2012年10月17日

10/17 CSファイナル・ステージ第1戦〜つなぐ、守る、そして一発〜

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◆10/17 CSファイナル第1回戦(札幌ドーム)

○ F 3 − 2 H ●

H 000 000 200 2
F 000 000 30x 3

投手:☆吉川(7)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2二杉谷 3右糸井 4左中田 5一稲葉 6三小谷野 7指ホフパワー 8捕鶴岡 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>



帰宅後、スポーツ・ニュースを見ると、ゲームが動いた7回の攻防はこんな風にまとめられていました。(※表現はこの通りではありません)
「7回表、吉川は一死一三塁の場面で粘る小久保を三振に討ち取りましたが、なお二死二三塁となってから多村に詰まりながらもセンター前へ運ばれ2失点」
「7回裏、一死二塁のチャンスで糸井がライトスタンドへ同点ホームラン!好投のヤンをマウンドから引きずりおろすと、二死一三塁で代打二岡。森福の初球をライト前に打ち返して、この回一気に逆転しました」
得点シーンは野球において一番わかりやすく、やっぱり面白い場面であり、そして、ここで打った糸井と二岡は本当に素晴らしい活躍でした。
けれど。
わずかな時間しかさけないスポーツ・ニュースではほとんど取上げられることのない「過程」の中に、野球というチーム・スポーツの本質、ファイターズというチームの戦い方があったと思います。

吉川が悔しい2点を失った直後の7回裏。
先頭打者陽が兄・ヤン投手からヒットを放って出塁。
2番杉谷は送りバントの構え。
2点を追う終盤の入り口で、それでもファイターズらしく「1点」ずつ還していこうという采配に応え、杉谷は、走者を出すとやや制球が乱れるヤン投手のボールをしっかり見極めつつ、確実に犠打を決めて一死二塁。
ここで糸井が、高めに浮いてきた甘い球を見逃さず、ライトスタンドへ叩き込んで同点。
4番中田は、代わった藤岡投手からショートへ内野安打を放って一死一塁。
糸井の「一発」で攻撃が終わらなかったのが大きかったです。
稲葉は、藤岡投手から代わった森福投手の前にセンターフライに倒れたものの、続く小谷野の打球がレフト線を破る間に、中田が三塁まで到達して一死一三塁。
もう一度、みんなでつないだチャンスで、代打の切り札・二岡。
引き戻した「流れ」を完全につなぎとめる勝ち越しの一打を決めてくれました。

先頭打者が出塁する。
大切な走者を確実に先の塁へ進める。
決めるべき人が決めて得点する。
そこで終わらず、もう一度、“先頭打者”が出塁する。
誰かがつなげなくても、次の人がカバーする。
みんなが同じひとつの方向を向いて懸命に頑張るとき。
ファイターズは強くなる。

反対に。
やるべきことをきちんと出来なければ、「流れ」はきません。
5回裏。
先頭打者中田がこの試合、チーム初となるヒットを放って出塁するものの、稲葉が送れず結局三振に倒れると、小谷野の打席で、一塁走者中田がつり出されて盗塁刺。
チャンスの芽をチャンスにすることもなく潰してしまいました。
犠打失敗、走塁ミス。
ミスは必ずあるものですが、重ねてしまっては苦しくなる。
また、7回の守り。
無死一二塁の場面、ペーニャ選手のサードゴロは併殺に取れたはずです。
小谷野からの送球がどうだったのかわかりませんが、セカンドベースに入った杉谷がわずかに握りなおした分、際どく一塁セーフ。
「たら・れば」はありませんが、併殺が成立して二死三塁になっていたなら、吉川は次の小久保選手を苦労しながらでも三振に討ち取っていますから、多村選手まで回ることなく無失点で切り抜けた可能性は大きかったと思います。
投手が討ち取った「取れるアウト」を取りきれないと「流れ」は逃げる。
多村選手の、吉川の感覚からすれば完全に詰まらせたはずの打球が、ショートとセンターの間に落ちたとき、その“不運”も元を辿れば自分たちで招いたものでしかないと思いました。

ただ。そうした諸々を一気にひっくり返したのが糸井の「一発」。
個人的にCSにおいては打のキーマンと考えている糸井(ホークス戦に弱い)がいきなりヒーローとなる活躍をしたこともそうですが、何よりも、短期決戦の場合、劇的な「一発」はその試合だけでなく、しばしばシリーズの「流れ」を決定付けます。
2009年のCS(対イーグルス)で、初戦、スレッジが打った逆転サヨナラ満塁ホームランはファイターズを日本シリーズへ導いてくれたし、しかし、その日本シリーズでは、第5戦、1点リードの9回裏に守護神武田久が亀井、阿部選手に同点・サヨナラのホームランを打たれたことで「流れ」を失い、日本一を逃してしまいました。
今日の「一発」は、そこまでドラマティックなものではありませんが、代打・二岡の勝ち越し打との“合わせ技”で、今日の勝利のみならず、シリーズの「流れ」をファイターズへと引き寄せてくれたと思います。
だからこそ、大切なのはまた明日。


<10/18 予告先発投手>
F 武田勝
H 新垣

初戦を落とせば絶対に負けられない第2戦。
初戦に勝てば、一気に勢いに乗りたい第2戦。
どちらにしても大切な第2戦だから、エース・勝さんが先発です。
けれど、いつも通り、「まっすぐは大胆に。緩い球は低く」それだけでいい。
丁寧に、ひとりひとり討ち取っていきましょう。
頑張れ!勝!!

今日はいい試合だったし、「流れ」も引き寄せたとは思うけれど。
今日は今日。明日は明日。
また、ただ目の前の一試合を勝つために、全力で戦うだけ。
力を合わせ、気持ちをひとつに。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
つなごう!守ろう!ファイターズ!
明日も勝つぞ!ファイターズ!!




先発した吉川、とても頼もしかったです。
0-0の展開で先に2点を失ったことはとても悔しかったと思いますが、気持ちを切らさず、後続をきっちり抑えた姿には、帰国してTV観戦してくれていた前エースを彷彿とさせるものがありました。
このシーズン、ずっと頑張ってきたその背中を、同じくずっと見続けてきた野手たちが、その裏の攻撃で奮起してくれたのもうなずけます。
例え打たれても「チームを勝利へ導く」、エースへの階段をまたひとつ上った吉川。
ぜひ、もう一度日本シリーズの舞台でマウンドに上げさせたい。
大舞台でのピッチングが見たい。
そう思わせるマウンドさばきだったと思います。
頑張りました。








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さて。きょうのけんすけ。

昨日から宮崎にいるはずですが、チームはきっとキャプテンと一緒に戦ってくれています。
「1番」陽くんの第1打席。
入場曲はかつて賢介が使っていた『Dilemma』。
誰がどうしてここでこの曲を流そうと考えたのかわかりませんが、ちょっと涙が出そうになってしまいました…。
賢介。
みんなはとても頑張っています。
賢介には賢介の戦いがあるけれど、気持ちはいつもチームと一緒にいてね。
遠く離れていても、プレーでは参加できなくても。
みんなひとつでファイターズなんだから。
頼むぞ!賢介!!



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posted by こなつ at 23:59| 2012ポスト・シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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