2012年06月24日

6/24 ホークス9回戦〜全員が少しずつ力を合わせた一勝〜

2012banner2.gif



BB8 CS放送.gif
◆6/24 ホークス9回戦(ヤフードーム)

○ F 6 − 0 H ●

F 100 112 100 6
H 000 000 000 0

投手:☆ウルフ(7)-森内(1)-谷元(1)
先発:1右糸井 2三杉谷 3二田中賢 4左中田 5一ホフパワー 6中陽 7指二岡 8遊金子誠 9捕大野

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


投手を中心にしたディフェンス力と。
ひとつ先の塁を、もう1点を、粘り強く求め、積み重ねたオフェンス力と。
ふたつの翼がともに力強く羽ばたいて、まっすぐに勝利へと向かいました。
誰かひとりがヒーローというわけではない、みんなが自分の果たすべき役割を果たした結果の勝利。
いい試合でした。


1回表。
先頭打者糸井がヒットで出塁。
今日今年初昇格即スタメン入りした2番杉谷の打席、簡単に送りバントを使わず、あれこれと揺さぶり、杉谷もまたよく選んで四球。
無死一二塁のチャンスに、普通に打っていった3番田中賢の打球はあわや併殺というピッチャーゴロでしたが、辛くも一塁セーフで生き残って、一死一三塁。
4番中田がセンターへ高く打ち上げた打球は、距離的にはかなり浅いかと思いましたが、三塁走者糸井が俊足を飛ばし、上手いスライディング(突っ込まず回り込んで手でホームベースにタッチ)で本塁生還。
かっこいい「1点」ではありませんが、簡単には併殺にならない田中賢の足、ボールを遠くへ飛ばせる中田、飛び切りの俊足を持つ糸井、みんなの特徴が上手く組み合わさって取れた、ファイターズならではの「1点」。
苦手の大隣投手相手に良いスタートを切りました。

その裏のホークスの攻撃は、ファイターズと全く同じように、ヒットと四球で無死一二塁。
しかし、同じく強攻した3番打者の打球が併殺打となって二死三塁。
4番打者が倒れて無得点。
全く同じ局面で、併殺が取れたか取れなかったかが、試合の流れる方向を少し左右したかもしれません。

4回表。
一死から中田が二塁打で出塁すると、ホフパワーはセカンドゴロに倒れますが、その間に二塁走者中田は三塁へ。
6番陽が、追い込まれてから右方向へ上手く運んで「1点」追加。
例えアウトになっても「ひとつ先の塁へ」。
ホフパワーの“凡打”も生きた「1点」だったと思います。
この後、得点にはなりませんでしたが(陽が本塁突入するもののアウト)、ずっと足に不安を抱える二岡が、三遊間の深い位置に転がった打球に対して全力疾走、ショート内野安打を勝ち取った姿に込められた“やれることは全部やりきる”覚悟は、チームメートたちをさらに鼓舞したのではないかと思います。
例え稲葉が欠場しても、手本になってくれるベテランはまだまだチームにいてくれる。

5回表。
一死から大野がホームラン。
今年は打撃成績が極端に悪い大野ですが、彼本来の思い切りの良さと、強烈なプルヒッティングがぴたりとはまった、相手にとってはダメージの大きな一発。
最高の追加点になりました。

6回表。
先頭打者田中賢が内野安打で出塁。盗塁を試み失敗しましたが、走者も気になりつつ、中田に対してカウントを悪くしていた大隣投手から、中田が冷静に四球を選んで一死一塁。
チャンスが潰れても、もう一度チャンスを作り直す。
粘り強い攻撃の形が見られました。
するとホフパワーがライトオーバーのヒットを放ち、一気に一死一三塁へとチャンスが拡大。
6番陽のサードゴロで、あわや併殺かと思いましたが、セカンドベースから一塁へ送球しようとした二塁手の手からボールがこぼれて、三塁から中田生還、陽は一塁に残る。
相手のミスで「1点」をもらうと、なおも二死一塁から、7番二岡が、実に二岡らしい、右方向へぐんぐん伸びる二塁打をかっ飛ばし、一塁走者陽がその俊足を飛ばして長躯ホームイン。
小さなチャンスを大きく広げ、確率の低いチャンスの芽でも一気に得点につなげる。
ここもまたそれぞれの能力が上手くかみ合った、いい追加点でした。

そして、ダメ押しとなった7回表の「1点」。
この時点で5-0と試合をリードし、ウルフが相手打線をわずか4安打無失点に抑える高等を続けていましたから、“普通”に考えれば安全圏内。
けれど、あくまでも攻撃の手を緩めることはありませんでした。
二死走者なしから、途中出場(守備固め)の2番飯山がヒットで出塁(本日2安打!)。
田中賢が四球を選んで二死一二塁。
4番中田にタイムリーが出て、飯山が生還、ダメ押しの「1点」。
さらに、ホフパワーが四球を選んで二死満塁。
残念ながら続く陽のバットから快音は響きませんでしたが、二死走者なしという「何もない」局面から、淡白にならず、チャンスの芽を作り、育て、実りを得たしぶとさと、それで満足せず、もっとチャンスを広げていった貪欲さ。
昨日とは打って変わったように、みんながひとつの打席をとても大切にしてきた試合であったことが、最も良く現れたイニングだったと思います。

