2008年02月14日

田中賢介の”告発”

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本日2/14スポニチ17面『スポニチワイド北海道』に賢介のロングインタビューが載っています。

080214 スポニチインタビュー記事 小.jpg

記事詳細はこちらでも読めます。

☆田中賢 新たなる挑戦

主に今シーズン改造中のバッティングについての興味深い内容ですが、この時期ファイターズの選手にとっては避けられない「中田くん」に関して質問された賢介は、次のような発言をしています。
――ところで、話題独占のルーキー中田翔だけど?

 「日本ハムをアピールしてくれるのはいいこと。高校生であれだけ飛ばすのは力もあるけど、天性のものですね。守備ですか?選手全員が生活を懸けてグラウンドに立っているわけだし、中田1人のためにチームが負けるのは許されない。自分のためにも基礎からしっかりやった方がいい」



「選手全員が生活を懸けてグラウンドに立っているわけだし、中田1人のためにチームが負けるのは許されない。」


「不安がある」と指摘される中田くんの守備ではありますが、これだけ厳しいことをはっきり言ったチームメイトはいなかったのではないでしょうか。

守備は練習すればするだけ上手くなると言われ、やはり「新人の頃はエラーばかりだったけど使い続けてもらった」という、同じ背番号「6」の幸雄さんを引き合いに出して、試合の中で少しずつ上手くなってくれればいいと考える人もいるかもしれませんが、状況は全く違うと私は思います。
少なくても遊撃守備に関して高校生のレベルはあった幸雄さんと、高校時代は投手と外野手で、内野手としては高校レベルの技術もない中田くんを同列に扱うことはできません。
基礎さえない“シロウト”三塁手が立てるほど、プロのグラウンドは甘い場所ではない…。
それはおそらくシーズンが始まれば自然とはっきりすることであって、今あえてチームの広告塔となってくれている「話題のルーキー」に冷や水を浴びせるようなことを言う必要はない。
多くの選手はそういった“大人の判断”の中で中田翔について当たり障りのない“評価”を喋っているような気がします。

例えば稀哲はこんな風に語っていました。
「自分は最初の頃は守備固めで使ってもらっていたので、今でも守備の意識は高い。チームも投手中心の守り重視で自分のスタイルに合っていた。守備は中田本人が試合に出るため、うまくなりたいと思うことが大事ですね」

これも要するに、投手中心の守り重視のチームなのだから「守備が出来なければ試合には出られない」ということなんですが、表現としてはまだ穏やかです。

何故、それなのに賢介はこんなにも厳しい表現をしたのでしょうか。
私には、賢介の過激な発言は、中田くんに宛てたものというよりも、首脳陣であり球団であり、またOBその他、そしてマスコミやファンという、実際にグラウンドに立つ選手たちの「外側」にいるものたちへの「告発」のように思えました。
「プロ野球界を盛り上げるため」という大局に立っているかのように装いながら、結局はプロ野球という森を支えている一本一本の木である選手たちひとりひとりがグラウンドに賭けるものを見ようともせず、ただ一本の若木だけを愛でる「外側」の人たち。
キャンプを視察に来た日本代表監督の星野さんは、中田くんの素質を絶賛して「50試合続けて打てなくても使うべき」などと仰ってましたが、では、あなたのチームJAPANで中田くんを使えますか?
逃げ出したいほどの緊迫感に満ちた、絶対負けられない試合の中で使い続けられますか?
星野JAPANが目指す金メダルと、各球団の選手たちが戦うレギュラーシーズンの一試合とでは「重みが違う」と仰いますか?
少なくとも賢介は。
どんなときも、生活というか、自分の野球人生の全てを懸けてグラウンドに立っているという強烈な自負心があるだと思います。
彼がよく言う「全力プレー」とはそういうことなのではないでしょうか。
そして、チームメイトたちもそれは同じだという信頼感があるから、長く苦しいシーズンをみんなで戦いぬける。
野球はひとりでは出来ないし、チームメイトと共に野球をするためには、踏むべき段階とクリアすべきレベルがある。
「プロ野球界の発展」「ファンの期待」
こういったものはグラウンドに立つための十分条件ではない。
共に戦うチームメイトから信頼されることがなりよりも大切。
これを忘れてはいけない。

