2007年08月13日

曲がらない肘…でもそれが君の「形」

8/12のFFFFF(エフファイブ)で、武田勝投手のインタビューが放送されていました。
田中幸雄さん似の若かりし頃の映像や、めったに見られない“変顔”を披露してくれたり、意外とノリのいい一面を見せてくれたりと、勝好きには短い時間ながら中身の濃い番組だったと思います。
中でも印象深く残ったのは、勝さんの「投球フォームの秘密」です。
一般的になんと表現したらいいのかわかりませんが、個人的には“かつぐ”と呼んでいる、テイクバック時の独特な腕の使い方は、ある必然性から生まれたものだったのです。
勝さんの左腕、その肘はいわゆる野球肘によって変形しており、普通どおりの曲げる動作ができません。
肘を軽く曲げて指先で肩に触れる…誰にもでもおそらく簡単に出来るこの動きが勝さんの左腕はできない。
両手で水をすくって顔を洗うことも、左手が顔に届かないから無理で、右手だけで洗っているそうです。
そのような状態にある左肘にとって、最も負担のかからない投げ方が、今の勝さんの独特な投球フォームとなっている。

変形した左腕で快投を続ける勝さんに同情したり、そのプロ根性などをことさらに美化するつもりはありません。
野球肘による変形は、痛みが出たときに投球を中止するなどして防げたかもしれない。
選択によっては、もっと違った形の肘で、違った投球動作で投げる投手になっていたかもしれない。
勝さんには選べる「道」が色々あったと思います。
でも、結局今の「形」にたどり着く道を勝さんは選んできた。
そのことをきっと勝さん自身は後悔などしていないでしょう。
勝さんの「形」はまた、勝さん自身の野球人生の「履歴」であるというだけです。

プロ野球選手のフォームは、投げるにしろ、打つにしろ、野球少年のお手本にはとてもならないぐらい独特なものが多い。
一般人とはかけ離れた身体能力やセンスが可能にしている「形」もあれば、逆になんらかの欠如を補うための「形」もあるだろうし、あるいは勝さん同様、ある種の障害をカバーするために生まれた「形」もあるだろう。
私にはひとつひとつの「形」の理由はわからないけれど。
ただ。
それぞれの「形」は、例えどんなに奇異に見えようとも、それぞれの選手自身のかけがえのない「履歴」であり、リスペクトすべきものなのではないかと思います。

やっぱり私は。
勝さんの「かつぐ」投げ方が大好きです。


グリップを低くした小さな構え。
若い頃とは(いまだって若いけど)ずいぶんと変化した体型。
賢介の「形」もまた賢介の「履歴」となって、おそらくこれからまだ変化していくのだろうと思う。
でも。
どんな「形」を作ろうとも、いつだってそれが「賢介」そのものであるように。
遣り残すことがないように。
後悔したりすることがないように。
自分で「道」を選んでいってくれたらいいなと思います。



<ファイターズファン的甲子園情報>
尾崎選手母校・報徳敗退。
金子会長母校・常総も、ものすごい試合を見せてくれましたが惜しくも、ほんとうに惜しくも初戦敗退となりました。
明日大会7日目(8/14)は母校シリーズ(?)最後の1校、須永投手・今成捕手の母校・浦和学院が出陣です!

★初戦突破組のこれからの日程
大会8日目(2回戦):仙台育英(金村さん)、帝京(ひちょり)→共に勝ち上がると、なんと3回戦で激突です。
大会9日目(2回戦):創価(小谷野、高口)、東福岡(賢介)VS広陵(直人、みつお)




posted by こなつ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ファン的ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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