣れなマウンドへの慎重な対応も必要と、難しい“課題”のクリアに挑んでほしいと思います。
頑張れ!八木ちゃん!

打線は、陽くんが示してくれた「やられてはいけない」強い気持ちと、ホームランなしで11得点を一気に奪ったファイターズらしい「つながり」の感覚を両方とも忘れず、手放さず、より確固たる“ファイターズ野球”を旭川の地から築き上げていってほしいです。
北海道の風はファイターズに吹き始めている。
ここから、嵐を巻き起こせ!
行け!行け!ファイターズ!
明日も暴れろ!ファイターズ!!



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2012年08月23日

8/22 バファローズ17回戦〜風が強すぎて〜

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◆8/22 バファローズ17回戦(旭川)

● F 8 − 13 Bs ○

B 412 003 300 13
F 020 006 000 8

投手:★八木(2)-矢貫(3)-モルケン(1)-森内(1)-根本(2)
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


昨日の快勝でファイターズに吹き始めたはずの風は、思ったよりも強すぎて(笑)、“乗って”いくどころか、吹き飛ばされてしまいました。
登板した5投手のうち、4投手が次々と複数失点。
(最後2イニングを0で抑えてくれた根本には感謝です。)
乱れ飛ばされた本塁打3本。
打線がしぶとく、地方球場らしい乱打戦に持ち込みはしましたが、賽の河原で石を積むがごとく。
13得点で大勝した翌日に、13失点で負ける。
どこまでも“ドラマティック”に地方開催シリーズは終了しました。
「こんどこそは」と期待しましたが、どんなに劇的勝利をあげても、大きな流れをつかめないのがやっぱり今年のファイターズ。
誰がいいとか悪いとかいうことではなく、どうも“そういう風に出来ている”みたいです。
仕方がありません。
過ぎたことは、もうどうにも出来ない以上、ないと同じ。
確かに目の前にある一試合だけが、自分たちの力でどうにかできる可能性を持っている。
また明日。
全力で勝ちに行くしかありません。
挫けるもんか!
負けるな!ファイターズ!!



<8/23 予告先発投手>
F ウルフ
Bs 寺原

この2試合、お互いに激しく打ち合いましたが、両チームの打線が絶好調だというよりも、要するに、コンディションが厳しい(暑さ、風、不慣れなマウンド、土のグラウンド)中で投手たちが実力を発揮出来なかったことのほうに、乱打戦の原因はあったと思います。
明日は札幌ドーム。
投手たちがしっかり自分のピッチングが出来る環境での試合です。
投手を中心に堅実に守り、数少ないチャンスをきっちりモノに出来るかどうかが勝敗を分ける、「普通」の野球になるはず。
気を引き締めて、辛抱強く戦いましょう。
頑張れ!ウルフ!

大きな連勝はたぶん望めない以上、着実に3連戦は勝ち越して、ひとつずつ貯金を作っていくしかありません。
今回のバファローズ戦はこれで1勝1敗。
明日は勝つぞ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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8/23 バファローズ18回戦〜先手必勝〜

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◆8/23 バファローズ18回戦(札幌ドーム)

○ F 7 − 1 Bs ●

B 000 000 001 1
F 520 000 00x 7

投手:☆ウルフ(9) ※来日初完投勝利
先発:1二田中賢 2三小谷野 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6中陽 7一ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



序盤の大量得点により圧倒的に有利な立場を築くと、そのまま相手に何もさせずに悠々と勝ちきる。
勝っても負けても接戦が多い今シーズンのファイターズにとって、これほど「楽な」試合展開は珍しいと思います。
本来ならば、こうしたゲームが時々あると、長期的な戦いにとってはひじょうに望ましい。
今日のように、先発投手が楽に長いイニングを投げられるので、リリーバーを消耗しないで済むし、野手についても、常に高いパフォーマンスを維持し続けてほしい主力選手を休ませると同時に、次の世代を担う若手選手に貴重な経験を積ませることが出来る。
まさに、いいことずくめ。
いまからでも遅くはない。むしろ、どのチームも満身創痍の状態で戦っている最終盤だからこそ、「ゆとりある勝利」の効果は大きいとも言えます。
明日からも、先手必勝。
有利な立場を築き、固め、相手にペースを渡すことなく試合を最後まで進められるように。
集中していきましょう。