しかし。
あまりに厳しい発言に対して、インタビューをした記者は【取材後記】としてこんなフォローを入れていました。
中田の守備について質問した時に返ってきた答えには正直、こちらの方がドッキリした。「選手全員が生活を懸けている」――。ただ、その厳しい言葉の裏には理由があった。今でこそ2年連続ゴールデングラブ賞に輝く名手だが「僕もだいぶエラーをして迷惑をかけた」。過去に自らの失策をきっかけに、ある投手が打ち込まれて降板した。数日後、その投手はファーム落ちを宣告された。その後は2度と1軍のマウンドを踏むことなく、球界を去っていったという。田中賢は当時の“罪悪感”が今でもぬぐいきれないという。中田には自分と同じ思いをさせたくない…。そんな優しさが隠された言葉だった。

エピソード自体は、特に賢介ファンとしては興味深いわけですが、それはとりあえずさておき。
賢介の後輩に対する思いやり…もちろんそれも一面の真実だとは思いますが、そうしたある種の“美談”として、賢介の過激発言をフォローしているように見せることで、結局は自らにも向けられた刃に、気付いていないのか、気付かない振りをしているのか。
マスコミその他の「中田頼み」はまだ終わることはなく、賢介の“告発”は無駄に終わるのかもしれない。

けれど。
「選手全員が生活を懸けてグラウンドに立っている」
この言葉を私は忘れないだろう。
そう言う賢介と、賢介にそう言われる全ての選手たちの「全力プレー」が今年も楽しみだ。


きょうもけんすけ.gif

こんな記事を見つけました。
≪田中賢地獄特訓≫田中賢が大型コンバートのキーマンに指名された。田中賢の二塁守備の安定という条件付きで、木元の遊撃転向のオプションが浮上。白井ヘッドコーチは「木元の捕球や送球の技術は12球団トップクラス。すべて賢介次第です」と話した。白井ヘッド指導のもと、札幌市内の屋内練習場で連日のハードトレーニングを行った田中賢は「キャンプみたい。しんどいっす」と必死だった。

2005年10月30日付のスポニチの記事です。
「全て賢介次第です」と言われ、猛烈に守備をしごかれたその賢介が翌年二塁の定位置をつかみ、反対に木元さんのほうがポジションを失うという皮肉な結果にはなったものの、「守備は練習すれば上手くなる」、そして守備でチャンスを得ることから、レギュラーポジション獲得への道が開けることの、賢介とそして稀哲こそが生きた見本です。
今ではゴールデングラブ賞を連続受賞し、チームでは不動の1&2番コンビとなりました。
だから。
三塁で使えないことが明らかな中田くんを一軍に帯同させて、中途半端にDHや代打で使うよりも、まず守備の特訓に耐える体力づくりから、じっくり1年や2年は鎌ヶ谷で育てた方が、遠回りのように見えて結局近道なのではないかと私は思います。
パ・リーグにはDH制度があり、打撃だけで生きていく道はありますが、プロ野球選手とは打って守って一人前だと思うし、ベテランや外国人はともかく、将来のある若い選手はどこへ行っても働けるプロ野球選手に育ててあげたい。
あわてることはないじゃないですか。
中田くんには他の誰にも真似できない「飛ばす」という魅力的な天性の才能がある。
それを忘れないで支えにして頑張れば、きっとそう時間がかからないうちに、プロ野球の選手たちが立てるステージに上がれるようになります。
頑張れ!


<名護みやげ>

打撃改造で頭の大部分はいっぱいな賢介ですが、もちろん守備練習にも怠りはありません。
2/5のサブグランドの光景。
金子会長と賢介の二遊間コンビが、ほとんど見学者もいない中、守備練習を行っていました。
ノックを受けた後、ダブルプレーを獲るための、賢介からのトスの確認を何度も何度も。
鉄壁と言われる二遊間は、まだまだその精度を上げていきます。





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posted by こなつ at 22:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 新聞のけんすけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あのスライディングは良くない。謝れホークスに。
Posted by 日ハムファン at 2016年05月03日 17:39
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