2008年09月08日

正念場を迎えるに当って少しばかり現実的になってみる

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9/8時点におけるパ・リーグの成績表です。

球団試合数
ライオンズ12468524-

バファローズ

125646016.0
マリーンズ124626208.0
ホークス122596038.5
ファイターズ126616329.0
ゴールデン
イーグルス
1195166215.5


126試合消化して、61勝63敗2分。勝率.492で第5位。
これが現時点での紛れもないファイターズの現実です。
また。
首位ライオンズまで9.0ゲーム差。
クラシリ地元開催が可能な2位までは3.0ゲーム差。
クラシリ出場権ギリギリの3位までは1.0ゲーム差。
これもまたファイターズの現実です。

はっきり言って、「3連覇」は夢で終わったと思います。
例えば。
昨年優勝したファイターズの最終勝利数は79勝。
今年その数字を残すためには、残り18試合を全勝するしかありませんが、首位ライオンズは残り20試合を11勝9敗でいけばその成績に到達することが可能。
9ゲーム差とはそういうことであり、逆転の可能性には現時点で語るに足る現実性がありません。
しかし、2位まで3ゲーム差ということは、3連戦で3タテすれば一気に同率に並ぶということであり、現実的にも手が届く範囲にあるし、3位とは一夜の勝ち負けだけで追いつけるわずか1ゲーム差しかありません。
現時点では5位とは言っても、悲観することはない。
これからの戦い次第で2位までは充分に射程範囲内です。

ただ、それはあくまでも「数字上」の話であり、現実のファイターズの戦いぶりから考えて可能性はどうだろうかというところが問題になってきます。

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2008年09月24日

“胴上げくん”がやってくる!?

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さぁ、大変です。
昨日(9/23)イーグルスに劇的逆転負けを食らって、あとアウト二つにまで迫っていた優勝を逃し、今日(9/24)またマリーンズに完敗したライオンズが、「マジック1」を持ったまま札幌ドームにやってきます。
26日、27日の2連戦。
負けたら即目の前で胴上げを観ることになるわけです。
(※ファイターズが勝ってもバファローズが負けたらやっぱり胴上げ君です)

すでに75勝もしていながら、ここにきてたったの「1勝」に苦しんでいるライオンズ。
シーズン通して「1勝」をあげることに苦労してきたファイターズ。
長かった2008年シーズンの戦いぶりも、当然、その結果である現在の成績にも大きな隔たりのある両チームですが、ここまできたら、そんなものはなんの意味もないと思っています。
あるのは目の前の一戦のみ。
「いまこのとき」に出せる力がどれだけあるのかが勝負を分ける。
1勝に苦しみぬいてきてやっと「勝つ形」をつかまえたファイターズだから。
“オレたち”は強い!
ファイターズは絶対に負けない。


「勝ちたいと思う気持ちが強いほうが勝つ」とももう言えない。
どのチームもそれぞれに勝ちたいと強く願う動機をもっているのだから。
優勝を目指して。
クライマックス・シリーズ進出をかけて。
ひとつでも順位を上げていくために。
あるいは去っていく指揮官の最後を勝利の花道で飾りたくて。
すべてのチームの、最後の最後の「本気」が激突するこれからの残り数試合。
勝つチームがあれば必ず負けるチームもある。
それが勝負の世界。
彼らを応援するそれぞれのファンたちもまた、選手たちとともに、歓喜に沸き、絶望に涙し、不安に震え、希望にかける。
感情の大波にさらわれながら、それでも最後までチームを信じて声援を送り続けることができるか。
私にも私の戦いがある。
絶対に負けない!


頑張れ!頑張れ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!
絶対勝つぞ!ファイターズ!
恐れず進め!ファイターズ!!



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2008年09月25日

札幌ドーム最後の4連戦を前に〜ワクワクで行こう!〜

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長いシーズンのひとつの「結果」が、この4連戦で否応なく出てしまうと思えば、心臓が変なビートを刻んだりするわけですが(笑)。
同じ「ドキドキ」なら、不安でドキドキするよりも、期待でドキドキしたいな、と。

やってみなくちゃ分からないのがスポーツの醍醐味で、特に今年のファイターズは本当に先の読めないシーズンを送ってきた。
いい試合だったな、これで乗っていけるなと思うといきなりつまづいてみたり、これはもうズルズル行きそうだなと思ったりすると、ものすごい踏ん張りを見せたり。
なかなか勝てないときは心配で、「今日は勝てるかな」なんて誰かに聞いてみたい衝動に駆られることもしばしばあったけど、もしも、タイムマシーンを持っている人がいて、例えば「明日はダルビッシュが完封して勝つよ」だとか、「稲葉ひとりが猛打賞で活躍したけど打線がつながらなくて負けるんだよ」とか“あらかじめ”教えてくれたとしたらどうだろう。
イヤなら負けた試合は見なければいいし、最後に勝つと分かっていればどんなにピンチになってもリードされても余裕で試合を楽しめる。心はいつも平穏だ。
けどなぁ…そんなのやっぱりつまらなくないか。
選手たちが「見えない先」に勝利という結果をつかもうとして懸命に戦っている姿を、ただ高みの見物しているだけじゃ、「応援」できないもの。
どうなるかわからないから、頑張れ!って励ましたり、上手く行くように祈ったりすることに意味がある。
そして。そうやって一緒の地平で応援するから、所詮は自分のことじゃないし、何の得になるわけでもないのに、チームが勝った時はメチャクチャ嬉しいし、負けたときはとことん悔しい。
何かを好きになるってそういうことじゃないのかなぁ。

この4試合に全て勝てばクラシリへの出場を自力でつかむことができる。
ファイターズにはそれだけの力があると信じているけれど、相手チームだってみんなそれぞれに力を持ったチームだし、同じように負けられない思いでひとつの戦いに挑むのだ。
だからどんな結果が待っているかはわからない。
どうせダメだよと一歩引いて、期待を裏切られる辛さから身を守るのも悪くはない。
ただ。
勝利のために、ファイターズが決して諦めたりしないで最後まで全力で戦うことは絶対に確かなことだと信じているから。
やっぱり私はできるだけの声援を送りたいです。
「次に起きること」を恐れるのではなく、何が見れるのか期待でワクワクしながら。
残り4試合。今年札幌ドームで見られるおそらくは最後の4試合が、こんなにエキサイティングな展開の中で行われるのも考えてみれば凄いことです。
ファイターズ野球の全てを、そして、プロ野球の醍醐味の全てを、この4日間で堪能しつくしたいと思います。
……やっぱりちょっと怖いけど(笑)


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2008年10月13日

2008年シーズン・ライオンズ戦をおさらい

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その前に、クラシリ第2ステージの日程を確認。
10月17(金)〜19日(日)
10月21日(火)〜23日(木)
※第1戦は県営大宮球場、第2戦以降は西武ドームで開催。


去年と違うのは、リーグ優勝したライオンズにはホームアドバンテージのほかに、1勝のアドバンテージが与えられた条件で、先に4勝したチームが勝ち抜ける変則6戦4勝制となります。
つまり、ライオンズが勝ち抜けるには3勝すればよく、ファイターズがこのステージをクリアするには4勝が必要ということです。
“挑戦者”には厳しい条件ですが、3連戦がふたつの合計6連戦と考え、それぞれ2勝1敗で勝ち越すペースと思えばあながち不可能ではない。
……と思います(笑)。

では。今年のライオンズとの対戦成績データです。

チームファイターズライオンズ
914
149
得点89109
失点10989
安打数201195
HR数1334
四球7471
死球1112
併殺打1415
盗塁1016
失策1117
打率.255.244
防御率4.243.15



