2012年09月01日

9/1 ホークス18回戦〜リリーバーを大切に〜

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◆9/1 ホークス18回戦(ヤフー)

○ F 3 − 1 H ●

F 000 010 002 3
H 100 000 000 1

投手:谷元(6)-モルケン(1)-☆宮西(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2右杉谷 3二西川 4左中田 5三小谷野 6指ホフパワー 7指鵜久森  8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



昨日に引き続いての壮絶な“辛抱合戦”を、今日は制しての一勝。
決定打は小谷野の3号ホームランでしたが、9回にその一発が、待望の勝ち越し点が入るまでを持ちこたえた谷元とリリーバーたち、そして、最後を守りきってくれた守護神を加えた全投手の頑張りがあっての勝利でした。
特に、ほんとうに毎試合のようにマウンドに上がるリリーバーたちには、ただただ頭が下がります。


「相手のある勝負」をする場合の作戦として、相手の嫌がる(であろう)ことを考えるか、自分たちの得意な方法を貫くか。
もちろん、ケースバイケースで使い分けていかなくてはならないと思いますが、個人的に、投手継投については、相手のことを考えるよりも、自分たちの力を出しやすい方法を可能な限り優先することが、結局は抑える確率を上げる近道なのではないかと考えています。
もともと野球では、投手対打者は投手が有利な立場にあるのですから、その有利を最低限“失わない”形での登板をつなげられるのが理想です。
例えば、接戦の中で、ランナーがすでに塁上にいる状態でマウンドに上がるのと、イニングの頭から投げるのでは、投手にかかるプレッシャーも違うし、現実的に、いきなり走者に神経を使いながらクイックで投げなければならないのと、すくなくても最初は自分のペースで投げられるのとでは大きな違いがあると思います。
最近、継投の失敗が続きましたが、多くの場合は、イニング途中の継投が裏目に出やすい傾向ははっきり見て取れました。
どんな場面であろうとも、任された打者をやっつけるのがリリーバーの「仕事」とはいっても、難しい局面での起用ばかりが続いてはどうしても失敗は増えるし、ひとつの失敗が次の失敗にもつながります。
ファイターズのリリーフ陣は、みんな投手としての実力は高いです。
どのチームも目の前の一勝に必死で、「1点もやれない」接戦ばかりが続くからこそ、ちょっとした状況の変化や相手打者の右左などよりも、投手たちがそれぞれの力を存分に発揮しやすい環境でマウンドに送り込みたい。
今日のように、イニングの頭から1イニングを任せる、そして、出来れば誰が何回を投げるかも決まっていれば、リリーバーたちも「準備」がしやすく、さらに“確率”が上がると思います。
シーズンを通してずっとリリーバーたちには大きな負担をかける戦い方をしてきました。
あともう少し無理を聞いてくれと言うよりも、負けられないいまだからこそ、彼らが彼ら本来の実力を遺憾なく発揮できるように、大切に使ってもらえたらなぁ…というのが個人的な希望です。


プロ野球の難しさ、厳しさは、毎日試合が続くことです。
特に、経験の少ない若手選手が毎試合出場を続けると、必ずこの壁に当たると思います。
体力的にはまだ若いですから問題はありませんが、きついのは、失敗してもプレーは続き、試合の流れは、気持ちの整理がつくのを待ってくれないということ。
打てない。作戦を失敗する。エラーをする。
代打や代走ではあれほどの強心臓振りを見せてくれた西川が、わずか数試合で元気を失っています。
致し方のないことです。
でも。ここを自分で乗り越える術を身につけなければ、一軍の選手にはなれない。
西川に限らず、若い選手たちには、チームの心配などしてもらわなくていいので、とにかく目の前のことだけ、集中してほしいと思います。
考えるな!動け!(笑)
それが結局は「チームのため」にきっとなるから。



<9/2 予告先発投手>
F 中村
H 武田

好投を続けながら勝ち星に恵まれない中村勝を勝ち投手にしたい気持ちはやまやまですが、今はそんなことを言っている時期でもありません。
とにかく勝つ!
打線に突然の爆発を期待できる根拠がない以上、明日もまた投手陣全体に頑張ってもらわなくてはなりません。
その先頭に立つのが中村勝。
今まで通り、打者に向かっていく気持ちがみんなに伝わる投球でゲームを作ってくれると思います。
守りから攻めていきましょう!

打線に関しては、打撃の状態が特にいい選手もいない今ですから、とにかく「相手の嫌がること」を徹底してもらいたいです。
せこいやり方かもしれませんが、大隣投手から点を奪うに至ったのも、しつこく粘って球数を増やしていったことと、吉川の素晴らしい好投が、両方あいまってプレッシャーをかけ続けた「成果」だと思います。
武田投手には前回手も脚も出ない完敗でした。
相手がルーキーだからといってなりふりを構うことなく、チームが一丸となってくらいついていかなくては。
勝つために一生懸命なのは恥ずかしいことじゃない。
頑張れ!ファイターズ!!
明日も勝つぞ!ファイターズ!!




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2012年09月02日

9/2 ホークス19回戦〜細くても「流れ」が〜

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◆9/2 ホークス19回戦(ヤフー)

○ F 2 − 1 H ●

F 000 200 000 2
H 100 000 000 1

投手:☆中村(7)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2右杉谷 3二西川 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



今日もわずか1点差での勝利。
再三のピンチもあり、栗山監督ならずとも「胃がもたない…」苦しい試合ではありました。
けれど。
気がついてみれば、引分を挟んで3連勝。
キャプテン田中賢が登録抹消されて以降、ひとつも負けていません。

楽な試合など全然なかったし、連勝中と言われてもまったくピンと来ないほど“勝った気のしない”試合ばかりでしたが、現実に勝利しているという「結果」はなによりも大きい。
今まで、競り合いながら最後に競り負ける悔しい試合が多かったことを思えば、一勝の重みが増している最終盤になって、こうして競り負けない、競り勝つことが続けて出来たのは、地味で細いながらも「流れ」がやってきはじめているのかもしれないと思います。
チームが勢いに乗る、「流れ」がくるというと、打線がどんどん打って、投手陣が楽々と抑え、作戦は何をやっても上手くいき、毎試合が楽しくて仕方がないような、ひじょうに明るいイメージを個人的には思い描きますが、苦しみもがきながらも、決定的な失点をどうにか防ぎ続けるとか、エラーが失点につながらないとか、紙一重の分かれ道で“悪い方”を避けて進み、気がついたら勝利へたどり着いていた…という繰り返しも、ある意味では「流れ」なのかもしれない。

今日も、若いふたりの投手の好投により、どちらのチームもなかなかに点が取れない試合展開でした。
投手戦の場合、勝敗を分けるのは「一発かエラー」とよく言われますが、まさしくファイターズの得点は中田の「一発」のみ。
一方、やってはいけないはずのエラーを3個もおかしながら(そのうち二つは立て続けに出た)、ひとつも失点には結びつかなかった。
また、8回裏、一死一塁からペーニャ選手が放ったライトオーバーの二塁打で、一塁走者(代走中村選手)が三塁に止まってくれたことも、もしかしたらすごく幸運だったのではないかと思います。
“イケイケドンドン”な「流れ」はないけれど、必死に戦うチームを少しだけ“良い方向”へと、そっと押してくれる優しい手が、ファイターズを支えてくれるような…そんな気がします。


確率からすればゲームプランの中で“計算できない”ホームラン(チームの本塁打王中田でさえ、約500打席で18本≒約28打席に1本≒6〜7試合に1本の確率)による得点しか挙げられない攻撃には確かに大きな問題はあります。
どんな形でも出塁を目指し、走者が出たら着実に先の塁へ進め、得点確率の高い形を作り、そして、勝負どころでの「ここ1本」に集中する…そういう攻撃を続けていかなくてはいけないのは確かです。
が。一方で、ファイターズに限らず、いま、リーグの打者たちはみんな苦労している。
9/2現在の記録ですが、パ・リーグの3割打者は、L中島、H松田、F田中賢、F稲葉の4人だけ。
しかも、松田選手、田中賢は登録抹消中であり、“実働”3割打者は中島選手と稲葉のふたりだけです。
今日の試合を見ても、イーグルスとバファローズは延長10回を戦って0-0の引分。
ライオンズとマリーンズの一戦も、ファイターズvsホークスと同じ、2-1というロースコアの大接戦。
打線が爆発するようなチームがあれば一気に混戦から抜け出していくことになりますが、逆に、投手陣を中心にしたディフェンスに隙を見せればふるい落とされるということでもあります。
打線は粘り強く「1点」を目指して。
投手陣は絶対失点しない覚悟で。
我慢し続ける底力のあるチームが生き残る。
そんなタフな終盤戦になってきました。
生き残るぞ!ファイターズ!!



中村勝くん。
プロ入り2勝目、おめでとう!
今年先発した全ての試合で素晴らしい投球を続けている安定感が頼もしいです。
今日は、7回1失点。
特に、“替えどころ”の6回〜7回を、それぞれひとり走者は許しながら、大きなピンチを招くことなく投げきり、継投を“簡単”にしてくれたことも、先発投手としての大きな仕事でした。
ダルビッシュが抜けた先発ローテーションが不安視された今シーズンですが、主戦投手のひとりだったケッペルが早々に故障離脱し、開幕投手の斎藤佑が二軍落ちするなどの“計算外”もありながら、吉川の独り立ち、中村勝の開花、リリーバーから転向した谷元に見えた先発適性など、たくさんの収穫を得ています。
勝くん。
2年ぶりの勝利が来季以降の先へもつながっていくように、残りの先発登板、優勝争いだとか、自分自身の勝ち星だとかにこだわらず、しっかり「自分のピッチング」を作り上げていってほしいです。
頑張れ!勝くん!!



目の前の試合をみんなで一生懸命勝ちに行くこと。
たぶん楽な試合はこれからもないけれど、もがきながら、苦しみながら、でも諦めずにしぶとく戦い続けていくならば。
きっと、振り返った後ろに、白星が並ぶ道が続いている。
そう信じて。
頑張ろう!ファイターズ!!




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2012年09月03日

「北海道のチーム」になりつつあるように思う今日この頃

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2004年、日本ハムファイターズは本拠地を東京ドームから札幌ドームへと移転し、球団名称も「北海道日本ハムファイターズ」になりました。
以来、地域密着を掲げた様々な取り組みにより“興行的”な成功を収めると同時に、独自のチーム作り(スカウティングと育成)によって、リーグのお荷物からAクラス常連チームへと、“成績的”にも飛躍を遂げました。
プロ野球そのものに関心のない人は数多くいますが、ファイターズが北海道に本拠地を置くプロ野球チームだと認識していない北海道人は、もはや極少数派だと思われます。
ただ。
本当の意味で地域に密着する、「北海道のチームになる」というのはどういうことなのか、時々考えますが、よくわかりません(笑)。
やはり、長い時間がかかり、「歴史」と呼べるほどのものが積み重なった向こうにあるものなのだろうなと想像してみるだけです。
それでも。
移転後ドラフト指名選手.jpg

※グレーはすでにファイターズには所属していない選手。

ファイターズは着々とその道のりを歩き続けているのだと思います。

上の図は、移転後、すなわち『北海道日本ハムファイターズ』となって以降に球団がドラフトで指名した選手たちの一覧ですが、黄色いボックス内の選手は現在一軍登録中。(八木・多田野・谷元・中村は“チーム事情”により登録・抹消を繰り返していますが、基本的にはみんな一軍戦力として計算されています)
その数18名。
一軍登録枠は28人ですから、うち約2/3がすでに『北海道日本ハムファイターズ』に入団した選手たちで占められていることになります。
二軍施設は千葉県鎌ヶ谷にありますから、プロ野球選手として“北海道で育つ”ことはありませんが、彼らにとっては最初から一軍すなわち札幌ドームであり、東京ドームを本拠地としていた時代を知る選手は思っていた以上に少数派になってきました。
東京時代を知る選手の存在とその記憶は、まだまだ今のチームにとって貴重なメッセージを数多く含んでいると思いますが、入団した最初から「早く札幌ドームでプレーしたい」と夢見てファームで汗を流してきた選手たちが、実際に、そして数多く一軍で活躍するようになってきたのも確かなこと。
『北海道日本ハムファイターズ』は着実に「北海道のチーム」へと歩みを進めていると思います。



<9/4 予告先発投手>
F 武田勝
E 美馬

4/19〜22以来となる4連勝へ挑戦です。
(こんな昔のことだったとは…)
ぜひとも越えたい壁。
つかめるかもしれないか細い「流れ」を大切に。
一生懸命戦ってほしいと思います。

吉井コーチのブログより一部抜粋。
選手サロンのテレビで、中村勝の投球を見ていた武田勝と、たまたま通りかかったヘッドコーチの会話。
ヘッド「こっちの勝は、ええなぁ」
勝「ホークスの武田もいいですよ」

勝さんたら(笑)。
当意即妙の切替しが素晴らしいです。
マウンドでも力まずリラックスして、逆に入れ込んでくる打者をひょいと“切替す”ような余裕のあるピッチングに期待したいと思います。
頑張れ!勝さん!!




