2012年06月07日

6/6 カープ4回戦〜Heaven helps those who help themselves〜

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◆6/6 カープ4回戦(札幌ドーム)

○ F 2 − 1 C ●

C 100 000 000 1
F 100 000 01x 2

投手:☆斎藤佑(8)-S武田久(1)
先発:1右糸井 2三小谷野 3二田中賢 4左中田 5一稲葉 6中陽 7指スレッジ 8遊金子誠 9捕鶴岡

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



「天は自ら助くる者を助ける」
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味。
怠惰な者には、決して幸福は訪れないということ。


初回、失策をきっかけに失点し、中盤まで毎回走者を背負いながら、打線の援護もないまま、それでも辛抱強く“攻めて”試合を守り続けた斎藤佑。
その努力は、初めてのバースデー勝利となって報われた。

自らの失策が、初回の失点につながってしまった田中賢。
その裏の攻撃では、無死一三塁という絶好機に見逃しの三振。
けれど。もう一度巡ってきた8回裏のチャンス。
二死一三塁の状況で、鋭く振りぬいた一打は、詰まりながらも早い打球となって一二塁間を抜けていった。
「ここぞ」という場面での一振りで、一度はチームを苦境に陥れた田中賢が、迷惑をかけた斎藤佑に、そしてチームに、勝利をもたらしたのだった。

勝ち投手の権利がもらえるかどうかギリギリのところで、信じ続けた味方打線からわずかとはいえ援護点をプレゼントしてもらえた斎藤佑。
「取り戻したい」想いを叶える可能性のある場面をつないでもらえた田中賢。
“天の助け”を、しかし、思い描いた“幸福”の形にしたのは、彼ら自身の勤勉なる努力の賜物。

Heaven helps those who help themselves.
彼らだけではない。
チーム全員が、それぞれの“持ち場”で自分がやるべきこと・やれることに全力を尽くし続けたから、昨日の大敗から一転、締まったゲームを展開し、なおかつ最高の勝利を得ることができたのだと思います。
これからも。
偶然を当てにしない。“皮算用”をしない。苦境に背を向けない。
不確かなものに頼らず、自分たちの力を信じて進み続けるチームであってほしいです。




8回の攻撃は、打席に立った全員が、持ち味を発揮し、“役割のバトン”が見事につながりました。
まずは金子誠。
いわゆる“美味しい場面”ではなくても、ゲームのターニングポイントをかぎつける嗅覚に人一倍優れた打者が、攻略困難を極めた野村投手からの継投に入った瞬間を見逃しませんでした。
ヒットで出塁すると、次は鶴岡。
下位打線の“送りバントの名手”が、プレッシャーのかかる場面でファーストストライクをきっちり転がす。
一死二塁。
金子誠のヒットも、鶴岡のバントで作った得点圏も、1点を挙げた初回以来。ほんとうに辛抱強く耐え抜いてきて、やっと再び掴んだ、貴重なチャンス。
打順は1番に戻って糸井。
「ここで絶対に1点を取る」
試合時間の消費が少なく、同点のまま複数イニングの延長も視野に入れなければならない状況の1点勝負で、絶対的に守備で頼りになる金子誠に代走・中島を送り込んだ采配に、指揮官の強い意志と、果敢な勝負師魂を感じました。
“決めたい”ところでしたが、糸井はよく粘ったものの、結果はセカンドゴロ。
ただし、走者は三塁まで進める進塁打にはなっていました。
タイムリーというベストではなくても、何かしらひとつチームのために。
糸井もこのイニングのつながりの輪の中に確実に存在感を残しています。
そして、2番小谷野。
正直、それがいいことなのか悪いことなのかわかりませんが、今の小谷野には「我」がありません。
一打出ればヒーローになれる“美味しい場面”でも、打ちたい気持ちに心乱されることなく、冷静にボールを見極めて四球を選びました。
先日の、タイガース戦でのサヨナラ勝利も同様、“決めるよりつなぐ”小谷野の我欲のなさが選ばせた四球が、結果として相手を逃げ場のない局面へと追い込む最強の“一手”になっています。
ゆっくりと打席に入るのは、誰よりもチームの勝利のために「打ちたい」、打たなければいけない理由を持った田中賢。
みんなが役割を果たしながらつないでくれたチャンスに、“決めるべき”人間が決勝タイムリーを放つ。
リアルタイムではみな、ただただ必死で。
応援する方も、ただただ祈るように必死で。
けれど。こうして振り返ってみると、とても美しく完成された「1点」。
斎藤佑の投球を含めて、シーズンが終わった後に、「あのときの勝利が…」と思い出される試合になるかもしれません。