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2008年10月14日

リベンジすごろく 〜クラシリから日シリへ〜

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クライマックス・シリーズ第1ステージを制したファイターズは、決戦の地であった大阪を離れて、現在は鎌ヶ谷で調整中。
明日には王者が待つ埼玉へと移動するだろう。
大阪から東京、そして埼玉へ。
勝つたびに駒を進めて、“上がり”は本拠地札幌ドーム。
賽を振らず、自力でひとマスずつ進む「すごろく」は、しかし、“実体なき”日本シリーズ出場や、“実体なき”日本一を目指す旅というよりも、私にとっては2008年シーズンの「リベンジすごろく」である。

144試合を戦い抜いたパシフィック・リーグのレギュラー・シーズン。
最も良い成績を残したのはライオンズであり、2番目がバファローズ。
ファイターズは彼らの後塵を拝した3番目であることは何があっても変わらない。
実際に、直接の対戦成績でもライオンズ、バファローズに対しては負け越しているのだ。
けれど。
かろうじて3位に滑り込んだファイターズには、彼らともう一度戦うチャンスが与えられた。
ならば、勝つのみ!
勝ったところで2008年シーズンにおける「強さ」の序列を変えることはできないが、そこにリベンジのチャンスがあるのなら、やられっぱなしで終わってたまるか!
チームがどう考えているかとは関係なく、これが私にとってのクライマックス・シリーズの意味なのだ。

ファイターズの「リベンジすごろく」は、実のところ、もう少し前から開始されていたと思う。
一歩目は、仙台で10月1日に行われたシーズン最終戦。
ライオンズやバファローズとともに、2008年は負け越しを喫したイーグルスとの最後の対戦。
この試合では、シーズン通してやられっぱなしだった苦手の田中投手を完膚なきまでに打ち崩して打力を見せつけ、一方、投手陣も先発・武田勝以下、勝敗には必要がないにも関わらずグリン、ダルビッシュという先発の柱を、さらにこれも必要のないクローザー・マイケルまで投入して完全制圧。
クラシリ出場をかけた負けられない一戦は、同時に、痛い目に合わされ続けてきた2008年イーグルスに対して放った強烈なKOパンチだった。
対戦成績ではたった一勝を返しただけだが、それ以上のダメージを残してシーズン終了。
「お返し」の旅はここから始まった。

そして。
『大阪秋の陣』でバファローズにリベンジを果たしたファイターズは、最大の強敵であったライオンズへのリベンジのチャンスを得て、いま、埼玉へと駒を進めようとしている。

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2008年10月15日

鎌ヶ谷の晴れた空の下〜原点から〜

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ダルさんのブログに『鎌ヶ谷。』という記事がアップされました。

「やっぱり鎌ケ谷はいいな〜!」
「まぁやっぱりプロ入って一番最初に練習した球場やから思い入れあるんやろな」
「一番落ち着くかなぁ」

入団前に傷めていた部分のリハビリに明け暮れた鎌ヶ谷には、あまりいい思い出はないと言いながら、それでもやっぱり一番落ち着ける場所。
ファイターズというチームの「本拠地」は札幌ドームだけど、選手たちにとっての「ふるさと」は鎌ヶ谷。
プロ野球選手として生まれた場所であり、育った場所。
あるいは。
苦しみながら再生を果たした場所。

ここで学んだこと、見つけたことを、“そのまま”やればいい。
生まれ故郷という「原点」から。
いざ!決戦の舞台へ!



というわけで。
『イチスポ』から今日のファイターズの風景を少し。

スナイパー.jpg

先発の柱となるライアンとダルさん。


われらが会長.jpg

いつも変わらぬわれらが会長。
会長の鎌ヶ谷時代ってどんなだろう。


賢介と裕志.jpg

じゃれる内野陣。
これもいつものファイターズ(笑)

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2008年10月16日

CS第2ステージ開幕前夜〜短期決戦の戦い方の秘訣〜

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☆クライマックス・シリーズ 第2ステージ 第1戦
<予告先発投手>
ファイターズ  グリン
ライオンズ  涌井



第1ステージを勝ち抜いたファイターズを評して、
「短期決戦の戦い方を知っている」
という表現を、解説者各氏やあるいは他球団の方のコメントとして良く見かけました。
でも。思うんです。
“短期決戦の戦い方”ってどんなもの?

レギュラーシーズンと違って、長期的に配慮すべき「先」がないので、特に投手などの選手起用に関しては、通常と違った形を取ることが可能です。
先発の人数が少なくていいので、従来ローテーションに入っていた投手の何人かを中継ぎに回すとか、登板間隔を狭めて投げてもらうとかの多少の無理もききます。
しかし、こうした作戦は、作戦というよりは常識の範疇に納まるもので、どこのチームも当然考えることであって、特にファイターズが優れているわけでも何でもありません。
第1ステージの2戦目に、シーズンで3勝しか挙げていない藤井を先発させたことをスポーツ紙などでは“奇策”と呼んだりしていましたが、ローテーションとは無関係に「誰でも使える」状況で、今現在調子が良く、相手チームとの相性もいい選手を起用するのは、特に意外でもないでしょう。
その期待に見事に応えた藤井が素晴らしかったのです。

ひとつひとつの試合運びに関しては、
「ミスがない。そつがない」
とほめられることが多く、実際にそのように見える試合ができていました。
ただ。すぐに勝敗が決着する、取り返す機会がない短期決戦では、「ミスをしたら負け」ということがクローズアップされますが、これは本来、短期決戦に限らず、レギュラーシーズンのどの試合ひとつをとっても言えることなのです。
『短期決戦だから』
ミスなくプレーしようとか、そつなく攻めようと思ってその通りできたら苦労はしない。
ファイターズが「短期決戦に強い」と見えるのならば、それは、「短期決戦の戦い方を知っている」からではなく、普段から短期決戦でも力を発揮する戦い方をしており、なおかつ、その“普段”の通りに戦えているということだと私は思います。

「CSは何回やっても緊張する。持っているもの以上を出すのは難しいけど、持っているものは出せる」(田中賢介)


「短期決戦の戦い方」などない。
普段どおりに、持っている力を100%に限りなく近く発揮できるように全力を尽くせばいい。
もちろん、緊張はする。
けれど。
ファイターズに強みがあるとしたら、クライマックス・シリーズなどの短期決戦では「緊張して当たり前」だと“知っている”ということだと思います。
“緊張している自分”に気づいて慌てることなく、短期決戦だからといって特別なことをしようとせず。
いつも通り「勝つために」今自分が出来ることをしっかりやりきる。
そういう戦いができたらいいと思います。

さぁ。もうすぐ試合開始のゴングが鳴る。
目いっぱい緊張して。
目いっぱいワクワクして。
頑張れ!ファイターズ!