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2012年09月04日

9/4 イーグルス22回戦〜勝ちに不思議の勝ちあり〜

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◆9/4 イーグルス22回戦(東京ドーム)

○ F 3 − 1 E ●

E 100 000 000 1
F 000 000 03x 3

投手:武田勝(7.1)-石井(0.1)-☆モルケン(0.1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2右谷口 3二西川 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



1回裏。
先頭打者陽出塁。谷口の送りバントで一死二塁。
3番西川、4番中田凡退。
2回裏。
先頭打者稲葉出塁。小谷野が送って一死二塁。
7番ホフパワー、8番鶴岡凡退。
3回裏。
先頭打者金子誠ヒット。1番に戻って陽の送りバントにより一死二塁。
2番谷口三振のあと、3番西川は四球でつなぎ二死一二塁。
4番中田凡退。
5回裏。
一死から金子誠が二塁打で出塁して一死二塁。
1番陽、2番谷口倒れて無得点。
6回裏。
一死から中田の二塁打により一死二塁。
5番稲葉、6番小谷野連続三振。

これだけ得点圏のチャンスを作っても、たった1本のタイムリーがどうしても出ない。
1回表、武田勝が先頭打者に打たれたホームランによるたった1点が、いつまでも重くのしかかったまま。
今季イーグルスとの対戦では、他のチームと戦うとき以上に「1点」が勝敗を分けています。
8月以降の対戦を見てみると、以下の通り。
8/3 ○ 7-0
8/4 ○ 4-1
8/5 △ 3-3
8/14 ● 1-2
8/15 ○ 2-0
8/16 ● 0-1
8/24 ○ 5-1
8/25 ● 1-2
8/26 ● 0-1

対イーグルスのチーム打率は.237と最低。
その代わり、チーム防御率は1.88と投手陣は頑張っている。
それでも「1点勝負」となれば、本当にわずかなところに勝敗の分かれ目はあり、ここ一ヶ月の対戦では、1点差ゲームを全て競り負けています。
出鼻を挫かれた後は、粘り強く、辛抱強くスコアボードに「0」を刻み続ける武田勝を援護するチャンスを、潰しに潰しまくる攻撃。
今日もまたイーグルス・ペースの試合展開でした。

そして8回の攻防。
8回表。
久しぶりに先頭打者の出塁を許した武田勝が、続く打者の送りバントを処理する際に左足首を痛めて降板。
大事な局面での嫌なアクシデントでした。(そして、今後を考えるとひじょうに心配なアクシデント…勝さん、大丈夫かな?…)
ここからの継投は事実上「失敗」でした。
左打者が並ぶところで投入した石井は、聖澤選手は抑えたものの、次の銀次選手に四球を与えてしまいます。
代わってマウンドに上がったモルケンも、フェルナンデス選手にライト前ヒットを浴びる。
ただ。この「失敗」を救ったのが、今日2番右翼で先発出場していた2年目の谷口でした。
好返球で本塁に突っ込んできた二塁走者を封殺。
試合終盤の致命的な「1点」を防いでくれました。
すると、8回裏の攻撃。
一死走者なしから、その谷口に代えて代打今浪。
今季これまでわずか6試合に出場、ヒットはたったの1本しか打っていない代打が、ヒットにより出塁して一死一塁。
さらに、3番西川が強烈に引っ張った打球に飛び込んだEフェルナンデス選手がこれを弾くと、拾いなおしてから一塁ベースカバーに入った投手へのトスが悪送球となる間に、一塁走者杉谷(代走)は三塁へ、打者走者西川も二塁を積極的に陥れて、一死二三塁の大チャンスに広がりました。
そして、4番中田の2点タイムリー二塁打で逆転。
あれだけ「確率の高い」状況をこだわって作り続けながら全く得点に結びつかなかったのに、“打っていない”代打の成功とか、相手のエラーとか、得点圏打率.195しかない4番打者のタイムリーとか、計算も確率も無視したところで突然得点が生まれて、試合をひっくり返しました。
さらに、稲葉が三振に倒れた後、小谷野にもタイムリーが出てもう1点追加。
余裕をもって守護神・武田久につなぐと、9回表、イーグルス最後の攻撃をきっちり三者凡退に退けてゲームセット。

いい野球か、そうでもないかと言えば、決していい野球だったとは思いませんが、特に、若い選手たちが、「勝利に貢献できた」感触をたっぷり感じてくれたという意味では、ひじょうに良い試合になりました。
守備で活躍した谷口、打で貢献した今浪、西川、中田。
明日以降も元気よく暴れてほしいです。
そして。
アクシデントも「失敗」も傷にならず、逆に確率を越えた成功を納めた一勝に、やはり「流れ」があるような気がしました。
それを手放さないように。
一生懸命プレーしてほしいと思います。(その上での失敗は仕方のないことです)
頑張れ!ファイターズ!!



<9/5 予告先発投手>
F 多田野
E 釜田

釜田投手には前回「プロ初完封」を許しています。
悔しいです。
やっつけてほしい気持ちはやまやまですが、それよりも「勝つため」に「1点」をしぶとく積み重ねてほしいと思います。
今日はチャンスを作っても作っても物に出来ませんでしたが、それでもやっぱりこつこつと「先の塁」を目指していくのがファイターズの野球。
明日は絶対結果になると信じて、先の塁へ、次の打者へ、「つなぐ」野球で勝ってほしいです。
そのためにも先発投手の頑張りは何よりの武器。
チーム一丸となって相手にプレッシャーをかけていけるように。
頑張れ!多田野!
頑張れ!打線!!
絶対つなぐぞ5連勝!!




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2012年09月05日

9/5 イーグルス23回戦〜奇想天外・びっくり箱野球!〜

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◆9/5 イーグルス23回戦(東京ドーム)

● F 5 − 10 E ○

E 100 012 042 10
F 001 040 000 5

投手:多田野(5)-モルケン(0.2)-石井(0.1)-宮西(1)-★増井(1)-矢貫(1)
先発:1中陽 2右谷口 3二西川 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



そもそも野球は「何が起きるかわからない」もの。
その「何か」は、チームを勝利に導くこともあれば、敗戦の淵へと叩き込むこともある。
だから、ゲームプラン通りに、“計算外”の「何か」が極力起きないように出来る野球が強い野球だと思います。
多くの名将が、「打って3割」という低確率の打撃よりも、投手力・守備力に重きを置いたチーム作りを推奨するのも、ディフェンスの方がはるかに計算どおりになるからです。
相手がある以上、自分たちの好きなようにばかりは出来ないわけですから、その中で勝とうと思えば、確率の高いものを土台にして戦うのが勝利への近道。
ただし。
「何が起きるかだいたいわかっている野球」が面白いかどうかは別の問題です(笑)。


今日のファイターズは次々と「何か」が飛び出してくる、連続してびっくり箱を開けていくような試合を展開しました。
飛び出してくる「何か」はチームにとって良いこともあれば、悪いこともあった。
3回裏。谷口のプロ初安打初打点で同点に追いつく。
1点を追う5回裏。
無死二塁のチャンスで送りバントをした稲葉と、そこから攻撃がつながり、最後には代打杉谷が貴重な5点目を叩き出してくれたこと。
1点を守る7回表。
一二塁に走者を置くピンチを救った、中田のスーパーキャッチとレーザービームのふたつのファインプレー。
若い選手を中心にした“嬉しいびっくり”がたくさんありました。
ところが。
またしても「1点差」の接戦にはなったものの、中田の好守でまだ「流れ」に乗れていると確信したのも束の間、いよいよ逃げ切り体勢に入ったところで、セットアッパー増井が、一死から連打と四球により一死満塁の大きなピンチを招いてしまいました。
それでも、次の打者に“理想的な”ショートゴロを打たせることに成功し、おあつらえ向きのゲッツー完成と思った瞬間、金子誠が捕球しそこなうまさかの失策で、ふたつアウトを取るどころか、同点に追いつかれてなおも一死満塁。
この“びっくり”で、細いながらもつながってきた大切な「流れ」は断ち切られてしまったのだと思います。
まだ同点で、粘ることが出来れば勝機もまた生まれたかもしれませんが、増井が踏ん張りきれずに、二死から連打を浴びて、結局このイニングだけで4失点。
その裏。昨日代打でヒットを放ち、勝ち越しの立役者のひとりになった今浪が、今日も代打・ヒットで出塁する“びっくり”があったものの、4番・5番が倒れて「何か」が起きないまま攻撃終了すると、9回表には、矢貫が二死から2ランホームランを浴びて止めの2失点。
前回登板で完封負けを喫した釜田投手をノックアウトし、若い選手たちの活躍で盛り上がった前半戦から、継投失敗(リリーフ1番手のモルケンの内容が「流れ」を悪く変えるきっかけでした)しながらも接戦を保ち、中田の好守もあって“守りきる”体勢に入ったと思った中盤を経て、けれど、終わってみればミスをきっかけに二桁失点の大敗。
「何が起きるかわからない」から野球は面白くて怖い。
そういう意味ではファイターズの今年の野球は、まさしく奇想天外な展開を見せる、ドラマティックな面白さにあふれていますが、強いかどうかはまた別の問題です(笑)。


残り試合が少ないだけに、もう終わったことは仕方がありません。
今までだって、こんな風にあり得ないほど悔しい思いをしたり、逆にまさかの勝利を喜んだりしながら、一試合一試合やってきました。
地味ながらもつかんでいた細い「流れ」が断ち切られたのは残念ですが、そもそも、昨日までの4連勝だって4月以来だったという、大波に乗らないでもこの位置にいるしぶとさもまたファイターズ。
「計算どおり」戦える強さはなくても、簡単には土俵を割らない往生際の悪さ(笑)と下半身の粘りがファイターズの強さです。
今日の試合だって、いいこともたくさんありましたから。
腰を落とし、足場を固めてもう一度。
前進!前進!あるのみです。
頑張れ!ファイターズ!!