タイムリーヒットを打たなくても。ホームランを打たなくても。
ひとつ選んだ四球だったり、全力疾走で勝ち取ったひとつのセーフだったり。
記録的には凡打でも走者を進める進塁打だったり。
走者として塁上でバッテリーにプレッシャーをかけることも。
あるいは、打席では特になにもなくても、ヒットとアウトのギリギリの境目にある打球をアウトにする守備も。
ささやかに見えるひとつのプレーが、チームの勝利のために役に立つ。
誰かひとりではなく、誰もがみんな、どんな形であっても貢献した試合。
これがきっと、今のファイターズには必要で、これからも求めていきたい野球なのだと思います。


投手陣ももちろん頑張りました。
先発したウルフは、序盤こそ何かフィーリングがおかしかったみたいに、球数も多くテンポの悪いピッチングでしたが、3回ぐらいからは落ち着きを取り戻し、彼本来の投球がしっかり出来ていたと思います。
同じ外国人投手のケッペルと比べると、ひじょうにおとなしく物静かで、投手らしい目立ちたがりの「欲」が感じられないウルフは、おもに6回ぐらいまで試合を作ることを「仕事」としているかのようでしたが、今日は7回もマウンドに上がり、先頭打者に出塁を許したものの、後続をぴしゃりと抑えて「流れ」をキープしたまま、あとをリリーバーに譲りました。
ウルフは、来日初年度はその力のある速球を武器に、リリーバーからクローザーとして起用されながら結果が出せず、シーズン終盤、首脳陣と話し合った末に先発転向。
そこで結果を出し、翌年はローテーション投手として1年マウンドを守り、そして今シーズンもダルビッシュが抜けたローテの一角をまかされるようになった、ファイターズに来てから自分のスタイルを見つけ、成長している投手です。
異国のチームで挫折も味わいながらつかんだポジション。
物静かな外見の裏側にはきっと強い気持ちが隠れている。
だから、今日のような大事な試合でも、状況に惑わされることなく自分の投球が出来るのではないかと思います。
防御率リーグ2位という抜群の安定感はこれからも“計算できる”先発ローテの柱だし、今日7イニング投げぬいたことを自信に、いつももっと長くマウンドに立っていられる投手へとさらなる進化を目指してほしいです。
8回森内、9回谷元はともに、6点リードに安心することなく、かといって昨日の逆転劇を引きずって弱気になることもなく、それぞれ自分の任されたイニングをきっちり三者凡退。
付け入る隙をひとつも与えず完封リレーを完成。
ウルフも森内も谷元も(リードした大野も)ナイスピッチングでした。


今日は、結局送りバントがひとつもありませんでしたし、作戦らしい作戦はなかったと思います。
それでも、選手ひとりひとりが、状況に応じて「やるべきこと」に懸命に取り組んで、みんなで「つながり」を作り上げ、得点に結びつけることができました。
昨日の今日だからではなく。
いつも今日のような気持ちで。
ひとつのプレーを大切に戦っていきたいと思います。
いいぞ!いいぞ!ファイターズ!
進め!進め!ファイターズ!!




最後に。
小久保選手、2000本安打達成おめでとうございます。
自分たちのチームの稲葉さんの、そして対戦相手として小久保さんの、ふたりもの2000本安打を(TVでですが)リアルタイムで見届けられたことはファンにとっても幸せです。
小久保さんも「これでチームに迷惑をかけなくて済む」と、稲葉さんと同じことをおっしゃってました。
スワローズの宮本さんもそうですが、結局、いつも「チームのために」プレーを続けてきた選手たちだからこそ、長くレギュラーであり続け、40歳を越えて2000本安打を達成することが出来たのかなと思います。
リーグ戦では敵ですけど、もっともっと長く、ホークスのためにプレーされることを、ヒットを増やしていくことを、お祈りしております。
おめでとうございました。







きょうのけんすけタグ5.gif
さて。きょうのけんすけ。
◆3番・セカンド
4打数1安打1四球

も〜〜〜!盗塁しなくていいよ〜〜〜〜!
6回の盗塁刺のとき、左足が“あの時”と同じように、ベースの角を踏んでしまって弾かれていました。
痛そうな仕草を見せた賢介に、正直、嫌な汗が出てきました…。
幸い、何事もなかったかのように走ってベンチに戻ってきて、最後まで試合に出ていたので一安心だけど。
怖かった。ほんとに怖かった…。
賢介は怖くないのか?怖くても走るのかな?
盗塁しないでとは言ったものの、賢介はきっと走り続けるだろうなぁ。
それが賢介だと思うから。
こちらに出来ることはただもう二度とあんな怪我はしないように祈るだけ。
とりあえず、出来ることはします(笑)。
賢介のことは賢介が一番わかっている。
やれることは全力!
頑張れ!賢介!!



賢介には関係ないけど、イーグルスの内村賢介くんがベイスターズへトレード移籍するそうです。
もともと、賢介と文字まで同じ名前だったのでちょっと興味をもった選手ですが、あの小ささで頑張っている姿がけっこう気に入っていました。
ちょっと寂しくなるなぁ…。
でも。ベイスターズでは稀哲がきっと可愛がってくれるよ、うちの賢介の代わりに。
きっとうちのより内村くんの方がかわいい後輩になってくれると思うしね(笑)。
横浜でも頑張れ!小さな賢介くん!



一日一回のクリックをお願いいたします。

2012banner1-1.gif


posted by こなつ at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 2012シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結局“たられば”の話ですよね
バントしなくても勝った試合は誉めてますけど、バントしてもしなくても…野手の方はみんな一生懸命勝つために、一つ先の累に行くために、点数を取るために、がんばってると思いますよ。
負ければ淡白…って言いますが決してわざとじゃないと思います。
って事をずーっと言いたくて…
今回初めてコメントしちゃいましたがく〜(落胆した顔)
Posted by 3 at 2012年06月25日 21:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/277114470
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。