2012年10月20日

10/19 CSファイナル・ステージ第3戦〜改めて「リーグ優勝」の価値を思う〜

2012banner2.gif





bc8 生観戦.gif
◆10/19 CSファイナル第3回戦(札幌ドーム)

○ F 4 − 2 H ●

H 000 000 110 2
F 300 001 00x 4

投手:☆ウルフ(6.1)-石井(0.2)-増井(1)-S武田久(1)
先発:1中陽 2二西川 3右糸井 4左中田 5指稲葉 6三小谷野 7一ホフパワー 8捕大野 9遊金子誠

<試合詳細はファイターズ公式サイトでご確認下さい>


思いもかけずホークスに3連勝して、クライマックス・シリーズは終わりました。
増井と武田久が3連投したことからわかるように、いずれも僅差の接戦を勝ちきる、シーズン同様の「ファイターズの勝ち方」。
“負けたら終わり”の短期決戦の中、「普段どおりの野球」で勝てたのがファイターズの強さと言えますが、レギュラー・シーズンだって毎試合、同じように戦い続けてきたはずなのに、シーズン中は5連勝が最高だったことからもわかるように、同一カードの3連勝などわずかしかなく、ましてホークス相手には経験のなかったことです。
それが。
すべて接戦、最後のアウトひとつまでどうなるかわからない試合を3つも続けて取れたのは、やはり「流れ」とか「勢い」としか言いようのない不思議な力も働いていたように思います。
ターニングポイントだった、第1戦の7回の攻防。
防御率リーグ1位、相手チームもおそらく難攻不落と考えていたはずの吉川が、“討ち取った”はずの打球が野手の誰もいないところに飛ぶアンラッキーなヒットを打たれて2失点。
あの時点では「流れ」はホークスにあり、そのままファイターズは負け、シリーズ自体もそっくり裏返しに、ファイターズがスイープされていたかもしれません。
ただ。そこでがっくり来てガタガタと崩れずに踏ん張れた吉川がいて、その奮闘に応えた糸井の劇的一発で同点に追いつくと、そこに留まらず「もう一押し」するべく、チャンスを作り、つないでいった選手たちと代打・二岡の一振りと、みんなで力を合わせて「流れ」を引き戻せたから、結果的に3連勝で日本シリーズ出場権を得られたのだと思います。
もちろん、一度つかんだ「流れ」を手放さないように、投手たちも野手たちも、本当に頑張りました。
MVPは確かに糸井ですが、誰ということなく、ひとりひとりの選手がひとつひとつの局面で「自分の出来ること・やるべきこと」に懸命に取り組み続けた積み重ねがあったから、「流れ」はこの3試合、ファイターズの元に留まってくれたような気がします。
リーグ優勝し、なおかつクライマックス・シリーズを勝ち抜けたファイターズは強いです。
でも、そのファイターズに対し、レギュラー・シーズンでは勝ち越していたホークスだって間違いなく強いチームでした。
どちらかが一方的に勝ち越すほど大きな力の差などなかったはずです。
それなのに、10/17〜10/19の3日間に限っては、1本のホームランから転じた「流れ」をきっかけに、結果は一方的になりました。
これが短期決戦であり、必ずしも勝敗という結果だけでそれぞれのチームの強さは測れない。
そう考えると。
改めてリーグ優勝というものの価値がどれほど大きなものか。
144試合の長いシーズンの間には、どのチームも状態がいいとき、わるいとき、故障者が出たと思えば、思いがけずに若い選手が活躍するなど、本当に色々な「状態」を潜り抜けながら戦っていかなくてはいけません。
シーズンの短期間を色々に切り取ってみれば、その時々で強いチーム、弱いチームは異なっているでしょう。
どのチームも必ず同じ道のりをたどるわけではなくても、それぞれにいいときもあり、悪いときもありながら、何度も何度も対戦を重ねていく144試合は、ある意味では短期決戦の繰り返しであって、今回のシリーズのように一方的になることもあれば、競り合い、痛み分けになることもあり、前の対戦成績が次の対戦成績と同じになる保証などない。
そうやって長いこと戦い続けた最後に残る成績からは、運も不運も流れも勢いも相殺されて、残るのがそのシーズンの相対的な「強さ」なのだと思います。
CSを3連勝したからではなく、どう転んでもおかしくなかった3試合を見続けて、レギュラー・シーズン優勝を果たしたファイターズは強いチームだったのだなぁと改めて気づかされた気がします。
パ・リーグで一番強かったファイターズが、セ・リーグの代表と日本一をかけて戦うのだから遠慮するものなどなにもない。
胸を張って、そして、ライバルたちの思いも背負って堂々と、日本シリーズの舞台へと向かってほしいです。

まだ相手チームは決まっていませんが、個人的にはセ・リーグ王者に勝ちあがってきてほしい。
それぞれのリーグの優勝チーム同士が対戦してこそ、本当の「日本一」なのだから。
(ドラゴンズには申し訳ないけれど、頑張れ!ジャイアンツ!)



小久保選手。
19年間のプロ野球生活、お疲れ様でした。
2点差を追う9回表、二死二塁。
一発出れば同点、倒れればゲームセットと同時にシリーズが終了するしびれる場面が最後の打席になりました。
真摯に野球に取り組み続けてきた小久保選手に最高にふさわしいラスト・ステージ。
野球の神様はいるんだなぁ…と。
ユニフォームを脱ぐことが決まっている選手の、「最後の打席」や「最後のマウンド」は、多くの場合、いつもの真剣勝負とは色合いが異なる対戦になります。
それもまた、残る選手たちからのリスペクトであり、感謝の思いの表れであって、悪いとも思わないし、嫌いでもありません。
でも。バットマンとして一振りに全身全霊を捧げてきた小久保選手が、緊張感のある“本当の勝負”の中で野球選手としての最後を終えられたことは、最高に幸せな締めくくりになったのではないかと思います。
マウンドには私たちの守護神・武田久がいましたが、最後のショートフライが飯山のグラブに収まる瞬間まで、小久保選手に一発喰らうのではないかと怖かったです。
もう来シーズンからは、小久保選手を打席に迎えてハラハラすることはなくなりますが、小久保選手が愛したホークスの中に、いつでも小久保イズムは生きているはず。
そして、ファイターズの中にも、二岡をはじめ、小久保さんの野球選手としてのあり方を“引き継ぐ”選手たちはいます。
違った形になっても、きっとまたグラウンドでお会いしましょう。
いまはただ、同じ“野球好き”として(生意気ですが)。
『ありがとう』







きょうのけんすけタグ5.gif

チームは日本シリーズ進出を決めました!
賢介は…骨、くっついた?

今、賢介のいないファイターズは、おかまいなくいいムードで戦えています。
はっきり言って、賢介がいなくても大丈夫です。
ただ。何度も繰り返しになりますが、何をきっかけに「流れ」が変わるかもしれず、日本シリーズのときに、チームの状態が今のままである保証は何一つない。
もしも、もしも、悪い流れにはまるようなことがあったら。
賢介の“復活”が何かのきっかけになるかもしれません。
無理をする必要はないけれど。
チームのために出来ることがあるかもしれない以上、最後まで諦めないで「戦える」状態に戻る努力を続けてください。
頑張れ!賢介!!



一日一回のクリックをお願いいたします。

2012banner1-1.gif

posted by こなつ at 23:59| 2012ポスト・シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。