2012年11月04日

首脳陣一新

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「時間」は色々な問題を解決してくれるものですが、逆に、「時間」の経過とともに積み重なり濃縮されていくものもある。
昨日は「やりきった」感のほうが強く、悔しい想いを上回っていましたが、一晩寝て起きたら、やっぱりすごく悔しくて(笑)。
当分の間、テレビのスポーツニュースは見れそうもありません(心が狭いのぅ)。
ただ。もう本当に悔しいとかなんとか、2012年を引きずっている暇もなく、ファイターズは2013年に向けて動き出しています。


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本日付で、3人のコーチと、2人の選手と来季契約を結ばないという球団発表がありました。
これまでに発表された情報を合わせてまとめると、以下のコーチ・選手は来季ファイターズのユニフォームを着て一緒に戦うことは叶いません。

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2005年に就任した福良ヘッドコーチを筆頭に、2006年から在籍した大村コーチ、2008年から5年間指導してくれた清水コーチ、真喜志コーチ、吉井コーチ。
ファンにとっても“なじみ”のコーチたちがいなくなるのは、ひどく淋しく不安ではあります。
ただ、通常は監督が変われば首脳陣も一新するものであり、むしろ、監督が変わったのにコーチ陣がほとんどそのまま残っていた今年が異例でした。
「新人」監督だった栗山監督も、1年間チームを率いてきて、選手のことも色々把握できたでしょうし、監督自身が「やりたい野球」もあると思います。
共有できる野球観を持ち、新しい知識と経験をもたらしてくれるコーチング・スタッフのサポートで、より強いファイターズを作ろうとしているのだろうし、選手にとっても、今までとはまた違った視点で指導してくれるコーチからは新しく学べることが必ずあるはず。
どうか。
退団されたコーチたちと同じような、良き指導者がファイターズにやってきてくれますように…。

特に重要なのは投手コーチだと思っています。
ファイターズを支えているのは投手陣、中でもリリーバーたちの奮闘なくしてこれまでのチーム成績はありえませんでした。
そのリリーバーたちを育て、彼らがマウンドで実力を発揮できるように心を砕いてくれたのが吉井コーチ。
いまブルペンの主力となっている投手たちは、宮西を筆頭に、ほとんどが吉井コーチのもとで育ってきた若い投手ばかりです。
また、メジャー経験があり、英語で直接コミュニケーションを図れた吉井コーチの存在は、外国人投手たちにとってもひじょうに大きな存在だったと思います。
チームを去ってしまうのはとても残念です…。
今後、どのような道に進まれるのかまだわかりませんが、吉井さんの心はきっといつまでも「投手」そのものなのだろうなぁと思うし、そのままでいてほしいです。
指導者を続けるならば、やっぱりいつまでも「投手の味方」で。
(監督とケンカになるかもだけどw)
5年間、本当にありがとうございました。


まだ球団から発表されてはいませんが、スポーツ新聞などを見る限り、今後もいくつかのお別れが待っているようです。
何度繰り返しても切ない季節ではありますが、別れがあれば出会いもあり、そうやってプロ野球チームは「次」へと進んでいく。
あぁ。タフにならなくては。



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2012年11月05日

美談のツケを払うのは選手だけ

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◆金子誠選手手術について

北海道日本ハムファイターズの金子誠選手が本日11月5日(月)、札幌市内の病院で痛めている左膝の精密検査を受けた結果、左大腿骨軟骨損傷と診断され、今月12日(月)に骨穿孔術を受けることが決まりましたので、お知らせいたします。
全治には3カ月を要する見通しです。


◆中田選手再検査の結果

10月28日(日)の「コナミ日本シリーズ2012」第2戦で左手甲に死球を受けた北海道日本ハムファイターズの中田翔選手が本日11月5日(月)、札幌市内の病院で患部の精密検査を受けた結果、左手第5中手骨の骨折と診断されましたので、お知らせいたします。
全治3週間と見込まれ、今後は札幌市内で経過を見ながら練習を行う予定です。



それでも全力疾走をやめなかった金子誠。
それでもホームランを打った中田。
痛みをこらえ、“壊れる”恐怖に克ち、最後まで戦い続けた彼らは「すごい」と思います。
けれど。
“満身創痍で”
“選手生命を賭けて”
チームのためにプレーを続けたことを単なる「美談」にしていいものかという思いもあります。
例え、全力で走った後に、しばらく動けなくなるほど足が痛んでも。
例え、丸く腫れ上がった左手でバットを握ることになろうとも。
「やれる」という彼らの意思は強く尊く、誰にも否定することは出来ないでしょう。
覚悟を持って試合に出場を続けた以上、何があっても後悔はしないでしょう。
でも。
“壊れるかもしれない”彼らの身体を、未来を、そうならないように「守ってあげる」ことは、その気になれば出来ました。
勝利が最優先されるプロ野球の世界で、選手に無理をさせる・させない、その「無理」の定義は判断が難しい問題ではあります。
ただ。
無理だったときのツケは選手ひとりが支払うことになる。
その事実はもっと重く捉えるべきなのではないかと思います。
どの選手にも、出来るだけ長く野球を続けてほしいから…。


とりあえず。
誠さん。翔くん。
しっかり養生してください。




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2012年11月06日

フロンティア〜田中賢介選手へ〜

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◆田中賢選手が海外FA権行使を表明

北海道日本ハムファイターズの田中賢介選手が本日11月6日(火)、海外フリーエージェント権の行使を宣言しましたので、お知らせいたします。球団は個人の意思を尊重し、野球協約フリーエージェント規約に基づく申請手続きを取りました。

<田中賢介選手コメント>
「ファンの皆様には13年間、いい時も悪い時も応援していただき、お陰でここまで成長することが出来ました。心より感謝申し上げます。違う環境、文化の中に身を置きながらプレーしてみたいという思いが年々強まり、今年は怪我もありましたが、どんな形でも向こうに行くという決心が揺らぐことはありませんでした。僕の中では北海道から巣立つという感覚があり、ファイターズの選手が世界に通用するところを見せられたらと思っています。パワーでは劣りますが、日本の細かい野球だったり、ファイターズで徹してきた、勝つために何が必要か考えながらプレーしてきた辺りをアピールしたいです。球団には有り難いまでに引き止めてもらい、最後は僕の気持ちを尊重していい形で送り出してくれました。本当にこのチームが大好きです」



バカだなぁ。
泣くなよ!賢介!