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2012年09月08日

9/7 バファローズ19回戦〜プロ野球チームを応援する醍醐味〜

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◆9/7 バファローズ19回戦(京セラ)

○ F 2 − 1 Bs ●

F 200 000 000 2
B 010 000 000 1

投手:☆吉川(9)
先発:1中陽 2二杉谷 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


今シーズンに入るに当たって、個人的にひとつ決めていたことは、どんなに苦しい状況になっても絶対に「ダルビッシュがいたら…」と言わない、ということでした。
長年に渡ってファイターズに絶大な貢献を続けてくれたダルに対して、心から感謝していますから、彼が決断した挑戦を応援しているし(成功を信じてもいる)、一方で、これまでのファイターズを支えてきたのは決してダルひとりの力ではない、ダルが抜けただけでどうにかなるようなファイターズではないというチームへの信頼(と、ダルがいなくなったことで軒並み低評価を下してくれた“野球評論家”という人たちへの反発w)があるからです。
そして。
これまでのファイターズの戦いは楽なものではありませんでしたが、少しも無理や我慢をすることもなく、「ダルビッシュがいたら…」と思わずにここまでこれています。
チーム全員が頑張ってきた成果ではありますが、中でも一番大きな要因は吉川光夫の成長にあると思います。


今日は大事な試合でした。
せっかく4連勝と波に乗りかかっていたチームは、「勝って当然」の展開に持ち込んだ試合を失策がらみで逆転負けし、逆にここで踏ん張らなければずるずると負の連鎖にも引きずりこまれかねない局面だったと思います。
勢いにのっていくためではなく、踏みとどまるための、苦しい意味での大切な試合を任されたのは吉川。
初回、「4番」中田の19号ツーランホームランで幸先よく先制すると、2回裏に1点を失いましたが、その後は次第に調子を取り戻し、危なげなく中盤を乗り切ると、終盤は圧巻の投球でバファローズ打線を寄せ付けず、1点を守りきる完投勝利を飾りました。
3年間未勝利だった吉川が、先発投手として「最小失点で試合を作り、チームに勝利の可能性をたくさん作る」ことが出来る投手へと成長し、さらに、試合の中で修正していける投手へ、最後までひとりで投げぬける投手へ、チームが苦しいときに勝ってくれる投手へと、まさしく「エース」への階段を上っていく姿を私たちはリアルタイムで目撃しています。
何年も何年も、毎年繰り返されるシーズン。
プロ野球チームを応援し続ける醍醐味がここにある。
残りの今シーズンだけでなく、来年、2年後、3年後の吉川光夫が楽しみです。
8月の月間MVP受賞もおめでとう!
頼りにしているぞ!光夫!!



<9/8 予告先発投手>
F ウルフ
Bs マエストリ


今日勝った吉川が12勝4敗。
ひとりで8個の貯金を作っています。
チームの貯金が10ですから、いかに吉川の貢献度が高いかがわかりますが、優勝するためには、他の先発投手にももっと「勝ち」がつかなくてはいけません。
ウルフはここまで8勝9敗。
ただし、内容的にはもっと勝っていてもおかしくありません。
まずは今日勝って勝率5割に、そして、残り試合はすくないけれど、最終的に二桁勝利と「貯金」が出来るように、ウルフ自身に頑張ってもらうと同時に、打線ももう少しなんとかしてほしいです(笑)。
常に投手が最小失点で抑えない限り勝てないようでは、勝ち星は増えません。
今日も、走者が出ても進塁させられない、そして、相変わらずの「タイムリー欠乏症」。
何が何でも出塁する意欲。
貪欲にひとつ先の塁を求める積極性。
「ここ1本」を決める集中力。
打線の奮起に期待します。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!!
連勝するぞ!ファイターズ!!



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9/8 バファローズ20回戦〜悲鳴にも似た…〜

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◆9/8 バファローズ20回戦(京セラ)

● F 1 − 2x Bs ○

F 001 000 000 0 1
B 000 000 100 1x 2

投手:ウルフ(8)-宮西(0.1)-増井(0.2)-★石井(0.2)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕大野 9遊中島

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



確かに。
10回裏の石井はいただけない投球でした。
先頭打者への四球。
せっかく送りバントを失敗させたのにまた四球を与えて、結局は得点圏に走者を進めてしまったのが命取り。
必然とも言える失点での敗戦だったと思います。
ただ。たった1点で勝てというのはあまりにも虫が良すぎる。
もちろん、「1点」を守り抜いて勝たなければいけない試合もあるし、今日はそういう試合だったのかもしれません(マエストリ投手も好投)。
打線が打てないときでも、投手陣が「0」で抑え続ければ負けることはない。
投打の、どちらかが上手く機能しなくても、どちらかが補っていくのもチームの力。
けれど。
今年のファイターズについては、投手が打ち込まれたときに打線が取り返してくれたことがどれだけあったというのか。
逆に、援護点が少ない中、投手陣の踏ん張りでどうにか勝利にたどり着けた試合がどれほど数多くあったことか。
例えば、先日までの引分を挟んだ4連勝にしたところで、チームの得点は2点、1点(引分)、3点、2点、3点に過ぎなかったのに、投手陣が0点、1点、1点、1点、1点と、最小失点を続けてくれたからこそ負けることがありませんでした。
それなのに。
わずかな点数を守りながら投げ続ける投手が、敗戦につながるたった「1点」を失ったために「負け投手」と記録され、責任を背負ってしまう姿ばかりを見るのは本当に忍びない。
野手たちだってどうにかしようと頑張っていると思います。
敗戦の責任だって、投手に押し付けようと考える選手などいるはずもない。
でも。今、現実にほしいのは、頑張りとか気持ちとかじゃなくて「得点」です。
そうは言っても、タイムリーヒットなど簡単に出るものでもありませんが、せめて、先頭打者が出塁したら、併殺打で一気にチャンスを潰したり、送りバントを失敗して流れを悪くするようなことなく、「最低限」先の塁へと走者を進めること、そして、得点の可能性を広げようとしていることが“伝わってくる”プレーは見たいと思います。


今日は、ウルフの後を受けた宮西が作ったピンチは増井が救ったものの、最後は石井が打たれてのサヨナラ負け。
競り合いばかりだからこそ「継投失敗」が目立つようになっていますが、実際、リリーバーたちはとても追い込まれているのではないかと思います。
最近は、先発投手たちがしっかりと試合を作ることが多く、長いイニングを投げてくれることも増えてきたので、身体は多少休めているし、出てくるタイミングも一時ほど難しい局面ばかりではありません。
ただ。常に僅差、常に「1点勝負」に近いマウンドが続いている以上、試合に出るときはもちろん、結局出番がなかったとしても、“準備する”リリーバーたちの緊張感はいささかも薄らぐことはないと思います。
彼らが、身体だけでなく、気持ちも休めるには、先発投手たちの頑張りだけでは足りません。
野手たちが、“余裕の持てる”得点を挙げる試合ももう少しなければ、身体より先に集中力が破裂してしまうような気がします。
「継投失敗」は、チームを敗戦に導くと同時に、中継ぎ投手たちの“悲鳴”でもある。
残り22試合。
優勝へ向けて、まだまだ勝負どころはいくつかあるはず。
そのときに、本来優秀なリリーバーたちの本来の実力が絶対にチームのためには必要ですから、どうか今のうちに彼らの心が安らぐような試合を。
頑張れ!野手たち!!




<9/9 予告先発投手>
F 中村
Bs 海田

「6イニング3失点」というQSをクリアするのが先発投手としての責任と言われてきましたが、今年に関しては、この数字ではチームの勝つ可能性はそれほど大きくないのが現状です。
とりわけ、今のファイターズは得点力が上がらないですから、3点も取られたら敗戦必至。
勝くん。
ギリで7回2失点。出来れば8回1失点で試合を作ってください。
君なら出来ます。
今日のウルフも「8回1失点」でしたが、それでも勝てなかったですけども…、明日はきっと2点は取ってくれると信じて(笑)。
頑張れ!勝くん!!


「点が取れない」のはファイターズだけじゃないとわかっています。
でも。
去年同様に、チームの勝利を支え続けてきたリリーバーたちが、最後の最後に苦闘している様子を見ているのはとても切ない。
なんとかしてあげてー!!
頑張れ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

9/9 バファローズ21回戦〜苦しくたって、グラウンドの中では平気なの?〜

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◆9/9 バファローズ21回戦(京セラ)

○ F 2 − 0 Bs ●

F 200 000 000 2
B 000 000 000 0

投手:☆中村(7)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1二西川 2右杉谷 3指糸井 4左中田 5中陽 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



流れるような攻撃でした。
1回表。
先頭打者西川が、彼らしい思い切りの良いスイングでセンター前ヒット。
続く「2番」杉谷がしっかりと送りバントを決めて一死二塁。
ここですかさず3番糸井がタイムリー!
“チャンスには前髪しかない”と言いますが実際その通りで、来た!と思った瞬間に掴み損ねると、もう一度掴みなおすのは容易ではありません。
無死満塁のようなビッグチャンスが、よく「最初の打者が点にしないと、次の打者たちはどんどんプレッシャーが大きくなる」と解説されるのと同じで、得点圏に走者を置いてすぐ点になれば「次の1点」への流れも呼ぶけれど、「ここ1本」が出なければ、逆に“出ない”流れに嵌ることもある。
今日はその大切な1本が、出てほしいところで糸井のバットから生まれました。
同時に、外野からホームへの送球間に、きっちりセカンドを陥れた走塁も、当たり前と言えば当たり前ですが、こういうものが後に効いてきます。
一死二塁。
中田がセンター方向へ打ち返したセカンドゴロで、二塁走者糸井は三塁へ進塁。
二死三塁で打席には陽。
三遊間の深い位置へ転がった打球、右打席から懸命に走った陽の俊足が勝ち取ったショート内野安打の間に、当然三塁走者糸井が生還して、貴重な「もう1点」を追加することが出来ました。
「打ったのはまっすぐですね。本当にいいところに転がってくれましたけど、一生懸命走りました。翔(中田選手)のセンター返しが進塁打になったのが大きかったですね。ランナーを三塁に進めてくれたから取れた1点だと思います。」
陽のコメントの通り、糸井の走塁、中田の進塁打、陽の全力疾走もすべて、“先の塁へ”の意識がつながったからこそ奪い取ることが出来た1点。
なんとしても得点を取りたい“気持ち”が充分に伝わり、なおかつ、2得点という結果も伴った最高の攻撃だったと思います。
ただ。せっかくの攻撃の「流れ」も、これっきりで終わってしまいましたけれど(笑)。

2回表。
先頭打者鶴岡が内野安打で出塁すると、金子誠が送りバントを決めて一死二塁。
西川、杉谷倒れて無得点。
3回表。
一死から、中田、陽の連続ヒットにより一死一二塁。
小谷野のレフトフライで二死になりますが、7番ホフパワーのライト前ヒットで二死満塁。
しかし、鶴岡が倒れて無得点。
正直言って。
立ち上がりの失点で出鼻を挫かれ、波に乗れないルーキー投手をこれだけ攻めながら、結局チャンスを潰し続ける“いつものような”攻撃を見て、今日も最初の「2点」を守るしか勝つ方法はないなと思いましたし、実際、4回以降は、次々と投手が代わる小刻みな継投に対応できずにわずか2安打。
チャンスらしいチャンスひとつ作れないままでした。
それでも。
相手より先に、しかも昨日ささやかに願った通り1点ではなく、みんなでつないで大切に「2点」取ってくれたことを良しとして、あとは投手陣の頑張りに託すしか、今現在のファイターズには勝ち方がないのかもしれません。

追加点が入りそうもないプレッシャーなどどこ吹く風と、20歳らしからぬ沈着冷静なマウンドさばき、緩急を織り交ぜた投球で、ピンチらしいピンチは唯一得点圏の走者を背負った7回一死一二塁のみ、それも自分できっちり後続を断ち切って7回無失点と、期待以上の試合を作ってくれた中村勝。
昨日一死満塁という最高にしびれる場面で登板したのに、連投してくれた増井。
そして、もちろん最後は守護神武田久。
誰一人としてバファローズ打線につけいる隙を与えない完璧な完封リレーを完成。
「点を取られなければ負けない」
タフな投手陣がそのタフネスを遺憾なく発揮するために、「1点」ではなく、ぎりぎり必要な「2点」を取った打線と失策無しの守り。
なんだかんだいって。
みんなの力が合わさったからこそ勝ちきることが出来た1勝。
一歩足を踏み外せば転落してしまう、文字通り綱渡りのような戦い方で、どこまで勝っていけるかわかりませんが、やれるところまでやりきるしかありません。
厳しいと思えばとことん辛いけれど。
優勝への夢がまだまだ手の届くところにある幸せを思って。
頑張ろう!ファイターズ!!