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2008年10月28日

我が闘争2008〜個人的観戦記録〜

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個人的な「2008年の生観戦」状況を整理してみました。

  2008年 参戦記録

試合数54(53)
33(33)
21(20)
勝率.611(.623)


帯広を含むファイターズ主催54試合に参戦。
札幌ドームに限定すると(表右側( )内の数字)、ほぼ9割近い参戦率でした。
頑張ったな、わたしも(笑)

本拠地札幌ドームでのチームの勝率は.580とやはり高く(シーズン最終勝率.514)、観戦するファンにとっては嬉しいことだし、また、少しは私たちの「戦い」もチームの勝利に貢献できているのかなと思える数字になっております。
チーム状態はいいときもあり、悪いときもあり。
私個人にとっての、目の前で見た“最長連勝”は7試合。3/25〜4/19の期間中、札幌ドームに行くたびにニコニコしながら足取り軽く帰途についたことだろう。
逆に“最長連敗”もまた7試合。8月はあまり札幌ドームでの試合がなかったので気づいていなかったけど、7/23〜8/25の間、ひとつも勝ち試合を見ていなかったらしい(笑)。
五輪期間は苦しかったんだなぁ、やっぱり。

    先発投手と勝敗

ダルビッシュ14試合11勝3敗
グリン10試合4勝6敗
藤井7試合3勝4敗
武田勝7試合3勝4敗
スウィーニー7試合6勝1敗
多田野6試合5勝1敗
金澤2試合2敗
吉川1試合1勝


これは私が参戦した試合の先発投手たちと、彼らが先発したときの最終的なチームの勝敗を一覧にしたものです。投手成績としての勝ち負けとは違います。
ダルさんが投げれば勝つのはもう当たり前みたいな感じですけど、ブライアンと多田野くんが投げた試合もほとんど負けてなかったのには、ちょっと驚きました。
逆に勝さんのときはけっこう勝っていたような気がするのに、実際は負け越していたり。
人の記憶とか印象というのはあてにならないものだと、改めて思います。
「〜だったような気がする」というきわめてあやふやな理由で、選手に対して否定的な批評をしてはいけないと、しっかり肝に銘じておかなくては。


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2008年11月02日

ファイターズは一日にしてならず

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元ヘッドコーチ、さらに遡れば元ファーム監督であった白井さんのブログを読ませてもらっています。
ここ数回の記事は、ヒルマン監督の退団に伴って白井さんがチームを去るに至った「理由」について順に語られているのですが、それについては、最終的には白井さんの考え方であり、決断であって、何も言うことなどありません。
ただ。2001年にファイターズの2軍監督に就任した白井さんやコーチたちが取り組んだ「育成革命」とも言える方法論は、以前にも白井さんの著書などで知ってはいましたが、そうした改革を行うに当って、思う以上のご苦労があったのだということがしのばれました。

かつて育成の主流方法であった(もしかしたら今でもそうかもしれませんが)、「結果に対して叱責し、問題点を指摘、改善するために教え、そしてより多くの練習を課す」やり方では「怒れば怒るほど選手は萎縮し、教えれば教えるほど選手は考えることをやめ、やらせればやらせるほど、サボろうとする」ために効果が上がらないのではないかと考えた白井さんたちは、180度方向を転換した指導方針で育成に当ることに決めました。
「結果に対して怒ることをやめ、ショックを受けた選手を励まし、教えれば考えなくなる選手に、自ら考えてもらえるように、そしてやらせることをやめ、自ら進んで取り組めるような環境づくり」をしたのです。
これまでの“常識”とはかけ離れた育成方法には、「甘やかしすぎ」「育成の本質を間違えている」など、それは激しい批判がチーム内外からぶつけられたそうですが、いつかこうして育っていった選手たちが次々と一軍で活躍し、チームが将来日本一に、そしてやがては常勝軍団になることを夢見て、当時のファーム指導者たちは信念を持って育成に取り組んだのだといいます。
白井さん自身は、2003年から旧知のヒルマン監督に請われる形で、迷いながらも1軍ヘッドコーチに就任しましたが、ファーム育成改革の“同志”たちの頑張りは次第に実を結び、2001年にはぶっちぎりで最下位だったファームのチームが翌年には2位へ躍進、3年目からは連覇を達成と順調に成果を上げ、ついに一軍が2006年、2007年の連覇を果たしたとき、チームの主力として貢献したのは、高橋、森本、田中賢介、小田、飯山、鶴岡、小谷野、武田久など、ファームからの昇格組だったのです。

2004年に北海道に移転してきてからのにわかファンである私にとっては、ただ単に「うちのチームってすごい!」という単純な喜びでしかありませんでしたが、現役プレイヤーとしてはファイターズで一度も優勝の経験がなかった白井さんが、批判を浴びながらのファーム改革を経て、かつての“教え子”たちと一緒に戦い、苦難を分かち合いながら志半ばでチームを離れなくてはならなかったかつての“同志”たちが願ってきた優勝を成し遂げたことは、どれだけの喜び、どれだけの達成感があったことでしょうか。
そして、それは選手たちにとっても同じことだと思います。
長いこと目が出ないままのファーム暮らしでも諦めなかった「夢」が実現したことは、どれだけの大きな感動だったことでしょうか。

「今年、田中賢介選手が3年連続ゴールデングローブを受賞し、ファーム時代からの指導者にも感謝の意を述べていました。指導者にとってこんなありがたい言葉はありません。
この言葉は、当事の指導者にとっても大きな喜びとなって伝わっていると思います。」

白井さんはこのように気持ちを述べておられますが、田中賢介だけでなく、改革されたファームで育った選手たちみんなが、自分たちが「いま、ここ」にいるのは決して自分ひとりの力ではないことを理解し、感謝しているのだと私は思います。
そして、そういう気持ちを持った選手たちだから、ファームの指導者に限らず、いまの自分を支えてくれる、裏方さんだったり、チームメイトだったり、あるいはファンであったりという「全て」に感謝しながら、全力プレーで応えようとする。
それがファイターズの強さにつながっているのだと思います。
しかし。こうしたファイターズの姿は決して簡単に出来上がったものではありません。
ファイターズは一日にして成らず。
多くの人の努力と、長い年月があって初めて、「いま」のファイターズがある。

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2008年11月03日

足りないもの

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携帯公式サイトのガンちゃんのコラムで、今年のファイターズに「足りなかったもの」として、戦力的な観点から2点が挙げられていました。
ひとつは「左腕」投手。
個人的には、“先発2枚中継ぎ1枚”に慣れてしまっているので(笑)、藤井、武田勝の両先発と中継ぎ宮西でまずまずやってくれたなぁ〜と思っていますが、実際にはもう1枚中継ぎ左腕が加わればずっと継投が楽になるはず。
少なくても“ここで左を出したいけど、もっと後に必要になるかもしれないから我慢”とか、“2試合続けて投げさせたから使いたいけど使えない”などという苦労がなくなるのは、ベンチにとってありがたいことだろうと思います。
ただ、来季に向けての戦力としては、八木の本格的な復活と、1年目に出来なかった“ファーム修行”を今年積んで、今はハワイで修行中の吉川の“3年目”に期待するところが大きいです。
さらに。来年は何が何でも結果を残さなくてはならない「左腕」が3人います。
大卒3年目を迎える宮本、山本。高卒6年目になる須永。
厳しい言い方になりますが、後がないつもりで臨まないといけないシーズンだと思います。
彼らが生き残ろうとするパワーはそのままチームにとっても大きな戦力となるので、本当に頑張ってほしいです。

「足りないもの」のもうひとつは「右の大砲」。
これもずっと言われていることですが、「右の大砲」なら存在しています。
高橋信二です。
今の戦力の中で、最も確率のいい長距離打者である信二に、そのポテンシャルを充分に発揮してもらうのが一番の「右の大砲」獲得への近道だと私は思います。
具体的に言えば、今年もファーストを守る機会の多かった信二をはっきりとコンバートして、負担の多い捕手から解放して打撃に専念してもらう。
そして、稲葉とスレッジの間に入ってジグザグで中軸を組んでもらうのが一番いい形になると思います。
あとは、金子洋平。賢介、鶴岡、糸井などと同学年である洋平の、社会人出の3年目となる来季は、「左腕」3人同様“背水の陣”です。
来年は結果が全て。
頑張れ!洋平!