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望んで立った君自身のフロンティア。
もっと野球が上手くなりたくて、「田中賢介」を開拓していく最前線。
勝負はこれから。
スタートラインで、前を見据えるべき目を涙で曇らせてはいけない。
君が言うように、今は巣立ちのとき。
今まで育んだ“大切なもの”は全て自身の中に刻み込まれているのだから。
もう後ろ髪を引かれることなく、ただ勇気を持って。
飛べ!
広がる無限の可能性へ向かって。




賢介は、ファイターズの中でも個人的に特別な存在です。
打っては高い打撃技術を持ち、なおかつ、思い切り良く行くべきところ、チームバッティングに徹するところを「考えて」打席に入れる選手。
走っては、「ひとつ先の塁へ」を忘れず、全力疾走を怠らない走者。
守っては、内野の要のひとつである二塁手として、堅実な守りの名手。
「走・攻・守」に渡って、賢介のプレースタイルには「ファイターズの野球」が必要とするもの全てがありました。
だから、自分は、“田中賢介”という視点からファイターズを考えることが多いし、逆に、ファイターズの野球という鏡に照らして田中賢介を図ってもいたと思います。
チームの顔といえば、昨年移籍したダルビッシュであったり、40歳になっても元気な稲葉さんだったりしますが、2006〜2007年のリーグ連覇を成し遂げつつ確立された「ファイターズらしい野球」、すなわち、みんなで力を合わせてコツコツと「1点」を取り、投手を中心にした堅いディフェンスで僅差を勝ち抜くスタイルにおいては、地味ながら、打てて・走れて・小技も出来て・堅実に守り、チームが勝つために様々な場面で能力を発揮できる賢介が、実質的には最も“ミスター・ファイターズ”に近い存在でした。
当然、『生涯ファイターズ』でプレーしてもらいたい選手であって、だからこそ球団も破格の3年契約を提示するなどして、必死で引止めをはかっていたと思われますし、個人的にはずっと近くで彼のプレーを見ていたかったです。
けれど。正直、今年限りになる可能性を感じながらだった2012年シーズンを通して、自分の考え方は少しずつ変化していきました。
今日の会見で、賢介が「メジャーに興味を持ち始めた」と語った4年前にどんなきっかけがあったかわかりませんが、今思うと、おそらくその頃から賢介は、シーズンオフに“でっかい”来季の目標を公表するようになっていたようです。
小技の上手い「2番」打者だったくせに、チームの顔である「3番」打者になりたい、とか。
3割すら1度しか打てたことがないのに、首位打者を目指す、とか。
その首位打者も取れていない、しかも大怪我の次のシーズンなのに、日本最高打率を目標にする、とか。
傍から見る限り、「到底無理!」としか思えない目標を掲げては、事実、どれも完全に達成されることはありませんでしたが、ただ少なくても打撃に関しては、毎年着実にレベルアップがされていました。(特に顕著なのは、反対方向への打球が格段に鋭くなっています)
これは、チームは連覇したものの、賢介個人としては、大きく飛躍した2006年に比べ、大幅に低迷した2007年に得た「同じことをしていては伸びない」という“教訓”を忘れず、毎年上へ、前へ進んでいくために、賢介が編み出した彼なりの工夫なのだと考えています。
高く、具体的な目標を設定して、到達するためにどうしたらいいか考え、努力を続けること。
そうやって、賢介は“自分の殻”を破りながら少しずつ大きく成長してきました。
これからも、同じようにして成長を続けていくことも出来るとは思います。
しかし。
「ファイターズの野球」という枠組みの中では、おのずから、育っていく先に、大きさでも形でも特有の限界があります。
シーズンが始まれば、他の選手たちとの兼ね合いもありますから、賢介が任される「役割」はさらに制限されたものにならざるを得ません。
そうした状況下で、より精密に、「役割」にとって必要な技術に磨きをかけていくのも選手としてひとつの方向性であり、成長です。
一方で、そもそもの「枠組み」を変えることで、まだ開いていない扉を開いていこうとするのも、向上心のある選手にとっては魅力的なアイディアだと思います。
自分は、賢介にずっと前者であることを求めてきましたが、今年になって、徐々にフレーム・シフトがむしろ必要なのではないかと考え始めました。
もっと活き活きと。楽しそうに。
ブレイクしたばかりだった2006年の賢介みたいにプレーしてほしいなぁ、と。

MLBでの日本人野手、特に内野手の評価は極めて低いものですし、実際、すでに何人もの選手が挑戦しながら完全に「成功した」と言える選手はいません。
まして、記録的にも知名度としても、過去のチャレンジャーたちに比べて“たいしたことない”賢介がぶち上げたメジャー挑戦は、傍から見ればまるっきりバカみたいだと思います。
黙ってファイターズに残っていれば、高い年俸・安定したポジションが得られるのに、全てをなげうった挙句、わざわざ失敗しに行くようなものだと思われているでしょう。
自分としても、ぶっちゃけ、まずはオファーしてくれるチームはあるのか、あってもメジャーでプレーするチャンスはあるのか、あったとしても賢介の技術は通用するのか、不安ばかりがあって、成功の確信などひとつもありません。
それでも。
賢介が、あんなに泣くほどチームとの別れを惜しみながら、それでも「枠組み」を飛び出す道を選んだことは間違いではないと思うのです。
自分から一歩踏み出していかなくては、絶対に新しい可能性、より大きな自分へは届かない。
プロ野球選手として北海道で育った賢介の中にあるフロンティア・スピリット。
結果はどうなるにしても、きっと、田中賢介を「開拓」してくれると信じています。


あるテレビ番組では、賢介のメジャー挑戦のニュースを伝えた締めくくりに、「13年間お疲れ様でした」と言っていました。
お疲れ様は、引退する選手に言う言葉。
来季以降チームのためにプレーしない選手は、ファイターズ的には確かに引退した選手と同じなのかもしれません。
自分はもちろん賢介に「お疲れ様」とは言いません。
疲れるのはこれからなんですから(笑)。
ただ。ファイターズファンとして、今までチームのために尽くしてくれたことを感謝する「ありがとう」は伝えたい。
その上で、田中賢介というひとりのプロ野球選手を愛してやまない者として。
さぁ、行こう、賢介!
ここからが大勝負。
どこまでも見届けさせてもらうよ!
頑張ろう!賢介!!