大敗のあとを引きずらず、“らしい”野球で接戦を制する。
悪い流れはすぐにリセットして、いい形で次の戦いに臨める勝利になりました。
カープ戦を五分で終えて、厳しいセ・リーグ主催試合の遠征へと向かいます。
進め!ファイターズ!!



<6/8 予告先発投手>
F ウルフ
YB ブランドン

DH制がありませんから、どうしても得点力は下がります。
ので。「1点」を取れる確率を少しでも高める堅実な作戦と、簡単に「1点」を失わないために、投手を中心とした確実なディフェンスが出来るかどうかが勝敗のカギになると思います。
特に、内野ゴロを打たせてとるタイプのウルフが先発であり、慣れない球場で守る内野手たちの頑張りは必須です。
もちろん、エラーしないのが何よりですが、ただ、ミスはどうしてもなくならないのが野球でもある。
タイムリーエラーはどうしようもなくても、ミスが出たからといって、律儀に失点する必要はありません。
一番大事なのは、ミスが出た「次」。
ミスのないチームはもちろん最強ですが、例え失敗しても、落ち込みすぎず、気合を入れすぎず、平常心でプレーを続けられるタフネスを持ったチームも強い。
どんな試合展開になっても「強い」チームへと成長していけるように。
頑張ろう!ファイターズ!!

そろそろウルフにも「勝ち」を付けてあげたいです。








きょうのけんすけタグ5.gif
さて。きょうのけんすけ。
◆3番・セカンド
4打数1安打1打点1三振1失策


決勝タイムリーは「さすが」のひとことです。
正直、ちょっと感動したし、ものすごく嬉しかった。
けれど。斎藤佑に対する栗山監督にならって、今日の賢介は「ほめたりしません」(笑)。
「しょーもないミス」(本人曰く)から始まった“自作自演のドラマティック”はいらない。


ただ。賢介の失策の多さを庇うわけではありませんが(つもりとしてw)、他の選手のミスでも送球エラーが目につくような気がすることから、統一球の影響があるのかなぁ〜とはちょっと考えたりしていました。
導入元年の昨年、投手陣の声として握ったときの感触の違いを挙げている選手もいましたから、ピッチングではなくても「投げる」行為を繰り返す野手たちにだって、送球への影響は多少あるのではないかと。
とはいえ。今年で統一球も2年目ですから、当然対応していてしかるべきですが、賢介は残念なことに昨年出場試合数が50試合ほどと少ないまま終わっています。
つまり実戦での経験をあまり積めなかった。
自主トレ、キャンプでしっかり練習をしてきても、実戦はまた違うもの。
開幕直後からハイペースで失策を重ねた理由のひとつが、もしかしたら実戦での統一球への対応訓練不足なのかもとか。
この辺はなんの根拠もない妄想に過ぎませんが、いずれにしても、失策のペース自体はありがたいことにゆるやかになってきています。
今回の失策の前は約20試合前の5/8ですし、その前は13試合遡る4/22。
開幕から20試合の間に、一試合3失策を含む合計6失策を記録していた異常なペースからは明らかに落ち着いて、安定した守備を見せるようになっている。
二遊間は守りの要であり、「守り勝つ」ファイターズにとっては「チームらしいの野球」の要。
幸い誠さんが隣に戻ってきてくれたことだし、堅実な守りを続けてほしいと願っています。
頑張ろう!賢介!!




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posted by こなつ at 22:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてコメントします。

こなつさんのブログは負けた時も勝った時も気持ちを落ち着かせてくれるので、私にとっては「癒し」です(笑)
そして、とてもためになります。
野手にとって、打つだけではない統一球の違い、確かにありそうですよね。

こなつさんのブログを拝見するようになって、賢介選手のプレーをじっくり見るようになりました!(私の推しメン??は糸井選手です。)
賢介選手の打撃好調がずっと続くといいな〜。
Posted by mii at 2012年06月08日 15:54
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