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posted by こなつ at 22:04| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月12日

9/12 マリーンズ19回戦〜一敗は一敗〜

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◆9/12 マリーンズ19回戦(QVC)

● F 0 − 10 M ○

F 000 000 000 0
M 530 000 11x 10

投手:★多田野(1.1)-森内(2.2)-石井(1)-矢貫(3)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



胃の痛くなるような接戦の挙句1点差で負けるのも一敗ならば。
今日のように大量失点の完封負けも同じ一敗。
“胃に優しい”分、ましな敗戦だったと思って(笑)、明日へGO!です。


ただ。こういう試合展開だったからこそのマウンドだった、最近の登板内容が“微妙な”リリーバーたち(森内・石井・矢貫)に対する「評価」と「見極め」はきちんとされているといいなぁと思います。
今日のように試合が壊れてしまえば仕方もありませんが、基本的にはやはり接戦が多くなると予想されるこれからの一試合、一試合。
試合の中で、勝利のために「大切な局面」というのがいくつも出てくるはずです。
宮西・増井・武田久たちの“出番ではない”ところで、誰がどういう場面なら使えるのか、信頼できるのか、後悔しないのか。
リリーバーはファイターズの生命線。
先発から直で後ろ3人につなげる展開に持ち込んで勝つのが理想ですが、そうもいかないときに、どれだけ勝利の可能性を残せるのかは、最後にどういう結果に終わるかを大きく左右します。
机上の確率、選手を思いやる情よりも、いま必要なのは、冷徹な見極めと的確な判断。
もう、チームや選手を“育てる”時期ではなく、ただひたすらに求めるべきは勝利のみ。
選手もベンチも、やるべきことをやるだけ。
頑張ろう!ファイターズ!!


<9/13 予告先発投手>
F 谷元
M 小野

打たれたのは「昨日の多田野」であって「今日の谷元」ではありません。
相手打線を過剰に恐れず、谷元は谷元の、自分のピッチング、自分の勝負の仕方で戦えばいいと思います。
今まで通り、打者に向かっていきましょう。
打線は、大量得点差では細かくつなぐ野球は出来ないために得点にはなりませんでしたが、ヒットはそれぞれに出ているので、投手陣が試合を作ってくれて、「1点」を取りにいく攻撃が出来れば、2〜3点はなんとか(笑)。
“胃に優しい”敗戦より“胃が痛い”思いをしても一勝。
覚悟を決めて、良くも悪くもファイターズはファイターズらしく戦いぬくしかありません。

明日の試合が終われば、ホームに腰を据えて戦うことができます。
まず千葉で勝ち越して、元気に帰ってこられるように。
明日は勝つぞ!ファイターズ!!
絶対勝つぞ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 23:22| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月13日

9/13 マリーンズ20回戦〜中継ぎ心中〜

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◆9/13 マリーンズ20回戦(QVC)

△ F 6 − 6 M △

F 000 022 110 6
M 000 003 300 6

投手:谷元(5.1)-モルケン(0.2)-宮西(0.1)-石井(0.2)-増井(1)-武田久(1)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8遊中島卓 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


6回表を終了して4-0とリード。
しかし、その裏、先発谷元、リリーフしたモルケンが3失点して“余裕”の試合展開が一転、追い上げられる苦しい形の接戦になった。
ただ、その直後、7回表に相手ディフェンスの判断ミスにより1点を追加し、マリーンズに傾きかけた「流れ」を引き戻せそうだった7回裏。
“計算どおり”宮西をマウンドに送ったが、そこで“計算外”の事態が発生した。
先頭打者が放った投手横を抜け、センター前へと達しそうだった打球は、セカンド西川が好捕してアウトにとったが、その際、打球に反応した宮西が身体をひねりながら転倒。
おそらく右ひざにダメージを受けた(強打したかひねったかはよくわからない)。
ここでベンチから吉井投手コーチが出てきたが、結論は宮西続投。
2点リードの終盤。
7回宮西、8回増井、9回武田久という「勝利の方程式」が発動したところ。
アクシデントとはいえ宮西が降板となれば、この後の計算が全て狂ってくるのは確かなことである。
それがわかっているからこそ。
「いけます」と宮西は言ったと思うし、ベンチはその言葉を信じたのだと思う。
しかし。
荻野貴選手にはワンバウンドボールの死球、続く清田選手には四球。
自滅的な形で一死一二塁のピンチを招いた宮西の元へ、もう投手コーチもアドバイスに行けない(イニング2度目にコーチが出たら投手は交代となる)。
逆に、コーチが出なかったということは宮西に「なんとかしてくれ」ということでもある。
結果。
マリーンズの3番&4番に連打を浴びて3失点。
“アクシデント”発生以降、ひとつのアウトも取れずに宮西は結局イニング途中でマウンドを降りることになった。
ブルペンの苦しい台所事情を骨身にしみて知っている宮西だから、あとの投手たちに迷惑をかけたくなくて、例え足が痛くても自分でなんとかしようとしたのだろう。
いまや中継ぎ陣の中核である宮西は、試合の流れもわかっているし、ことのほか責任感の強い投手だから。
ベンチもまた、そうした宮西を重く信頼して“勝負どころ”を託した。
責任感も信頼も、「チーム」として戦っていく上でひじょうに大切なものだ。
けれど。
思いがけない負傷のようなアクシデントの際に、“無理かもしれない”という不安を抱えながらひとりでどうにかしようとするのは、正しい責任感だったのか。
また。“無理をしているのではないか”と察しながら、どうにかしてほしいという希望にすがって大切な場面を任せてしまうのは、正しい信頼だったのか。
得点力の低い打線。揃っているとは言いがたい先発ローテーション。
ファイターズを支えているのは、今までもこれからも中継ぎ陣であり、中でも宮西・増井・武田久に関しては、「心中覚悟」で最後までフル回転してもらうしかない。
ただし、それは彼らが自分のパフォーマンスを発揮できるコンディションにある場合においてのことだと思う。
負傷や極度の疲労などに目をつぶって送り出した挙句、「誰それが打たれたのなら仕方がない」と言われても、慰めにもならず、信頼を感じることもなく、すでに疲弊しきった彼らをさらに追い詰めるだけだ。
辛抱強いリリーバーたちが最後まで保てばファイターズに生き残るチャンスはあるが、そのためには、いい流れで彼らにバトンタッチしてくれる先発投手たちの頑張りも、出来るだけたくさんの得点を挙げて休みや気持ちの余裕を作ってくれる打線の活躍も不可欠。
今日は、ホフパワーの貴重な同点ホームランと、宮西の無念をおそらく誰よりも理解する増井と武田久の渾身の粘りによって、負けないで終われたことは大いなる救いであった。
ずっと頑張ってきたリリーバーたちが最後の最後に泣かないように。
どうか、みんなで力をひとつに。
戦え!ファイターズ!!



<9/14 予告先発投手>
F 吉川
H 大隣

またしても防御率1点台の投手同士のマッチアップが再現。
前回は確か1-1のドローだったと思います。
今度は勝つ!
長い遠征を終えて札幌ドームに帰ってきますから、チームを後押しする力になれるように、精一杯応援したいです。
イッショニタタカイマショウ!
行くぞ!北海道ファイターズ!!





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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月15日

9/14 ホークス20回戦〜“こころ”をつなぐプレー〜

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◆9/14 ホークス20回戦(札幌ドーム)

○ F 1 − 0 H ●

H 000 000 000 0
F 000 000 01x 1

投手:☆吉川(9)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



リーグ防御率1位と2位の先発投手の投げ合いは、互いに譲らず0-0のまま試合終盤。
8回裏。
先頭打者糸井がヒットで出塁。
このイニングに「1点」が入れば…。
あとは吉川がきっと最後の1イニングを抑えてくれる、勝利をつかめる。
絶対にホームへと迎え入れたいこの一塁走者を「先の塁へ」と進められるかどうか。
次の打者が誰であれ、迷いなく送りバントのサインが出るべき局面。
しかし、打席には「4番」中田翔。
今まで、立てたバットをただ振りぬくことだけで戦ってきた「4番」打者は、もちろん一度たりともバットを寝かせたことはなかった。
彼の応援歌のごとく“勝負を決める一振り”こそが「4番」の仕事。
そういう存在になってくれとの期待を込めて、どんな不振のときでも中田にだけは決して“小細工”をさせてこなかったのだと思う。
ところが。
打席に入った中田は、バットを寝かせて送りバントの構えを取る。
その瞬間の揺れるようなどよめき。
目撃したファンひとりひとりの思いはもちろん私にはわからない。
ただ。個人的には、何故4番に打たせないのかという疑問ではなく、「1点を取る」“本気”がダイレクトに響いてきて、「ここで絶対に1点取ろう。絶対勝とう」という気持ちが、より強く、より激しく突き上げてきたのは確かなことである。
大きな身体を丸めるようにして、“初めての”送りバントを試みた中田は(想像したよりもずっといい形でバントしていた。決して下手ではないと思う)、結局その打球をファールにしてしまったけれど。
悔しい思いも当然ある中、一生懸命に求められた仕事にチャレンジした中田の、何よりも勝ちたい気持ち、チームの力になりたい気持ちは、充分すぎるほどにチームとファンに伝わっていたはずだ。
「みんなで勝つんだ」
選手たちの“こころ”がつながり、ファンもまた“こころ”をひとつに一緒に戦う。
懸命に声を振り絞る応援を受けながら。
中田が三振する間に、しびれる盗塁を決めた糸井。
最低限「先の塁へ」と決めていたような稲葉の進塁打。
そして、小谷野が粘って打ち返した貴重な貴重なタイムリーヒット。
全部、中田の送りバントからつながってきた結果なのだ。
ホームランやタイムリーを打つだけが「4番」の仕事ではない。
そのとき、チームが勝つために本当に必要な何かを与えることこそ真の中心打者の仕事。
まだまだ中田は「4番」としては未熟だけれど。
今日のことはずっと忘れないでいてほしいと思う。


試合を決めた「1点」だけではない。
難攻不落の大隣投手から最終的に勝つために必要だった「1点」をもぎとれたのは、投打ともに粘り強く相手にプレッシャーをかけ続けた“ボディーブロー”の効き目も大きかったと思う。
付け入る隙を与えなかった吉川の圧倒的な投球であり、唯一にして最大のピンチを救った鶴岡のプレー(バントの見送りで飛び出してしまった二塁走者を牽制刺)、毎回のように走者を出し(8回のうち6回)、その走者を「先の塁へ」進めて得点圏のチャンスを作り続けたこと(6回のうち5回)が、最後の最後に強固な壁に穴をうがった。
結果にならなくても。
出る。進める。出る。進める。
なかなかリードを奪えなくても。
ひとりやっつける。しっかり守る。ひとりやっつける。しっかり守る。
みんなが力を合わせて「やるべきことをやる」。
この繰り返しそのものがファイターズにとっては最大の武器。
最初から最後まで、チーム一丸となった素晴らしい試合でした。
きっと忘れられない試合になると思う。


最後の打者をピッチャーゴロに討ち取り、自らのフィールディングでアウトに取った瞬間。
天を見上げるようにして吉川が浮かべた笑みにも似た表情の中に、見たこともないほどの充実感があふれていたような気がします。
そのときの“気持ち”は、想像も出来ないほど「最高」なものに違いありません。
吉川光夫がそうした気持ちをマウンドで享受できる投手になったことが何よりも嬉しい。
勝利と感動をありがとう。
まだまだ先へ。まだまだ上へ。
行こう!光夫!!


<9/15 予告先発投手>
F ウルフ
H ヤン

もう全ての試合が僅差の接戦になると覚悟を決めて戦うしかありません。
今日の試合のように。
みんなで力を合わせて、ディフェンスはひとつのアウトを重ねていくこと。
打線は、ひとつ先の塁をがむしゃらに求めていくこと。
ファンは、ただ勝ってくれるのを信じるだけでなく、チームの後押しが出来るように一緒に戦うこと。
粘り負けしない!
しぶとくたくましく。
絶対勝つぞ!ファイターズ!!