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今へ至る「スタート」だった2005年本拠地最終戦での代打サヨナラホームランの後。



とにかく、とにかく。
どこでもいいから賢介にオファーをくれますように(祈)
絶対にオファーがありますように!


<参照>

田中賢介『田中賢介BLOG』11/6「みなさんへ」
http://blog.pakila.jp/kensuke/entry/detail/?id=9436&SESSID=04c0516585ea65ed51998455804d0940

白井一幸『ナイストライ!』11/6「野球のこと」
http://shirai90.ashita-sanuki.jp/e602499.html




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2012年11月08日

センターラインを支える「柱」〜陽岱鋼のゴールデン・グラブ賞〜

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◆4選手が三井ゴールデン・グラブ賞を受賞

守備のスペシャリストを表彰する「第41回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が本日11月8日(木)発表になり、北海道日本ハムファイターズから一塁手の稲葉篤紀選手(40)、三塁手の小谷野栄一選手(32)、外野手の陽岱鋼選手(25)と糸井嘉男選手(31)の4人が選出されました。外野手で過去4度受賞している稲葉選手は、一塁手では初受賞となります。授賞式は11月29日(木)に東京都内で開かれます。

<外野手・陽岱鋼(初受賞)>
「センターに移ってからどうしても獲りたいと思っていた賞ですが、本当に獲れるとは思っていなかったので非常にうれしいです。栗山監督やコーチの皆さんに心から感謝しています。もちろん、まだまだ階段を登っているところですから、もっともっと上を目指して頑張ります」

<参照>
○三井ゴールデン・グラブ賞 第41回 結果・得票数
http://mgg.mitsuipr.com/mgg/result/2012/index.html


遊撃手から外野へのコンバートで元々持っていた資質を開花させ始めた陽は、昨年、ほぼライトのポジションをつかみながら、今シーズンはセンターへとまたコンバート。
中堅への配置転換は、彼の身体能力が存分に生かされ、札幌ドームを狭く感じさせる広大な“岱鋼ゾーン”のおかげで、投手もチームもどれだけ助けてもらったかわかりません。
コンバートといえば、「ここがダメだからあっちへ」というような負のイメージがぬぐえぬ場合も多く、実際、陽自身も遊撃から外野への配置換えにはひじょうに悔しい思いもあったようです。(投手出身の糸井も同じだと思います。)
しかし、コンバートをきっかけに、一歩の跳び幅が大きなホップ・ステップで、飛躍していった陽岱鋼。
“積極的なコンバート”が選手を救い、生かし、育てる、またひとつ良いお手本になりました。
糸井を抑え、部門最多得票数を記録しての嬉しい初受賞をきっかけに、来季からは本当にチームの「柱」の一本として活躍してほしいと期待しています。
今回一緒に受賞した糸井も小谷野もいわばこの賞では「常連」だし、それこそ、ベテランになって“外野が守れなくなった”ために一塁へコンバートされながら、真面目に全力で一塁守備に取り組んだ結果、40歳にして一塁手としては初受賞を果たした稲葉ももちろん立派です。
ただ、右翼の糸井も三塁の小谷野も一塁の稲葉も、みんな「ライン際」のポジション。
守備の要である「センターライン」の受賞者は陽岱鋼ただひとり。
内野の中心となる二遊間は、田中賢がチームを去り、金子誠は故障の治療のためにキャンプにも間に合わない見込み。
絶対的な正捕手もファイターズには存在しません。
来季、ファイターズの守りには「芯」が通らないことが予想されます。
二遊間が再びがっちりと固まるまでは、ただ一本のセンターラインである陽を中心に、右から糸井と稲葉が、左から中田(今回受賞はありませんでしたがずいぶん上手になりました)・小谷野が、包み込むように支えていかなくてはなりません。
打撃でも、田中賢が長く担ってきた「1番」に、陽は陽らしく、“長打もある”特徴を付け加えて、新しいリードオフマン像を築き、チームを文字通りに牽引してほしいです。
選手は3年続けて活躍できたらやっと一流。
ホップ・ステップしてきた陽岱鋼が、一流選手へと思い切りジャンプする2013年シーズンになりますように。
頑張れ!陽岱鋼!
ゴールデン・グラブ賞、おめでとう!!



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◆ハム吉川ヒジ痛…侍ジャパンに痛手
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121108-1043836.html
◆日本ハム・吉川、左肘痛で検査へ
http://www.sanspo.com/baseball/news/20121108/fig12110818070001-n1.html


明日(11/9)の検査結果をじりじりしながら待つしかありませんが。
金子誠の手術や中田の骨折発覚に続く、吉川の「無理」のツケ。
例え重大な故障じゃなかったとしても(そうであることを祈る)、これだけのチームの主力選手が“壊れる”瀬戸際でプレーしてきたこと自体、なにかおかしいのではないかと自分は思います。
選手はチームの勝利のために全力を尽くし、時としては「犠牲」を払うものだけど、「犠牲」はあくまでもプレー上のものであって、選手生命まで差し出す必要などない。
リーグ優勝しても、例え日本一になったとしても。
頑張った選手が、特に若い選手が“使い捨て”になるようならば、嬉しくもなんともありません。
…なんだか悲しい…。
他の選手は大丈夫なのかなぁ…。(特に中継ぎ投手たちが心配…)



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posted by こなつ at 22:54| 2012オフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月11日

ファイターズがファイターズであり続ける理由

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ダルビッシュ、小笠原、新庄、高橋信二、森本、セギノール、坪井、建山、木下、伊藤、清水、押本、木元、田中幸、立石、金村、マイケル、稲田、橋本、小田、川島、鎌倉、岡島、マシーアス、ディアス、トーマス…。