今日、なんとなく2006年のDVDを見ていたのですが、みんな良くバットが振れていたなぁ〜と(笑)。
もちろん、全試合のダイジェストなので、ヒットやホームランなど「打てた」シーンばかりだから、当然どれも良いバッティングになるわけですが、それを差し引いても今年とは大きな違いがあったように思います。
“引っ張る”打球が2006年映像ではすごく多い。
顕著なのは稀哲や鶴岡です。
今では彼らのバッティングといえば“右打ち”のイメージしかないのですが、2006年の彼らはずいぶんと引っ張ってヒットを打っているし、ホームランも出ている。
チームから去ってしまったガッツと新庄の豪快な打撃を見ながら、彼らと共にファイターズからは「フルスイング」がなくなってしまったかな、と思いました。
何も、思い切り振り回してホームランを狙ってほしいわけではありません。
ただ。「つなぐ」野球がファイターズの野球とは言っても、いつでもコンパクトに打ち返すだけではなく、状況によってはフルスイングで引っ張ったっていいと思うんです。
例えば稲葉さんや今年の賢介などの「いい打者」は、追い込まれるまでは思い切って引っ張って、追い込まれたら反対方向へ打ち返すなどの、メリハリの利いたバッティングをしていました。
つなぐときはつなぐ。振るときは振る。
今年のファイターズに足りなかったのは、メリハリとフルスイングかもしれないと思います。


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2008年11月06日

プロ野球選手の四季〜種をまく畑を肥やす「冬」〜

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今日も汗だく。
自主トレは どこまで追い込んだらいいのか…
計画性を持って やってはいるけど
正解がないから 難しい
毎年毎年、思う。
去年も同じこと言ってたような
シーズン中より 今の方が、しんどい。
試合でのプレッシャーや 緊張感は無いけど…
地道で 単調で 時間はかかるしで…。
2月含めて 来シーズンまでに 間に合うかな
…………頑張ろう。

<「ぐしゃぐしゃ」/藤井秀悟ブログ『野球小僧』より>




日本シリーズは大いに盛り上がってまいりましたが(今年のシリーズはものすごく面白い!)、日本一を争っている両チーム以外の10球団の選手たちはすでに「オフ」に入り、秋季キャンプであったり自主トレであったりと、もう来季に向けて動いています。
私たちにとっては「オフ」=「試合がない」=「休み」だけれど、プロ野球選手がプロ野球選手である限り“野球”そのものは年中無休で、「四季」それぞれにやるべきことがあるのだと思います。

開幕から始まる長い「シーズン」。
選手にとっても、ひとつのチームとしても、「春」は種をまき、芽が出るのを待つとき。
「夏」には暑い日差しの中で、茎を伸ばし、葉を茂らせ、美しい花を咲かせようと汗を流す。
そして、「秋」には豊かな実りを。

今は「冬」。
来年の収穫のために、種を蒔く畑の地力を肥やすとき。
“目に見える”地面の上でどれだけ大きく美しい実りが得られるかは、結局のところ、誰も見ていない「冬」の間に、どれだけ、どのように地中に栄養を蓄えておけるかで決まってくるのかもしれない。

藤井さんが言うように、その方法にたぶん正解はないし、「いま」やっている地道で退屈な努力の“結果”が出るのは、シーズンの「春」「夏」を越えた来年の「秋」という気が遠くなるような先のこと。
そのときの収穫を思い描きながら。
「これでいいのか。これで間に合うのか」と焦燥に駆られ自問自答しながら。
じっとじっと、力を蓄えていく。


よく「二年目のジンクス」と言われますが、これも、アマチュア時代に蓄えた栄養を使い果たしながら花を咲かせたルーキーが、初めての「オフ」で、どのように地力を回復させていくのかがわからなかった、方法を間違えた結果として、翌年「2年目」に不振に陥るという側面もあるのではないかと思ったりします。
一方で、長く一軍で戦っているような選手たちは、オフにシーズンを考えるのは当たり前で、シーズン中に課題を見つけてはもうオフの過ごし方を考え、そうやって一年中常に先を見つめて野球に取り組んでいるはずです。
プロ野球選手の野球に「オフ」はない。

二年連続で日本シリーズを戦ったファイターズが、今年は少しばかり早く「オフ」を迎えたのは、それはやっぱり悔しいし淋しいけれど、種を蒔く畑の地力を強くするための時間がいままでよりもたくさんあるということ。
じっくりと、たっぷりと。
シーズン最後まで枯れないほどの栄養をつけて来季に臨めるように。
頑張れ!頑張れ!ファイターズ!!


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2008年12月13日

女がプロ野球ファンであることはときどきややこしいのです。

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子どもの頃から野球が大好きでした。
でも。私が子どもの頃は(大昔ですw)、野球はやるのも見るのも「男の子」のもので、シーズンともなると毎晩真剣にナイター中継を観戦しては一喜一憂しているような小学生女子に話し相手などいませんでした。
プロ野球に興味のある女子はいなかったし(少なくても周りにはいなかったと思う)、男子とは“仲良くしてはいけない”年頃で、男の子たちと話すこともできなかったから。
放課後の校庭で野球をやってる男子たちを羨ましく眺めては、「男の子に生まれていたら絶対プロ野球選手になりたかったな…」と思ってました。

最初にお気に入りだった選手は、堅守とつなぎの巧い“職人”的な「2番・セカンド」の選手。次にひいきした選手は、線は細いながら華麗な守備と柔らかい芸術的なバッティングで活躍した天才肌の二塁手でした。
大人になった今、「子供っていうのはホームランをたくさん打つ選手や、三振をばったばった取るような投手が好きなんだろうなぁ」などとついいい加減な思考をしてしまいますが、自分のことを考えると、やっぱり人間にはそれぞれ個性があって、子どもにだってこだわりや好みはあり、そういうものは案外大人になっても変わらないものだと思います。
豪快さよりはセンスの良さ、「すごい」よりも「巧い」、そして守備へのこだわり。
これらはいまだ変わらず、私がプロ野球選手を「選ぶ」基準であり続けています。
好きなものは好きです。

そういう意味で、ファイターズファンになった私が田中賢介を「発見」し、特別に応援するようになったことは、プロ野球ファンとしての私の個人史的にはごく自然な流れであると、「わたし」は納得しています。
ところが。「わたし」の「外側」は当然そのようには理解しません。
不幸ではないけれど孤独だった小学生女子の頃とは違って、今は一緒にファイターズを応援する観戦仲間の女友達や、プロ野球の話が出来る男友達にも恵まれていますが、彼らにとって私は、色々な意味を含めて「田中賢介が好きな女」なのだと思います。
ある友達(男性)などは、いつも否定しているにも関わらず、繰り返し「こなつの“タイプ”は賢介だから…」と発言してはわたしをイライラさせますが、ボケてきたな、と思って我慢することにしています(笑)。

チームが移転してきて5年が経ち、様々な“場”で新しくファイターズファンと出会うことも多くなりましたが、初対面のファイターズファン同士として出会った場合、特に女性から「誰のファンですか?」と訊かれることが多いです。
今は慣れましたが、これはけっこう不思議でした。
野球の話をするのに「どのチームのファンか」というのは大問題でも、誰のファンか知ろうという発想はわたしにはなかった。
同じチームのファンという前提に立っての質問ですから、単に友好を深めるための社交的な挨拶以上の意味はないのかもしれませんが、「特定の選手との心情的にパーソナルな関係」がまず軸にあるファイターズファンというのも、やはりそれなりに数多く存在しているようにも感じます。