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posted by こなつ at 10:23| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9/15 ホークス21回戦〜笑顔のない勝利〜

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◆9/15 ホークス21回戦(札幌ドーム)

○ F 4 − 2 H ●

H 000 000 002 2
F 020 011 00x 4

投手:☆ウルフ(7)-石井(1)-増井(0.1)-S武田久(0.2)
先発:1二西川 2右杉谷 3指糸井 4左中田 5中陽 6三小谷野 7一ホフパワー 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



勝利が決まり、野手たちが満面に笑みを浮かべて、はしゃぎながらマウンドに集まってくる姿を見るのが幸せだ。
軽い足取りで、ベンチ前で出迎えるチームメイトたちの下へ向かい、誰も彼もが笑顔でハイタッチを交わしていく光景が好きだ。
勝っても多くの選手が硬い表情のままの勝利では、いったい何のために戦い、何故勝つ必要があるのかわからない。
今日は負けたくない戦いに勝った。
けれど。その代わりに何か大切なものが失われたような、喜びが湧き上がってこない勝利だった。



先発したウルフは7回5安打無失点の好投。
「打たせて取る」ウルフをディフェンスも堅守で支えた。
攻撃は、毎回得点圏に走者を置き、得点こそ4点どまりながら、チャンスを潰しても潰しても、決して尻つぼみにならずに押し続けることで「流れ」はキープしていたと思う。
そして8回表。
7回裏の攻撃時からキャッチボールで“準備”していたウルフが、当然そのままマウンドへ上がった。
しかし。吉井コーチがマウンドへ駆け寄ってき、栗山監督がベンチから出てくると、ウルフはそのまま降板。
8/30のゲームでも、まったく同じような形で、ウルフは投げるつもりで上がったマウンドから、一球も投げないうちに交代を告げられたことがある。
4点リードで7回無失点の投手を交代するには、もちろん、指揮官には指揮官の理由と根拠が必ずあるはずだとは思うし、采配が監督の仕事である以上、その判断にあれこれ言う筋合いはない。
ただ。代えるなら代えるで、何故一度マウンドへ上げてしまうのか。
ぎりぎりのタイミングまで決断できなかった「迷い」を、相手チームにも、自軍の選手たちにも、スタンドのファンにも明らかに悟られてしまうのは、指揮官としてやってはいけないことだったと思う。
チームの勝利のために、8回も相手打線をやっつけようと“準備”していたウルフだけの問題ではない。
受ける大野はもちろん、ウルフのバックをしっかり守ろうと考えていた野手たち。
頼もしい投球を続けるウルフのさらなる快投に期待を寄せ、もうひと踏ん張り!と応援しようとしていたファンたち。
ひとつにつながっていた気持ちの“準備”を断ち切り、動かす必要のない試合を動かしてしまったのは、監督の「迷い」だったと思えてならない。
(明らかに空気の変わった状況で登板した石井の好投には感謝しかない。)
さらに。
ウルフをおろして、左打者が続く打順に左腕の石井をぶつけたのは、より高い勝利の「確率」を求めた采配であるはずなのだから、それならば最後まで「確率」にこだわり、何点差であろうとも、最終回を投げる“準備”を知っている守護神に9回のマウンドは任せるのが筋だと思うが、本来「8回」を持ち場として準備をしているはずの、セットアッパー増井を投入したのも、もちろん理由はあったのだろうが、結局「何を最優先したいのか」がよく見えないままでは、誰の心もひとつにはつながらない。
打たれたのは増井の状態が悪かったせいで、監督のせいじゃない。
それでも。
“監督不行き届き”的な意味での「俺のせい」ではなく、もっと具体的な意味で、せっかくの勝利を後味の悪いものにしてしまった責任は、今日に関しては栗山監督にあったと思います。
難しい試合、厳しい試合が続き、判断に迷うことはたくさんあるはず。
迷うのは当たり前です。
ただ。それを決して見せないのが監督の責任ではないかと。
指揮官が迷えば、指揮に従う選手たちは当たり前のように道に迷う。
この最終盤に来て、一番大切なことは、チームが同じひとつの方向を見て戦い抜けるかどうかということ。
目標はもちろん優勝でしょうが、ではそのために「ファイターズはどう戦うか」という具体的な指針がぶれては、毎日の試合を勝てる試合にしていくことはとても難しくなる。

ファイターズの監督は栗山監督しかいません。
経験のない新米監督だったのはもう過去の話であり、120試合以上もファイターズの選手たちと一緒に戦ってきた、立派なファイターズの指揮官です。
いつも選手たちを信じているなら。
同じように自分を信じて。
戦い抜いてほしいと思います。
頑張れ!栗山監督!!



お立ち台にはウルフが上がりましたが、きっと彼は一緒に戦ってくれたショータと一緒に立ちたかったのではないかと思います。
実際、今日の大野は、ウルフのリードに、二度好機に三振しながら“三度目”に貴重な追加点をたたき出した打撃も加え、お立ち台に立つ資格が充分にある活躍でした。
ただ。最終回に増井が打たれ、バッテリーごと交代させられては悔しさしか残らず、お立ち台を打診されたとしても上がる気持ちにはなれなかったでしょう。
それでも。今日の“ヒーロー”のひとりはやっぱり大野。
頑張った人、結果を出した人はきちんと評価したいし、称えるべきものは称えたいです。
ショータ。よくウルフをリードしてくれました。
最後に交代させられた悔しさは、かつて鶴岡も味わってきたもの。
もっとたくさんの試合にマスクを被り、いつも最後までホームベースを守り抜ける捕手へ。
喜びも悔しさも糧にして、日々精進!
頑張れ!ショータ!!



<9/16 予告先発投手>
F 中村
H 武田


明日は勝ってみんなで笑おう!
勝くん、頼むよ!!




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2012年09月16日

9/16 ホークス22回戦〜「出張4番打者」の使いどころ〜

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◆9/16 ホークス22回戦(札幌ドーム)

● F 2 − 5 H ○

H 120 000 200 5
F 100 010 000 2

投手:★中村(5)-糸数(0.1)-石井(1)-モルケン(1.2)-矢貫(1)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊中島

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



もちろん勝ちたかったし、勝つチャンスも充分にあったけれど。
強いチームだってシーズン4割は負ける。
10試合すれば4試合は負ける。
今のファイターズの勝率ならば、10試合すれば4.5試合は負ける。(勝率.546)
それだけ負けるのが避けられない以上。
勝ちは勝ちだけで価値があるけれど、負けたときに重要なのは、どのようにして負けたのかという内容であり、その反省を次へ生かしていくこと。
内容によってはひとつの負けが次の負けを呼ぶし、逆に、ひとつの負けをバネにして次は勝ちへとつなげることもある。
今日の負けは、決して特別に嫌な負け方ではなかったと個人的には思います。
なんというか…すごく「普通」の負け試合でした(笑)。
先発投手が序盤で複数失点したものの、その後をどうにかしのぐ間に、打線は少しずつ追い上げて接戦に持ち込むことは出来た。
ただ。もっと得点できる状況が数多くありながら、「もう1本」が足りなかった。
早いイニング(6回)から継投に入らざるを得なかったために、“勝ちパターン”以外のリリーバーをたくさん使うことになれば、中には“期待”に応えられない投手も含まれてくる。
いずれにしても野球ではよくあることであって、戦い方として何かが決定的に間違っていたわけではなく、「やってはいけない」プレーが流れを変えたこともなかった。
むしろ。9回に魅せた中田のレーザービーム(&大野のナイスブロック)に代表されるように、選手たちは最後まで諦めず、勝利の可能性を少しでも多く残すために、全力でプレーしていたと思う。
それで敵わなかったのならば致し方もない。
悔しいけれど、今日はホークスの方が、「ここ1本」が数多く打てたし、リリーバーたちもみんなが踏ん張った分、ホークスが勝ち、ファイターズは敗れた。
次の試合はきっと。
「もう1本」がほしい場面で打てるように。
投手たちも、必ずある苦しい“山場”で土俵を割らないように。
頑張るしかない。
それだけのことなのだ。


ただ、ひとつだけ悔いが残ったのが1点を追う6回裏の攻撃。
一死から鶴岡の代打・近藤がラッキーなヒットで出塁。
中島が犠打を決めて二死ながら得点圏へと走者を進めた。
今日打撃好調の陽が四球を選んで二死一二塁。
二死だけど相手も苦しい“勝負どころ”。
ここで左腕森福投手に対して、左の西川を下げて代打に送ったのが大野。
監督はもちろん大野が打つと期待する根拠があったのだと思いますが、ここはファイターズ最高の切り札・二岡で勝負してほしかったというか、当然二岡が出てくると思っていました。
チャンスで打席に送られる代打は、ある意味では「4番」打者と同じく、試合の行方を左右する一打を求められる存在。
勝負どころがいつも「4番」に巡ってくるとは限らないため、大事なところで“出張4番”として一振りに駆けるのが代打の切り札。
あの場面が試合の中で重要なものであったのならば(個人的にはそう感じていた)、相手投手にとって怖い打者であり、もしも打てなくても「やれることはやりつくした」結果だと納得できる代打を送るべきだったと思うし、それはやはり大野ではなくて二岡だった。
結果的に、大野は痛い思いをして(死球)つないでくれて、チャンスで打てなかった選手は糸井ということになったけれど、残る“たられば”は「あそこで二岡だったらなぁ…」。
点を取りたい展開だったのに、最後まで二岡がベンチに残ってしまったのは、もったいなかったです。



先発6試合目だった中村勝。
過去5試合はずっと安定した投球を続けてきましたが、今日は思うような投球が出来ませんでした。(制球に苦しみました)
この5試合は先発ローテーションの一員として、定期的にマウンドに上がってきたわけですから、どんな先発投手でも状態の悪いとき時は必ずあります。
調子がいいときに抑えるのは普通の投手なら誰でも出来ることであり、悪いときにも「悪いなりに」なんとか出来るのが一流投手であり、先発ローテを一年守れる投手。
今日はそういう投手になるための良い勉強になったと思います。
立ち上がりのピンチを1点でしのいだものの、味方打線が1点を取り返してくれた直後に、先頭打者への四球とホームランで2失点したのは、点の取られ方として最悪でしたが、その後3イニング、毎回走者を出しながら、決して投げ出さずに辛抱強く余分な失点をしなかったのは、中村勝の成長の跡。
確かに、勝ちたかったチームにとっては序盤の3失点は痛かったけれど、経験に乏しく発展途上の中村勝をあえてローテーションに入れているからには、こういうリスクは織り込み済み(でなければならない)であって、例え試合的には厳しくなっても、中村の「明日への糧」が得られるならばそれはそれで意味のあることです。
今日の悔しさは次の登板で晴らそう。
ひとつ失敗したぐらいで勝くんらしい強気を失ってはいけません。
やられたらやり返す!
頑張れ!勝くん!!



<9/17 予告先発投手>
F 森内
Bs 木佐貫

リリーバーとして頑張ってきたルーキー森内の初先発。
もともと「先発向きじゃないのか」と思っていたので、どのように試合を作ってくれるのか楽しみです。
プロ入りしてからは初先発ですが、社会人では完全試合をやってのけた経験もある投手だし、プロでの登板経験もすっかり豊富になりましたから(笑)無駄な緊張はないとは思います。
ただ、「先発だから」長いイニングを投げようとかあまり余計なことは考えず、最初から森内らしいテンポのよさで飛ばしていってくれたらいいです。
今日も中継ぎ投手をたくさん使ってしまい、ずっとブルペンにいた森内は、逆の立場から「リリーバーたちに迷惑はかけられない」思いも強いかもしれませんが、そんなことはルーキーに心配してもらわなくても、ベンチが考えること。
森内は森内の“やれること”を精一杯頑張ってくれたらそれで充分チームのためになります。
久しぶりのまっさらなマウンド。
楽しみながら頑張れ!森内!!