DVD『BIG DREAM!〜コンプリート2006 北海道日本ハムファイターズ』を久しぶりに見ていて、2006年にファイターズが日本一になるために共に戦い、そして、今(2012年シーズン)はもうチームにいない選手がこれだけいることに驚きました。
逆に、あの時のメンバーで今年もファイターズのユニフォームを着ていたのは、稲葉・金子誠・田中賢・武田久・武田勝・鶴岡・八木・飯山・中嶋・紺田ぐらい。(※あくまでもDVDで確認できた者に限りますが。)
当然、監督・コーチも当時とは大きく違っています。
プロ野球チームは選手無しには成り立たない。
しかし、わずか7年間にこれだけ選手が大幅に入れ替わっても、「ファイターズ」がやっぱり「ファイターズ」なのがふと不思議に思えました。
もちろん、「北海道日本ハムファイターズ」という名前のプロ野球チームが存在する限り、誰が入団し、誰が退団しようとも、「ファイターズ」は「ファイターズ」でしょう。
ただ。ファンが“自分たちのチーム”として、愛し、応援を続けるのは、決してチーム名という「枠」が同じだからだけではありません。
上記に挙げた選手たちの中には、納得して引退した選手もいれば、戦力外を告げられて否応なく野球人生を終えた選手もいる。また、自らチームを離れた選手をいるし、トレードによって涙を流して他球団へ移った選手もいました。
彼らのように、一軍で戦った記録や記憶を残すこともなく、ファイターズのユニフォームを脱ぐことになった選手を含めれば、2006年からの7年間に限定しても、「ファイターズ」に関わった選手の数は相当数に上ると思います。
折に触れて懐かしい選手、何かきっかけがあれば思い出す選手、残念ながらほとんど記憶に残らない選手も、もしかしたら忘れられてしまう選手もいるでしょう。
それでも。
今もいる選手も、今はもういない選手も、長い年月でも短い期間でも、「ファイターズ」のために戦ってくれた選手たち全ての力があって「ファイターズ」は「ファイターズ」として存続し、“自分たちのチーム”としてファンに認識され続けていくのだと思います。
ファイターズだけではありません。
2006年当時の映像の中と現在を比べてみれば、他球団の選手たちにもそれぞれに大きな変動が起こっているのがわかります。
ファイターズに関係した選手を例にしても、交流戦で手痛い目に合わされたジャイアンツ・二岡が今では心強い味方であったり、今季限りで退団した吉井コーチは、2006年当時、バファローズの現役投手としてファイターズ打線と対戦していました。
先日トライアウトを受験した木田さん、現在はベイスターズにいる藤井投手とも、スワローズと対戦した交流戦では“敵”でした。
ファイターズで起きていることは、同じく他球団で起きていることでもあり、過去の日本プロ野球があるからこそ、今のプロ野球界があります。
いいことも悪いことも。
嬉しいことも悲しいことも。
思い出しても、忘れたままでも。
今立っている「地面」の下には、分厚く堆積した記憶と記録の地層が広がっています。

移転してからわずか9年。
「北海道日本ハムファイターズ」の地層は、まだまだ薄いです。
けれど。地層は確かにあり、選手も首脳陣もファンも、その上にまた新しい層を一年、一年重ねて、みんなで「ファイターズ」を紡いでいくのだと思います。
ファイターズがファイターズであり続けるためには、どんなときでも全力で戦う選手だけでなく、どんなときも彼らを「見る」、そして、なんとなくでも「記憶する」存在としてのファンも絶対に必要です。
2012年の“地層”の上に積み重なる2013年がどのような“層”になるのか。
来年もファイターズと一緒に、“歴史”を創っていきたいと思います。
頑張ろう!「ファイターズ」!!





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posted by こなつ at 22:40| 2012オフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月13日

地味に見えてとてつもない野望

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◆米球界目指す藤川らが行使 FA申請期間が終了

 プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期間が13日で終了し、有資格者85選手のうち、阪神の藤川球児投手、西武の中島裕之内野手、日本ハムの田中賢介内野手が海外FA権を行使して米大リーグ移籍を目指すことになった。
 海外FA資格を持つオリックスの日高剛捕手や、国内FA資格を保有するオリックスの寺原隼人投手と阪神の平野恵一内野手も権利行使を表明。日高には阪神、寺原にはソフトバンクが獲得に乗り出すとみられる。
 海外FAの阪神の鳥谷敬内野手、国内FAの日本ハムの武田久投手らは、権利を行使せずに残留が決まっている。
 申請手続きを行った選手は14日にコミッショナーから「FA宣言選手」として公示され、15日から契約交渉が可能となる。

FA権行使の申請期間が本日終了。
MLB移籍を目指して海外FA権を行使したのは、タイガース藤川投手、ライオンズ中島内野手、そして賢介の3人。
藤川投手や中島選手はスター選手でもあり、その実力は国内では認知されていますし、すでにMLBでも高く評価している球団名などいくつも上がっています。
さて。涙の宣言会見以降はこれといった噂もないままの賢介の運命やいかに。


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◆【日本ハム】田中、メジャー球は「滑る」

海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す日本ハム田中賢介内野手(31)が13日、札幌市内にある室内練習場で自主トレを行った。メジャー球を使用してキャッチボールや打撃、送球練習を敢行した。

 「やっぱり滑る感覚はある。(打撃では)重い気はする」と話した。15日以降に移籍へ向けた交渉が解禁されるが「しっかり練習して、待っているだけ」と、今できることに集中して、夢の実現に備える。

ただオファーを待つ身ではあっても、「どうにでもしやがれ!」と開き直るまな板の上の鯉ではないから。
能動的に、やれること、やるべきことはしっかりやる。
もう打撃練習も出来ているのなら、怪我をした左肘も問題ないのだと思う。
この先に何が待っているにしても、まずは自分のプレーを取り戻すのが今は一番大切なこと。
コツコツいこう。今までと変わることなく。
…それにしても、交渉解禁日が近づいていてくると、ドキドキするわ〜(笑)。