はっきり言って、田中賢介はわたしの“タイプ”ではありません(笑)。
賢介を選んだ理由の全ては、野球と結びついたものでしかない。
しかし。
今現在、ほんとうに「プロ野球選手としての田中賢介」だけが好きなのだと言い切ってしまえば、やっぱりそれは嘘だと思います。
2年以上も毎試合注目して応援していれば、それは愛着もわきますし、“タイプ”じゃなくても「かっこいい!」とか思うようになるものです。
実際、オフの間でも、やれ納会ゴルフでどうしただとか、誰それの結婚式に出たとか出ないとか、野球とは関係のないところにいる田中賢介の情報も興味を持って集めていますから、もはや純粋にプロ野球選手としてだけ応援しているとは言えないでしょう。
それでも。
「最初」はプレーそのものだけで気に入ったのだという点だけは、譲れない私のこだわりです。

自分でもうんざりするほどの自意識過剰ぶりですが、それもこれも、私が女でなければこのような面倒な事態にはならなかったのだと思うと、子どもの頃のように「男の子に生まれていれば…」とふと考えます。
男性ファンにとっては同性であるプロ野球選手は、どこまでもプロ野球選手に過ぎず、余計なものが入る隙間がなくてすっきりしている。
そのシンプルさが羨ましいと思う。
けれど。
裏返してみると、男性は純粋に「野球を野球として楽しむこと」が出来るけれど、それしか出来ないとも言えます。
「野球を楽しむこと」は女性でももちろん可能だし、その上さらに、異性であるからこそのちょっとした“ときめき”も楽しめるのだから、女性の方が「お得」かもしれない。
やっぱり女に生まれて正解だったかな〜とも思う今日この頃です。

ああ、ややこしい(笑)。



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2008年12月26日

ファンサービスファースト

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日本においてスポーツ環境を支えているのは、ひとつは教育機関であり、もうひとつは企業である。
少なくてもプロ野球はこの二つがなければ成り立たない。
選手という「人的資源」を学校の部活動や社会人野球で育ってきた“アマチュア”から主に確保しているし、球団経営は親会社をはじめとした各種企業の支援を受けて行われる。
では、「ファン」とはプロ野球にとってどういう存在であるのか。
端的に言えば、チケット代を払い、グッズを購入し、あるいはファンクラブ会員となって会費を納入することで球団経営に貢献する“小さなスポンサー”。
莫大な費用を必要とする(“人件費”=選手の年俸だけでも少ないチームでも20億円以上はかかる)球団経営に対して、ひとりひとりの貢献は微々たるものに過ぎないが、たくさんの人数が協力するならば、それは大きな貢献となる。
単体での資金力は大きくても、最優先しなければならない「企業論理」を持つひとつのスポンサーだけに頼るのではなく、愛情とか愛着とか、無形だけれど強固な「絆」で結ばれたファンの存在を、実質的にも精神的にも支えとしていこうという取り組みのひとつが「地域密着」なのではないかと思う。
最終的に、球場で選手に声援を送ったり、様々な形で球団にお金を使うファンの数を増やすためには、チームに対して関心を持つ、応援したい気持ちを持つ、「ファンの裾野」を広げていくことが必要だ。
ファイターズが掲げる『ファンサービスファースト』という目標はそのためのものだと思う。


<道新スポーツ 12/25紙面より>
『ハム番08回顧@』

心が温まる光景だった。12月21日、田中と鶴岡が札幌市内の老人ホームを訪問。質問コーナーやもちつきの後、一緒に食事を取り、最後は42人の入居者1人1人と握手をして回った。その握手が素晴らしかった。
座っている老人に合わせてかがみ込み、きちんと目を合わせて両手で手を握る。同時に、1人1人と言葉も交わす。すでに祖父母全員を亡くしているという2人は「自分のおじいちゃん、おばあちゃんを思い出しました」と声を揃えた。最後のあいさつでは「体に気をつけて長生きしてください」と呼びかけた。
イベントではありふれた光景かもしれないが、2人の対応は本当に心がこもっていた。いいものを見せてもらったと感じながら、ふと大社オーナーの言葉を思い出した。「形だけのファンサービスは、ファンの方は気づく。選手自身がファンの気持ちになれば、形だけのファンサービスというのは起こらない」
その日居合わせた80人は、日本ハムをもっと応援しようと思ったはずだ。球団が掲げる地域密着とは、この積み重ねなのだろう。「難しいことではなくて、サインする時はファンの顔を見て、サインしよう。手を振るときもファンのほうを向こう。絶えずファンに向ける視線が大事」と大社オーナーは続けた。
2人の行動は、まさに大社オーナーが描く理想のお手本だと感じた。「ファンサービスというのは、単に営業的な貢献じゃない。ファンは、選手を後押しし、チームの戦いにおいて、大きなエネルギーになるものだから」とも大社オーナーは語っていた。私の心に残った老人ホームでの光景。選手、場所を変えて、もっともっと見たい。(石川加奈子)


こうしたイベントでは可能であっても、常にファンひとりひとりに対してこのような対応をすることは不可能だし、する必要はもちろんない。
ただ。「ファン」というのが抽象的な概念でも、ひとくくりの集団でもなく、ひとりひとりの「人間」なのだということを、いつでも選手たちが考えてくれるのならば、それで充分だと思うのだ。
「絆」は一対一の関係から生まれるもの。
ファンにとってチームはひとつであり、チームにとってもファンがそれぞれひとりであるような関係性が築けるように。
ゆっくりと少しずつでも、ファイターズと北海道が歩んでいければ幸せだと思う。



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2009年01月07日

鎌ヶ谷ファイターズタウン〜過去から未来が生まれる場所〜

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☆日本ハム3位矢貫狙い通り?入寮一番乗り
日本ハムにドラフト3位指名で入団した矢貫俊之投手(25=三菱ふそう川崎)が7日、千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に入寮した。今年の新人7人の中で、入寮一番乗りとなり「1番は狙ってました」と笑顔だった。江尻や吉川ら寮で初めて顔を合わせた先輩投手に対し、緊張気味にあいさつ。自己管理のため体重計を持参した190センチの長身右腕は「いい環境でできるので楽しみ」と意気込んでいた。

今年のルーキーがまずひとり、鎌ヶ谷にやってきました。
ここが始まりです。


「地域密着」を徹底的に推し進めていくならば、何よりもファームを北海道に移転することが必要だと個人的には考えています。
ファイターズが「オラが町の、オラがチーム」だと、ごく自然に道民が感じられるようになるには、ひとつには同じ北海道で生まれ育った選手が活躍するようになることと、全ての選手が“海の向こう”からやってくるのではなく、私たちと“地続き”の大地で同じ大空を仰ぎながら汗を流して育ってきたのだと実感することが、大きなポイントであるように思うのです。
例え他球団から移籍してくる選手であっても「北海道に住む」というだけで、ぐんと身近に感じられることからも、こうした心情的な効果は決して無視できません。
また。実際にファームで一生懸命練習する若い選手の姿を目の当たりにできることで、札幌ドームで一軍が残す「結果」だけが全てなのではなく、フロント・首脳陣・選手・ファームの全てがひとつなった『北海道日本ハムファイターズ』の「過程」に触れられるのは、末永くファイターズを愛し続ける「ファンを育成」する効果もあると思います。

