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★鶴岡披露宴で梨田監督お得意ダジャレ
(前略)
正捕手を固定できずに終わった今季の反省を踏まえつつ、来季の正捕手の条件として「チームの勝率のいい捕手を使っていきたい。キャッチャーが打っても、試合に負けるんじゃ駄目。ワンバウンドをきっちり止めたり、(配球面でも)しっかりリードしないと…。(ドラフト1位の)大野も加わり、プラス方向に働いてくれれば」と話した。
今季は5人がスタメンマスクに起用された。鶴岡が最多の86試合で、チーム勝率は51勝33敗2分けの・607。次いで高橋が46試合で17勝29敗の・370。そのほかでは中日への移籍が決まった小山が9試合3勝6敗、・333。今成が2試合1勝1敗、・500。中嶋が1試合1勝、1・000となっている。ダルビッシュ“専属捕手”でもある鶴岡はエースのアシストも受けて、断トツの勝率を誇っており、来季の正捕手争いに向けて現状は一歩リードしている。
梨田監督の発言内容(キャッチャーが打っても、試合に負けるんじゃ駄目。ワンバウンドをきっちり止めたり…など。他の記事では盗塁阻止について触れてるものもあった)や、先発マスク別の“チームの勝率”の数字をみると、確かに鶴岡が一歩リードというか、鶴岡を正捕手にすえたい構想なのかなと思います。
しかし。
ちょっと考えればわかるのは、エース・ダルビッシュの「専属捕手」の鶴岡は“チームの勝率”という点では明らかに有利であるということ。
では、2008年シーズンに誰が先発するときに誰がマスクをかぶり、結果としてどうなったのか。
まとめたのが下の表です。
| 捕手 | 先発マスク | 先発投手 | ダルビッシュ | 藤井 | グリン | 武田勝 | 吉川 | スウィーニー | 多田野 | ダース | 金澤 | 八木 | 勝-負-分 |
| 鶴岡 | 86 | 試合数 | 24 | 10 | 1 | 9 | 5 | 20 | 14 | - | 1 | 2 | |
| 勝敗 | 20-4 | 2-8 | 0-1 | 5-3-1 | 2-3 | 13-6-1 | 8-6 | - | 0-1 | 1-1 | 51-33-2 | ||
| 高橋 | 46 | 試合数 | - | 9 | 17 | 10 | 1 | 5 | 2 | - | 2 | - | |
| 勝敗 | - | 2-7 | 6-11 | 5-5 | 0-1 | 3-2 | 1-1 | - | 0-2 | - | 17-29 | ||
| 小山 | 9 | 試合数 | - | - | 6 | - | 1 | - | 1 | 1 | - | - | |
| 勝敗 | - | - | 1-5 | - | 1-0 | - | 1-0 | 0-1 | - | - | 3-6 | ||
| 今成 | 2 | 試合数 | - | - | 1 | - | - | - | 1 | - | - | - | |
| 勝敗 | - | - | 0-1 | - | - | - | 1-0 | - | - | - | 1-1 | ||
| 中嶋 | 1 | 試合数 | - | - | - | - | - | - | 1 | - | - | - | |
| 勝敗 | - | - | - | - | - | - | 1-0 | - | - | - | 1-0 |
鶴岡がダルビッシュのほかに、今年は2番目の勝ち星を挙げたスウィーニーを担当していたのに対して、高橋はグリンの担当。
今年明暗を分けた2人の外国人投手ですが、鶴岡がリードしたからスウィーニーの成績が飛躍的に伸びたのか。では、去年も同じように高橋と組んで好成績を挙げたグリンが今年は極端に成績を落としたのは高橋のリードに何か変化があったからなのか。
ただ単に調子の良かったスウィーニーをたまたま鶴岡がリードすることになったのか、打線の援護に恵まれずに苦しんだグリンをそれでも後半立ち直らせたのは信二の力量なのか。
どうとでも解釈は可能です。
一方で、ふたりの捕手がほぼ同じ試合数リードした二人の投手・武田勝と藤井についてみてみると、どちらがマスクをかぶろうが藤井は勝てなかったし、勝はそこそこ勝ち試合を作っている。
捕手が変わったからといって、同じ投手の勝率が極端に変わったりはしていません。
個人的にはむしろ、こちらのほうが注目すべき点なのではないかと思います。
捕手というポジションは確かに大切ですが、“チームの勝率”に大きく関わるのはむしろ「先発投手の力量」である…と言ってしまえば捕手の立つ瀬はありませんが、割合としてはやはり投手にかかるそれが大きいのは確かではないか。
今年の“勝率”に関しては、鶴岡と信二の間の、主にリード面での「力量の差」を示すものではないような気がします。
個人的には、捕手としての守備力(ボールを止める、ブロッキング、盗塁阻止など)に関しては、鶴岡のほうが優れている印象があり、また信二の場合はその打力が魅力なので、どちらのリードもあまり違いがないのなら、信二の“こだわり”を無視すれば、信二は捕手よりも守備負担の軽いところで打撃に集中してもらった方がチームの力になると考えています。
ただ。今年のデータをもってして「チームの勝率に貢献していないから」などという理由で信二を捕手から外すのは不当だと思います。
決まったわけではありませんが、もしも外すなら外すできちんと納得できる理由を示してあげてほしいし、むしろ、捕手ではダメだからではなく、他の誰にもない右の大砲としての力量をチームに役立ててほしいからという積極的な理由でモチベーションを高く持てるようにしてほしいと願います。
まぁ、大きなお世話ですが…。

『まったく新しいプロ野球データBOOK 2008総決算』という本を買いました。
今年の賢介の飛躍振りがデータで紹介されているページがあるので、興味のある方は立ち読みでもどうぞ(笑)
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