そんな賢介さんですが、昨日(11/12)には地元ローカル番組「どさんこワイド」にご出演。
ところで。オフに入ってから、夕方のローカル番組にはファイターズの選手がよく出演しています。
今年活躍した吉川を筆頭に、選手会長の鶴岡、2000本安打の稲葉さんなどなど。
吉川を中心にけっこう見ましたが、どれも内容が薄っぺらで、番組としてはファイターズの選手をスタジオに呼ぶメリットはあるのかもしれませんが、ファイターズ的にはあまり“利益”のなさそうな内容ばかりです。
特に吉川に対しては、常に「栗山監督のおかげ」というコメントを繰り返させる質問ばかりで、もう正直うんざり。
スポーツ番組ではないので仕方がないのかもしれませんが、チームや選手個人への親近感をアップさせる以上の、ファイターズの野球、さらには野球そのものの魅力へと広がっていくような要素はどこにもありません。
移転してきた当初ならば、チームや選手が覚えてもらうだけでも大きな意味がありましたが、今はもうファイターズの認知度はかなり高くなっていますから、もう少し、野球選手としての魅力や見所を伝えられるような若干の“掘り下げ”も必要な時期になっているのではないかと個人的には考えています。
「ファイターズの選手はかっこいいよね」とか「性格がいいな」というだけでなく、「プレーを見てみたい」と思わせるような伝え方。
…まぁ、無理でしょうけど。(期待はしていない)

脱線しましたが、賢介が出演した「どさんこワイド」は、その点、けっこうしっかりした作りになっていました。
賢介の場合は、話題は当然「メジャー挑戦」ですが、賢介が彼自身の言葉で語る時間をくれていたし、“お約束”のファンからの質問も、プロ野球選手が最も大切にするべき少年野球の選手たちからの、主に野球に関する質問。
この時間帯の番組としては、充分に「選手主体」の作りになっていたと思います。
賢介の奥さんの元職場であることが、有効に働いた結果なのかもしれませんが、賢介自身の意向も反映されているのではないかと想像しています。
ファイターズの理念のひとつはもちろん「ファンサービス・ファースト」ではありますが、だからといって、例えばメディアに呼ばれたら「ファンが喜ぶから」というだけで、なんでも出る、何でも応える必要はないですし、同じ質問に何度も”期待される”答えを返す必要もない。
プロ野球選手として尊重してくれる姿勢があり、選手にとってもファンに伝えたい何かを伝える場として有意義であれば出て、発信するべきことがあれば発信すればいい。
選手は「人気者のとなりのお兄さん」ではなく、プロフェッショナルなアスリートなのだから。


さて。番組の中では、賢介と3年間、宮古島自主トレを行ってきた吉川がビデオで登場。
今年は色々な意味で“時の人”として、あちこちのテレビ番組に出演中ですが、今回は、スタジオではなく録画収録、しかも、自分のことではなく賢介について話しているために、ひじょうにリラックスした“素”の吉川のホンネが現れていて、これはこれで貴重でしたし、賢介と吉川の関係も垣間見えたような気がしました。

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最初は殊勝に「賢介さんには色々なことを教えてもらいました」とか言っていたのに、賢介の人となりについて「けっこうテキトーなんですよ」と笑う吉川。

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「メジャー挑戦、頑張ってください」と応援しつつ。

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でも。まだまだ自分には足りないものがいっぱいあると思うので、「自主トレだけは付き合ってください」とニコニコしながらお願いする吉川には、賢介も笑ってしまっていました。
今でも。
何故吉川が賢介に“弟子入り”を思い立ったのか疑問(福岡出身という共通点以外、ポジションもキャリアも違うのに)なのですが、きっかけはきっかけとして、ふたりの間には遠慮のない、つまりはある種の信頼関係が築かれているのだなぁと感じるシーンでした。
個人的には、ずっと賢介のファンで、吉川のこともルーキーの年から期待し続けてきたので、彼らふたりが自主トレを共にし始めたことは嬉しく、いつか、吉川がその実力を存分に発揮できるようになり、その後ろで賢介がしっかり守って、打撃でも援護するようなときが来たら…と夢を描いていました。
最後にその夢が叶ってほんとうに良かった。
きっと吉川にも、賢介にも(特に賢介)、思い出に強く残るシーズンになったのではないかと思いますが、チームが分かれて、もう一緒にプレーすることはなくても、「チーム宮古島」は変わらない。(中島卓も今年は一緒に頑張りました)
賢介。
光夫の「お願い」、叶えてあげてください(笑)。


最後に賢介は「メジャーでどんなプレーをしたいか」という質問に、でっかい野望を語りました。
身体も小さく、パワーもなく、メジャーのものさしで測れば明らかに「規格外」の自分でも、日本のプロ野球で培った「チームのためにプレーする」野球で貢献できることを証明したい、そういう野球を広めたい。
つまり。
メジャーの基準に自分を合わせるのではなく、メジャーの野球の中に、日本プロ野球、ファイターズの野球を持ち込んで勝負したい。
それが賢介の野望であり、メジャー挑戦の意味なのだと解釈しました。
ダルビッシュは、日本人でもメジャーと同じ土俵で真っ向勝負できることを証明しようとし、賢介は、メジャーの価値観に日本プロ野球の価値観で挑む。
どっちもすごい挑戦です。
ただ。ダルビッシュは、今年、彼自身が目指すものに向かって一歩踏み出しましたが、まだスタートラインにも立てていない賢介が抱く野望はあまりにも巨大で無謀に思えます。
でも。やってみなくちゃわからないし、胸に志を立てた以上、やるだけやりきらないと気がすまないのが賢介だから(笑)。
どーんと行け!
頑張れ!賢介!!