しかし、ファーム移転が少なくても今現在から近未来に渡って、非現時的であることは理解しています。
北海道の厳しい気象条件のなかで、ファームの選手にとってなによりも大切な練習時間を充分確保するのは無理ですし、関東圏に5チーム(マリーンズ・ライオンズ・ジャイアンツ・スワローズ・シーレックス)が集結しているイースタンリーグに参加するためには、北海道に本拠地を置くと、移動その他のコスト・時間・肉体的な疲労度など、自分たちにとっても遠征して来なければならない他球団にとってもリスクが多すぎます。
緊急時にも一軍・二軍の選手の入れ替えが直ぐにはできないとか、イースタンで調子のいい選手をそのまま一軍に昇格させるのが無理だとか、一軍の「補給線」としての役割が果たせないという不利もあっても、ファームは鎌ヶ谷に残さざるを得ません。

ただ。
『北海道日本ハムファイターズ』にとっては、色々な意味でマイナス面の大きいファーム残留ですが、逆に、鎌ヶ谷にあることでしか果たせない役割を担っているようにも思います。

鎌ヶ谷は千葉であって東京ではないかもしれないけど、まだ10数年しか経っていない新しい施設ではあるけれど。
それでも、東京ドームを本拠地としていた東京時代の「日本ハムファイターズ」が生きている場所なのではないでしょうか。
歴史は知る必要があると思うし、大切なものですが、単に「昔あったこと」として尊重すべきものではなく、未来へとつながってこそ意味のあるものだとも思います。
長く応援してくれたファンを置き去りにしてでも北海道へと移ってきたときに、ファイターズはそれまでの姿に一区切りをつけ「生まれ変わった」はずです。
大きな犠牲を払った以上、当然そうでなければならないはずです。
それでも。ファイターズの歴史は逆戻りできない過去から未来へと、やっぱりひとつながりに続いている。
今、一軍で主力選手へと成長した生え抜き選手たちはみんな鎌ヶ谷で育ってきたし、これから『北海道日本ハムファイターズ』を支える未来の一軍選手たちも、みな鎌ヶ谷と言う“歴史”から生まれてくることになります。
そして。関東のファイターズファンの応援に送られて札幌ドームに上がってきた若い選手たちに、北海道のファイターズファンが送る声援が重なるとき。
「ファイターズファンの歴史」もまたひとつにつながれば。
いいな、と思います。


すでにいる選手も、これから加わる選手も。
鎌ヶ谷から札幌ドームへ。
歴史を背負って未来を切り開くためにやってくる“戦士”たち。

札幌ドームで待っています。
そして、いつか、きっと。
彼らの故郷・鎌ヶ谷で、ファイターズとファイターズファンの「歴史」に、ほんの少しでも触れてみたいと思います。



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2009年01月09日

未来へ!〜12球団ジュニアトーナメントTV観戦感想〜

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昨年末に行われた『12球団ジュニアトーナメント』。
http://www.npb.or.jp/junior/
スカパー!の放送で、グループリーグ2日目に行われたファイターズジュニアとライオンズジュニアの試合を見ました。
「こどもの野球」の試合をまともに見たのはたぶん初めてで、最初は、プロチームと同じ(だと思う)ロゴの入ったユニフォーム(デザインそのものははちょっと違う)を着て、プロも使う札幌ドームでプレーしている子どもたちの可愛らしさを“眺めて”いたのですが、試合が進むにつれ、いつもプロ野球を見ているときと変わらず「おお!」とか「それはないな…」とかつぶやきながら、すっかり熱中して“観戦”している自分がいました(笑)。
いい試合でした。

一応、プロ野球を見慣れた野球ファンだし、大人が子どもに向けてしまう視線というものもあるから、ひとつのプレーにしても「上手い!」というよりはやっぱり「上手だなぁ」みたいな感想にはなるし、時々出てしまうミスも、多くの場合は「今はまだそれでいい」と許してしまう。
その一方で。
まだまだ未熟なうちからでも表面に滲み出すような“天性の素質”というのはやっぱりあるんだな、と思わされるものも見せてもらいました。
例えば。ファイターズジュニアの背番号6をつけた遊撃手。
運動能力・技術は当然優れていますが、何よりも打球に対する飛び出しや三遊間の深い位置からのワンバウンド送球など、判断力に優れているし、ピンチのときに守備で投手を救うプレーが出来る沈着冷静さは素晴らしい資質だと思います。
背番号9をつけた選手は、打席で非凡な才能を発揮しました。
タイミングの取り方がひじょうに上手いというか、自覚的かどうかはわからないけど、すでに「自分のポイント」を持っている打者に見えました。
こういうのを“打撃センス”っていうのだろうなぁ…。

彼らのような子どもたちが、やがては本物のユニフォームを着て、札幌ドームでプレーするプロ野球選手へと成長していくのかもしれません。
その「いつか」がとても楽しみだし、才能あふれる子どもたちが順調に育っていくような環境づくりにプロ野球界は手を貸すべきだと思います。
同時に。
ほんの一握りにも満たない“未来のプロ野球選手候補”以外の、圧倒的多数である少年野球選手たちも同じぐらい大切にしてほしいし、大切にしたい。
彼らの多くは、おそらく中学校・高校へと進むにつれ、「プレーする野球」から離れていくことになるでしょう。
人生、野球だけが全てじゃないし、人間として経験を積むうちに、もっと自分に合ったもの、やりたいもの、叶えたい夢が見つかるなら、それは素晴らしいことだ。
けれど。
もしも現実的な距離はだんだん離れていくとしても、せっかく子どもの頃に出会った「野球」と心の距離はいつまでも近いままであるような、そんな楽しい“野球のある日々”を少年少女たちが送ってくれたらすごく嬉しいと思う。

チームの「地域密着」という狭い範囲の話としても、プロ野球のあり方そのものについても、今できることもあれば、長い時間をかけなければできないこと、時間がかかってしまうこともある。
未来にわたってプロ野球を支える広大な裾野として考えるならば、「今」の担い手である大人と、将来担い手となってくれる子どもたちは同志だ。
…子どもたちにいい形で「プロ野球という楽しみ」を渡してあげないとなぁ…。


わけがわからなくなってきました(笑)。
『12球団ジュニアトーナメント』の結果ですが、優勝はドラゴンズジュニア。
我らがファイターズジュニアは惜しくも決勝戦で負けましたが、この試合がまた、スコアボードを見るだけでもものすごくドラマティックな展開だったことがうかがえます。
放送が楽しみです♪
2005年にこの大会が始まって以来初となる決勝トーナメント進出を果たし、なおかつ決勝戦にまで進んだファイターズジュニアの「歩み」は、ファイターズと北海道が結びついていく「歩み」とも重なって思えます。
これからも。
“みんなで”手を携えて歩いて行きたいものです。
未来へ!