ホークス戦は2勝1敗。
明日からは新しいカードですので、また勝ち越せるようにまずは初戦。
9連戦のラストラウンド。
みんな疲れていると思いますが、どのチームも同じですから、音を上げたら負けです。
勝つのが最大の疲労回復薬。
空元気でも元気だして。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
明日は勝つぞ!ファイターズ!
勝って笑おう!ファイターズ!!




余談ですが。
ホークスの小久保選手、今日は守備で素晴らしい動き・反応をされていました。
引退するのもったいないなぁ…と思いました。
タイガースの金本選手も、パ・リーグにくればDHでまだ何年かやれるんじゃないでしょうか。
もったいないような気がします。
みなさん自分で決めたことなのだから余計なお世話なんだけど…。



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2012年09月17日

9/17 バファローズ22回戦〜狭くても道はあるから〜

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◆9/17 バファローズ22回戦(札幌ドーム)

○ F 5 − 4 Bs ●

B 011 000 020 4
F 000 400 01x 5

投手:森内(3)-矢貫(1)-石井(1)-宮西(1)-モルケン(1)-☆増井(1)-S武田久
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕近藤 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



4-4の同点に追いつかれた直後の8回裏。
一死三塁のチャンスで、打席には代打・杉谷。
追い込まれながら、「絶対にバットに当てる」執念が拾った低めのボールは、前進守備をしいた狭い一二塁間を、二塁手が身体を投げ出して差し出したグラブのほんのわずか先をすり抜けるように、ライト前へと転がっていきました。
勝ち越しタイムリー。
勝利への道は険しく細くても、通り抜けることが可能な、確かに存在する道。
シーズンの序盤・中盤は、その道幅を広くする、「確率の高い」戦い方を構築していく過程でもありましたが、残りわずかに十数試合となっては、どんな形であれ、「抜ける」ことが至上命題です。
楽な勝ち方、スマートな勝ち方は、今更やろうとして出来るものでもない(笑)。
無理やりでも、かっこ悪くても。
細い道をどうにかしてすり抜けていくしかありません。
傷だらけになっても、通り抜けたその先に、勝利の、そして優勝の歓喜が待っているのだから。


なりふり構わぬ、がむしゃらな試合でした。
プロ初先発の森内は、3イニングを投げて2失点。
内容的にも5安打3四球と、現在の打線の得点力から考えると“限界点”とも言える2点では留まらない徴候があり、思い切って4回から矢貫を投入して継投策に入りました。
矢貫もまた、被安打こそなかったものの、2四球でピンチを招く不安の残る投球内容。
ただ。このままビハインドの状態が続けば、少なくてももう1イニングは投げていたのではないかと思います。
しかし。4回裏。
打線が突然つながります。
先頭打者中田の二塁打を足がかりに、5番稲葉の一塁ゴロで一死三塁。
小谷野が三振に倒れ、チャンスが潰えかけたところから、ホフパワーがライト前タイムリーヒットでまずは1点を還して突破口を切り開くと、本日先発マスクに抜擢されたルーキー近藤がやはりライト前ヒットでチャンスをつなぐ。
2回の一死満塁を併殺打で潰した金子誠が、その悔しさを多少なりとも晴らすタイムリーを放って同点。
打順は一番に戻って陽。金子誠の同点打で「楽になった」という陽が鋭く振りぬいた打球と、続く西川が思い切りよくかっ飛ばした打球が連続タイムリーとなってこのイニングだけで、二死からの5連打で4得点。
一気に試合をひっくり返しました。
劣勢だった試合を有利な形に持ち込んだとはいえ、点差はまだわずかに2点のリードしかない。
試合の「流れ」をファイターズにとって磐石なものにするためには、まず相手の次の攻撃を完璧に抑えて、反撃ムードを作らせないことが肝要となります。
そこで、投球内容に不安を残した矢貫から、このところ続けて好リリーフを見せてくれている石井をまだ5回という早い段階で投入。
石井はまさしく期待通りに、相手上位打線に対し、2三振を含む三者凡退に抑える完璧な内容で、「流れ」をファイターズの方へまたぐっと引き寄せてくれました。
その流れに乗って、6回は宮西が、まだ痛みの残っているだろう右ひざ(やや足を引きずるような動きも見て取れました)にも構わず、1安打は打たれたものピンチらしいピンチを招くことなく役割を全うすると、7回は、昨日手痛い失点を喫したモルケンが、簡単に三者凡退に抑える好投。
打者たちが打線としてつながれば、投手たちも継投がつながる。
中盤からファイターズ・ペースで試合を運んできて7回裏の攻撃。
糸井、中田の連続ヒットで無死一二塁のチャンスが出来たところで、監督直々の指示を受けた5番稲葉が送りバント決めてくれて一死二三塁。
「自己犠牲」を貫いてくれたベテランの心意気を思えば、絶対になにがなんでも「1点」取らなくてはいけない局面でしたが、小谷野が四球を選んで満塁となった後、ホフパワーが三邪飛に、近藤が三振に倒れて無得点。
取らなくてはならなかった「1点」が取れませんでした。
その直後。「2点リードの8回のマウンド」という本来の“持ち場”で登板した増井が、長打(二塁打)を含む3連打を浴びて2失点を喫し、同点に追いつかれてしまいました。
もう少しで逃げ切る体制に入る直前、順調につながってきた継投に発生した“計算外”の事態。
9回からの逆算で、4回から中継ぎ投手を1イニングずつつぎ込んできた結果、この時点でブルペンに残っているのは武田久と糸数のふたりだけ。
もしも同点のまま9回、さらには延長も考えると、武田久に無理をさせるか、先日昇格したばかりで昨日も内容的に良くなかった糸数に大事なイニングを任せるか、いずれにしてもリスクの多い選択しかなくなります。
勝てる試合だったはずが一転、まだ同点とはいえ、敗戦の確率も決して低くない状況へと突然変化してしまう、厳しい展開になりました。
重苦しい空気の中、8回裏の攻撃は金子誠から。
その金子誠は、右中間に大きな打球を飛ばすと、本当なら無理の出来ない状態だろうふくらはぎをものともせず、一気にセカンドベースを陥れる二塁打にしてくれました。(シングルヒットと二塁打では大違い)
本人はどういうかわかりませんが、一塁ベースを回って敢然とスピードを上げて二塁へと向かう姿に、「壊れるなら壊れてみろ」という覚悟が見えたような気がします。
いつもクールな天邪鬼の中に潜む熱血が、この後、勝利への扉をまずはこじ開けてくれました。
この心意気に応えて、1番陽がしっかりと送りバントを決めて一死三塁。
そこから先は、冒頭に書いたとおり、杉谷が「やりました!」
そして。
最後は守護神武田久が、出番の直前に紆余曲折を経ながら、結局は“予定通り”リードした状態で9回のマウンドに上がり、三者凡退で締めてがっちり勝利を守りきる。


先発投手が打たれても、打線が点を取り返し、リリーフ投手たちが試合を建て直す。
そのリリーバーが失点しまっても、もう一度打線が奮起する。
理想的な試合運びにはならなかったけれど。(もっと得点が取れるチャンスはたくさんあったし、8回もすんなりリードしたまま9回へつなぎたかった)
総力戦で、みんなが出来ることをやり、誰かが失敗してもみんなでカバーしあった勝利は、より一層チームの「絆」を強くしたのではないかと思います。
細くても、勝利への道はいつも必ずある。
力を合わせてこじ開け、どうにかしてすり抜けていこう。
最後に笑うために。
頑張れ!ファイターズ!!



<9/18 予告先発投手>
F 武田勝
Bs 小松

カードの初戦、しかも負ければ連敗になる状況で、先発マウンドに「谷間」の投手を送り込みながら勝てたことはひじょうに大きいです。
ただ、それも、万全の調整期間を守って明日のマウンドへ上がる「エース」で勝利してこそ本当に意味のあるものになる。
勝さん。
勝さんだからあえてハードルの高い期待をします。
ブルペンはいないと思って投げてください。
「緩い球は低く、まっすぐは大胆に」
いつも通りのピッチングを心がけて。
頑張れ!勝さん!!
そして。リリーバーたちに代わって勝さんを助けるのは打線の仕事です。
今日のように「確率の高い」得点チャンス(二度一死満塁があったが得点にならず)でどうやっても「1点」は取れるように頑張ってほしいと思います。
勝利への“道幅”を狭くするか広くするかは打線次第。
北海道のチームなんだから、道幅は当然広めであるべきでしょう(笑)。

広い道を堂々とでも、狭い道を無理やりにでも。
とにかく勝とう!
明日も勝つぞ!ファイターズ!!
しぶとく強く!ファイターズ!!




毎度失点を重ねる増井ですが。
原因はやはり疲労が大きいと思うし、フィジカルだけでなく、リリーフ失敗が続いていることでメンタル的にも、気合だけではどうにもならないぐらい疲弊しているのではないかと思います。
とはいえ、最後の戦いに増井は不可欠な戦力。
だからこそ、いま「休養」させてあげたほうがいいような気がします。
ただマウンドに上がらないだけではなく、どういう試合展開になっても「今日は使わない」という完全休養日を作って、リフレッシュさせてあげたいなぁ…。




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2012年09月18日

9/18 バファローズ23回戦〜実りの秋〜

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◆9/18 バファローズ23回戦(札幌ドーム)

○ F 6 − 2 Bs ●

B 000 100 100 2
F 110 030 01x 6

投手:☆武田勝(9)  ※1000投球回達成
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



昨日が、狭い隙間をすり抜けて掴んだ勝利なら。
今日は、広くて真っ直ぐな道の真ん中をゆったりと進んで、当たり前のように到着した勝利。
少しもハラハラすることなく、危険も感じず、淡々と勝つ。
けれど。そうした「安全・快適」ドライブが可能だったのは、選手ひとりひとり、ひとつひとつのプレーが、進んでいく道幅をコツコツと広げるための役に立っていたり、正しく勝利という目的へ最短ルートで導くためのナビになっていたりしたからだと思います。

糸井、ホフパワーの一発攻勢で主導権を握る。
先発した武田勝は、テンポよく球数を費やすことなく、リードをしっかり保ったままイニングを消化していく。
1点差に迫られた中盤、打線が集中打で3点を中押し。
相手主砲の一発で、終盤7回に1点を返されたものの、8回、一死から出塁した走者をあえて送りバントで得点圏に進め、“なんとしても取ろう”と意図した「1点」が取れてダメ押しが出来た。
最後までバタバタすることなく、武田勝が最終回も三者凡退に抑えて完投勝利。
細かいことを言えばキリはありませんが、投手と堅守が試合の骨格をしっかり作り、打線は大技・小技を取り混ぜて、先制・中押し・ダメ押しと効果的に点を重ねる、理想的な試合運びだったと思います。
いつも胃が痛くなるような接戦とか、心臓が飛び出しそうな終盤のドタバタに慣れてしまったファンにとっては、むしろどこか物足りないほどの(笑)完勝。
心安らかに、みんなが笑顔になれる勝利でした。
シーズン最後のデッドヒートの最中、今日のように気持ちがリラックス出来る試合展開で勝利出来たことは、ひじょうに大きかったと思います。
これからは全てが大事な試合だけれど、だからといって人間の集中力には限度がある。
張り詰めてばかりでは、どこかで思いがけない落とし穴に落ちかねませんが、適度に“休憩”を入れれば、再び集中して戦うことが出来ます。
明日はまたどんな試合が待っているかわからない。
今日の勝利からもらったフレッシュな気持ちで、向かっていこう!