賢介 どさんこワイド.jpg

会見のときの泣き顔はもうない。
晴れ晴れと、いつものように笑う賢介を見てたら、「大丈夫」な気がするから不思議です(笑)。





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2012年11月15日

「攻め」の人事

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◆ファーム監督・コーチ退任のお知らせ

北海道日本ハムファイターズでは五十嵐信一ファーム監督(53)と川名慎一ファーム外野守備・走塁コーチ(42)の退任が決まりましたので、お知らせいたします。


◆紺田選手現役引退のお知らせ

このたび、北海道日本ハムファイターズの紺田敏正選手(32)が今シーズン限りで現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。

<紺田選手コメント>
「このたび10年間の野球生活に終止符を打ち、引退することを決意いたしました。今まで支えてくださった監督、コーチ、チームスタッフそしてチームメイトに対して感謝の思いでいっぱいです。ファイターズファンの皆様の温かいご声援のおかげでここまでプレーすることが出来ました。本当に有難うございました。在籍中に日本一とリーグ優勝を経験できたことは自分にとって大きな財産となりました。この経験を次のステージに生かしていきたいと思います」


これらを受けて、来季ファームの首脳陣は大きく変わります。

◆2013ファームコーチングスタッフについて

北海道日本ハムファイターズでは、2013年シーズンのファームコーチングスタッフが下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。なお、1軍コーチングスタッフについては、後日お知らせいたします。

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日本一は逃したものの、リーグ優勝したチームが、大幅にコーチングスタッフを変更するのはあまりないケースだと思います。
しかし、正直、今シーズンは、「今までの財産」で勝てたようなもので、“この先”を考えたときの選手層の薄さに不安が現れたシーズンでもありました。
特に野手。
長期戦線離脱した主力野手が田中賢ひとり、それもシーズン終盤、残り30試合ほどの欠場で納まったことと、金子誠や稲葉・二岡などのベテランがほぼ休養抜きで、また、小谷野のようにコンディション不良なまま我慢してプレーを続けた主力選手たちの存在があったから、「ひとつの穴を何人かがかりで埋める」方法も成立し、最後まで戦うことができました。
けれど。来季はそうはいきません。
田中賢の退団が決定、金子誠と小谷野はオフに手術を受け、開幕には間に合わない可能性が高いですし、どちらも“古傷”ですから完璧な状態に戻すのは難しいと思ったほうがいい。
稲葉は元気とはいえ確実に年齢を重ねるし、二岡の“古傷”も完治することはないでしょう。
内野のスタメンを奪える新しい選手が待望されるわけですが、残念ながら2012年シーズンが終わった現在、誰にも“決め手”はありません。
主力たちに混ざってチームに活気を与える“若手”としてならば、杉谷も中島も西川も充分な活躍をしてくれましたが、144試合、ひとつのポジションをずっと任せられるかと言えば、足りないものが多いのが現状。
ファームで過ごしていたほかの野手たちも似たようなものだと思います。
ですから、来年は、ある程度出来そうな選手は一軍で辛抱して使いながら成長に期待し、同時に、ファームでは、彼らの次、あるいは彼らを追い越していくような“次世代”の戦士を鍛え上げていくべきシーズンと考えています。
そのための首脳陣一新。つまり、リーグ優勝した現状に満足せず、未来を見据えて「攻める」人事であると信じたいです。

ただ。長くファイターズでコーチを務めてくれた五十嵐監督、川名外野守備走塁コーチの、ここにきての「退任」は正直意外ではあります。
特に、川名コーチは、北海道に移転してきた年からずっとファームで同職を務めており、現在「12球団一」と自負する外野陣の基礎を作ってくれたコーチのひとりだと思います。
糸井も陽も中田も、みんな元からの外野手ではないコンバート組ですから、いくら素材が良かったとは言っても、並々ならぬ苦労の末に彼らを育ててくれたはずです。
いち早く退任が発表された一軍の清水コーチに替わって、来季は一軍で外野守備走塁コーチを任されるのではないかと思っていました。
残念です。

ファームのスタッフの決定を受け、後日一軍のスタッフも発表されますが、ファームから“昇格”する可能性があるのは島崎投手コーチだけで、ヘッドコーチ・打撃コーチ、外野守備走塁コーチは新任の方が務めることになりますし、今のところ残っているコーチたちもそのまま来季残留なのかどうかは、この時期になって五十嵐監督などが退任されたこともあり、ちょっとわからなくなってきました。
「今までの財産」に頼らない、真価が問われる「二年目」を、栗山ファイターズがどのような陣容で戦おうとしているのか、楽しみに待ちたいと思います。




紺ちゃん。お疲れ様でした。
「打てればレギュラー」という夢は結局実現しないまま(瞬間的にスーパー紺田だったことはありました)、故障のために現役を引退しなくてはならなくなったのは、無念さが残ると思います。
けれど。ユニフォームはまだ紺ちゃんから離れてくれません。
スタメンにはなれなかったけれど、長くベンチのレギュラーを務める「根拠」だった、外野守備と走塁の技術を、今度は、指導する若い選手たちを通して、チームの勝利のために生かしてください。
新しい野球との付き合いを、どうか楽しんで。
これからも一緒に戦っていきましょう。
頑張れ!紺ちゃん!!(コーチにちゃん付けは失礼かなぁw)




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posted by こなつ at 23:59| 2012オフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月19日

トータルでの貢献度〜2012ベストナイン発表〜

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◆リーグ最多の4選手がベストナインを受賞

本日11月19日(月)、記者投票による2012年パシフィックリーグのベストナインが発表され、北海道日本ハムファイターズから投手の吉川光夫選手(24)、捕手の鶴岡慎也選手(31)、二塁手の田中賢介選手(31)、外野手の糸井嘉男選手(31)が選出されました。吉川、鶴岡両選手は初受賞で、田中賢選手は2年ぶり5度目、糸井選手は2年連続3度目の受賞となります。ファイターズからの4人選出は2009年の5人に次ぎ、2006年と2007年に並ぶものです。

<2012ベストナイン> ☆パ・リーグ
投手:吉川(F)
捕手:鶴岡(F)
一塁手:李(Bs)
二塁手:田中賢(F)
三塁手:中村(L)
遊撃手:中島(L)
外野手:糸井(F)・角中(M)・内川(H)
指名打者:ペーニャ(H)

(セ・リーグ受賞者、得票数など詳細はこちらから)