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2009年01月15日

プロ野球選手と登場曲のことをだらだらと書くブログ

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場内の照明が落とされた暗闇の中。
一瞬の静寂の後に流れ出す大音量のテーマ曲…。

プロレスラーが入場するときのこの瞬間が、もしかしたら試合以上に私は大好きです。

ほとんどのプロレスラー、それもトップクラスのレスラーは「自分の曲」を変えません。
戦いを重ねるごとに、プロレスラーと曲はひとつのものになっていきます。
だから。
入場曲が流れた瞬間に、ファンには誰が登場するのかすぐにわかるし、同時に、彼と彼の激闘の記憶が渾然一体となって、圧倒的な力で波のように押し寄せてきて、聞くものの胸を熱く燃やし、これから行われる試合への期待感を一気に盛り上げるのです。
曲をバックにゆっくりとリングに向かって花道を歩いていくレスラーの姿に。
あのときの感動。
あのときの絶望。
あのときの歓喜。
あのときの諦念。
何もかもが一緒くたになってこみ上げてくる「想い」をこらえきれず。
「絶対勝て!」の願いを込めて、精一杯の声を張り上げてプロレスラーの名前を叫ぶ。
その瞬間が最高です。

プロ野球の場合も、選手が打席に入るときにそれぞれの音楽が流れますが、その「位置づけ」はプロレスのようには明確ではないというか、選手によって意識が違うような気がします。
ファイターズでも。
ずっと曲を変えない選手もいれば。
シーズン毎に変更する選手もいる。
数曲を用意して、気分やシチュエーションで変える選手もいれば。
打席ごとに変えられるぐらいたくさんの曲を使う選手もいる。
ただ。選手が思っている以上に、こうした曲が、応援しているファンに与える効果というのはけっこう大きい気がするし、せっかく曲を流すのならば、プロレスラーとプロレスファンの間にあるような、強い結びつきが生まれたら嬉しいかな〜と考えたりします。

プロ野球が、毎年毎年が新しいシーズンで、今年のスローガンのように「挑戦」であり続けることを思えば、良くても悪くても「過去」を引きずらないことは大切で、そのためにも気分一新、曲も新曲という考え方もあるだろうし、例えば稀哲のようにたくさんの曲を使うのも、どうせなら色んな曲をファンに楽しんでもらいたいという、彼らしいサービス精神の現われだと思います。
一方で、賢介や金子誠のようにあまり変えない選手の場合は、偶然なのかなんなのかふたりとも“盛り上がり系”の曲ではありませんが(笑)、堅実なプレーぶりとも相まって、どんな状況だろうとも「いつもの賢介」「いつもの金子」がここにいるという“安心感”を覚えますし、チームが、否が応でも変化していくものだからこそ逆に、このような不変性が与える“安心感”が貴重だったりする。
プロレスのような熱さとは違うけれど、これも「強い結びつき」のひとつの形だと思う。
また。2008年の稲葉さんは、春先に打撃不振だったことから、おそらく気分を変えるために曲を「999」に変え、チャンスのときだけQueenに戻すというスタイルを採用していましたが、個人的には正直微妙でした(笑)。
すでにQueenの曲と稲葉さんはプロレスラーの入場曲のごとく、“聞くだけで”色んな想いがうわーっとこみ上げてきて、「稲葉なら!」という気分を常に盛り上げる曲だったので、チャンスだろうがなかろうがQueenで打席に入る稲葉さんに感じていた期待感が、「999」の場合は、チャンスじゃないという状況があからさまに示される結果になることもあって、もうひとつ「稲葉さーん!」と叫びたい応援熱がわいてきませんでした。
ちょっともったいない気がしました。

今年は誰がどんな入場曲を使うのか、変わるのか変わらないのかわからないけれど。
できれば、というか、絶対に変えてほしくないなぁ〜と願う選手がいます。

8回表。1点リード。
勝利まではもう少し。でも、安心するにはまだ早い。
一番ドキドキする場面で。
札幌ドームに軽快に響く『Juke box』

そう。武田久と『Juke box』は、三沢光晴と『スパルタンX』のごとく(←プロレスファンにしかわからない表現w)。
いつだって、色んな感情が胸に迫って苦しくなるほどの、最高の瞬間をきらめかせる。
「ひさし〜〜〜〜!」と叫ばずにはいられないほどの…。

マウンドに上がるときが9回に変わったとしても、久と『Juke box』の関係は、変わってほしくないと願っています。


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2009年01月22日

サインという「しるし」が印すもの

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1/21道新スポーツ最終面。

サイン 大.jpg
「選手とファンのふれあいの証となるものは、何といってもサインだろう。自筆で手渡すものだからこそ、サインについてはこだわりを持っている選手も多い。昔と今とではデザインが変わってしまった選手もいるが、それには深いワケもあるようだ。日本ハム選手たちのサイン事情を追ってみた」


記事の内容は、かいつまむと「人気選手になるほどにサイン需要も増え、短い時間で数多くの色紙を書き上げる必要から、デザインは簡略化される傾向にある」ということ。
それはそうだろうし、実際、デザインなどぶっちゃけファンにとってはどうでもいいと言えばどうでもいい。
色紙やボールにマジックで書かれた、「読めるような読めないような文字と思しきもの」それ自体に値打ちがあるわけではなく、書いてくれたという「行為」であり「好意」こそがほしいものであって、形として残るサインは文字通りに、望むものを得たという「しるし」であり「痕跡」にすぎないと思う。


同紙面には、『ネット上の高額販売が問題に〜ファンのマナーの向上が不可欠』という小さな囲み記事が、ネットオークションなどでサインが売買されている現実を指摘している。
選手にサインをしてもらえる機会は誰でも簡単に得られるものではないから、たとえ「行為」の伴わない「しるし」だけでもほしいと願うファンの気持ちに付け込むような、そして、ファンのために貴重な時間をさいてサインをした選手の気持ちを踏みにじるような、オークション出品者の悪行は許しがたいけれど。
一方で。オークションは落札する人がいるから成立するものでもある。
買い手が存在しなければ売り手も消滅するのだから、買わないこともファンのマナーではないか。

ファンにとって、大好きなチームの選手たちのサインは一生の宝物になるけど。
「宝物」とは安易には手に入らないからこそ「宝物」なのだと思う。
取り出せば、時空を超えた思い出が、あのとき間近に選手がいた感動へと、何度でも連れて行ってくれる「どこでもドア」みたいなサインは、でも、ドラえもんのポケットから出てくるわけじゃない。
ほしいものは“自分の手”でつかみたい。
と、思います。

…そこにはまた別のマナーが発生するわけですが。
それはまた別のお話ということで、今日はここで終わります。



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2009年01月24日

育成の「段階」〜そして、今年飛躍を期待する選手〜

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今週の『週刊ベースボールタイムズ(以下BT)』に、「成功する世代交代とは」というコラムが載っていました。
BT.jpg
昨年末、ベイスターズがチームの功労者である石井琢選手、鈴木尚選手をチーム構想から外したことに対して多くのマスコミなどが“非情”と批判したことに異を唱え、長く低迷するチーム状況を打開するために、若返りを図り、大規模な改革を断行することは悪いことではないとし、人が必ず時と共に衰えいつか去っていくことが避けられない中で、チームとして長く戦力を保持し、さらなる向上を目指していくためには、衰えたものが場所を譲り、若い人材が中心に出てくる、すなわち「世代交代」がスムーズに進む必要がある。
これが出来るチームが常勝軍団となり、上手くいかないチームは次第にチーム力を低下させ低迷期に陥る……と主張しています。
以上を前提に、では勝ち続けるために必要な「世代交代」とはどういうものか、過去に「常勝」期を築いたセ・パ両リーグを代表するジャイアンツとライオンズの、1990年から2008年までを例にして比較検証を行っています。