勝さん。1000投球回通過、おめでとうございます。
プロ入り7年目。
20台後半での遅いプロ入りであり、即戦力左腕リリーバーとして期待されての入団でしたから、投球回数で連盟表彰されるような記録を作るなど、当時は想像もしていなかったのではないかと思います。
それが今では、チームが「完投してほしい」と願う試合で、しっかり完投勝利を納められるような堂々たる「エース」です。
身体も小さい。球も遅い。
なのにこんなにも頼もしいのは、いっぱい壁に当たっても、いっぱい悔しい思いをしながらでも、諦めたりしないで乗り越えようと戦ってきたからだし、同時に、たくさんの喜びをチームメートや支えてくれる人たちと分かち合ってこられたからでもあると思います。
勝さんの7年間は北海道にある。
北海道の冬は厳しいけれど、だからこそ、春の芽吹きが美しく、夏の輝きが眩しく、秋の実りが豊かなものになる。
チームにとっての「秋の実り」が大豊作であるように。
勝さんの“これから”がさらに豊穣なものになるように。
もっとたくさんの壁を乗り越え、乗り越えたときはみんなと喜び合いながら、更なる前進を続けるだろう勝さんを、ずっと応援して行きたいです。
頑張れ!頑張れ!勝!!



<9/19 予告先発投手>
F 谷元
Bs 前田

9連戦の最後の試合であると同時に、週末に迎えるライオンズ3連戦への「序章」となるべき試合だと思います。
いい形で連戦を締めくくり、いいムードで大きな決戦の場へ。
総力を挙げて戦って、必ず勝ってほしいです。
先発する谷元くんは、今はまだ勝さんとは違いますから、完投を狙うとかリリーフに負担をかけないとか考えず、1イニング1イニング、目の前の一人の打者にしっかり向かい、アウトをひとつずつ取ることだけに集中してくれたらいい。
谷元くんに限らず、一人ひとりの選手が「やれることをやる」、そのつながり、積み重ねがひとつの大きなチーム力になって、やっと相手を倒すことが出来る。
まずは自分の出来ること。
しっかり足元を見つめながら、一歩一歩進んでいきたいです。
頑張れ!谷元!
頑張れ!ファイターズ!!
明日も勝つぞ!ファイターズ!!!




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2012年09月19日

9/19 バファローズ24回戦〜「共に戦う」〜

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◆9/19 バファローズ24回戦(札幌ドーム)

○ F 4 − 2 Bs ●

B 100 100 000 2
F 103 000 00x 4

投手:☆谷元(5)-石井(1)-モルケン(1)-増井(1)-S武田久
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



4-2と2点リードで迎えた8回表。
先発谷元が8安打を浴びながら粘って5回を投げきり、まだ先発投手としては得られていない「勝ち投手」の権利を持ってマウンドを降りてから、6回石井、7回モルケンがそれぞれに「自分の持ち場」で自分たちがやるべきことをやってつないできた8回。
ファイターズのセットアッパー・増井が「自分の持ち場」であるマウンドに上がった。
最近、継投失敗が続いている増井にとって、最初の関門は先頭打者。
ここを出してしまうと、次々と打たれてしまう傾向が見て取れるだけに、まずワンアウトをしっかり取って、落ち着いて投げてくれたらと思った矢先、今日も先頭打者イ・デホにヒットでの出塁を許してしまった。
試練の時には、打順のめぐりもまた試練に当たる。
4番イ・デホ選手の後にも、T-岡田選手、バルディリス選手、スケールズ選手と「一発」に気をつけなければならない強力打者が続くところ。
まずT-岡田選手をライトフライに討ち取って一死一塁。
一息ついたと思う間もなく、自らのワイルドピッチにより一塁走者は二塁へ。
走力がなく、一塁走者として置いておく分には取り立ててプレッシャーにならない(どころか、併殺のチャンスでもある)走者であっても、得点圏に行かれてしまえば局面は大きく変わる。
一死二塁。
今日も増井にとっては苦しいマウンドになった。
ここを乗り越えるか、また失点を喫してしまうのか。
目の前のゲームにとっても、そして、それ以上に、優勝を目指して進んでいく残り少ないけれどどれもが大切なこれからの試合にとっての重大な分かれ道。
スタンドからは、増井に対する応援の声、激励の拍手が大きく注がれた。
今日もピンチを招いてしまった増井なのに、厳しい野次ではなく、どこまでも「頑張れ!」という声援だけがグラウンドへと降り注いでいった。
バルディリス選手をセンターフライに仕留めて二死二塁。
拍手と歓声はどんどんボルテージを上げていく。
そして、スケールズ選手を追い込むと、一層拍手は大きく響き、その声援に囲まれた増井は、渾身の一球で空振り三振を奪った。
信じて励ますファンと。
声援を力に変えて、信頼に応える結果を出した選手と。
最後まで「共に戦う」絆が、確かに生まれたのだと思いました。
残り12試合。
まだまだ何が起きるかわからないけれど。
ファイターズには、強い強い「武器」がある。
行こう!みんなで力を合わせてあのてっぺんまで!



谷元くん。先発としての初勝利おめでとう。
今までは好投しながら勝ち星には結びつかなかったけれど、やっと嬉しい勝利投手。
5回表。
簡単に二死をとってから、クリーンアップに連打を浴びた場面では、吉井コーチが出てきて、もしかしたら勝利投手の権利獲得目前で交代を告げられるかもしれないと思いましたが続投。
後続を断って5回を投げきりました。
チームの勝利が最優先となるいま、あの場面を任されたのは、ただの温情ではなく、勝ち星には恵まれなくても頑張ってきた“実績”のおかげでもあるはず。
これからも、チームの勝利のために一生懸命投げてくれれば、きっともっとたくさんの個人的な「結果」もついてくる。
シーズン前には、谷元くんが先発投手へ転向するなど考えもしませんでしたが、今や貴重な先発投手の一員。
誰よりも小さな身体を、誰にもまねのできない武器に変えて。
頑張れ!ちび元!



週末のライオンズとの直接対決3連戦。
いい流れで臨むことができます。
まずは9連戦の疲れを少しでも癒して。
恐れず、気負わず、ファイターズらしく。
獅子に向かっていってほしいと思います。
どんな戦いぶりを見せてくれるかとても楽しみです。




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2012年09月21日

9/21 ライオンズ20回戦〜「自分の責任」と言える権利〜

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◆9/21 ライオンズ20回戦(西武ドーム)

● F 2 − 4 L ○

F 200 000 000 2
L 100 000 03x 4

投手:★吉川(7.2)-増井(0.1)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



1点リードで迎えた8回裏の守り。
先頭打者の出塁を許した吉川は、送りバントを試みた次の打者にフライを上げさせ一死二塁。
ライオンズは、しかし、次の打者にも再び送りバントを命じる執念の攻撃。
二死二塁。
打席には、初回、吉川が投じた初球のストレートをレフトスタンドへ叩き込んだ浅村選手。
鶴岡のサインに首を振って吉川が投じたスライダーは、上手くセンターへと運ばれた。
2-2の同点。
吉川は、空の見えない天を仰いだ。
ここで投手を交代する選択はあったかもしれない。
けれど、ベンチは動かなかった。
ほんとうに残り試合が少なくなった首位攻防戦。
大事な試合だからこそ、“勝負どころ”は吉川に託された。
結果。2番打者にもヒットを打たれ、走者がたまったところで3番中島選手に長打(三塁打)を浴びて、決定的な2失点。
勝負は決まった。

ベンチに下がった吉川は、タオルを頭から被ったまましばらく動かない。
やがて顔を上げ、今まで自分が守ってきたグラウンドを見つめる表情には、怒りと悔しさが、抑えようもなく浮かんでいた。
正直、彼のこんな顔は今まで見たことがないように思う。
初回に2点をもらったものの、その後2〜7回までノーヒットと、もうこれ以上の得点が望めそうもない打線を抱えながら、一本のホームランで失った1点だけで、吉川は懸命にチームの勝利のために投げ続けてくれた。
それでも。
8回にあのピンチ、あの場面を託された以上、踏ん張りきれなければそれまでの粘りも意味がないのだ。
言葉に出すか出さないかに関わらず、吉川の中には「あそこで自分が抑えなければいけなかった」と、敗戦の責任を全て背負う想いがあるのだと思うし、「自分のせいで負けた」と言える“権利”が吉川にはある。
ただの選手ではない。ただローテの一員である先発投手ではない。
吉川は、敗戦の責任を引き受けなければならない立場まで、自分の力で上り詰めてきた。
静かな中に、猛烈に自分に腹を立てている吉川を見ていると、涙が出そうになる。
彼を責める気持ちなどひとつもない。
大事な試合でチームを勝たせることが出来なかった悔しさは、どんなエース・ピッチャーだって、いや、チームの大黒柱であるほど、幾度も幾度も経験しているはずだ。
ダルビッシュだってどれだけの悔しさを味わってきたかわからない。
ここからがもうひとつ「勝負」なのだ。
やられたらやり返す。それが出来なければプロの世界で生き延びることも、本当の「エース」になることもない。
いつもは優しい吉川の表情に浮かんだ「鬼」。
次はきっと、相手打線を食い散らしてくれるはずだと信じている。
負けるな!光夫!!



あとは、全ての責任を背負った吉川の姿を、味方打線がどう見て、どう思うか、感じるか。
応えられなければ、今年のファイターズはそれまでのチームだということ。
明日の試合の中に、答えはあると思います。



<9/22 予告先発投手>
F ウルフ
L 石井

同僚の吉川が最後に力尽きた姿に、同じく先発3本柱のひとりであるウルフも感じるものはあると思います。
無念を晴らしてやりたい気持ち。
同時に、吉川でさえつかまったライオンズ打線に対する警戒心。
色々なプレッシャーや、気負いがあると思いますが、そうした雑念を捨てて、自分のピッチングに集中することが何よりも大切です。
信頼するショータと共に、低めでボールをしっかり動かして、内野ゴロの山を築く、ウルフはウルフの持ち味を出してほしい。
大事なときこそ平常心。
やれることだけをしっかりやりきるのが勝利への唯一の道です。
COOLにいこう。
Fight!ウルフ!!


明日は正念場。
心して戦え!ファイターズ!!



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2012年09月23日

9/22 ライオンズ21回戦〜フロンティア・スピリッツ〜

<本文>
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◆9/22 ライオンズ21回戦(西武ドーム)

● F 4 − 5 L ○

F 310 000 000 4
L 011 000 12x 5

投手:ウルフ(4.1)-石井(1.2)-宮西(1)-★増井(1)
先発:1中陽 2二杉谷 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


序盤に点を取り合ったものの、中盤試合が落ち着き、4-2と2点リードで迎えた6回。
ファイターズは、先頭打者大野の出塁をきっかけに、金子誠が見事な送りバントを決め、一死二塁の得点圏を作ったものの、陽、杉谷が連続三振に倒れてチャンスをものに出来なかった。
その裏。
スタメン出場していた杉谷に代えて、セカンドの守備に中島が入った。
同期入団のこのふたりの内野手は、打撃ならばスイッチヒッターの杉谷がはるかに勝り、守備力では二遊間ならいずれでも堅い守りに定評がある中島がはるかに優る。
つまり、この交代は攻撃力を下げても守りを固める作戦であり、例えばセカンドに西川が起用された場合でも行われる、“定番”の選手交代ではあった。
けれど。イニングはまだ6回。先は長い。
リードはたったの2点。
攻めるよりも、「逃げ切ろう」「守りきろう」という考えが透ける選手交代が、チームの意識全体を小さく、窮屈なものにしたように思える。
確かにファイターズの野球は、投手力を中心に守り勝つ、形としては先行逃げ切りがひとつの特徴ではあるけれど、「気持ち」は攻めていかなければ、猛烈に攻めかかってくる獅子の攻撃はかわそうとしてかわしきれるものではない。
あくまでも、正面から向き合って倒す気持ちがない限り、勝利はつかめないと思う。