今年に関して言えば、妥当な結果ではないかと思います。
一塁手は稲葉さんもゴールデングラブ賞を受賞した守備力を含めた“トータル”の貢献度を考えると「あり」なのですが、ひとり90点台の打点を稼ぎ、打点王のタイトルを獲ったイ・デホ選手の“勝負強さ”は素晴らしいし、144試合に出場、もうひとつ波に乗り切れなかったバファローズを力強く牽引し続けた実績は、やはり「ベストナイン」にふさわしいと考えます。
ただ。個人的には、「ベストナイン」と言う以上、野球選手として、走・攻・守全てで高いレベルを、しかもシーズン中継続して保つ選手にこそ与えたい称号。
他球団の同じポジションの選手と“比較して”良かったからもらうのではなく、誰がどう見てもベストと思われる活躍を認められて獲得してほしいです。
そういう意味では、今年は外野手部門で4位・5位の得票数だった陽岱鋼(55票。ちなみに3位の内川選手は101票)と中田(50票)には、ぜひ、来年、受賞できるように頑張ってほしいです。
ふたりとももう一息だと思います。
圧倒的な守備力と走塁力の高さはすでに評価されている陽。
打撃でも今シーズンはリーグ9位の成績でしたが、例えば内川選手を抜こうと思えばやはり打率3割は必要だし、逆に言えば、打力がもう少し“高値安定”すれば間違いなく“ベスト”なプレイヤーになる一歩手前まで来たということ。
中田もそうです。
陽ほどの走・守はありませんが、充分にチームに貢献出来るレベルに来ましたから、後は最も期待されている打撃で、期待通りの長打力と勝負強さを、年間通してコンスタントに発揮出来るようになれば、リーグを代表する選手へと近づいていきます。
リーグ優勝した2006年、2007年に4人、同じく2009年には5人。そして、日本一には届かなかったけれどリーグを制した今年がやはり4人。
各ポジションで「ベスト」な活躍をした選手が多ければ当然チームの成績も良くなるわけですから、優勝年にたくさんの「ベストナイン」を輩出するのは当たり前のこと。
2013年は、今シーズンを踏まえた陽と中田がどれだけ「ベスト」へと近づいていけるかが、チームの成績にも大きく関わってくるような気がします。
頑張れ!陽岱鋼!
頑張れ!中田翔!




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posted by こなつ at 23:59| 2012オフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日

素顔のままで〜優勝パレードという無意味の意味〜

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シーズン中、チームとファンは“勝利”という同じひとつの目的のため、一緒に戦ってきた。
ただ。目指すものはひとつでも、実際にグラウンドでプレーする選手はいつも“見られる者”であり、スタンドから精一杯の声援を送るファンは“見る者”。
“野球”をはさんで、“勝負”をはさんで、両者の間には、絶対に越えることのできない境界線が存在する。
それは未来永劫変わらないし、変わる必要はない。
けれど。
唯一、優勝パレードの時だけは、チームとファンの間が限りなく近づく。
傍から見れば、パレードはとてもバカみたいな行事に過ぎないと思う。
北海道の11月という寒空の下、オープンカーやバスに便乗した選手たちが、大勢の人並みの間をただゆっくりと移動していくだけのことなのだから。
でも、その行為の“無意味さ”こそが、何の目的も持たないことこそが、チームとファンをひとつにするのだと思う。
両者の間には、このときばかりは“野球”もなければ“勝負”もなく、ただ純粋な“喜び”や“楽しさ”や“感動”など、選手だろうとシロウトだろうと分かり合える感情だけがあふれている。
そして、沿道に居並ぶファンがオープンカーやバスに乗った選手たちを見上げ、声をかけ、手を振るならば、選手たちもまたそういうファンの姿を見渡しながら、グラウンド上の「プロ」とは全く違う“素顔のままで”、あるいは手を振り、あるいはおどけた仕草を見せたりもする。
お互いが“見る者”であり、同時に“見られる者”となる、ただひとつの機会。
お互いのはじける笑顔が、お互いの笑顔をより輝かせ、お互いの喜びが、喜びをどんどん雪だるま式に増幅させていく。
シーズン中は、ファンがふがいないチームに腹を立てることもあれば、一生懸命プレーしてもため息を吐かれるストレスが選手を疲弊させることもあるけれど。
優勝パレードのときだけは、お互いの存在が、ただひたすらに“おのれ”の喜びを大きなものにしていくのだ。
チームを愛する気持ち。
ファンを大切に思う気持ち。
“この人たちのために”頑張ろうと心から思えること。
そうしたものが生まれ、ほんとうに根付いていくためには、ただ試合に勝つだけでは、“野球”の成績が良いだけではきっと足りないのだ。
理屈抜きの愛情は、理屈のない行為から生まれる。
だから、やっぱり優勝パレードはやらなくてはいけないし、チームにとっても、ファンにとっても、参加してこそ、現場にいてこそ意味のあるものなのだと思う。
…どんなに寒くても(笑)。




さて。
パレードが終われば、2012年シーズンは本当に終了。
来季を考えるために、改めて今シーズンを振り返っておきたいと思います。
考えてみたいことは色々ある、というか、ありすぎてなかなかまとまらないけれど。