1990年以降の「チーム構成」の変遷を、年毎に、投手については先発ローテーションの一番手・二番手投手を、打者に関しては最も出場機会の多かった選手を打順別にピックアップして現し、その中で、他球団から移籍してきた選手(外国人を含む)がどれぐらい含まれているかを比較したところ、ジャイアンツはライオンズのおよそ2倍、そして、移籍選手の「分布」は、ライオンズの場合が「主力」(打者なら中軸、投手なら1、2番手)以外の部分に配置されるケースが主であるのに対して、ジャイアンツの場合は、打者はクリーンアップ中心、投手に関しても2000年以降はローテーションの軸として補強されている傾向がありました。
やはり一般的なイメージと変わらず「育成のライオンズと補強のジャイアンツ」と、少なくてもこの期間(1990年以降)に関しては言えると思われます。
そして、「育成のライオンズ」で見られるパターンとして、「ファームで育成→下位打順で起用→主軸で活躍」という流れが機能しているケースが多いことを指摘し、下位打線や3番手以降の投手を「補強」してチーム力を支えながら、生え抜きを徐々にキャリアアップさせる形で主力へと「育成」する方法論がチーム力を維持し続けるためには最適であると結論しています。

最適であるかどうかはわかりませんが、これをひとつの優れた方法とすることに異論はないし、「スカウティングと育成」を掲げるファイターズが目指しているものも、同じものなのではないかと思います。
ここ数年の主な「補強」選手にしても、新庄・稲葉・グリン・藤井・二岡など、全て思惑としては、打順ならば5〜6番、ローテなら3番手以降の、“主力からすこし外したところ”が本来的には狙いだったような気がします。
そして、これらの「補強」は、田中幸雄・金村・セギノール・マイケルなどの中心選手の放出とも連動している。
彼らの放出にはもちろんコストパフォーマンスの問題が大きいのですが、チーム力の維持という観点からも、世代交代を積極的に促す効果が同時に期待されていたと考えます。
「主力」を徐々に外しながら、主力周辺を補強する。
そうした方法論を実践するに当っては当然ファームで育成された生え抜き選手が徐々に経験を積んで「主力」選手へと成長を遂げることが必要になるわけですが、残念ながら、この部分がまだスムーズに進んでいないのがファイターズの現状だと思います。
エースに成長したダルビッシュ、不動のセットアッパー武田久、中軸についで打線では重要なリードオフマン森本、3番を任されるまでになった田中賢。
2006年にいっせいに主力となった彼ら以降、生え抜きで主力と呼べるまでに成長した選手がまだいません。
そろそろ今年辺りは誰かに出てきてほしいし、常にAクラス、常に優勝を争えるチーム力を維持していくためには、出てくることが必要なのです。

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2009年01月25日

「守備」という印象〜セイバーメトリクスで測る守備力〜

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昨日紹介した『BT』に、「セイバーメトリクスで測る守備力」という、これまた興味深い特集が掲載されていました。
結果が数値化される打撃と異なり、観る者の「主観」によって決定されることの多い守備力を、セイバーメトリクスの手法で「客観的」に評価しようという試みです。
最終的に、記者投票という「主観」で決定されたゴールデングラブ賞と、今回4人のセイバーメトリシャンが選出した「客観的」なゴールデングラブ賞を対比したところ、両方で一致した選手はわずかに3人(稲葉・青木・中村紀)という驚くべき結果が導かれました。
特に、「名人」と評判高く、今年もGG賞を受賞したドラゴンズ遊撃手・井端選手に対して、4人のセイバーメトリシャンが揃って対象11選手(※500イニング以上の選手が対象)中最下位の評価を下したことを重く見、手垢のついた「印象」から抜け出す努力をしない“現場”の記者たちの怠慢と、彼らの「主観」に委ねた投票システムを批判しています。
数値化しにくいからしなくて良いわけではなく、出来るだけ客観的に評価しようとする試み、誰でも一定の評価が出来る指標を守備力に関しても確立する努力は必要だと思いますし、違った「視点」を得ることで新しく見えてくる風景の新鮮さは、野球を見る上でまた違った楽しみを与えてくれるでしょう。
選手たちにとっても、査定ではなかなか評価されにくい、けれど野球には決して欠かすことの出来ない守備に関して「正しい」査定が行われることはきわめて重要ですが、今回の特集でもナンバーワン二塁手に選出されたスワローズ田中浩康選手が、契約更改の席上に、自らがオリジナル表彰の「グッドフィールディング賞」に選出された『BT』誌を資料として持ち込み、結果として上積みを獲得したなどということが起こっているのが現状です。

しかし。
『BT』誌がセイバーメトリクスを用いて選出したゴールデン・グラブ賞を「真」のと表現しているのは、それはそれで行き過ぎた表現だと思います。
守備力に関する指標としてのRRFは、同誌でも記述されているように発展途上の段階であり、公式が決定しているわけではなく、現時点では、各研究者が様々な要因を考慮しながらそれぞれの方法で補正を施す、試行錯誤過程にある指標に過ぎません。
今回の選出に当っては、4人のセイバーメトリシャンが各ポジションについて各自評価を行い、ランキングを作成し、その順位に対して付与したポイントの4人の合計点を最終的なランキングとしていますが、4人の評価ランキングに大きなバラつきが見られることも多く、おそらくそこにうかがわれる彼らの守備力評価に対する思考過程も今回の記事の“読みどころ”なのだと思いますが、一介のプロ野球ファンにとっては理解するのがかなり困難な理論と計算という「ブラックボックス」を経て生み出された結果だけをそのまま「真実」として受け入れるのは、それはそれで“現場”記者の「主観」的な評価を鵜呑みにするのと大差ないような気がします。
個人的には、理論に基づいて数値化された評価には興味があるし、打撃や投手力に関しては様々なセイバーメトリクス指標に信頼を寄せていますが、あくまでも現時点では、守備力に関しては「こういう見方もできる」ぐらいの“見方”に留めておきたいと思います。
ただ。ほぼ個人的な努力で、守備力評価の指標を確立する方法を模索し続けている方々には頭が下がります。これからも頑張っていただきたいです。

そして。思うのですが。
RRF指標は、大雑把に言って、「どれぐらいアウトを奪うことに貢献したか」を示す数値です。
だから、この数値が高ければ高いほど、守備能力に優れていると評価して構わないのですが、そこには、実際に私たちがグラウンドで目にする、グラブさばきだとかステップだとか、身体能力の表現は当然のことながら含まれていません。
チームを勝利に近づけるには、的確にアウトを積み重ねることが肝要であり、その「過程」としての捕球動作が美しかろうが、不恰好だろうが本質的にはどうでもいいことです。
けれど。
実際のところ、私が目を引かれるのは、結果としてのアウト・セーフだけではなく、そのどうでもいいはずの「過程」にむしろ比重が大きかったりする。
「守備力」はいつかセイバーメトリクスによって正確に測れるときがくるのかもしれませんが、プレーとしての「守備の魅力」は、そうした数値とは無関係に、いつまでもファンの「印象」によって決定され続けるのではないでしょうか。
それはそれで大切なことだと思います。

いずれにしても。
今回のRRFに限らず、セイバーメトリクス的なものも、従来からあるものも、選手の能力を評価する指標は、どこまでも指標であって「道具」に過ぎません。
肝心なのは、その「道具」を使って何をするのかということです。
いくら正確な指標であっても、使い方を間違えれば何も意味はないのだということは忘れないようにしたいと思います。



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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ファン的ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

背番号のある風景

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どういうわけか。
「後姿の写真」が好きです。
背番号の向こうに、どんな表情が隠れているのか。
写真という、切り取られた瞬間の中に、どんな感情が凝縮されていたのか。
眺めていて飽きません。

結局。
野球そのものに対するスタンスも同じことで。
プレーのひとつ、結果のひとつ、目に見えるものがもちろん楽しいのだけれど。
見えないところにきっとあるだろう「何か」が。
いつまでも私をひきつけて止まないような気がします。


ボッツB.jpg




糸井B.jpg



鶴岡B.jpg


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posted by こなつ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ファン的ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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