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12月になりましたし、オフの野球ブログがやることと言えば定番の『プレイバック』をそろそろ始めようかと(笑)
『忘れられないあの…』というタイトルで、試合だったり、ひとつのプレーだったり、あるいは選手だったりについて、思いつくまま書いてみようかと思っています。
その前に、本日の契約更改ニュースを。
<12/1契約更改>
◆森本稀哲
「人生初のダウン提示でした。2千万減です。この成績では仕方ないし、当然納得してサインをしました。球団の方からも、残念な結果との言葉をいただきましたが、おっしゃる通りです。ただ、こういう成績で調子の悪いときでも、ファイターズのモットーである全力プレーを怠らなかったことは評価していただきました。まぁ、これは当たり前のことなんですけど…成績を出していないとすべてが言い訳になってしまいますが、人生初の怪我による離脱は自分にとってひじょうに大きな経験となりました。今までとは違った視点で物事を見れるようになった気がします。たとえばファンの方々の温かさだとか、球団スタッフの皆さんに支えられているんだなとか。来季は、とにかく良いプレーをして勝利に貢献したいです。勝つ以外にありません。」
ああ。“苦労して育ってきた”イメージが強い稀哲ですが、人生初のダウン提示に、人生初の怪我による離脱だったとは、実は、緩やかだけど挫折なく階段を上ってきた選手だったのだなぁ、と。
失敗から学ぶことは確かにあるけれど、なんと言っても人は「成功」によって大きく成長していくものだと思う。
2006年のファイターズがまさしくそうだったし、今年のライオンズも、勝つことによって若い選手たちの力がますます伸び伸びと発揮されていく姿は眩しいようだった。
稀哲もそうやって、小さな成功を積み重ねながら、そしてチームの勝利と共に大きく成長してきた選手なのだと思う。
今年後半、チームが苦しい状況にある中で、個人的にも大不振に全く手も脚も出ない状態から抜け出せないままシーズンは終わってしまったけれど、10年目にして初めて味わった挫折が、11年目のシーズンにどう影響するのか。
「負け」しか知らなければ「勝ち」方は学べない。けれど、「勝ち」を知ってから味わう「負け」には再び勝つためのヒントがきっとある。
頑張れ!稀哲!
来年はまた「成功」を重ねながら、もう一回り大きな選手になるように!
◆小谷野栄一
「サインしました。僕の中では、来季も野球をやらせていただけるだけでありがたいので、年俸うんぬんは気にしていません。球団には、打点や守備などをしっかり評価していただきましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズンが始まる前の目標は、開幕スタメンに名を連ねるということでしたので、実際開幕で頭から出してもらったことは嬉しく思います。しかし、シーズンを振り返ると思うように勝利に貢献できなかった場面もありましたし、何よりも優勝を逃し悔しい思いをしました。オフになって直ぐ手術できたおかげで、来季への身体に関する不安はありません。今年以上の成績をなんとしても残したいという気持ちです。そしてまた日本一になれるよう、ファイターズのために全力を尽くすだけです」
<2007年>113試合・364打数・92安打・37打点・打率.253
<2008年>120試合・379打数・95安打・60打点・打率.251
他の球団ならば、この打撃成績の「数字」だけで30%強のアップがあるのかどうか。
60打点が語る“勝負強さ”と、何度もチームを救った三塁の守備、そして、一塁でも左翼でもそつなくこなすユーティリティーなどが大きく評価されたのだと思います。
でも。何よりも。
病気のせいで野球が出来なかった時期を経験している栄ちゃんは、野球ができることへの感謝を持って、プレーのひとつひとつをとても大切にしていることがよく伝わってきます。
個人的な“欲望”とは無縁な選手だけど。
チームのために、来年はもう少しばかり打率のアップを期待したいです。
頑張れ!栄ちゃん!
◆ダルビッシュ有
「気持ちよくサインしました。成績だけ見ると悪くないと思われがちですが、決して納得したシーズンではありませんでした。まだ自分の望むボールを投げていませんし、満足していません。交渉の席では、自分の成績以外に施設面の改善のことなどを話しました。狭い札幌ドームのトレーニングルームを広く出来ないかとか…今回、選手会役員に選んでいただくとき、自分の年齢を考えると早過ぎないかなとも考えました。しかし、賢介さんが熱心に誘ってくれたので、やってみようと決意しました。来季に向けて、焦らずじっくり調整をしていきます。」
ダルビッシュは、打者との対戦そのものを楽しむやはり投手であり、しかし同時に、何よりもチームの勝利を一番に望む「エース」です。
そして。個人としても、チームの一員としても、どこまでも向上心を失わない貪欲さが、ダルビッシュをダルビッシュたらしめているのだと思います。
お金や賞は、もちろんひとつの評価として全く気にならないわけではないでしょうが、結局、ダルビッシュを評価できるのはダルビッシュだけのような気がします。
向上心の塊のような彼に、「頑張れ」と言うのはまったく大きなお世話だとも思いますが、これは気持ちですから(笑)
ダルさんが心から納得できるボールというのもいつか見てみたいし。
頑張れ!ダルビッシュ!
さて。プレイバックです。
【忘れられないあの】2008/9/29 マリーンズ戦(札幌ドーム)【試合】
いきなり発表しますが、2008年のファイターズMVPは、投手はダルビッシュ、野手は田中賢介だったと思います。
どんな時も恐れることなく戦う姿で、チームを鼓舞し続けたダルビッシュ。
常にグラウンドを離れることなく、チームをひとつにつなぎ支え続けた賢介。
チームのために全力を尽くしながら、彼ら自身もまた大きく成長を遂げた1年だったと思います。
その「集大成」とも言える試合が、この札幌ドーム最終戦です。
クライマックス・シリーズ進出のために「絶対負けられない」状況で、今年の投打の主軸であった若い2人の活躍で勝ちきったこの試合が、私にとっては今季のベストゲームです。
野球は人間がするものだから、緊張感が高くなればなるほど、本来持っている力を発揮するのは難しくなる。
けれど。
ダルビッシュも賢介も、試合の流れを感じ取る冷静さと、緊張感を集中力に変える力がありました。
0−0の緊迫した投手戦の中、二死走者なしの状況で「一発」を狙って、狙い通りに素晴らしいホームランを放った賢介。
1−1に追いつかれ、なおも続くピンチで、3球ストレートを続けた後に緩いカーブを放って見逃し三振を奪ったダルビッシュ。
彼らの「輝く瞬間」には未来のファイターズが照らし出されていたような気がしました。
背の高いダルビッシュと、小さな賢介が並んで立つお立ち台。
ホームグラウンドの最終戦に、「今年のファイターズ」そのものが現れたことはきっと偶然ではない。
リーグ第3位、クライマックス・シリーズ1stステージ敗退に終わった2008年シーズンでしたが、この先何年にも渡ってチームを支える投打の“中心軸”という、得がたいものが成長した貴重なシーズン。
後で振り返ると、そういう年になるのではないかと思います。
賢介が選手会長となり、ダルビッシュも共に選手会の役員を務めることになる2009年が、本当の“新しいファイターズ”への第一歩。
頑張れ!賢介!
頑張れ!ダルビッシュ!

iモードメニューサイト「アスリート★公式サイト」(http://a-os.net)に早速登録してみましたが…。
ちょっとばかり“アイドル”系のノリで恥ずかしいなぁ(汗)
いずれ“アスリート”田中賢介の情報も充実していくことを期待しておきます。
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