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2012年12月06日

異変

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今年の契約更改では“異変”が起きている。
今日(12/6)交渉を行った糸井が(推定)1000万円増の2億円という提示を不服として保留。
先日やはり評価に「納得がいかない」としてハンを押さなかった陽に続き2人目の保留者となった。
さらに、サインはしたものの「もっと評価してもらえると思った」と球団に対する不満を漏らした増井の存在を含め、主力選手たちの“自己評価”と球団の評価の間に“目に見える”ズレが生じたのは北海道移転後初めてではないかと思う。
他球団の状況と比較して、この程度の保留者の存在はさして珍しいものではない。
けれど。ファイターズの契約更改交渉といえば、通常はほぼ無風であり、上から下まで「一発更改」が当たり前で、稀に「保留」する選手がいても、ファンからはちょっとした“裏切り者”的な視線を浴びる上、その後の交渉で「結果」が変わることはないため、サインしないという決断は想像以上に勇気が必要だったのではないかと思う。
今年に関しては、陽や糸井、増井の主張がそれぞれ“正しい”かどうかは問題ではないし、保留者との次回交渉で“上積み”などしてはいけないと個人的には考えている。
これまでファイターズの契約更改交渉が無風だった理由は、けっして選手たち全てが「お金にこだわらない」素敵な人柄だからというわけではなく、フロント側から、それがどんなものであったとしても、確固たる“査定システム”を基にした、ふれない“評価”を選手にも理解できるように説明出来たためだろう。
単なる印象や他の選手との比較ではなく、どの選手にも公平に適用される、曖昧さのない査定システムは絶対に必要である。
まれに他球団では、不服を唱えた選手の主張が通って増額を勝ち取るケースが見られるが、そういうことが許される方法論では、選手とフロントが信頼関係を築くのは難しいし、選手間にも不公平感が残りかねない。
フロント、首脳陣、選手たちが、それぞれの立場でやるべきことをやり、お互いの“仕事”を尊重できるとき、チームはほんとうに一丸となった強さを発揮できる。
選手はチームの勝利のために貢献するプレーを目指し、首脳陣はそれが出来る選手を適材適所で試合に送り出し、フロントは1シーズン通した一人ひとりの貢献度を査定する。
これまでのファイターズはこのサイクルが上手く回っていたのだと思う。
しかし、同じやり方を続けていて、それがずっと上手くいくとは限らない。
今年発生したちょっとした“異変”を、単に陽や糸井という選手「個人」の問題と考えるか、システムの問題と考えるか。
もちろん査定システムも常に見直しや改良は行われてきているとは思うが、顕在化し始めたフロントと選手の“評価”の「ズレ」を軽視することなく、何故こうした事態になったのか、しっかりと検証し、来季以降に生かしていく方向で動くきっかけにしてほしいと思う。
北海道移転後、強くなったファイターズが、移転から10年目となる来季以降、本当に「常勝」チームとなっていくためには、選手も首脳陣もフロントも、ただ上手くいっているからというだけで「同じこと」をやっていてはダメなのだ。
上手くいっているうちに、次のステップに進まなくては停滞が訪れる。
もう一度。
ファイターズはどうやって戦っていくのか。
そして。勝つために必要なプレー、振る舞いとはどのようなものか。
「わかっているはず」で済ませずに、みんなで考える必要があるのかもしれないと思う。





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2012年12月11日

「土台のない夢」の顛末とその後。

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◆日本ハム 大谷口説いた「攻略本」25ページ 近日中に開示へ

日本ハムが近日中にも「攻略本」を開示する。大リーグ挑戦を表明していた花巻東・大谷をドラフト1位で強行指名。その後、栗山監督が3度直接出馬するなど45日間かけて、日本ハム入りにこぎ着けた。その大きな要因が11月10日の交渉で球団が大谷側に示した「大谷翔平君 夢への道しるべ 日本スポーツにおける若年期海外進出の考察」と題した冊子だ。
 当初から栗山監督は「隠すものではない」と話していたこともあり、報道陣を通じて開示することを決めた。
 A4判25ページと別紙5枚にも及ぶ資料は、若いうちから海外へ渡ることのリスクを実例を挙げて示したもので、元高校教諭でアマスポーツ界にも顔が広い大渕隆スカウトディレクターの発案で球団を挙げて作成した。かたくなだった18歳の心を動かした資料の開示は他球団の参考となりそうだ。


大谷くんが最終的にファイターズへの入団を決意するまでの経緯には、実に様々な問題が複雑に含まれているけれど、一連の“騒動”の始まりである、彼の最初の決断(アメリカ行き)に関して言えば、大谷くん自身と彼の周囲の大人たちの「無知」と「夢の偏重」がなければ、そもそもドラフト前にああした“宣言”は行われなかったのではないかと思っている。
アメリカで野球がしたいという希望も、そのためにぶつかるだろう困難に立ち向かう強い決意も確かに大谷くんにはあったはずだが、では、実際にメジャーリーガーへと至る過程はどのようなものか、困難とはどのような困難なのか、「具体的に」知っていたとは思えない。
知る術もなかったのだろう。
わかっていたのなら、今回ファイターズが公開するという、若い選手が海外へ渡るリスクを説明した資料など、考えを翻す材料になどなるわけがないのだから。
本人だけではなく、家族や学校関係者にとっても“未知の領域”となる問題だっただけに、話し合いや相談をいくら行おうとも、お互いに何も具体性も示せないまま、結局は「夢は尊重するべきもの」という風潮に押されるようにして、大谷くんの“アメリカ行き”宣言まで突っ走ってしまったような気がする。
それも仕方のないことだったかもしれない。
けれど。最初から、望む者には誰にでも、アメリカでプレーするに至るシステムや想定されるリスクに関する知識が得られるような仕組みがあれば、今回のような“騒動”はきっとなかったし、今後も無駄な騒ぎの発生を抑制することができるだろう。
そういう観点から、このたびの資料公開は当然するべきことだが、本来、一球団が例えばドラフト交渉のためにやることではなく、NPBとして取り組むべき課題なのではないかと思う。
有望な若年選手の海外流出を恐れるならば、出て行った選手にペナルティーを課すことばかり考えず、「出て行かせない」ために、海外に比べて日本でプレーすることの利点、魅力を「具体的に」アピールすることが大切である。
ひとりひとりの選手に対する育成プランはもちろん個々の球団が考えるべきことだが、「日本プロ野球」が将来的にどのような方向性を目指しているか、そのために選手たちに対して何を期待し、何を提供するのか、球団任せというか、球団ありきだけでなく、本当に球界全体の問題として考えていかないと、今後また“土台のない夢”を追いかけていこうとする若者が次々と現れては消えていくことになりかねない。
そのような「誰も得をしない」事態を招かないように、今回の“騒動”をただの例外的事例で、すでに終わった騒動とせず、問題の本質とその解決方法をよく考えてほしいと願っている。





ひとつ。
様々な誹謗・中傷があったことに関して、栗山監督が「悪いのはファイターズ」として学校関係者に謝罪したというニュースがありましたが、ファイターズは悪くありません。
悪いのは、あくまでも誹謗・中傷を行った人間です。
今回の“騒動”の当事者として、ファイターズも無関係ではない以上、栗山監督が「申し訳ない」と強く感じる気持ちはわかります。
けれど。
何一つ悪いことをしていないのに“罪をかぶる”のは筋が通らない話だし、そうしたところで何一つ解決するわけではない。
大谷くんの進路が決まった今後も、様々な問題が降りかかってくると思いますが、ファイターズ・ファンとしては、感情に流されるばかりでなく、毅然として対処するべきところはきっちり対処していってほしいです。




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