7回裏。
このイニングからマウンドにあがった宮西は、先頭打者の出塁を許し、犠打で得点圏を作られたものの、次の打者を三振に切って落として二死二塁。
あとひとつのアウト。打席にはこのシリーズひじょうに“乗っている”打撃好調の浅村選手。
厳しい場面だったし、試合の「流れ」を感じることの出来る経験豊富な宮西だったからこそ、流れを変えるビッグプレーを求めたのかもしれないが、二塁走者を“殺す”牽制が悪送球となって二死三塁。
走者がセカンドにいる状態ならば、浅村選手とは「歩かせてもいい」際どい勝負も可能だったのに、結局より厳しい状況の中、苦しい勝負の結果打たれて1失点。
打者をやっつけるのが投手の一番の仕事。
あとひとつのアウトを奪うのに、慣れないコンビで“シーズン一度”のビッグプレーを狙うより、まず目の前の打者と全力で戦っていたら…。
後悔の残る失点だった。

8回裏。
増井もまた「1点を守る」ために慎重になりすぎたよう気がする。
先頭打者中島選手にヒットを打たれて無死一塁。
打席には4番中村選手。確かに一発のある怖い打者ではあるけれど、このシリーズ全く音なしの当たっていない打者に対して、警戒しすぎて四球を与えたのが命取り。
この後、送りバントで一死二三塁からタイムリーヒットを打たれて1点失い同点とされ、なおも一死一三塁と逆転の、そうなれば残りイニングを考えて敗戦に直結するピンチが残った。
この状況で、ベンチの内野守備への指示は、ホーム優先、ただし、二遊間は打球によっては併殺を狙う中間守備だったようだが、一球投げたところで「ホーム」一本に変わった。
1点取られたら負けなのだから、あくまでも三塁走者の生還を許さないのが最優先で当然である。
ところが。勝負のアヤというのは得てしてこういう極限の状況に現れる。
カーター選手の放った打球は、強い当たりでセカンドベースに近いところへ転がるショートゴロ。
ほとんど唯一併殺を取ることが可能なコースへ飛んできた打球を、名手なだけにしっかり“準備”していた金子誠が、独自の判断で併殺狙いに動いたのだが、ボールをハンブルしてしまい、アウトはひとつだけ。
当然三塁走者は生還し、絶対にやりたくなかった勝ち越し点を与えてしまう結果となった。
ここで一気にふたつのアウトを奪えれば、今のピンチを逃れるためにも、試合の「流れ」を変えるためにも、ビッグプレーになったけれども、失敗しては何もならないどころか、負けを呼ぶ。
勝敗を左右する分かれ目で、何を優先するか、何を選択するか。
苦しくても一歩一歩進むことしか、ひとつひとつ壁を破っていくことしか、勝利をつかみとる道はないと思う。



<9/23 予告先発投手>
F 中村
L 岸

たまたま首位にはいるけれど、守ろうとして守りきれるほどの優位はない。
これからの10試合をどれだけ勝てるか、攻めて行けるか。
投手も野手もベンチも同じ。
頑張るのは当たり前。どのチームもみんな、それぞれの目標のために全力を尽くしている。
気持ちで負けない。
小さくならない。
目の前の敵を、かわすのではなく蹴散らす。
この1年、戦ってきたことの全てをぶつけて相手を倒しにいくしかない。
決して諦めず、数々のドラマを生み出してきたシーズン序盤の「初心」を思い出して。
頑張れ!ファイターズ!!
最後に笑うために!!





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posted by こなつ at 12:07| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9/23 ライオンズ22回戦〜起死回生〜

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◆9/22 ライオンズ22回戦(西武ドーム)

○ F 6 − 2 L ●

F 000 002 202 6
L 100 010 000 2

投手:中村(5)-☆モルケン(1)-石井(1)-増井(1)-S武田久
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



1回の攻防に、ここ二試合の両チームの「勢い」の差がはっきりと見えました。
ファイターズの攻撃は、先頭打者陽がヒットで出塁し、西川がきっちり送って一死二塁。
糸井のショートゴロは相手失策を誘って一死一三塁。
得点確率の高いチャンスをいきなり作りながら、しかし、4番中田が倒れて二死。
稲葉が四球を選び、なおも満塁と、岸投手の立ち上がりを攻めながら、小谷野が初球をライトフライに打ち上げて結局は無得点。
相手のミスに付け込むこともできず、せっかくのチャンスを生かせずに終わりました。
代わってその裏の守り。
さすがに大切な一戦とあって、硬さの見えた中村勝は、先頭打者を討ち取りながら、2番、3番打者に対し連続四球を与えて一死一二塁のピンチを招くと、“眠っていた”4番中村選手にタイムリーヒットを打たれ、連勝で勢いづいているライオンズにより一層の元気を与える形で先制点を奪われてしまいました。
ただ。失点した後、二死満塁までピンチは続いたけれど、大崩れせずに踏ん張ったし、その後も毎回のように走者を許しながら、中村勝はよく頑張ったと思います。
苦しいときに「えいやっ!」と運を天に任せることもなく、粘り強く、それでいてかわそうとすることもなく、確かに球数を費やして良いリズムは作れなかったものの、プレッシャーのかかる試合で充分に先発投手として「チームが勝つチャンス」を残してくれました。
しかし、ファイターズが反撃しきれないまま迎えた5回裏。
二死一塁から、一塁走者の盗塁を刺そうとした鶴岡の送球が悪送球となり二死三塁となったところで、タイムリーヒットを打たれて、ついに2点目を許してしまいました。
同じ5回表に、先頭打者が相手の失策によって出塁してチャンスをもらいながら無得点に終わったファイターズと、ひとつのミスを得点に結びつけたライオンズと、正直、「流れ」は変わらない、変えることは出来ないのではないかと思わせる、対照的な攻撃の「結果」です。
ところが。野球は不思議なスポーツです。
ライオンズをますます有利にしたはずのこの「1点」が、ファイターズのほうへと試合を動かしていくきっかけになりました。

この3連戦が始まる前、ファイターズとライオンズのゲーム差は2.5あり、優勝目指して3連勝、そして首位奪還を狙っていたライオンズは、前の2試合、初回から失点しながら、いや、追いかける展開だったからこそ、攻める気持ちを前面に出し、逆に守ろう、逃げ切ろうとするファイターズを最後には捉えていました。
しかし、今日はじめてライオンズが先行する形になり、しかも1点だけではなく2点目が入ったとき、おそらく岸投手(その後のリリーフ陣にも)に「守ろう」という意識が生じ、反対に追い込まれたファイターズには、もう「攻める」しか選択肢はなかった。
こうした心理的な“逆転”が結局は試合そのものの逆転につながったように思えます。
6回表。
先頭打者糸井の二塁打と相手失策で無死三塁とすると、中田が豪快にレフトスタンドへ放り込んで同点。
7回表。
一死から陽が出塁。アウトカウントをひとつ増やしても犠打で送って二死二塁。
絶好調の糸井は四球を選んで二死一二塁。
ここでも中田が前進守備の外野の頭を大きく越えるタイムリー二塁打を放ってついに2点リード。
8回表のチャンスはものに出来なかったものの、9回表、先頭打者陽の出塁の後、中島が送りバントを失敗したけれど、そんなミスも帳消しにするような糸井のミラクルな一発が飛び出して止めの2点を追加。
攻撃陣がガンガン攻めている間、リリーフ陣も今日はよく頑張りました。
同点に追いついた直後の6回表にモルケンが先頭打者に四球を与えたのを最後に、7回石井、8回増井、9回武田久と、全員が被安打0、走者をひとりも出さない完璧なリレー。
中盤以降のファイターズは、昨日から今日の前半までとはまるで別のチームのように強かったです。
良い意味で開き直ったこの“感覚”、何が何でも勝とうという強い気持ち。
これを次の試合以降も忘れずに続けられるならば、おととい、昨日の悔しい逆転負けもチームの財産となる。
ファイターズの選手たちはみんな気持ちがどこか優しいし、いつも謙虚だけれど、いったん戦いの場所に立ったならば、敵と向かい合ったのならば、「自分たちはどのチームより強い」という自信を持って、恐れず戦ってほしいです。
これだけの「底力」を確かに持っているのだから…。


今日は3番糸井、4番中田がホームランを放ち、それぞれ2打点、4打点と派手な活躍をしましたが、隠れたヒーローのひとりは1番陽岱鋼です。
昨日の試合でも、前日の嫌な負けを払拭するような先頭打者ホームランを叩き込んでチームに勢いをつけた陽は、今日もまた初回いきなりヒットで出塁したのを含めて3安打を放ち、そのうち2回ホームに還って2得点を挙げています。
「1番打者」として申し分のない仕事をしてくれました。
特に7回表。一死走者なしで打席に立った陽は、自打球をスネに当てて悶絶しましたが、ベンチに戻って治療を受けると、交代することなくグラウンドに戻ってきてヒットを打ち、チャンスメーク。
痛かろうがなんだろうが、動ける限りは戦おうとする陽岱鋼の心意気が、岸投手をマウンドから引きずり降ろし、最後には中田の勝ち越しタイムリーを呼んだ気がします。
昨年、初めてほぼスタメンで試合に出場し続けた陽岱鋼の、実質“二年目”となる今シーズンの成長は著しいです。
ポジションが変わった守備では、持ち前の走力に加えて判断力も的確なため、素晴らしい守備範囲の広さを誇り、打撃技術は、相変わらず三振は多くても、仕留める率が向上したから打率も高く、上手く腕を畳んで内角をさばけるし、追い込まれたときの右打ちも上手くなりました。
そして、何よりも、例えばタイムリーを打ったときのコメントなどを見る限り、「前の打者が進塁打を打ってくれたから」とか「前の打者が粘ってくれた間にタイミングが取れた」とか、常に自分だけでなく、周りの状況、試合の「流れ」を感じながらプレーしている様子がよくわかります。
ひとりの野手として、チームの一員として、本当に頼りになる、欠かせない存在へと確かな成長を見せている陽岱鋼。
残り9試合。
チームの“切り込み隊長”として突っ走ってほしいと思います。
頑張れ!陽岱鋼!!


今回のライオンズ戦は1勝2敗。
勝たなければならない展開を作りながら逆転負けになった2敗は悔しいけれど、ぶっちゃけ、1勝すればまず最低限の目標はクリアです。
でも。わずか1.5ゲーム差で首位に立っていることは忘れて、攻める気持ちを前面に出して戦っていかなくては、今日の勝利に意味はない。
現在下位にいるチームだって決して弱いチームなどないし、それぞれに目標があって「負けられない」思いで試合に臨んでいるのは同じこと。
「自分たちは強い」という自信を持って戦うことは大切ですが、それは相手を見下ろすこととは違う。
どんな相手でも、全力を出して倒しにいく。
次の試合からはまた札幌ドームが戦いの場になります。
最後まで一緒に、そして私たちも全力で、戦いたいと思います。
取るぞ!てっぺん!
進め!ファイターズ!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

9+(ナイン・プラス)

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残り9試合。
その「9」試合が終わった後にどんな「+」があるか。
最高の+のために。
もうひと頑張り!

陳腐ですけど、ここまで来たらほんと、「気持ち」しかない。
でも。
“絶対に負けられない”とか、“ミスは許されない”とか、「禁止ワード」は自分たちの気持ちを堅く、苦しく、追い詰めていくだけだと思うし、なんたってファイターズらしくない。
もっとシンプルに。
能動的に。

勝ちたい!
優勝したい!
ビールかけしたい!(笑)



そんなんがいいなぁ。

前向きな「気持ち」で伸び伸びと。
ファイターズらしく、明るく、戦い抜いてほしいです。
行け!行け!ファイターズ!!


<9/25 予告先発投手>
F 武田勝
M 大谷


勝さん。力むな。
いつも通り、「緩い球は低く、真っ直ぐは大胆に」。
それだけでいいんです。
自分たちの「ホーム」ですから、どこまでも普段着で。
それが一番動きやすくて、リラックスできます。
勝さんだけでなく、リリーバーたち、野手たち、ベンチもファンも。
ぴりぴりしたっていいことなんかひとつもありません。
優勝争いは祭りだ!
盛り上がっていきましょう♪

まずは明日。
勝つぞー!!




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posted by こなつ at 23:46| 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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