2012年10月29日

『覚悟』〜勝利至上か、シーズンの集大成か〜

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10/28の第2戦で、多くのファイターズファンが驚いたと思うのが、先発投手武田勝に対して捕手大野というバッテリーで臨んだことです。
武田勝・大野のバッテリー自体は元々「定番」の組み合わせでしたが、今シーズンの途中、大野をファームに落としたことをきっかけに、それ以降は武田勝の登板時には鶴岡が受けるようになっていました。
それが、日本シリーズの大舞台、しかも初戦を吉川炎上、中継ぎ陣も崩壊して惨敗した危機的状況を受け、何が何でも勝ちたい試合でいきなりの武田勝・大野復活。
シーズン通をし「第一捕手」として信頼してきた鶴岡を“懲罰”的に切り捨ててでも、勝つために、まずは“守り勝てる”投手陣の建て直しを図る意図での采配なのかと思いました。
結果。ジャイアンツ打線に滅多打ちを許した鶴岡と対照的に、わずか5安打1失点に封じた大野。
では。ジャイアンツだけと戦い続ける日本シリーズの残り試合、全ての先発投手に対して大野に受けさせる“覚悟”はあるのか。
また、明らかに得点力不足を露呈している打線については、どうやって得点を取ろうと考えるか。
第1戦、第2戦とも基本的にシーズン中と打順は変わっていません。
先の長いシーズンならば、「いま」状態の悪い打者がいても、辛抱して待つことができますが、残りはたったの5試合、それもすでに2敗していますから、建て直すことが出来なければあと2試合であっという間にシリーズは終わってしまいます。
ここまでの2試合を見ている限り、打撃の状態が良さそうなのは小谷野ただひとりですから、どうにも難しいのは事実とはいえ、例えば、「2番」打者。
まったく“らしくない”打撃に終始している西川と、初戦はヒットを放ち、2戦では代打で最終的に三振はしたものの、しつこい粘りをみせた杉谷を、相手投手に左右に合わせて使い分けるシーズン通りの打順より、「いま」期待出来そうな、なおかつスイッチヒッターでもある杉谷をスタメンに、守備に不安がある西川を左の代打として思い切って一打席に集中させる、というような使い方に変えてもいいのではないかと思います。
また、死球を受けて、今日も練習が出来なかったという中田をどうするのか。
患部の状態が悪ければ出場そのものが不可能という事態もありますが、本来のスイングができないとわかっていても使うのか、使うとしたらやはり「4番」にこだわるのか、負担を軽減して下位打線に置くのか。
何よりも「勝つ」ことを一番に考えるならば、ただでさえ当たりがなく、なおかつコンディション不良の選手を「4番」に据えて、今チームが必要としている“得点力のアップ”に逆行するのは愚策でしかありません。
ただ。一年間何があろうと「4番」を任せ、将来的に日本を代表する大砲へと育てようとしてきた今シーズンがあり、日本シリーズの場でさえ、一連の“育成”過程の延長と捉えるならば、痛みをこらえながらバットを振る「4番」中田も、またアリなのかもしれません。
日本シリーズの残り試合を、何が何でも勝つ、勝利至上主義でいくのか、あくまでも2012年のファイターズの集大成と考えるのか。
それは栗山監督の「覚悟」次第。
勝つことを一番に考えるならば、実際に何もかも上手くいかなかった1&2戦を受けて、打順の変更にしろ、選手の入れ替えにしろ、作戦、指示の徹底など、やれることはまだ色々あるのではないかと思います。
特に手を打たず、今まで通り「選手たちを信じて」、辛抱して見守るのもひとつです。
いずれにしても中途半端はいらない。
ある意味では、指揮官自身の迷いや動揺がチーム全体に伝わっての2連敗のように思えます。
あなたのチームだ。
迷わず道を指し示してほしい。
そうすれば、きっと選手たちは全力で走ります。
腹をくくっていきましょう!
こちらも腹を据えて応援します。

頑張ろう!ファイターズ!!





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posted by こなつ at 23:59| 2012ポスト・シーズン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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