今日の試合に関しては。
1回に一死満塁から稲葉の犠飛で1点。
たいていの場合、この1点で終わるところ、陽にタイムリーが出てもう1点追加。
さらにホフパワーの3ランホームランにより合計5得点のビッグイニングになりました。
1点で終わらずに「もう1点」、もっと得点。
旭川で見られた“つながり”がいい形で継続した結果だと思います。
さらに、試合展開の中で重要だったのが続く2回の攻防。
いきなりの5失点でバファローズは完全に出鼻を挫かれたとはいえ、試合は始まったばかりだし、昨日の猛攻で打線に勢いもありますから、まだまだ諦めたりはしないところ。
しかし。
大量失点直後の2回表、ウルフに三者三振でぴしゃりと抑えられると、反対にその裏、二死走者なしから、小谷野のヒット、糸井の2ランホームランでさらに2失点。
戦意喪失とは言いませんが、意気消沈しても仕方がない展開になってしまったと思われます。
強烈なパンチを放った後、きっちり防御を固めてからもう一撃。
完全に先手をつかむための秘訣はたぶんここにある。
特に、必殺パンチのあとの防御は大切です。
打ち合いに持ち込むことなく、ダメージをもらわずに戦い続けること。
そのためには、かわそうとするのではなく、もっと前に出てアグレッシブに攻め続けること。
くだらない乱闘などなくても、野球は闘いです。
攻撃は最大の防御なり。
常に先手を取って攻め続ける野球を続けてほしいと思います。


ウルフ、来日初完投勝利おめでとう!
吉井コーチにはいつも、先発としてはまだ“シロウト”と言われますが、完投勝利を上げたことで、また一歩堂々たる先発投手への階段を上がったと思います。
ファイターズに入団した当初は、その威力ある速球を武器にリリーバーとしての役割を期待され、久が不調だったときにはクローザーを任されたこともありましたが、なかなか結果が伴わずに苦労しました。
そこから、本人とコーチの話し合いなどを経て、初年度の最後に先発へと転向。
これが上手くハマって、今ではファイターズ先発投手陣の柱のひとりになりました。
外国人選手は「助っ人」と呼び習わされ、外部からチームに力を貸すための存在のように言われますが、ウルフはファイターズで育った、ファイターズ“生え抜き”の先発投手だと思っています。
今日のもうひとりのヒーロー・ホフパワーもそうです。
昨年はなかなか結果が出せず、今年は同じ左打者として実績と経験のあるスレッジが再加入したことで、立場としては微妙なシーズンになりましたが、故障により帰国したスレッジ不在という“計算違い”を忘れさせるだけの活躍をして、チームに貢献してくれています。
昨年の苦労を無駄にせず、努力を続けてきたからこそ今の成長と成績がある。
生まれた国や言語は違っても、同じファイターズで、一緒に喜んだり悔しい思いをしながら、ともに育っていくチームメイト。
これからもっといい選手になって、みんなと一緒に強いチームを作っていってほしいです。
頑張れ!ウルフ!
頑張れ!ホフパワー!!


<8/24 予告先発投手>
F 吉川
E 辛島

勝ち頭の吉川を立て、「貯金10」の壁に挑みます。
絶対に勝ちたいです。
そのためには、今年イーグルス投手陣からなかなか得点を奪えない打線(対戦打率がもっとも低い)の奮起が必要。
何度も同じ相手にやられるわけにはいかない。
強い気持ちをみんなでつなげて、「壁」の向こうへ!
越えろ!ファイターズ!
頼むぞ!吉川!!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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